5月2日(月)11時38分配信
<北ア遭難>さらに4人死亡 1人不明、16人救助
大型連休中に北アルプスで相次いだ富山、岐阜、長野3県の遭難事故で、救助要請は14人から増え、各県警は2日朝再開した捜索で、16人を救助した。一方、富山県の富士ノ折立(2999メートル)、長野・岐阜県境の北穂高岳(3106メートル)、奥穂高岳(3190メートル)で男性4人の死亡を確認した。
富山県警によると、救助要請のあった富士ノ折立と真砂岳(2861メートル)の間に防災ヘリが向かったところ、富士ノ折立の山頂付近で男性2人の遺体を発見した。1人は同県砺波市の会社員(62)と確認された。剱(つるぎ)岳(2999メートル)を下山中に救助要請していた兵庫県の4人のグループは救助された。
長野県警によると、2日午前5時50分ごろ、滑落の目撃情報が寄せられていた北穂高岳の山頂から300メートルほどの斜面では、男性が心肺停止の状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認された。奥穂高岳でも、60代くらいの男性の死亡を確認。前穂高岳(3090メートル)で遭難していた男性は救助し軽傷という。
この他、岐阜県警による奥穂高岳の捜索で、岩場付近にビバーク(野営)していた男性2人組と男女4人のパーティーを救助した。いずれもけがはないという。
2人組の男性と一緒だった男性1人は滑落したとみられ、行方を捜している。また2日、新たに立ち往生しているのが見つかった2人組と3人組のパーティーもヘリで救助した。【古川宗、式守克史、ガン・クリスティーナ】
<北ア遭難>さらに4人死亡 1人不明、16人救助
大型連休中に北アルプスで相次いだ富山、岐阜、長野3県の遭難事故で、救助要請は14人から増え、各県警は2日朝再開した捜索で、16人を救助した。一方、富山県の富士ノ折立(2999メートル)、長野・岐阜県境の北穂高岳(3106メートル)、奥穂高岳(3190メートル)で男性4人の死亡を確認した。
富山県警によると、救助要請のあった富士ノ折立と真砂岳(2861メートル)の間に防災ヘリが向かったところ、富士ノ折立の山頂付近で男性2人の遺体を発見した。1人は同県砺波市の会社員(62)と確認された。剱(つるぎ)岳(2999メートル)を下山中に救助要請していた兵庫県の4人のグループは救助された。
長野県警によると、2日午前5時50分ごろ、滑落の目撃情報が寄せられていた北穂高岳の山頂から300メートルほどの斜面では、男性が心肺停止の状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認された。奥穂高岳でも、60代くらいの男性の死亡を確認。前穂高岳(3090メートル)で遭難していた男性は救助し軽傷という。
この他、岐阜県警による奥穂高岳の捜索で、岩場付近にビバーク(野営)していた男性2人組と男女4人のパーティーを救助した。いずれもけがはないという。
2人組の男性と一緒だった男性1人は滑落したとみられ、行方を捜している。また2日、新たに立ち往生しているのが見つかった2人組と3人組のパーティーもヘリで救助した。【古川宗、式守克史、ガン・クリスティーナ】