遠回り

いろいろありまして・・・


何か嬉しいです、コイツ。
そんな気持ちにして下さる。

一昨日、お電話をいただきました。
ご法事のご縁を頂いた時にお参りされていたとか、
他所の寺のご門徒なのですが
何か思われたんでしょうね、
是非、息子に話をしてやってくださいって仰るのです。

「私でよければ・・・」って申し上げたものの・・・
折り入ってお話しできることなどコイツにはなくて、
どうしたものか・・・

３８歳の男性。

自らの思いを少し話して下さいました。
いろいろありまして、
遠回りをしていました。

「やっと、阿弥陀さまに出会わせていただいたことです」

一通り話され、
「僕は無口ですのでよければ話してくだされば・・・」
「すみません、私も話すの苦手で・・・
　取り敢えず、お勤めのご縁に・・・」

コイツのできる精一杯のお話をさせていただきました。
まとまりもないようなことで申し訳なかったことです。

でも、「また参らせていてください」って一言をいただきました。
うれしかったです、会えて・・・

求めるのです、
現状をなんとかしたいから・・・

いろんなものを・・・

えらかったですね、
頑張りましたね、

遠回りしましたが、
やっと阿弥陀さまの温もりに出会われる。

コイツなんて遠回りする勇気もなかったんですから・・・

これからも一緒にお念仏の道を願生って歩ませていただきましょう。