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お茶会のコメントにお邪魔しました。今年もどうぞよろしくお願いします。
「メトロ」という題、自分でも詠んだばかりで、そのとき、すでに投稿されている方の歌にざっと目を通してみました。そこで感じたのは、「地下鉄」を「メトロ」と表現することの難しさ、不自然さ。「地下鉄」といえばいいところ、「メトロ」とする必然性をどう持たせられるかが、この題のカギかもしれないなと思いました。なので、「メトロノーム」「メトロポリタン」など、別の言葉に置き換えておられる歌のほうが自然に感じられました。
その点、中村さんの歌はうまく処理されているなと感心。調べたら、韓国ソウル市の地下鉄は、本当に「ソウルメトロ」というのだそうですね。一読したときにはそれを知らなくて、「ソウルのメトロ」を略した造語のような表現なのかなと思ったのですが、仮にそうだとしても、外国のことにつき違和感がなく、すっと自然に受け入れられました。
色彩のきれいな歌ですね。「梨の花」で喚起された淡いピンク(実際には白かな?)の色合いに、下の句で「緑」が重なり、しかもその間に「迷い込みましょう」という言葉が挟み込まれているので、夢の世界へいざなわれるかのようです。一首を通して、見知らぬ土地へ連れて行かれる心地よさを味わわせていただきました。
「ソウルメトロ」がよくわからなかったので、ネットで調べてみたら、韓国のソウルの地下鉄のことなのですね。
ただ最初「緑の車両はないんじゃないか?」と思ったことで(誤解なんですけど)、「緑のソウルメトロ(の車両)に乗って」ではなく、「緑の梨の花散る地に迷いこみましょう、ソウルメトロに乗って」という素直でない(?)読みのイメージを持ってしまいました。
でも、「緑の」が「梨の花散る地」と「ソウルメトロ」の両方にかかっているとすると、とても豊かなイメージで読めるような…。「梨の花」が「散」って「緑の」「地に迷い込む」、しかもよくわからない「緑の」「ソウルメトロに乗って」ですから…。
関係ないかもしれませんが、穂村弘さんの《くちうつしのホールズ光る地下鉄の十色使いの路線図の前》という歌を思い出しました。
「ソウルメトロ」は知りませんでした。ほんとにあるのですね。韓国ならば「梨の花」のイメージ、納得です。
メトロ=地下鉄なのだけど、地上を走る部分もありますよね。そちらの情景……梨の花がいっぱい光を浴びているようなシーンが浮かびました。頭で読むと、花は「散る」ところだし、メトロはこれから暗い地下に潜っていくところだし、「迷いこむ」のだし、暗い方向に向かっていくのかもしれないけれど、不思議とあかるい印象です。「~ましょう」という優しい誘いかけと色彩のさわやかさのせいかもしれません。
私自身正直、「梨の花」も「ソウルメトロ」もピンとこないフレーズでした。
でも、だからこそ知らない世界に通じる魔法の乗り物に乗りこむようなわくわくした気持ちでこのお歌を読むことができました。
「メトロ」というフレーズは、個人的にかわいくてメルヘンチックな印象があったので、緑という色彩と「ソウル」というフレーズがさらにそれを不思議なものにしてくれて、ふたつ返事で着いて行きたくなりました(笑)
ため息をひとつついたら、ソウルメトロがやってきた。
うん。なんか、だいじょうぶ。
この歌、とっても私の好きなタイプです。
「メトロ」なんて難しいお題がこれからやってくるかと思うと、走るのを放棄して今この場で呆然と立ちすくんでしまいそうになる私ですが、この難しいお題を「ソウルメトロ」なんて、とっても素敵に表現されているのを拝見して、むむ~~~とうならずにはおれませんでした。
私は、「ソウル」=韓国の都市とは読まずに、人々の魂が乗り合わせているメトロなのではないかと感じました。梨の花散る地というのは、なんだろう…この世のほかにあるかもしれない「もう一つの場所」で、その異次元に自分たちに意志で迷い込んで行く。
それぞれのソウルメイトを探すために(なんちゃって!)。
深読みかな~。
銀河鉄道みたい…なんて思ったのですが、本当のところはどうなのでしょうか?
みにごんです、どうぞよろしくお願いいたします!
梨の花は見たことがなくて、
先ほどググって初めてどのような物か知りました。
梨の実は大好きなのに、、、興味がないって恐ろしいですね^^;
同様に、ソウルメトロの存在も今回初めて知ることが出来て、
新しい世界が広がったようでとても嬉しかったです。
お茶会に参加してよかったなぁと思いました!
話が少しずれてしまいましたが、、、
最初に読んだ時、私もハルジオンと同じように「ソウルメイト」を想像しました。
そして、地下鉄(メトロ)に乗ってという小説を読んだ事があったので、
それも思い出しました。
地下鉄に乗ってという小説は結構暗いというか、色々考えさせられましたが、
この歌はもっとさっぱりとした、爽やかな印象を受けました。
梨の花の色に迷い込んだソウルメトロの緑色、
想像するだけでもとっても綺麗ですね。
「迷いこみましょう」というフレーズは、まるで読者を誘っているようで、
私もこの歌にあるような綺麗な情景に迷いこみたくなりました。
誠に申し訳ありませんでした。
『メトロ』というお題を見てまず思い浮かべたのが、この「ソウルメトロ」でした。
韓国の地下鉄はとても分かりやすいことで有名です。
それぞれの路線車両に固有の色が付いていて、路線図もそれで示されます。
また、駅名とは別に、各駅に番号が振られています。
だから初めて利用する人でも(それが外国人でも)、簡単に乗り降りが理解できます。
「青の3番駅から乗って5番駅でオレンジに乗り換え、7番で降りる」
という具合に。
初めて乗ったとき、その便利さに感動するとともに、アンダーグラウンドを抜けて異国の地へ連れて行ってくれるこの乗り物に、妙にワクワクしたことを憶えています。
ソウルメトロ2号線のカラーは緑。市内主要箇所を走る環状線です。
ちなみに、この路線の「梨大駅」(241番)で降りると、「梨花女子大学」前に出ます。
つまり、拙歌をとっても即物的に解釈すると
「地下鉄乗って女子大行こうよ、ねえ」
となるのですが、これはちょっとあんまりかな、と作った本人も思います。ねえ。
あとは皆様の解釈におまかせしますが、ちなみに私は「梨大」に行ったことはありません。
(名門なんだそうですけど、「フェリス」みたいなもんかな?)