先日(とはいっても今週は休みがとれず、記事は先週のもの)奥多摩都民の森へ行ってきた。当初は三頭山の頂上まで登る予定だったのだが、途中猛烈な雷雨に襲われ、頂上目前のムシカリ峠で断念して引き返した。
昼十二時を回ったばかり、広い駐車場には車が10台位、何時もの休日よりはるかに少ない。雨具は持たずカメラバッグのみの軽装備で歩き出す。
崖の上からヤマユリが大きな花を咲かせ、出迎えてくれた
この時期見られる花はギンバイソウとタマアジサイ。さっそくギンバイソウの蕾を見つけた。
もう咲きだしているものもある。
これは少し赤みを帯びた蕾
森林館前の花壇ではヒヨドリバナにオオイチモンジが群がっていた。
ミミガタテンナンショウの実はまだ赤くなってはいない
三頭大滝の入り口
休憩所
右に折れブナの路を登っていく。渓流沿いの路だ。
クサアジサイが時折目につく
オカトラノオ
やっとタマアジサイの開花している株に出会えた。
数は少ないが、ホトトギスの花も咲いている。黄色の花はタマガワホトトギス、白地に赤紫色の斑点があり、花弁の反り返っているのはヤマホトトギス。似ている花にヤマジノホトトギスもあるが、これは花弁が反り返らず、平開する。
ヤマアジサイ
ヤマブキショウマ
これはシモツケソウの白花だろうか
ムシカリ峠までもう少しという所で、ドドォーンという大音響が鳴って雨が降りだした。
急いで峠傍の避難小屋に駆け込む。
結局、雨は断続的に降り続いて止むことがなかったので、三頭山への登頂は断念。二十分ほど雨宿りした後、雨脚の弱まったところで下山することにした。ついでに小屋付近のレンゲショウマを探してみたのだが、まだ固い蕾のままだった。
下山路では何匹ものカエルに出くわした。
雨にけぶる奥多摩周遊道路
<この辺で>