以前にもご紹介しましたが、藤沢周平記念館の屋根からは月山が望めます。
藤沢先生の現場から森敦の月山を望むというのは大変な贅沢です。実際に自分が移動するのではないにしても遠くを仰ぎ見るという行為を介在させた意識の上での文学散歩かもしれません。
ただし、「文学散歩」はつかの間の楽しみです。仕上げの工程に入った現場ではたくさんの職種の職人さんたちが忙しく立ち働き、私たちも素材、ディテールなどどんどん決めていく必要に追われています。
昨日も、夜遅くまで現場事務所で皆さんと細部の検討などを続け、あわただしく夜行バスでの帰京です。家族からのメールで自分の誕生日だったことを思い出した次第です。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
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