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H2A打ち上げ成功 災害観測衛星を搭載

2014-05-24 22:10:28 | 宇宙センター

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は、宇宙から地形や災害状況を調べる陸域観測技術衛星「だいち2号」を載せたH2Aロケット24号機を24日午後0時5分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。

ロケットは16分後、だいち2号を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。

H2Aの成功は95.8%となり高い信頼性を示した。

 

だいち2号は、東日本大震災で津波の浸水被害や地殻変動を観測し、災害対策に役立った「だいち」の後継機で、より性能を高めたレーダーを搭載した。

 

本体は縦3.2m、横約3.6m、高さ約4.5mで重さ約2トン。

打ち上げ後に縦3m、横10mの平面の大型レーダーを展開し、高度約630キロから地表に電波を放射して、地面のわずかな変化を捉える。

打ち上げ費を含めた開発費は374億円。

 

レーダーを使うことで、夜間や曇りでも地上観測できる。

地上の物体を見分ける能力は、だいちは10mだったが、2号は3mと大幅に精度を高めた。

 

・・・・・・・・・・H2Aロケットとは・・・・・・・・・

 

日本の主力の大型ロケットで全長53mの2段式。

燃料に液体酸素と液体水素を使い、主に実用衛星を打ち上げる。

2001年に1号機を打ち上げ。

情報収集衛星を搭載した6号機は失敗したが、その後は連続成功し、13号機から打ち上げ事業を三菱重工業に移管した。

日本のロケッ斗にはほかに、能力を増強したH2Bロケットや固体燃料の小型のイプシロンロケットがある。

H2Aの後継となる新型ロケットH3(仮称)の開発が本年度から始まった。