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【国立天文台】 過去記事 ; 2月16日、""偏光観測が明らかにした近地球小惑星フェートンの素顔""

2019-02-16 23:52:54 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…

(小惑星フェートンの偏光観測。観測は北海道で実施された。フェートンには、探査機による観測が計画されている。)




① ""偏光観測が明らかにした近地球小惑星フェートンの素顔""

2018年6月29日 |研究成果

地球に近づく活動的小惑星フェートンを偏光観測したところ、この天体の表面で反射した光がとても大きな偏光度を示すことがわかりました。この特徴は、フェートンの表面にある粒のサイズが大きいと考えると説明できますが、他の原因も考えられます。日本の探査機がフェートンを観測する計画(2022年打ち上げ予定)も進められており、今回提起されたものを含め、この天体の謎の解明が期待されます。

小惑星フェートン((3200)Phaethon、ファエトンとも呼ばれる)は、彗星に似た特異な軌道を持つ小惑星で、地球に近づくこともあります。ふたご座流星群のもととなるチリを供給した天体と推定されていること、また太陽に近づく時期には少量の物質を放出していることなどから、フェートンは彗星に近い性質を持つ「活動的小惑星」として知られています。このような彗星と小惑星の両方の性質を持つ天体の表面状態は非常に興味深く、また謎の多いものです。

太陽系天体の表面について知るには、偏光観測がたいへん有効です。光は、伝わる方向とは垂直に電場や磁場の強度が変動する波です。電場の強度が変動する方向は太陽の光ではランダムですが、天体表面で反射した光では特定の方向で強く、別の方向では弱いという偏光を起こすことがあります。偏光度を観測することで、天体表面の情報が得られます。特に、太陽-天体-観測者のなす角度によって、偏光度がどのように変化するかが重要です。

国立天文台の伊藤孝士助教をはじめ、千葉工業大学、北海道大学などの研究者も参加する国際研究チームは、北海道名寄市に設置した北海道大学1.6メートル ピリカ望遠鏡を用いて、2016年秋にフェートンの偏光を観測しました。その結果、フェートンが反射した光は強い偏光を示し、これまでに知られている太陽系小天体のなかで最大の偏光度であることがわかりました。




(照らされている角度による偏光度の変化。いくつかの太陽系天体について観測値が示されているが、フェートンがもっとも偏光度が大きい。)

この性質は、フェートン表面にある粒の直径が大きいことを示唆しています。室内での実験と観測値を照らし合わせることで、フェートンの表面物質の粒の直径は360マイクロメートル以上と推定されました。この値は、月表面から持ち帰られた粒の直径(<50マイクロメートル)と比べてたいへん大きなものです。フェートンは太陽のごく近くを定期的に通過するため、太陽からの熱や光の影響を強く受けます。太陽の熱で天体表面の粒が焼き固められ、サイズの大きな粒が形成されたと考えられます。また、微細な粒が太陽からの光によってフェートンの表面から吹き飛ばされたのかもしれません。

偏光度が大きい原因としては、フェートンの表面物質が予想以上に多孔質であること、あるいはフェートンの表面物質の反射率が予想以上に低いことも考えられます。フェートンは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と千葉工業大学が共同で進めている宇宙機探査計画「デスティニー・プラス」(DESTINY+、2022年打ち上げ予定)の探査対象天体で、この興味深い天体の理解が深まることが期待されています。

この研究成果は、Ito et al. “Extremely strong polarization of an active asteroid (3200) Phaethon”として2018年6月27日付けの英国のオンライン科学雑誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に掲載されました。







【nhk news web】 2月16日12:57分、""三陸沿岸道路 気仙沼ー南三陸町が開通 宮城""

2019-02-16 23:16:42 | 東北地方、青森県  秋田県  岩手県  宮城県  山形県  福島県

(三陸沿岸道路 気仙沼ー南三陸町が開通)




① ""三陸沿岸道路 気仙沼ー南三陸町が開通 宮城""

2019年2月16日 12時57分 、東日本大震災

震災からの復興に向けて整備が進む三陸沿岸道路のうち、16日に新たに宮城県の気仙沼市と南三陸町を結ぶ区間が開通し、記念の式典が開かれました。

三陸沿岸道路は仙台市と青森県八戸市とを結ぶ全長およそ360キロの自動車専用道路で、国が震災からの復興に向けて再来年度までの全線開通を目指しています。

16日、新たに気仙沼市の大谷海岸インターチェンジと南三陸町の歌津インターチェンジの間の16キロの区間が一部を除いて開通し、歌津北インターチェンジで記念の式典が開かれました。

式典には関係者およそ400人のほか多くの地元住民が参加し、テープカットなどをして道路の開通を祝いました。

16日の開通で三陸沿岸道路は仙台市から気仙沼市まで結ばれ、気仙沼市や南三陸町への利便性が高まることで観光客の増加や水産業など地場産業の振興につながることが期待されています。

