レンレンのひとりごと…

毎日のお弁当・手作り料理・手しごと・おでかけ。そして、ひとりよがりな日常のプチエコと黒猫万君との日々…。

南禅寺と水路閣~哲学の道散策

2023-12-21 |   ├ 京都・福井

南禅寺は、日本の禅寺のなかで最も高い格式を誇り、京都五山の上におかれる別格扱いのお寺です。

 

 

法堂の天井の龍。
今尾景年画伯畢生の大作と云われる幡龍です。
外から手を伸ばして撮りました。

 

 

三門(重要文化財)は別名「天下竜門」とも呼ばれ、上層の楼を五鳳楼と呼び、日本三大門の一つ。
1447年の火災で焼失しており、現在の三門は改築されたもの。
歌舞伎の『楼門五三桐』で石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな。」と大見得を切った伝説が有名。

 

 

御朱印です。

 

 

水路閣は、境内にある琵琶湖疏水の水路橋です。
境内の景観に配慮し、田邉朔郎が設計・デザインしたレンガ、花崗岩造りのアーチ型の橋脚。

大勢の和服姿の若者たちが撮影していました。
私も昔々ここで写真撮ってました…今も昔も変わらない光景です( *´艸`)ムフ
私世代になると映えスポットというよりもサスペンス劇場の最後のシーンで犯人が登場する場所ってイメージ。
京都が舞台だと何故かこの水路閣と念仏寺の確立が多かったな。

 

 

上部の水路に水が流れる様子。
何度も訪れているけど、水が流れているのは初めて見ました。

 

 

南禅寺
京都府京都市左京区南禅寺福地町
https://www.nanzenji.or.jp/
TEL : 075-771-0365
拝観時間 : 8:40~17:00(12~2月16:30)
拝観料 : 方丈庭園600円、山門600円、南禅院400円
備考 : 駐車場有り(有料)
アクセス : 蹴上駅より徒歩10分

山号 :瑞龍山
寺号 :太平興国南禅禅寺
宗派 :臨済宗南禅寺派
寺格 :大本山
本尊 :釈迦如来
開山 :無関普門(大明国師)
開基 :亀山法皇
創建 :正応4年(1291年)
別称 :方丈、亀山天皇宸翰禅林寺御祈願文案(国宝)、三門、勅使門、絹本著色大明国師像ほか(重要文化財)、境内(国の史跡)、方丈庭園(国の名勝)

 

 

 

 

京都めぐり~陵墓・二条城・東山・陶板名画の庭(2022年5月3日)

 

 

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洛東・鹿ヶ谷に佇む法然院~哲学の道散策

2023-11-30 |   ├ 京都・福井

哲学の道を銀閣寺から南禅寺へ向かう途中に立ち寄った法然院。

法然上人が弟子とともに六時礼讃(建永元年・1206)をつとめたと伝える旧跡です。
延宝8年(1680)、万無心阿が上人を偲び念仏道場として再興しました。

私にとって神社仏閣めぐりのきっかけ、原点ともいえる法然院。
茅葺、数寄屋造りの山門や白砂壇の盛り砂など境内の景色がとにかく美しいんです。
本堂内部は通常非公開になっており、御朱印はありません。
谷崎潤一郎、河上肇ら文豪のお墓があります。

 

 

洛東・鹿ヶ谷の鬱蒼とした茂みの中に佇む小さなお寺の総門。
左の石碑に刻まれている「圓光大師」とは、浄土宗の開祖・法然上人のことです。

 

 

総門を抜けると木々のトンネルと石畳、苔むした参道が続きます。

 

 

何故か茅葺屋根の山門が閉じていたので、山門横の苔むした通路を回り込んで境内の庭園に入りました。
こちらは庭園内です。

 

 

放生池の周りには本堂、講堂、経蔵、方丈などの堂宇が並びます。

 

 

講堂はギャラリーとして使われおり、訪れた時はコンサートが開かれていました。

 

 

法然院
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
http://www.honen-in.jp/
TEL : 075-771-2420
拝観時間 : 6:00~16:00
入山料 : 無料(伽藍内特別公開の期間中、伽藍内の拝観は有料。)
備考 :  方丈障壁画(重要文化財)

山号 :善気山(善氣山)本山獅子谷
院号 :法然院
宗派 :浄土宗・単立
本尊 :阿弥陀如来
開山 :法然
創建 :鎌倉時代初期
別称 :本山獅子谷 法然院

 

 

 

 

京都めぐり~陵墓・二条城・東山・陶板名画の庭(2022年5月3日)

 

 

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陶 花葉菜の箸置き【京都~哲学の道】

2023-11-08 |   ├ 京都・福井

哲学の道を散策中にみつけた陶芸工房「陶 花葉菜(はなはな)」。

 

 

店内は小さな箸置きをはじめ、小さな器や小皿が並んでいました。
そのどれもがとてもオシャレで可愛らしいデザインばかり。

 

 

箸置きマニアの私を釘付けにしたこの子たち。
どれもほんわかやわらかで可愛すぎる🤩
何気に上品でオシャレなのよ。

特に動物バージョンは見たことないタイプのものばかり。
ひとつだけと決めているマイルール…選ぶのが大変でした。

 

 

鉢や小皿も魅力的な作品ばかり✨
雲のモチーフがかわいかったです。

 

 

キーウィかな?
思わず色んな種類を揃えたくなる衝動が…(;^ω^)
そこはグッと堪え、象さんの箸置きをひとつだけ購入してお店を後にしました。

 

 

