金榮山徳正寺住職のトラ・バスの香り

阿弥陀さまとクルマとSTARDUST REVUEをこよなく愛する住職がつぶやく日常

飢えてた

2017年05月01日 20時26分40秒 | 日々あれこれ
愛・・・


幼くして両親に生き別れ死に別れした永ちゃん。
「そんなのクソくらえって突っ走ってきた青年時代」
でも、そんな態度と裏腹で
愛に飢えてたという。

正直なところなんでしょう・・・

俺が生きてきたんだ、
だから、有り難いなんて口に出したくなかった。
でも、やっぱり支えられて生きてきたんだと感じる。

皆さんのお陰です・・・


御三部経の御経本のご案内をします。

「お~、これも大分ボロボロになってきたな~」てあるご門徒。
すぐさまもう一人のご門徒が
「それだけ使われてきたってことよ」

準備しながらそんな会話を背中で聞くコイツ。
うれしかったな~・・・

愛する人を亡くし涙し崩れる。
ボロボロになりつつも
どれだけの人がこのお経本を手にして下さったことでしょう。

逢いたくて
逢いたくて

お経敷きもお経さんも
その思いを受け止めるように

一緒に、一緒に・・・

勿論、そんな人ばかりではなく
手に持てどパラッめくり直ぐに下ろされる人。
持つこともない人。
それぞれです。

でも、どんな状態であろうと「そこにある」
いつも、「そこにある」

心配いらないよ、
必ず救う
我にまかせよとの呼び声がつまったお三部経。

まことの愛は
飢えるコイツを知り抜いて
先手先手でこの背中をさすってくれていましたね。
コメント
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