新宿へカメラのレンズを買いに出たついで、試写を兼ねて御苑を訪ねた。
この時期菊まつりはとうに終わり、紅葉も見ごろを過ぎている。
平日の午後の新宿門。人出はまばらだ。
屋根の上の銀杏が目を奪う
都会の喧騒を忘れさせる広場、視界を遮るものが何もない解放感。
それにしてもこの時期、時間帯もあるのだろうか、人影が少なくのんびりできる。
それでもモミジやカエデの多い場所にくるとそれなりの人出だ。
敷き詰められ厚く重なった銀杏の絨毯。
えび茶色のしっとりしたカエデの紅葉も捨てがたい
日本庭園にやってきた。
上の池のもみじ
旧御料亭台湾閣。今回買ったレンズはシグマの17~70mF2.8からF4までの比較的明るいレンズ。暗い部分でもつぶれず解像感を残してくれているのが良い。
フランス庭園に向かった。まだ少しだけ葉を残したプラタナスの並木道
枯葉を踏みしめ静かに歩く。一年を生きた葉たちはカサカサと乾いた音を立て土に還っていく。私は実体のない幽霊のようにベンチに乗ったそれぞれの人生の傍らをそっと過ぎていく。
その上に聳え立つドコモタワー
薄暗く幽谷の雰囲気を持つ玉藻池
池のほとりのイイギリの大木に真紅の実がなっている。
因縁をつけてきたのは可愛いキンクロハジロ
紅葉したメタセコイア
これはハナノキ
その下に咲くツワブキ
わずか2時間ばかりだったがいい息抜きになった。
この辺で。