野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

多摩川是政橋付近の野鳥たち2

2011-02-05 | 探鳥
<前回からの続き> 時系列からは前回の数時間前。
 是政橋を渡って対岸に渡る。下流に向かって川岸の左右は言うと決められているらしいので、渡った先は多摩川右岸ということになる。岸に沿って引き返し南武線のガードをくぐった。



 遠くに見える黒い点はカワウ、手前の二羽はマガモの番



 カワウ、アオサギ、ユリカモメ



 小魚の群れがいるようでコサギとカワウが集まっている。



 その様子が白と黒の合戦のようで見ていて楽しい






 今度は白の逆襲だ






 でも本当は互いにあまり敵意も関心もないようで、小魚の群れがいなくなると、すぐ近くで平気で寛いでいる。



 カワセミを見つけたがすぐ飛び去って行った。






 奥の南多摩処理場近くの葦原に入った。野焼きをしたばかりのようで焦げたにおいが微かに空気中に漂っている。

 アオジ




 モズ



 オオジュリン、ちょっと自信がない






 右岸をずっと溯っていく、左に桜が丘カントリーというゴルフ場がある所まで細々と道が続いている。乞田川が本流に合流するところに小さな交通公園があって、そこで数人のカメラマンがこちら側を覗いていた。どうやらオオタカを観察しているようだ。




 視線の先をたどると




 暫く旋回していたが、やおら急降下し、鳩のような鳥を狙ったが失敗、その後大木の枝にとまった。



 ここから先は道が悪くなっているので引き返した。

 すぐにエナガの群れを見つけた。






 こちらはカワラヒワのようだ






 対岸に泊まったカラスの群れ



 場所を分け合っている、カワウとアオサギ






 暮れ始めた冬陽を浴びているモズ



 ツグミ



 やっと探していたチドリを発見、コチドリのようだ






 少し離れた所にも一羽



 沈み始めた冬日を浴び、葦が光輝いている。






 土手を走る人もすっかり絶えた



 富士山の脇を茜色に染め上げられた陽が沈んでいく



 
  ……ああ今日もい一日だった。ありがとう。

多摩川是政橋付近の野鳥たち

2011-02-04 | 探鳥
 多摩川の中流域、是政橋付近の河原で寝そべっていたら、ジョウビタキの番が嬉しくも異常接近してきた。誰かが餌付けしたのだろうか、目の前2,3mほどの岩に止まってはポーズを繰り返しとってくれた。










 警戒しながらもすこしずつ近づいてきている。







 何か訴えるような




 こんなに可愛いんだから




 モデルのように左右にポーズを決めて



 なんて細い脚だ




 羽毛が微風に揺れて、逆毛だってもなお可愛い






 後ろ姿も



 夕陽に染まって



 暫く周囲を飛び回っていたのだが、急に飛び去って行ってしまった。ああ残念…と思っていたら、今度は近くにオスがやってきた。遠くの枝からこちらの様子を窺っている。







 だんだんと近づいてきて、さっきまで雌のいた岩に止まった。



 一生懸命体を膨らましている



 つぶらな瞳が何とも眩しい



 最後の決めポーズ



 野鳥の姿を見つけては、何とかカメラに収めようと、そっと忍び寄っては逃げられるというこの日はそんな繰り返しの一日だったのに……。求めたら逃げられ、何もせずボーっとしていたら向こうからやってくる、人生もそんなものかもしれない。まあ何はともあれ、何とも制服の着ない、つまりは至福のひと時だった。

府中郷土の森博物館

2011-02-02 | 植物園
 


 梅祭りが2月1日から始まるというのでいそいそと出かけてきた。自宅から10kmほどで、駐車場も無料、入園料も200円と安いので、ここ数年春一番に出かける場所として重宝にしている。



 町役場の建物



 見たところ1、2分咲きといった所、少し早く来すぎたか










 それでもいろんな種類の梅が少しずつ咲き始めて入る。

 野梅は控えめで質素な小美人といった所か









 佐橋紅は随分蕊が目立つ、派手好きの娘







 唐梅は数輪しか咲いていなかった。和菓子のような整った花弁をしている。



 新茶青は青みが強い品種



 大輪の大湊という品種はエレガントなマダムを思わせる。






 綿菓子のようにもこもこした白牡丹



 小さい薄桃色の花びらが可憐な雛雲、触ればほろほろと壊れてしまいそうな……。




 中でも一際満開の梅の木













 平日で時間も早かったからか、人出は数えるほどしか見られなかった。




 梅の木の足元にはフクジュソウもほっこり咲いている。














 梅園から外れ、奥の長屋門のあるところまで足を伸ばしたのだが、門脇の梅はまだ開花していなかった。









 旧家屋の中には早くも雛段が飾られていた。



 旧小学校校舎









 数輪綻び始めたマンサク



 ちょうど見頃だったマンゲツロウバイ
 


 梅は見頃になるのにはもう1,2週間必要なようだ。
 
 この辺で。