野に撃沈2

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。(k10D→k7→k30→)k‐5Ⅱsを忍ばせ、人気のない野山や公園、路地裏を彷徨い歩く

初秋の秋田駒ヶ岳に登る

2011-09-15 | 登山

お盆が過ぎてしまうと田沢湖駅から秋田駒ヶ岳8合目までのバスは土日だけの運行になる。

 このことを知らなかった私は、田沢湖駅前のバス停で途方に暮れてしまった。がまだ時間はたっぷりあるしと、気持ちを入れなおして登山口までのバスに乗った。

 

 少し歩き始めたところで、大曲在住の親切なおじさんの車に拾ったもらった。2時間の登りを覚悟していたが、僅か十数分で8合目についた。

 

天気予報は晴れだったのだが、8合目はガスがかかっていた。おじさんに何度もお礼を言ってから登り始めた。(後で親切なおじさんとは男女岳の頂上で再会した。)

 

 登山路はすでに秋の花がほとんどで、よく目立つのはウメバチソウの花だ。

 

 ヨツバヒヨドリも多い

 

 ヤマトリカブト

 

 シラネアザミに似ているが……

 

 ノコンギク

 

 夏の終わりから秋にかけてはキク科の花が多いのだが、いずれも同定が難しい。 

 

 オヤマリンドウ

 

 30分ほどで片倉展望地。眼下に8合目の駐車場が見える。

 

 

 コケモモの真紅の実

 

 シロバナトウウチソウ

 

 

 オヤマソバ

 

 ネバリノギランもところどころ見かけた。

 

登り始めて一時間弱、ガスの中に阿弥陀池が見えてきた。

 

 手前を右に折れ、まず男岳に登る。

 

 ツリガネニンジン

 

 ミヤマママコナ

 

 

 

 男岳頂上までは15分ほどの登りで着いた。

 

 束の間ガスが晴れ、眼下に阿弥陀池が現れた。

 

 再び阿弥陀池に降りる。ガスは時には晴れることもあるが、またすぐに周囲を蔽ってしまう。

 

 

 

 今度は向かい側の男女岳(おなめだけ)に登る。 

浄土平

 

 ヤマハハコ

 

ミヤマリンドウ

 

 

 池の向こうのガスが晴れると、岩手山が見えてきた。

 

 

 弱りかけていたバッタ

 

 

 まだ昼を過ぎたばかりなのだが、帰りの林道歩きも考えて、小休止の後下山を始めた。

再び片倉展望地。ガスはずいぶん晴れてきた。

 

 8合目手前の見晴らしの良いところで昼食にした。

  

 八合目からは林道沿いの山野草を期待したのだが、思ったより収穫は少なかった。 

 

 

 

 

左上からエゾシオガマ、トモエシオガマ。左下はオオカメノキの実、マイヅルソウの実

 

 サラシナショウマの花がたくさんのチョウを集めていた。

 

 クジャクチョウ

 

 八合目から登山口まではたっぷり一時間半かかった。登山口近くまで来たところで田沢湖が見えてきた

 

 この辺で。