◎◎ 九州北部や中国地方で激しい雨 土砂災害や川の氾濫に厳重警戒
2020年7月14日 5時52分
▼▼▼ 前線と低気圧の影響で九州北部や中国地方で激しい雨が降り、土砂災害や川の氾濫の危険性が高まっていて、厳重な警戒が必要です。
西日本と東日本では14日日中、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
記録的な豪雨となった九州や東海などを含め、各地で大雨に警戒を続けてください。
◐◐⇨⇨ 気象庁によりますと、西日本から東日本に伸びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定になり、九州北部や中国地方などで雨雲が発達しています。
¤¤¤⇨ 九州北部では14日未明から局地的に非常に激しい雨が降り、午前5時までの1時間には、熊本県が苓北町に設置した雨量計で31ミリの激しい雨を観測しました。
¤¤¤⇨ また、広島県庄原市でも国土交通省が設置した雨量計で31ミリの激しい雨を観測するなど、中国地方では24時間の雨量が200ミリ近くに達しているところがあります。
■■☞☞ これまでの雨で、山口県、広島県、島根県では「氾濫危険水位」を超えている川があるほか、福岡県、大分県、広島県、岡山県、島根県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
厳重に警戒してください。
今後の見通しです。
¤¤¤⇨ 前線は14日夜にかけて西日本と東日本を通過し、前線上にある低気圧が日本海を東へ進む見込みです。
このため、
▽西日本では14日昼前にかけて、
▽東日本では14日昼すぎから夕方にかけて、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
¤¤¤⇨ 特に記録的な豪雨となった熊本県や大分県など九州北部では、1時間に60~70ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
¤¤¤⇨ 15日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、
▽東海と四国で200ミリ、
▽近畿で150ミリ、
▽関東甲信で120ミリ、
▽九州北部、南部、それに北陸で100ミリ、
▽東北で80ミリと予想されています。
◐◐ また、東日本では15日、上空に寒気が流れ込むため、大気の不安定な状態が続き、激しい雨が降るおそれがあります。
■■⇨ 記録的な豪雨となった九州や東海などの被災地では地盤が緩み川の堤防が傷んだ場所があり、少ない雨でも災害が発生する危険性が高くなっています。
□□☞☞ 気象庁は、各地で土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。