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似非ケインジアンに告ぐ

2013年12月22日 | 政治経済
似非ケインジアンに告ぐ 田中秀臣教授の講演より

今、日本で「似非ケインジアン」が流行っています。
アメリカにもいるし日本でもいろんな場面で論文等に遭遇します。本屋の店頭にもたくさん並んでいます。
この手の論文は経済学会には発表されずに勝手に商業誌として店頭に並ぶのです。
不思議なことに勝手なフリーの状態の似非ケインジアンは、本来フリーは嫌いなはずではないのでしょうか。
新自由主義は嫌いなのだから、きちんと統制された論文を書くことをお薦めしたいです。
彼らはケインズに関する学校教科書レベルの誤解をいい歳した大人が吹聴している状態です。
言葉の使い方を間違うと恥ずかしいと言うことをこの人達に警鐘を鳴らし、学説史的な側面を確認していきたいと思います。

 似非ケインジアンが生まれた背景は日本の経済学の歴史に完全に乗っかっているのです。
教育の現場を見ていると高校の現代社会に入っている政治経済学、あの中でアメリカ大恐慌を乗りきったのはTVA、
つまり大規模な公共事業によって大恐慌を乗りきったと書いています。日本は高橋財政といって、財政政策しか言及されていません。
そこに日本銀行の姿はどこにもありません。これが学校教育の負の遺産であります。
似非ケインジアンとは一言で言うと「不況脱出に有効な手立ては財政政策のみである」という考え方です。
ケインズはそのような事は全く言っていません。アメリカの似非ケインジアンの代表格はポールクルーグマンです。日本の経済学界では彼が中心にいるのです。
何故そのように極端に振れてしまったのでしょうか。
その原因を日本の経済学の歴史と見るか、教育の失敗と見るべきなのでしょうか。いや逆に教育の失敗というより成功なのかも知れません。
教育の主体がコミンテルンに感化された日教組だとしたら成功と言えるのかもしれません。
コミンテルン、ソ連の経済政策は当初、大規模なダム建設(映画ドクトルジバゴの最後のシーン)など公共事業で成長率を上げることでした。
これは最初は良いけれど長期には最悪となるのです。

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