こちらの2枚は、購入した象さんの箸置きを使った以前のお弁当写真です。
京都・哲学の道を散策されたら是非花葉菜に立ち寄って、お気に入りの箸置き探しも楽しいですね(*˘︶˘*).。.:*♡

 

 

陶 花葉菜
京都府京都市左京区浄土寺南田町173?15
https://www.instagram.com/hasiokihanahana/
TEL : 075-762-1500
時間 : 11:00~17:00
アクセス : 元田中駅・蹴上駅から徒歩約24分

 

 

 

 

京都めぐり~陵墓・二条城・東山・陶板名画の庭(2022年5月3日)

 

 

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銀閣寺から南禅寺~哲学の道を散策

2023-11-02 |   ├ 京都・福井

名代おめんでランチを食べた後は南禅寺まで哲学の道を通って往復約3kmの散策です。
これがあちこち回ったこの日最後の京都観光。
いい年をした私たちにはチョイと過酷な散策になろうとは…。

 

 

この日は銀閣寺の参拝はしませんでしたが、チョッとだけ参道を歩いてみました。
ペットボトル入りの抹茶すら粋な感じがする京都。

 

 

南禅寺へ向かう途中、陶芸工房「陶花葉菜」や法然院に立ち寄り、南禅寺・水路閣へ向かいました。

 

 

陶 花葉菜の箸置き【京都~哲学の道】 - レンレンのひとりごと…

哲学の道を散策中にみつけた陶芸工房「陶花葉菜(はなはな)」。店内は小さな箸置きをはじめ、小さな器や小皿が並んでいました。そのどれもがとてもオシャレで可愛らしいデ...

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ここからは南禅寺からの帰り道。
日も暮れかかり、帰りにお茶でもしようねと楽しみにしていたのにことごとくお店が閉まっていました。
休憩もせず黙々と銀閣寺の駐車場まで歩くことに。

 

 

ほとんど観光客は歩いていない哲学の道。
チョッとさみしい感じがまた良かったりもします。

 

 

銀閣寺観光駐車場に戻ってきたのは駐車場の有料時間が終了した18時頃でした。
受付はすでに無人となり辺りは閑散としてました。
3~6時までじっくり3時間かけての散策は、私たちにとって体力の限界寸前でしたが大満足なひとときでした。

 

 

京都市のマンホール(昭和初期・後期、現在)&ご当地自販機@哲学の道 - レンレンのひとりごと…

京都市のマンホールです。銀閣寺観光駐車場・哲学の道を通り南禅寺へ向かう途中で昭和初期・昭和後期、現在の3世代マンホールに出会いました。こちらは昭和初期(鉄蓋A型)。...

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京都めぐり~陵墓・二条城・東山・陶板名画の庭(2022年5月3日)

 

 

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実物大の名画に圧倒!京都府立陶板名画の庭

2023-10-25 |   ├ 京都・福井

京都府立陶板名画の庭は、丈夫な陶板画で名画の美しさをそのままに忠実に再現した世界で初めての絵画庭園です。
自然の風と光、水と緑に触れ合いながら鑑賞できます。
建築家・安藤忠雄氏の設計で、スロープで地下2階まで降りて行き、3層の回廊から鑑賞できる構造になっています。
ルノアール作「テラスにて」、ゴッホ作「糸杉と星の道」など計8点の陶板画が展示されています。
実物大の陶板画は光の当たり具合によって絶妙に変化して目を楽しませてくれます。

SNSでも話題になっていたのでとても気になっていました。
しかも、どこも混んでる京都観光の中、混雑なしの大穴場!!
ゆっくり静かに鑑賞することが出来ました。

 

 

モネ作「睡蓮・朝」

水の中で睡蓮がゆらゆら~♪
小学生の頃に画集を買ってもらいいつも眺めていたほどモネも好き!
モネの睡蓮、ステキですよね。
この翌々日は岐阜のモネの池にも行ってきました。
そして光ミュージアムで本物のモネの「睡蓮」を鑑賞してきました。

 

 

鳥羽僧正作「鳥獣人物戯画」

縦横2倍に拡大されてます。
細かい線描写などまるで本物!
自分の目線で、間近に見学できるのは素晴しい✨

 

 

直に触れられるのも陶板名画ならではです。

 

 

ミケランジェロ作「最後の審判」

天才・ミケランジェロが、たった1人で6年をかけて仕上げたバチカン・システィナ礼拝堂。
1430cm×1309cm でほぼ原寸大。
かなりの大作です。
画集や本の中でしか見たことが無かったで、本物がこんなに大きい作品だとは想像もしていませんでした。
ここで見て圧倒されたくらいだから、本物はプラスオーラでかなりの迫力なんでしょうね。

 

 

私の大きさと比べてもお分かりの通りかなりの大作です。
京都にいながらにしてシスティナ礼拝堂を体感してきました。

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」

こちらも432cm×886cmとほぼ原寸大。
迫力ものです。

 

 

スーラ作「ラ・グランド・ジャット島の日曜日の午後」

スーラ―の作品の中でもこの絵が一番好き。
私が中学生の頃、油絵を習い始めた切っ掛けになった作品です。
しばらく影響されて点描写の絵画にハマってました。
こちらも205cm×305cmでほぼ原寸大です。

 

 

京都府立陶板名画の庭
京都市左京区下鴨半木町
http://kyoto-toban-hp.or.jp/
TEL : 075-724-2188
時間 : 9:00~17:00
休園 : 12月28日~1月4日
入園料 : 100円、中学生以下・70歳以上は無料
アクセス : 京都市営地下鉄北山駅から徒歩約1分

