(北海道厚真町/nhkライブ画像)
① ""北海道厚真町で震度6弱 津波なし""
2019年2月21日 22時11分 、北海道で震度6弱
21日夜、北海道胆振地方を震源とする地震があり、厚真町で震度6弱の激しい揺れを観測しました。気象庁は、去年9月の北海道地震の余震とみられるとして、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、21日午後9時22分ごろ、北海道胆振地方中東部を震源とするマグニチュード5.7の地震がありました。
この地震で、震度6弱の激しい揺れを北海道厚真町で、震度5強の揺れを安平町とむかわ町で観測しました。
また、震度5弱を札幌市北区と手稲区、北海道千歳市、長沼町、それに平取町で観測しました。
このほか、震度4から1の揺れを、北海道と東北の広い範囲で観測しました。
この地震による津波はありませんでした。
気象庁の観測によりますと、震源地は北海道胆振地方中東部で震源の深さは30キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.7と推定されています。
北海道で震度6弱以上の揺れを観測したのは、去年9月6日に胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7の地震で震度7を観測して以来です。
気象庁は、震源の位置や深さから、今回の地震は去年9月の地震の余震とみられるとして、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。
🌀 「2~3日は同規模の地震に注意」
今回の地震について、東京大学地震研究所の古村孝志教授は「去年9月に震度7を観測した地震の余震活動の範囲の北の端で発生していて、一連の地震活動の可能性がある。活動は低下していたが、時折、規模の大きな地震が起きることはあるため、特にここ2、3日は、同じような規模の地震に注意が必要だ」と指摘しています。
そのうえで「去年9月の地震で地盤が緩んで崩れやすくなっている場所があると考えられ、十分な注意が必要だ。夜間のため、周囲の状況を確認して、安全を確保してほしい」と呼びかけています。