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山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと18年目を迎えました。ヤングパワー炸裂!

いわきFC戦のターニングポイント【J2第5節】

2024-03-23 | Weblog
3月20日にホームで行われた2024年明治安田J2リーグ第5節いわきFC戦ですが、試合結果は1対1の引き分けに終わりました。ヴァンフォーレの得点は前半に挙げた鳥海選手のゴールでした。


個人的に思う試合の行方を左右したキーワードとして ‘強風中断’ を挙げたいと思います。この日の天候は陽の光を感じる時間帯もあれば、どす黒い分厚い雲がスタジアム上空を漂い強い雨と風が吹き荒れる時間帯もあるなど、大気の状態がとても不安定でした。1対1で迎えた後半開始辺りから天候が崩れ始めて雨や特に風が激しくなり、設置されているピッチ看板が簡単に飛ばされて動くなど試合運営にも影響をきたすようになります。そこで今回主審を務めたスミスルイスディーンさんはマッチコミッショナーと協議をして試合の一時中断を宣言。両チームの選手とスタンドにいるサポーターに安全な場所への避難が呼びかけられます。スタジアムにいる人々の安全が確保されたうえでそこからしばらく試合中断。凄まじい強風が少し収まり、天候が徐々に回復してきたと判断された約45分後に試合が再開されます。後半12分からリスタートされた試合でしたが、両チームともに運動量が活発で最後まで集中力が持続する均衡した展開のなか、スコア的には動きがなく試合終了。1対1の引き分けに終わりました。

ヴァンフォーレが勝ち越す力を入れられなかった要因が2つあります。1つ目は中断によりいわきの選手たちのスタミナがある程度回復してしまったこと。ヴァンフォーレは中3日という試合間隔で厳しい日程でしたが、いわきは中2日に加えてアウェー連戦とヴァンフォーレ以上に厳しい条件での試合でした。いわきの選手たちはスタートから攻守にアグレッシブに動き回っており、その状態が長く続けば蓄積疲労の影響もあって試合終盤に運動量がガクッと落ちることは目に見えていました。ヴァンフォーレも意図的に相手を動かし疲れさせるという戦略を淡々とこなしてきましたが、後半12分の中断によって約45分間いわきに休む時間を与えてしまったことは思わぬ誤算だったと思います。体力が回復し運動量が蘇ってきた相手は再び躍動感を取り戻し、残り30分強の時間を走り抜きました。ペース配分を考えながら戦ってきたヴァンフォーレにとってまさに計画が狂う中断だったと思いますね。

2つ目は中断直前に3枚替えという手の内を見せてしまったこと。ヴァンフォーレは勝ち越しを狙うために後半11分に3人同時起用を模索。ピーター ウタカ選手&アダイウトン選手&飯島選手という攻撃的なポジションの選手たちを交代のためにサイドラインに配置し、ピッチ内のプレーが止まるのを待っていました。しかしプレーが切れた瞬間にレフェリーは強風のための試合中断を宣言します。結局彼らはまだ入らず中断に突入したわけですが、そこから約45分の間が空いたことでいわきの首脳陣は彼らが入った後の戦い方を練ることができたと思います。篠田監督は中断後そのままこの3人を同時期用。相手に対策を練る猶予を与えてしまったことは、勝ち越す力を入れられなかった要因として考えられるでしょうね。


…この引き分けによってヴァンフォーレの今シーズンの成績は、3勝1分け1敗の勝ち点10で順位は3位となっています。ホームゲームでなかなか勝てない状態が続いていますが、2試合ともに強い風の影響を受けるあいにくのコンディションだったので今度こそは正常な状態で腰を据えて戦いたいですね。また早急に勝利の瞬間を待ちわびている大勢のサポーターに歓喜をもたらしてほしいと思います。そして追いつかれて引き分けという下り坂の結果に忘れがちとなりますが、鳥海選手の先制点はチームの連携力で相手守備網を崩し切る素晴らしいゴールでした。今シーズン初ゴールを記録した我らが背番号10番にこれからも得点やアシストで期待したいですね。



【ヴァンフォーレ甲府×いわきFC|ハイライト】2024明治安田J2リーグ第5節|2024シーズン|Jリーグ





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