 

 

 

 

京都めぐり~陵墓・二条城・東山・陶板名画の庭(2022年5月3日)

 

 

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京都 世界遺産~二条城

2023-10-20 |   ├ 京都・福井

二条城は国宝の二の丸御殿を始め文化財や名勝が数多く、世界遺産「古都京都の文化財」の1つとして登録されています。

徳川家康が上洛時の居城として作った平城です。
家康と豊臣秀頼との会見場所となったほか、幕末には15代将軍慶喜がここで大政奉還を行ったまさに徳川家の栄枯盛衰を見てきた二条城。

混雑を避けるためいつもレアな選択が多い私ですが、お城スタンプも欲しかったしここはベタに二条城へ。
お昼すこし前に訪れたのですが、タイミングよく人の波ががひと段落した頃でした。
駐車場も空いたばかりスペースに停めることが出来たし、混雑を考慮して前もってアソビューでチケットを購入したのでスムーズに入城できました。
ラッキーでした。

日本100名城スタンプは総合案内所と大休憩所の2ヶ所にあります。
もちろん入城料を払ってからになります。

 

 

 

 

東大手門(重要文化財)

 

 

唐門(重要文化財)
「松竹梅に鶴」や「唐獅子」など豪華絢爛な極彩色の彫刻がお見事でした。

 

 

唐門をくぐると二の丸御殿(国宝)が現れます。
教科書でもお馴染み大政奉還の舞台になったところです。

 

 

二の丸庭園入口付近にある釣鐘。
幕末の政変の時期、二条城と北側所司代との連絡に使われたものだそうです。

 

 

清流園
京都の豪商・角倉家の屋敷跡から建築部材、庭石、樹木を譲り受け、1965年に作庭されました。
香雲亭、茶室和楽庵がある和風庭園と芝生の洋風庭園からなる和洋折衷庭園です。

 

 

保存修理中の本丸御殿(重要文化財)。
1893年(明治26年)に京都御所の北東部にあった桂宮御殿を移築されたものです。

 

 

天守閣跡
ここには伏見城から移された五重六階の天守閣がありましたが、1750年落雷により焼失。
現在は石垣だけが残されています。
本丸御殿と本丸庭園、京都の街の景色を見渡すことが出来ます。

 

 

天守閣跡からの眺め。

 

 

人と比較して分かる石垣の大きさ。

 

 

西橋からの眺め。

 

 

西南隅櫓(重要文化財)
寛永3年(1626)頃に建設。
現存しているのは西南隅櫓と東南隅櫓の2棟だけ。

 

 

南中仕切門(重要文化財)
1626年(寛永3年)頃の建築。
本丸西櫓門(焼失)への通路を塞ぐ、防御上重要な門です。

 

 

松の間から望む内堀と石垣、本丸櫓門。

 

 

二条城
京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/
TEL : 075-841-0096
時間 : 8:45~16:00(閉城17:00)
休城日 : 12/29~12/31
二の丸御殿 : 1・7・8・12月の毎週火曜日、12/26~12~28、1/1~1/3
入城料 : 入城料・二の丸御殿1300円、入城料のみ800円
駐車場 : 第3駐車場(二条城南側)800円/2h以降200円/1h
備考 : カード・電子マネー・QR決済可
アクセス : 二条城前駅徒歩すぐ、京都東IC・京都南ICより車で約30分

別名 : 旧二条離宮、恩賜元離宮二条城
城郭構造 : 輪郭式平城
天守 : 複合式層塔型5重5階
築城主 : 徳川家康
城主 : 徳川将軍家、皇室(明治17年ー昭和14年)
築城年 : 1601年
廃城年 : 1873年(明治6年)
遺構 : 二の丸御殿群(国宝・重文)、二の丸御殿障壁画(重文)、二の丸庭園(特別名勝)、本丸御殿群(旧桂宮邸)、本丸御殿障壁画(重文)、本丸庭園、唐門・築地塀・番所
櫓門・番所・土蔵、櫓・門・塀・天守台、石垣・堀・井戸等
文化財 : 国宝(二の丸御殿6棟)、国の重要文化財(建造物18棟、二の丸御殿障壁画1016面)、特別名勝(二の丸庭園)、本丸御殿(重要文化財)、世界文化遺産(古都京都の文化財)、国史跡(城内敷地全体)

 

 

 

 

京都めぐり~陵墓・二条城・東山・陶板名画の庭(2022年5月3日)

 

 

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孝明天皇後月輪東山陵を参拝~御陵印

2023-10-09 |   ├ 京都・福井

月輪陵・後月輪陵には、四条天皇を始めとして14人の天皇を含む25陵、5人の天皇の灰塚、9人の皇族の墓あります。
皇室の香華院(菩提寺)であった泉涌寺の境内にあって帝王陵と呼ばれていたが、明治時代の神仏分離により宮内省に上地されました。

 

 

本陵墓は、泉涌寺霊明殿の背後にあり、透壁と唐破風の門に囲まれ、その前の白砂地の庭が拝所となっています。
名称は泉涌寺の月輪大師と、泉涌寺の背後にある月輪山に因みます。
今回はこちらからの参拝ではなく、北側の参道を通って参拝しました。

 

 

御陵印を月輪陵墓監区事務所でいただいてから、泉湧寺の北側にある参道を上って行った先に孝明天皇後月輪東山陵があります。

 

 

途中に後堀河天皇・観音寺陵がありました。

 

 

