2019/10/02 15:36
[東京 2日 ロイター] -
<15:30> 日経平均・日足は「小陽線」、上値の重さ意識され調整が続く
☔⛆ 日経平均・日足は上下に短いヒゲを伴う「小陽線」。前日に5日移動平均線(2万1869円37銭= 2日現在)や一目均衡表の転換線(2万1961円08銭=同)にトライしながら捉え切れず、反対に小さ なマド(2万1795円01銭─2万1811円98銭)を空けて下振れしてしまい、上値が重いと意識さ れている。押し戻される格好の絵づらからは、反転のきかっけがつかめず、なお調整が続きそうだ。
📉 5日線と転換線を上回った場合に、反騰に向けて態勢が整うことになるが、これらを抜けずに8月30 日の直近安値(2万1666円60銭)を割り込むと、調整が長引く可能性が生じる。その際には、25日 移動平均線(2万1435円53銭)が下値の目安として意識されることになろう。
上値の重さが意識される中、終値では5日移動平均線(2万1917円67銭=1日)が抵抗線となっ た。
当面の下値メドは9月11日と12日に空けたマドの下限値(2万1619円21銭=11日高値)と なるが、25日移動平均線(2万1374円83銭=1日)は上向きで、中期的な上昇トレンドは維持して いる。RSI、ストキャスティクスなどのオシレーター系指標は過熱感が和らいでおり、短期的な調整の一 巡が期待できる状況となっている。
<15:05> 新興株市場は小反落、手掛かり材料乏しく商いは低調
☔ 新興株市場で、日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数はいずれも小反落した。
🐔 市場では「直近IP Oの一角が買われているものの、手掛かり材料難で総じて商いは盛り上がっていない」(国内証券)との声 が出ている。ジャスダックの売買代金は292億2000万円、マザーズの売買代金は634億9500万 円と商いは低調だった。
昨日マザーズに上場し買い人気が集中して初値を2日目に持ち越したパワーソリューションズ<4450.T> は、公開価格の2.55倍となる5110円で初値を付けた。
ジャスダックでは、日本エマージェンシーアシスタンス<6063.T>がストップ高となる一方、ワークマン <7564.T>、アミファ<7800.T>が軟調となった。
マザーズでは、ブシロード<7803.T>が上場来高値を更新し、ドリコム<3793.T>も年初来高値を更新した が、サンバイオ<4592.T>はさえない。
<14:00> 安値圏でもみあい、手掛かり材料難で商いも盛り上がらず
☁ 日経平均は安値圏でもみあい。後場に入ってから、手掛かり材料がないまま一進一退の動きとなってい る。午後2時現在の東証1部売買代金は1兆4000億円余りで商いも盛り上がっていない。
🐔 市場では「香港情勢もそれほど気にされている様子はない。一方、為替相場も落ち着いており、手掛か り材料難の状況に陥っている」(SBI証券・シニアマーケットアドバイザーの雨宮京子氏)といった声も 出ていた。
<11:53> 前場の日経平均は反落、底堅さ意識 香港への懸念は広がらず
☔⛆ 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比142円54銭安の2万1742円70銭となり、反落 した。
前日の米国株主要3指数が下落。為替も1ドル107円後半と円高方向に振れていたことで、朝方か ら売りが先行した。ただ、寄り付き後に安値を付けた後は下げの勢いは強まらず、前引けにかけてマイナス 圏でもみあった。懸念された香港情勢の影響も限定的だった。
🎆 海外時間は9月の米ISM製造業景気指数が約10年ぶりの低水準だったことで、グローバル景気の後 退懸念が浮上。ダウ工業平均は1.28%安と大幅安となった。
朝方は、日経平均も大幅安が見込まれたが、前場の下げ幅は0.65%と、ダウの下げ率の半分程度に とどまり、底堅さも意識された。
🐔 市場からは「日本株は割安との見方から海外投資家の資金が入ってきてい る。米中の貿易摩擦が長期化するとサプライチェーンを再構築する必要も出てくるとの思惑もあり、半導体 の周辺の銘柄が注目されている」(国内証券)との声が出ていた。個別では、アドバンテスト<6857.T>や東 京応化工業<4186.T>が年初来高値を更新した。
北朝鮮のミサイル発射や、香港情勢の悪化の影響は限定的だった。香港情勢について、中国が軍事介入 してくることへの警戒はあるものの、今のところ反政府デモ隊と警察の対立激化であり、マーケットではあ まり意識されていないという。
☔ TOPIXは0.59%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9911億円だった。東証33 業種では、機械、鉱業、電気機器などが値下がり率上位に入った。半面、電気・ガス、食料品、陸運、建設 など内需系が値上がりした。
東証1部の騰落数は、値上がりが940銘柄に対し、値下がりが1119銘柄、変わらずが92銘柄だ った。
<11:09> 日経平均はマイナス圏で一進一退、香港情勢の影響は限定的
🌧 日経平均はマイナス圏で一進一退、2万1700円台半ばで推移している。香港情勢の悪化により、香 港ハンセン指数の下落が警戒されていたものの、影響は限定的。
🐯🐉 市場からは「中国が軍事介入をすると、米 中対立の激化という構造に変わるため警戒すべきだが、現時点ではそのような動きが見られない。今の香港 情勢はあくまでも香港内における激化であり、マーケットではあまり意識されていない」(運用会社)との 声が出ていた。
<10:02> 日経平均はマイナス圏でもみあい、機械が安い 内需系は買われる
☔ 日経平均は2万1700円台後半。ドル/円は朝方の水準からじりじり円高が進んだものの、日経平均 は連れ安とはならず、マイナス圏でもみあいとなっている。
9月の米ISM製造業景気指数が約10年ぶりの低水準で、米中貿易摩擦による企業業況感の悪化が意 識された。
外需系のファナック<6954.T>、安川電機<6506.T>など設備投資関連、コマツ<6301.T>、日立建機 <6305.T>など建機株などが軟調に推移している。半面、電気・ガス、食料品、陸運など内需系は買われてい る。
🐔 市場からは「ダウが300ドル超下げた割りに日経平均の下げはマイルドな印象。日経平均ボラティリ ティー指数<.JNIV>は17ポイント付近でそれほど高くなく、投機筋が売り叩いていく感じでもない」(国 内証券)との声が出ていた。
<09:08> 寄り付きの日経平均は反落、米国株安・円高を嫌気 香港情勢に懸念
☔⛆ 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比140円62銭安の2万1744円62銭とな り、反落した。
海外時間に発表された9月の米ISM製造業指数が約10年ぶりの低水準となり、米国株主 要3指数が大幅安となった。
💲¥ 為替も1ドル107円後半にドル安/円高が進行しており、日本株も売りが先 行した。香港情勢の悪化が懸念されており、香港ハンセン指数が下落した場合は下方圧力が強まる可能性も あるという。
業種別では、鉱業、機械、輸送用機器などが安い。半面、電気・ガス、食料品、建設、陸運など内需系 は買われている。