廃墟

静かなんです・・・


校区の全体補導に行ってきました。
補導に入る前に皆さんで談話。
話すこともないコイツは後ろの方でさり気なく座っています。
それでも振り向き話しかけるお方もおられる。

「最近、子どもが荒れたような話を聞くことはないですか？」って前会長。
「別にありませんね～」ってコイツ。
「どこもそうなんです、静かなんです。」
「静かだったらいいじゃないですか、何か不都合でもあるんですか？」
「いや、そうじゃないんですけど・・・」ってやっぱり顔が曇る。

可笑しいことだよな～、
何か気になるのかな～。

子どもたちも少子化で
親自身も子どもにいろいろ託して
あれせよ、これせよって言われて
遊ぶどころでもないのでしょうか、
ま～、学校行って部活していたら遊ぶような時間もないのです。
そんな時間があったら帰ってご飯食べて寝んといけんって思いますから。


補導の巡回。
車での広範囲での巡回になります。
コイツも会長さんの車に乗せていただいたのですが
ミニバン３列シートの３列目。
進んでコイツ、そこを選ぶのです。
話さなくていいから・・・

ず～っと、ボエ～って外を眺めていました。

巡回コースに昔よく行っていた山間の温泉施設の横を通ります。
コイツも久しぶりに見ましたが
もう既に荒れ果てていました。

駐車場も草で覆われ
駐車場から施設に向かう階段も草木で覆われている。
入り口はさびた鎖で施錠されている・・・

あ～、こんなになってたんだ・・・

もう疲れ切ってヘトヘトで来て
サウナに入り渓谷の美味しい空気吸い込みながら癒されたことも、
家族で来て、「じゃ、ゆっくりね～」って入ったことも、
ちょっと若かりし頃が思い浮かびます。

そりゃ～、こうなるよな～・・・

現状の子どもたちの話を車内で聞きつつ
３列シートで話さなくてもよかったものの
思いっきり酔ってしまい・・・
会長さん、運転上手いんですけど飛ばしすぎ・・・

閉会式では、
小中学校の先生が挨拶してくださったのですが
やっぱり子どもたちは落ち着いているんだと・・・

荒れ果ててしまった、
そんな時代の重ね方ではなく
楽しき少年時代だったらいいですね。