参道の行き止まりには大きな広場になっており、孝明天皇後月輪東山陵 英照皇太后後月輪東北陵があります。

 

 

ちなみに孝明天皇は第121代天皇で江戸時代最後の天皇。
36歳で疱瘡で亡くなり毒殺説も噂されたようです。

 

 

 

 

月輪陵墓監区事務所
京都府京都市東山区泉涌寺山内町34−2
https://www.kunaicho.go.jp/ryobo/inquiry.html
TEL : 075-541-2331
アクセス : 東福寺駅より徒歩約15分

 

 

 

 

京都めぐり~陵墓・二条城・東山・陶板名画の庭(2022年5月3日)

 

 

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明治天皇伏見桃山陵を参拝~御陵印

2023-08-28 |   ├ 京都・福井

明治天皇が眠られている伏見桃山陵を参拝。
朝とはいえGWの9時少し前なのですが、観光客はほとんどおらずとても静か。
陵墓は武蔵野稜に続き2ヶ所目です。
やっぱり空気がぴーんと張って下界とは全く違った雰囲気でした。

 

 

道路を挟んでところに駐車場があります。
向かって右奥の赤い車が乗り換え前の愛車プジョーです🚗

 

 

とても広い桃山陵墓、今回は桃山陵墓監区事務所がある明治天皇陵を参拝することにしました。

 

 

SNSでも話題になっていた大階段。
ただただ圧巻!!
ここまで広くて長い石階段、初めて見ました。
しんどいだろうなと思いつつも上らずにはいられない不思議な感覚。
達成感半端なかったです(*'▽')

 

 

桃山陵墓監区事務所で御陵印をいただきました。

御朱印と違って自分で捺すのですが、なんと29種類もあります。
それも御陵印帳を飛び飛び捺すのでうっかり1ヶ所捺し忘れてしまいました。

 

 

 

 

伏見桃山陵のある木幡山は、山全体が豊臣秀吉によって築かれた伏見城の城域内にあります。
天皇陵となっている伏見城本丸跡一帯の少し北側に、桓武天皇稜、模擬天守が建っています。
城マニアですが、スケジュールの関係で伏見桃山城は省略。
今度京都へ行ったら、捺し忘れた御陵印と合わせて伏見桃山城も行かなきゃですね。

この後は車で20分弱のところにある月輪陵墓へ向かいました。

 

 

桃山陵墓監区事務所
京都府京都市伏見区桃山町古城山
https://www.kunaicho.go.jp/ryobo/inquiry.html
TEL : 075-601-1863
アクセス : 桃山駅より徒歩で約16分

 

 

 

 

京都めぐり~陵墓・二条城・東山・陶板名画の庭(2022年5月3日)

 

 

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源氏物語の舞台にもなった日本三古橋「宇治橋」

2019-01-13 |   ├ 京都・福井

古文に疎い私でも宇治橋は聞き覚えがあります。
宇治橋は古今和歌集や紫式部「源氏物語」の宇治十帖に登場する京都は宇治市の宇治川に架かる橋です。

 

 

大化2年(646)に初めて架けられたと伝えられている日本三古橋のひとつです。
木製の欄干に擬宝珠(ぎぼし)がついていていますが華美ではない姿に高貴というか格調高さを感じます。
この橋が飛鳥時代からずっとこの地に架かっているかと思うと感慨深いです。

 

 

ちょっと分かり辛いですが川に張りだした「三の間」。
橋の守り神の橋姫を祀る場所です。
以前はここにお社がありましたが、明治時代に織姫神社に移されたそうです。
豊臣秀吉がこの「三の間」から宇治川の水を汲ませ茶会に使っていたことでも有名です。
秀吉が千利休に作らせ、11代目「通圓」が使ったという水を汲むための釣瓶が、今も尚、茶屋「通円」にあります。

現在の橋は、平成8年(1996年)に架け替えられたものです。

 

 

 

 

1泊3日初秋の旅~福井編
1泊3日初秋の旅~京都編

 

 

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宇治の橋寺放生院の御朱印

2019-01-13 |   ├ 京都・福井

宇治神社から宇治橋へ向かう川沿い、橋の近くにたたずむ橋寺呼ばれている放生院。
石段の先にある山門は閉まっておりましたが脇の通用門が開放されていたのでそこから参拝して参りました。

 

 

宇治橋の守り寺と呼ばれている橋寺は、推古12年(604)に聖徳太子の発願により秦河勝が建立したと伝えられています。
宇治橋はしばしば放出し、弘安9年(1286)には叡尊によって再興されました。
叡尊は宇治川の中州に十三重石塔を建立するとともに大放生会を営んだことから橋寺は放生院とも呼ばれるようになったそうです。
こちらが本堂。
重要文化財に指定されている鎌倉中期の地蔵菩薩立像が安置されています。
私はしませんでしたが、拝観(拝観料300円)することができるようです。

境内も本堂はひっそりしていて人影がありません。
呼び鈴を鳴らしてご朱印をお願いしました。

 

 

ご朱印は不動尊と地蔵尊の2つを拝受。
なかなか個性的な字です^_^;

 

 

宇治橋断碑

宇治橋断碑がこちらのお堂に納められております。(拝観料300円)
宇治橋が初めて架けられたことを記念した石碑。
上の1/3ほどが国内の碑文の中でも最も古い宇治橋断碑といわれています。

 

 

十二支本尊

 

 

橋かけ観音

一見、門が閉ざされているかのような佇まいのせいか、ほとんど参拝者がおらずとても静かで落ち着いた印象でした。
夏の日差しを遮る木陰がたくさんあり、ホッとひと息させていただきました。

