はいほー通信 短歌編

主に「題詠100首」参加を中心に、管理人中村が詠んだ短歌を掲載していきます。

一日一首

2012年01月02日 20時14分27秒 | 日詠短歌

2011/12/5(月)
   イルミネーションに青が多いのは、今年の流行か。

 光ひかり瞬くだけの家垣に月齢十夜の白ふりそそぐ
 (十夜=とおや)


12/6(火)
   雨。寒い。が、悪くはない。

 四両の窓にもれなく曇りあり運命共同体の終着


12/7(水)
   熱のせいか妙にハイ。

 鼻先に浮く熱塊はわたしより遣り手洒脱な分身として


12/8(木)
   ダウン。窓の外は米軍機の轟音がしきりと。

 飛ぶものはいつも僕らに腹を見せたぶん海から風が吹いてる


12/9(金)
   丸二日寝てれば、そりゃ直る。

 ひさかたの外の空気は月の味郵便受けの文裏を見て
 (文=ふみ)


12/10(土)
   『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(小澤征爾×村上春樹)一気に読了。

 望月の滅するという夜なれば友よ、光に耳を澄ませよ


12/11(日)
   月蝕見物なんて、学生の時以来だな。

 影を見て光の濃さを確かめる0時半なる海岸歩道