気仙沼市に住む75歳の女性は「生活が便利になるので、待ちに待った開通です。ことし夏には市の海水浴場も再開するので、多くの観光客に訪れてもらいたいです」と話していました。

【nhk news web】 2月16日11:03分、""8年ぶりに地元の土で伝統の焼き物 福島 浪江町""

2019-02-16 23:07:11 | 東北地方、青森県  秋田県  岩手県  宮城県  山形県  福島県

(地元の土で伝統の焼き物 )




① ""8年ぶりに地元の土で伝統の焼き物 福島 浪江町""

2019年2月16日 11時03分東日本大震災

【震災ニュースピックアップ】
東京電力福島第1原発事故の影響で避難先で操業している、福島県浪江町伝統の焼き物、大堀相馬焼の町内に保管されていた原料の一部で安全性が確認され、8年ぶりに地元の原料を使った焼き物が試作されました。

(大堀相馬焼)




② 大堀相馬焼は江戸時代から続く浪江町伝統の焼き物で、原発事故の影響でおよそ10軒の窯元が町外の避難先で再開していますが、本来の原料で地元でとれる鹿島粘土の安全性が確認できていなかったことから、事故が起きたあとはほかの地域の土を使ってきました。

このほど、地元の窯元に保管されていた鹿島粘土で試作された皿など4点について、復興庁の補助を受けて放射線などの測定が制作の過程で6回にわたって行われました。

焼き物に含まれる放射性物質や放射線量の基準はありませんが、測定の結果、鹿島粘土で作られたものとそれ以外の地域の土で作られたものはほぼ同じ値で、大堀相馬焼協同組合は安全性が確認されたとしています。

大堀相馬焼共同組合の小野田利治理事長は「不安もありましたが、安全性が確認されてよかった。小さな一歩ですが、色合いも昔の相馬焼に近づけると思います」と話していました。

地元の土で作品が作られるのは8年ぶりだということです。


③ 三陸国際芸術祭 インドネシア津波被災地の団体が踊り披露

(インドネシア/伝統的な踊りを披露)




 東日本大震災の被災地など三陸沿岸の各地を巡回して行われている三陸国際芸術祭で、別の津波の被災地、インドネシアの団体が岩手県大槌町を訪れ、伝統的な踊りを披露して交流を深めました。

三陸国際芸術祭は、震災からの復興を広くアピールしようと2月9日に始まったもので、3月24日まで宮城県から青森県にかけての三陸沿岸の10市町村を巡回してさまざまな郷土芸能などを披露しています。

13日には岩手県大槌町で、別の津波の被災地で、外国から唯一参加しているインドネシアの団体が、伝統的な踊り「ジャティラン」を披露しました。

踊りは、きらびやかな衣装をまとった女性たちがインドネシアの打楽器などの演奏に合わせて行い、馬に乗った兵士をテンポよく舞っていました。

このあと、大槌町の人たちが伝統芸能の虎舞を披露し、本物の虎さながらの力強い動きに、インドネシアの人たちも驚いているようでした。

インドネシアでは去年9月、スラウェシ島中部で起きた地震で津波などで2000人を超える犠牲者が出て、今も多くの被災者が避難生活を送っています。

インドネシアの踊りを披露したルフィタさん(26)は「虎舞は私たちのふるさとの踊りに似ていました。今後も交流を深めていきたい」と話していました。

虎舞を披露した大槌町の畑中賢哉さんは「インドネシアの踊りを見て貴重な経験になりました。今後も虎舞の技術を高めていきたい」と話していました。

【nhk news web】 2月16日19:30分、""中小企業狙ったサイバー攻撃深刻化 知らぬ間に情報流出も""

2019-02-16 22:50:59 | 📲 インターネット、サイバー犯罪、SNS、量子パソコン、アプリ・プログラム

(中小企業狙ったサイバー攻撃深刻化)




 ① ""中小企業狙ったサイバー攻撃深刻化 知らぬ間に情報流出も""

2019年2月16日 19時30分、IT・ネット

中小企業を狙ったサイバー攻撃の深刻な実態が明らかになりました。大阪商工会議所と神戸大学などが調べたところ、調査対象のすべての企業が攻撃にさらされ、知らぬ間に情報流出などの被害が出ていたケースもあり、専門家は早急な対応が必要だと指摘しています。

この調査は、大阪商工会議所と神戸大学大学院の森井昌克教授らのグループが行いました。

グループでは、大阪府内の製造業や小売業など中小企業30社に、インターネットを通じたサイバー攻撃を記録する機器を設置し、去年9月から3か月余りにわたって観測を続けました。

🌊 その結果、調査した30社すべてで何者かからサイバー攻撃を受けていたことを示す不審な通信が記録され、このうち少なくとも5社では悪意のあるサイトとの間でデータのやり取りが繰り返されていました。