 

 

放生院常光寺
京都府宇治市宇治東内11
TEL : 0774-21-2662
時間 : 9:00~17:00(11~3月16:00)
拝観料 : 宇治橋断碑300円、本堂300円
ご利益 : 安産、厄除け、縁結び
備考 : 駐車場無し
アクセス : 京阪宇治線宇治駅下車より徒歩5分、JR宇治駅より徒歩15分

山号 :雨宝山
院号 :放生院
寺号 :常光寺
宗派 :真言律宗
本尊 :地蔵菩薩立像
開基 :秦河勝
創建 :推古12年(604)

 

 

 

1泊3日初秋の旅~福井編
1泊3日初秋の旅~京都編

 

 

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みかえり兎に導かれ宇治神社

2019-01-12 |   ├ 京都・福井

平等院と宇治川を挟んで向かい側にある宇治神社。
明治以前は、本殿奥の先(北東)に位置する宇治上神社とは二社で一体とみなされていました。
宇治神社は下社・若宮、宇治上神社は上社・本宮と呼ばれ、二社で宇治離宮明神と呼ばれていました。
平等院建立の際は宇治神社と宇治上神社が鎮守社となりました。
すなわち同じ神社という事になりますから、由緒や創建等は宇治上神社の記事をご参考になさって下さいませ。

ブログ記事はこちらから
✔ 日本最古の神社建築~世界遺産・宇治上神社

 

宇治上神社は「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして世界遺産に登録されていますが、こちらの宇治神社は登録されていません。
平安中期の菟道稚郎子命の木造神像が安置は国の重文に指定。
木造狛犬と白色尉面は宇治市指定重文となっています。

こちらの写真は平等院表参道から続く橘橋を渡った目の前にあるひとつめの鳥居です。

 

 

鳥居をくぐり橘橋を望んだところ。
見ての通りホントに橋を渡った真ん前が宇治神社となります。

 

 

手水舎

龍ならぬ兎の口から御神水が流れ出ています。

 

 

拝殿(桐原殿)

桐原とはここの地名だそうだ。

 

 

ふたつめの鳥居

拝殿の奥に鳥居、石段と続き上った先が本殿。

 

 

本殿

本殿の前には朱色の中門。
この宇治神社はちょっと変わっています。
帰ってから公式HPを見るまで拝殿が神楽殿的なもので、この朱の中門が拝殿と思い込んでいました。

 

 

本殿(重文)中央には菟道稚郎子命の木造神像(重文)が奉安されています。
桧皮葺きの社殿は鎌倉時代初期のもの。

 

 

パワースポット~願いうさぎに願いを!

本殿右側にある宇治神社のパワースポット。
古の自然の力がおりなす特別な場所なので是非ここでパワーチャージを♪
宇治神社に伝わる故事「みかえり兎」は正しい道へ導くうさぎの物語。
こちらのパワースポットには、お願を聞いてくれる「願いうさぎ」がいますよ♡

 

 

末社

末社は本殿左右にあり、左側が伊勢神宮、高良大社、松尾大社、廣田神社、左側には住吉大社、日吉神社、春日大社が鎮座してます。

 

 

ご朱印

 

 

神使の兎~みかえりうさぎみくじ

 

神使の兎

御祭神が、この地に住まいを定められて、河内の国より向かわれる途中、道に迷われ難渋している時に、一羽の兎が現れ、後からついて来られる御祭神を振り返り振り返り先導申し上げたという古伝により「みかえり兎」と言われ、この後、道徳に叶った正しい人生の道を歩むよう教え諭しているもので、神様のお使いとされております。
又、菟道という字を「うぢ」と読み、内なる場所の意味を持ち、後に「宇治 うじ」という字になったとも言われている。(公式HPより

 

 

詳細

宇治神社
京都府宇治市宇治山田1
http://uji-jinja.com/
TEL : 0774-21-3041
時間 : 境内自由
駐車場 : 35台 \700/日(9:00~17:00)
アクセス : 京阪宇治線 宇治駅 徒歩約5分、JR奈良線 宇治駅 徒歩約10分

御祭神 : 菟道稚郎子命、応神天皇、仁徳天皇
社格 : 式内社(小)、旧府社
創建 : 不詳

 

 

 

1泊3日初秋の旅~福井編
1泊3日初秋の旅~京都編

 

 

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国宝 平等院鳳凰堂は極楽浄土そのもの

2019-01-10 |   ├ 京都・福井

京都宇治といえば平等院。
10円玉に描かれている鳳凰堂、やっぱり同じアングルで撮っちゃいました╰(*´︶`*)╯

藤原氏ゆかりの寺院である平等院は特定の宗派に属さない単立の寺院。
本尊は阿弥陀如来、開基は藤原頼通。
浄土式庭園と鳳凰堂を初め阿弥陀如来座像などの国宝が多数。
修学旅行では訪れなかったので、今回が初めての訪問でした。
順路に沿ってご紹介しますね♪

 

 

表門前広場

まずは表門前広場から門をくぐり寺務所で拝観料600円を支払います。
拝観料には国宝がずらりと展示された平等院ミュージアム鳳翔館の入館料も含まれています。
10円玉に描かれている鳳凰堂は別途拝観料が必要です。

表門(北門)は伏見城から塔頭・浄土院に移された門を昭和32年(1957)に更に移しました。
江戸時代初期に建てられたといわれてます。

 

 

