野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

レンゲショウマ揺れる

2010-08-13 | ハイキング
 


 今にも降り出しそうな雲行きの中、バス、電車を乗り継いで御岳山に出かけてきた。御岳の駅に着いた時にはもう雨が降り出して来たのだが、にもかかわらずたくさんの人がロープウェイ行きのバスに乗り込んできたのには驚いた。もの好きは僕だけではないらしい。


 キンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草









 花茎は50cmを超え、葉は名の由来となったサラシナショウマに似る。







 花は3~4cmほどでハスの花に似ているので、レンゲの名がついた。深山のランプとか森の妖精等の別名もある。










 分布は福島県から奈良県までの太平洋側で、北限に関しては岩手や宮城の記録もあるという。





 たくさんの人が悪天候にもめげず訪れていた。








 後ろ姿も品がある。 







 これはタマアジサイの花







 フラッシュをたいて見たら、花の表情がずいぶんと変わった



 一緒に咲いていたのは、フジバカマやソバナの花



 ひときわ目に着いたのはトチバニンジンの真っ赤な実



 見頃というはずだったが結構蕾が多く、まだまだこれからといった所



 雨に打たれてゆっくりと揺れている。









 花期がお盆と重なることや花の色形そして咲く姿から、亡くなった人の霊魂が花になって咲いているように感じられる。




 蓮華魔性







 この後、大楢峠を経て鷹巣駅へと下ったのだが、二時間の下山中出会ったのは僅か一組、静かな山行を楽しむことができた。