 🌊 「桜田義孝大臣」兼務のサイバーセキュリティ担当という時点で、安倍政権は
   最初からサイバー攻撃からの防衛という勝負を投げています。失言でしかマスコミ
   に登場しないので、どんな指示・命令を出しているかの詳細な情報が欲しいところ
   です。

これは、コンピューターウイルスに感染するなどして知らぬ間に情報が流出したおそれがあることを示していて、さらに解析すれば、情報が流出している企業がほかにも見つかる可能性があるということです。

グループによりますと、中小企業を狙ったサイバー攻撃の実態が明らかになったのは初めてで、ことし4月ごろに最終的な調査結果を公表することにしています。

神戸大学大学院の森井昌克教授は「気が付いていないだけで、実際には被害が広がっていることが初めて実証された。かなり深刻な状況だ。中小企業は対策が不十分なところも多く、国がセキュリティー支援を拡充するなど早急に対応が必要だ」と話しています。


★ 調査に参加した中小企業は

調査に参加した中小企業の1つ、大阪・東住吉区にある社員数3人の食品会社は、梅干しの製造・販売を行っています。

百貨店での販売やインターネット通販などで全国から数多くの注文を受けるということで、社内のパソコンは顧客の個人情報の管理や取引先とのやり取りなどに利用しています。

去年10月、社内のネットワークに外部との通信を監視する機器を設置し、3か月余り観測を続けた結果、外部から侵入しようと不正なアクセスを試みるサイバー攻撃の痕跡が残されていました。

幸い、情報流出などの被害は確認されませんでしたが、この会社のパソコンには最新の状態にアップデートされていないソフトが残っていて、万が一、セキュリティーの弱点を狙われると危険な状態だったことも分かったということです。

葛本雄起夫社長は「被害が出ていなくて本当によかったが、早急にソフトの更新など、対策をしていきたい。予算的にも知識的にも1社だけで万全の対策をとることは難しく、公的な機関から指導や支援があると助かる」と話していました。


★ なぜ中小企業狙われる

大企業と違い、規模が小さい中小の企業は、資金や人材の不足からセキュリティー対策のばらつきが大きいのが現状です。

中でも、日本の中小企業は、最先端の独自技術に関する情報を保管しているところも少なくないほか、ネット通販の広がりで個人情報や決済の情報を保管しているところも増えているため、サイバー攻撃の標的になりやすいと指摘されています。

また、中小企業を踏み台にして取引先の大手企業のネットワークに侵入しようとするサプライチェーン攻撃と呼ばれる手口も確認されています。

実態調査を行った大阪商工会議所経営情報センターの古川佳和さんは「お金をそれほどかけなくてもできるセキュリティー対策も多くある。商工会議所としても、中小企業の相談に乗ったり、保険を活用したりして、1社でも多くの企業を支援していきたい」と話しています。


★ 対応に迷ったら公的機関や商工会議所などに相談を

中小企業の情報セキュリティー対策については、独立行政法人の情報処理推進機構がガイドラインを作成し、ホームページで公表しています。

具体的には、パソコンに入っているソフトやウイルス対策ソフトを最新の状態にしておくこと、パスワードを長く複雑なものにし、なおかつ使い回さないこと、社内でルールを作って従業員に情報セキュリティー対策の教育を行うことなどを求めています。

セキュリティー対策には専門的な知識が必要なケースもあることから、対応に迷ったら公的機関や商工会議所などに相談をすることも大切です。

来年の東京オリンピック・パラリンピック開催もあり、日本にはこれまで以上に世界中から注目が集まるとみられ、それに伴って中小企業へのサイバー攻撃も増えることが予想されていて、国は中小企業に向けた情報発信や対策を強化していく方針です。



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【nhk news web】 2月16日15:00分、""4月からの10連休 現金確保など銀行が早めの準備呼びかけ""

2019-02-16 22:31:54 | 日本;政治、経済、マスコミ、行政、外交、貿易、皇室、文化、自然、歴史・観光

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① ""4月からの10連休 現金確保など銀行が早めの準備呼びかけ""

2019年2月16日 15時00分

ことし4月から5月にかけての10連休の間、ATM=現金自動預け払い機の現金が切れたり、前後の営業日に銀行窓口が混雑したりすることが予想されることから、銀行業界は早めの準備や対応を呼びかけています。

ことし4月27日から5月6日までの間、銀行は10日連続の休業日となり、一部の銀行の店舗を除いて窓口の営業を行わない見通しです。

期間中、ATMやインターネットバンキングはふだんの土日や祝日と同じように利用できますが、場所によってはATMの現金が切れて引き出しができなくなるおそれがあるほか、連休前後に銀行の窓口が混雑し通常より手続きに時間がかかることも予想されるということです。

このため、全国銀行協会では、必要な現金を早めに準備することや、振り込みなどの手続きを連休前に済ませることなどを利用者に呼びかけています。

また、10連休中は東京株式市場が休場となる一方、海外では取り引きが行われるため、株価などが大きく変動する可能性にも注意を呼びかけています。