源頼政、終焉の地・平等院 扇之芝と観音堂

扇之芝は、治承4年(1180)、宇治橋の合戦で平家軍に敗れ、流れ矢に傷ついた頼政がこの芝までたどり着き、「埋もれ木の花咲くこともなかりしに身のなる果てぞ悲しかりける」と辞世に句を残し自刃した場所と伝えられています。
つまりここで亡くなったという事。
松の下の芝生が扇状に三角でした。

 

 

扇之芝の奥にあるのが観音堂。
重要文化財に指定されています。
平等院創建時、本堂があった場所に鎌倉時代前期に建てられた観音堂。
道場的な空間にふさわしい簡素な造りと共に、垂木を地円飛角の二軒(垂木が二重になっている)とし、天平(8世紀中頃)以来の格式高い様式に倣っています。

 

 

極楽の宝池に浮かぶ宮殿 鳳凰堂

平安時代後期、天喜元年(1053)に、時の関白藤原頼通によって建立された阿弥陀堂。
正面から見た姿が翼を広げた鳥のように見えることと、屋根上据えられた1対の鳳凰から、江戸時代始めより「鳳凰堂」と呼ばれるようになったそうだ。
ご本尊の阿弥陀如来坐像は、仏師定朝の作で現存する唯一確実な像。
平安時代後期、天喜元年(1053)に納められました。
鳳凰堂、阿弥陀如来座像とも国宝となっています。
阿字池は、梵語の不生不滅を意味する「阿」の字の形になっている池です。

 

 

屋根の上の鳳凰はレプリカで、本物は鳳翔館に保存されています。
真裏に位置する羅漢堂から見るとよく見えました。

 

 

ご朱印

鳳凰堂の優美な景色を眺めた先にあるのが「集印所」。
こちらでは鳳凰堂と阿弥陀如来像の2種類の御朱印を頂けます。
しなやかで流れるような筆差さばきです。

 

 

鳳凰堂の御朱印

 

ご本尊の阿弥陀如来の御朱印。

 

 

鳳凰堂の解体で

一見、休憩する東屋?
歴史がありそうな木材とコンクリートの基礎。
六角堂は明治(1902~1907)に行われた鳳凰堂の翼廊の解体・修理の際に出た廃材を利用し休憩所と一緒に建てられたそうだ。
結局、何の建物なのか不明…。

 

 

鐘楼

吊り下がっている梵鐘はレプリカ。
本物は国宝となっており、鳳翔館で拝観できます。
梵鐘は姿形の平等院と謳われ、音の三井寺(園城寺)・銘の神護寺と合わせて「日本三名鐘」に数えられています。

鐘楼が建っている位置は、ちょうど茶房籐花と平等院ミュージアム鳳翔館(画像なし)が並んで建っています。
鳳翔館の館内は撮影禁止。
その分、カメラを構えることなく思う存分国宝や重要文化財を肉眼でしっかり拝むことが出来ました。
半地下に進む館内の壁が30センチくらい、いや以上あって凄かった!
やっぱ日本の宝が納められているだけあって重厚でした。



茶房藤花でお茶した記事はこちらから
✔ 宇治平等院で宇治茶をいただく~平等院茶房 藤花

 

 

現存する秀吉による「薬医門」最古の建築

平等院 旧南門は、伏見桃山城から移築されたといわれ、平成22年に行われた再塗装工事の際に主要部材の殆どが赤樫の巨木と判明。
秀吉による城門「薬医門」の現存する最古の建築だそうだ。

 

 

平等院塔頭 浄土院

浄土院は浄土宗の寺院です。
明応年間(1492~1501)に浄土宗の僧・栄久上人が平等院修復の為に創建したと言われています。

 

 

浄土院の養林庵書院は慶長6年(1601)に加傳和尚が伏見城から移築したと伝えられています。
国の重要文化財に指定。

 

 

浄土院羅漢堂は、寛永17年(1640)建立。
内部の鏡天井に描かれた龍のの彩色画がお見事だそうだ。

 

 

左が通圓家 初代太敬庵通圓の墓。
通圓家初代は、古川右内といい源頼政の家臣でした。
頼政から「政」の字を貰って太敬庵通圓政久と名乗り、平治の乱の、宇治橋の東詰に庵を結びました。
治承4年(1180)頼政が以仁王を奉じて平氏打倒の兵を挙げると、頼政の元へ馳せ参じて宇治橋の合戦で平家の群と戦い、討ち死にし遂げました。

源頼政の家臣だった通圓家の初代は、頼政から「政」の字を賜り「太敬庵通圓政久」と名乗り、宇治橋東詰に庵を結びました。
治承4年(1180)宇治橋の合戦で平家の群と戦い、討死にしました。

現在も宇治橋にある「通圓茶屋」は800年以上もの歴史がある、世界水準でも超老舗。
狂言「通圓」や吉川英治作『宮本武蔵』にも登場してます。

そう言えばお店の前を通った時、古くて間口の広いお茶屋さんだなぁって思ったのよ。
なんでも江戸時代の町家で「昔から賑やかな往来の人々が出入りしやすいように」と建てられたそうだ。
あ~ぁ、その事知っていれば何が何でも通圓さんでお茶していたのになぁ…。

 

 

平等院塔頭 最勝院

最勝院は承応3年(1654)に住心院の僧が平等院に移り、その庵を最勝院と言ったことが起源と言われています。
最勝院は平等院の塔頭で、天台宗系の単立寺院です。
本尊は不動明王。

 

 

76歳の時、辞世の句を残し境内の扇之芝で自害した源頼政の墓。

 

 

不動堂には災難除不動尊として信仰を集める不動明王が安置されています。
左手に集印所があり、ご朱印をいただく事が出来ました。
いつでもいただけるのか伺うと、お隣の浄土院も含め不定期だそうです。
運が良ければ、平等院2種類、浄土院、最勝院の4種類の御朱印をいただく事ができるようです。

 

 

池殿地蔵尊
平等院の浴室の守護仏だったといわれる南北朝時代の池殿地蔵が祀られています。

 

 

鎌倉時代の春日型 石灯籠。
看板があったけど痛んで読めなかったので詳しいことはよく分かりません。

 

 

詳細

平等院
京都府宇治市宇治蓮華116
https://www.byodoin.or.jp/
TEL : 0774-21-2861
拝観時間 : 8:30~17:30(庭園)
休業 : 年中無休/茶房籐花:火曜日
拝観料 : 大人600円、中高生400円、小学生300円(庭園+平等院ミュージアム鳳翔館)
備考 : 国宝・世界遺産、専用駐車場無し(近隣にコインパーキング有り)
アクセス : 宇治西・宇治東IC

山号 :朝日山
院号 :平等院
宗派 :特定の宗派に属さない単立の仏教寺院
本尊 :阿弥陀如来
開山 :明尊
開基 :藤原頼通
創建 :永承7年(1052年)

 

 

 

 

1泊3日初秋の旅~福井編
1泊3日初秋の旅~京都編

 

 

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平等院から近い!安い!オススメ駐車場はブーブーパーク

2018-12-20 |   ├ 京都・福井

宇治平等院には駐車場がありません。
近くのパーキングを探してみたけどお値段がバラバラ。
どうせ停めるなら一番お安いところが良いと思い見つけたのがブーブーパーク。

8~18時は200円/30分でも停められますが1日停めても最大800円。
2時間を超えること考えるなら、これはお安い!
探せば700円ってあるようでしたが、平等院から一番近いとこをと思ったら100円くらい妥協しちゃう。

 

 

平等院の周辺にはブーブーパークが何軒かあって私が止めたのは平等院まで徒歩1分という「平等院蓮華1駐車場」。

きっと週末は熾烈な駐車場探しバトルがあるのでしょうが、平日の10時頃の場内はガラガラ。
全てがこの料金設定かは分かりませんが、平等院へ行ったら是非ブーブーパークをチェックしてみるのをオススメします。

 

ブーブーパーク 平等院蓮華1駐車場
京都府宇治市宇治蓮華57-1
TLE : 075-823-0001
緊急連絡先 :06-6941-9989(JPM日本駐車場メンテナンス)
入庫後24時間最大料金 : 800円
昼間料金(8:00~18:00) : 200円/30分
夜間料金(18:00~8:00) : 100円/90分
備考 : 中村藤吉平等院店、伊藤久右衛門平等院店
アクセス : 平等院へ徒歩1分

 

 

 

1泊3日初秋の旅~福井編
1泊3日初秋の旅~京都編

 

 

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日本最古の神社建築~世界遺産・宇治上神社

2018-12-03 |   ├ 京都・福井

京都の旅、まず最初に訪れたのは宇治上神社。
「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして世界遺産に登録されています。

前夜、息子に、明日は京都へ行くが何処がオススメか尋ねて返ってきたのが宇治上神社と宇治周辺を適当にという答え。
理由は、とにかく素敵な神社だからきっと気に入るだろうって言うのと、駐車場を確保しやすい地域だからだそうだ。
宇治といえば真っ先に出てくるのが平等院だが、宇治上神社を薦めるあたり、さすが母子!
感性が良く似ているなぁって感心しました。

Gooleナビで誘導されたのは、車1台しか通れないような細い道。
少々不安になりながらも進むと宇治上神社の駐車場の看板がありホッとしました(*≧∀≦*)
今知ったのですが、それは「さわらびの道」でした。

 

 

拝殿

こちらが拝殿で、国宝となっています。
定かではありませんが、健保3年(1215)頃に造営されたと思われます。
思われる…というのは、歴史的資料がなく、「年輪年代測定法」のよって算出されたものだから。
左の方が大きい?よく見ると左右対称になっていません。
左右に盛られている円錐形の山は「清め砂」といって、お正月やお祭りなど大切な日に境内にまき散らしお清めします。

応神天皇に寵愛され皇太子となったが、天皇が亡くなり兄の大鷦鷯尊(のちの仁徳天皇)に皇位を譲るため自殺した菟道稚郎子。
兄の大鷦鷯尊が弟の菟道稚郎子の死を手厚く葬ったのが宇治上神社の謂れだそうです。

 

 

拝殿を後から臨んだところ。
神社らしからぬ、まるで住居のようです。

 

 

本殿

本殿は康平3年(1060)造営とされており、神社建築最古といわれています。
本殿も拝殿同様、国宝となっており、左右対称ではありません。
御祭神の応神天皇(父君)、菟道稚郎子(弟君)、仁徳天皇(兄君)の3柱が祀られいます。

 

 

扁額には「正一位離宮大神」とあります。
明治維新までは隣接する宇治神社と二社一体で、それぞれ離宮上社・下社、両社合わせて宇治離宮明神(八幡宮)と呼ばれていたそうです。
平安時代に平等院が建立されると、宇治神社と共にその鎮守社となりました。

 

 

本殿の右側にある大きな石は、昔、お社があった社跡です。
天降石、岩神さんとも呼ばれており、「石を落とさずに積むと願いが叶う」と噂されるパワースポットとなっています。

 

 

幻の名水 桐原水

桐原水は、かつて「宇治七名水」の一つで、唯一現存している湧水。
残念ながら飲むことはできませんが、こちらを手水舎として身を清めてから参拝します。

 

 

御朱印

迷いのない美しい文字。
好きな書体です。

 

 

摂社

春日神社本殿
建築年代は鎌倉後期とされており、重要文化財に指定。
祭神は、建甕槌命、天児屋根命。

 

 

末社
住吉社と香椎社

 

 

武本稲荷社と厳島社

 

 

武本大神

 

 

「離宮いろは」の紅葉  

葉は小さく、分かれた裂片を「いろはにほへと…」と数えたことが由来。
さぞかし今頃はきれいな紅色になっていることでしょう。

 

 

宇治上神社
京都府宇治市宇治山田59
TEL : 0774-21-4634
時間 : 9:00~16:30
拝観料 : 無料
備考 : 現存最古の神社建築、世界文化遺産、無料駐車場有
アクセス : JR宇治駅より徒歩20分/京阪宇治線 宇治駅より徒歩10分、

御祭神 : 菟道稚郎子命、応神天皇、仁徳天皇
社格 : 式内社、旧村社
創建 : 不明

 

 

 

1泊3日初秋の旅~福井編
1泊3日初秋の旅~京都編

 

 

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北陸最大級のパワースポット!氣比神宮

2018-09-18 |   ├ 京都・福井

寺社仏閣めぐりをしていて1000年以上の歴史のあるところは滅多にめぐり会えるものじゃございません。
こちら北陸道総鎮守の氣比神宮は、大宝2(702)年の建立と伝えられている1300年あまりもの歴史のある神社です。
地元では親しみをこめて「けいさん」と呼ばれているそうです。

今回の福井の旅では是非とも訪れたくてリストアップしていた神社です。
東尋坊から北陸自動車道を使って約1時間半。
敦賀ICで下り、ナビに従ってたどり着いのは氣比神宮の東駐車場。
あるあるなんですが、折角なら表参道駐車場に停めて大鳥居を潜り表参道から参拝したかったと今、ブログを書いてて思っています。
だって表参道にあるパワースポットの大鳥居と長命水の2つに行き損ねてしまったんですもの。
もっとリサーチしておくべきだった…後悔先に立たず(+_+)

 

 

外拝殿

拝殿です。
伊奢沙別命、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、日本武尊、玉姫命、武内宿禰命の7つの御祭神を祀っています。
主祭神の伊奢沙別命は御食津大神(みけつおおかみ)とも称し食物を司り、また古くより海上交通、農漁業始め衣食住の生活全般を護り給う神として崇められているそうです。

空襲による焼失で、大鳥居を除く社殿を含めそのほとんどは戦後の再建です。
歴史がある割には何処か新しい雰囲気でしたが、最後の鳥居を潜ったこの空間に足を踏み入れた途端、ピーンと張り詰めた神聖な空気が流れていました。
スピリチュアルにあまりご縁がない私ですらエネルギーをひしひしと感じました。
ここは間違いなくパワースポット!
元気を貰ってきました。

 

 

手水舎

 

 

旗掲松

南北朝争乱時代の延元元年(1336)、北朝の足利軍に対し当神宮大宮司氣比氏治が南朝後醍醐天皇を奉じ氣比大明神の神旗を掲げたと伝える祈願の松。
現在は、旧松根から芽吹いた二代目の松。

 

 

神明両神と九社之宮

本殿左にある鳥居の先には、摂末社の神明両神と九社之宮が祀られています。


 

九社之宮

伊佐々別・天利劔・天伊弉奈姫・天伊弉奈彦・擬領・劔・金・林・鏡の9社には本宮と関係が深い神々が祀られており、『続日本後紀』によると、天利劔・天伊弉奈姫・天伊弉奈彦の3社は「気比大神之御子」であるという。

 

 

神明両神

 内宮、外宮が並んで祀られています。

 

 

御朱印

 

 

東境内に鎮座する3つの摂社

 

 

地名「敦賀」の由来ともなった角鹿神社

御祭神の都怒我阿羅斯等命(つぬがあらしとのみこと)。
「敦賀(つるが)」の地名は当地を「角鹿(つぬが)」と称したことが始まり。
嘉永4年(1851)改築。
唯一戦災を免れた境内社。

 

 

兒宮(=児宮・このみや)

御祭神は伊弉冊尊。
寛和2年(986)に遷宮。
子育て・小児の守護神として信仰されています。

 

 

大神下前神社

御祭神は大己貴命、合祀に稲荷神・金刀比羅神。
古くは道後神社と称し、神宮の北方鎮守社として天筒山山麓の宮内村に鎮座していたとされます。
明治44年(1911)境内に遷座。
本殿は流造檜皮葺。

 

 

氣比旧古殿地(土公)

氣比之大神降臨の地と伝わる「土公」で、古来から「触るべからず 畏み尊ぶべし」と伝えられているため、調査など一切行われていない神秘のもの。
ここで最澄・空海が7日7夜の祈祷を行ったと伝えられています。
東駐車場の奥に位置し、隣接した小学校の校庭にあります。

 

 

氣比神宮
福井県敦賀市曙町11-68
https://kehijingu.jp/
TEL : 0770-22-0794
開門時間 : 6:00~17:00
備考 : 無料駐車場有
アクセス : 北陸自動車道・敦賀ICより約10分

 

 

 

 

 

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