ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと18年目を迎えました。ヤングパワー炸裂!

契約満了選手発表②

2018-11-30 | Weblog
ヴァンフォーレは来シーズン(2019年)チームと契約を結ばない契約満了選手を発表しました。今回発表されたのは1人。


◇田中佑昌選手◇


田中選手は福岡県出身1986年生まれの現在32歳。ユースから2004年に福岡のトップチームに昇格するとFWとして8シーズンプレー。2012年に千葉に移籍します。千葉では快足を活かして貴重な得点を挙げてチームの勝利に貢献しますが、2015年シーズンをもって構想外となりトライアウトを経て次なる活躍先はヴァンフォーレに決定します。佐久間監督はこの2016年シーズン3-4-2-1のフォーメーションを多用しますが、田中選手はシャドーの位置でチームの攻撃に厚みをもたせる役割として大車輪の活躍。J1リーグ戦34試合に出場し5得点を記録し、一度も警告を受けなかったことからフェアプレー個人賞も受賞しました。続く2017年シーズンは吉田監督が5-3-2のシステムを採用したことから、攻守の多様なプレーが求められる3ボランチの左のポジションで主力として出場。運動量豊富で精力的にチームプレーをこなせることとフィジカル能力に優れていて球際の攻防でも強くいけることから、中盤のダイナモとして活躍しました。

ヴァンフォーレがJ2に舞台を移した今シーズンは、得点力向上を目指して再び3-4-2-1のフォーメーションに戻したことと、シャドーやトップの選手に高さやパス&ドリブルなど得点に繋げる能力に優れた選手を揃えたことで田中選手はレギュラーポジションから外れ、主にベンチから途中出場しチームに活力を与える役割をこなしました。シャドーの位置でスピードを活かした突破と思い切りの良い仕掛けからシュートを狙っていくものの、リーグ戦では不思議とゴールに嫌われていた印象でしたね。ルヴァンカップにも6試合出場。天皇杯では2回戦の流通経済大学戦で2ゴール&3回戦の清水エスパルス戦では決勝ゴールとチームの勝ち上がりに貢献。4試合で3ゴールという好成績を収めました。





上野監督が退任しチームが若返りを図っていくなかで出場機会が少なくなった田中選手がチームの構想から外れたのか、それとも彼自身がさらなる出場機会を希望して旅立つ準備をしたのか分かりませんが、田中選手には3シーズンヴァンフォーレでプレーしてくれてありがとうと言いたいですね。在籍3シーズンでリーグ戦87試合出場5得点という結果は素晴らしく、また数字には出ないチームを手助けするプレーをたくさんしていたことも個人的に印象に残っています。田中選手はまだまだサッカーを続けるコメントをしています。32歳とサッカー選手としてもう一花咲かせる期間は十分あると思うので、新天地でもその長髪を靡かせてピッチを疾走する田中選手の姿を見たいですね。








途中出場の田中 佑昌(甲府)が右からのパスに合わせてゴール! 【ゴール:明治安田J1 2nd 第5節 名古屋vs甲府】


甲府が相手のミスを突き、田中 佑昌(甲府)のゴールで先制点を獲得!【ゴール:明治安田J1 2nd 第11節 G大阪vs甲府】


このゴールは現地で見ました。敵地でまさに奇襲という言葉が相応しい電光石火のゴールでしたね。


次なる新天地でも頑張れ!ユースケ!




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

2018年シーズンを振り返る~カップ戦~

2018-11-29 | Weblog
27日&28日はリーグ戦を振り返ってきましたので、今回は快進撃をみせたルヴァンカップと天皇杯のカップ戦を振り返っていきたいと思います。


【2018年 JリーグYBCルヴァンカップ】
グループステージ
第1節(3月5日・水) コンサドーレ札幌 ホーム ◯3-0 得点者:森、ジュニオール バホス2

J1からJ2に降格した新潟とともにルヴァンカップに参加したヴァンフォーレ。グループステージ初戦はホームで札幌との試合でしたが、この試合で輝いたのはジュニオール バホス選手でした。まずは右サイドを抜け出してフリーの森選手のプロ初ゴールをお膳立てすると、今度は太田選手のクロスに冷静に合わせてゴール。そして阿部選手のパスにまたもや抜け出してシュートをゴールに流し込みます。開幕前は第4の外国籍選手扱いだった彼が強烈にその存在感をアピールした瞬間でもありました。バホス選手の2ゴール1アシストの活躍でヴァンフォーレは3対0と快勝。ルヴァンカップのスタートダッシュを成功させます。

【ハイライト】ヴァンフォーレ甲府×北海道コンサドーレ札幌「ルヴァンカップ GS第1節」



第2節(3月14日・水) 清水エスパルス ホーム ◯1-0 得点者:森

第2節もホームゲーム。リーグ戦との兼ね合いからリザーブ組が中心となってメンバーを組みましたが、そのフレッシュさを活かした躍動感あふれるサッカーで相手を押し込んでいきます。前半30分、相手エリア内でのこぼれ球に森選手がいち早く反応。左45度の角度から右足で巻き込むようなコントロールショットを鮮やかに決め、ヴァンフォーレが先制します。その後も相手を押し続け惜しいシーンを何度も作りますが、追加点までは届かず1対0で終了。見事連勝を飾り、グループ首位に立ちます。

【ハイライト】ヴァンフォーレ甲府×清水エスパルス「ルヴァンカップ GS第2節」



第3節(4月4日・水) ジュビロ磐田 アウェー ●2-3 得点者:金園、佐藤

ルヴァンカップで連勝と好調さをみせるヴァンフォーレは金園選手の古巣への一発で先制点を挙げます。金園選手はヴァンフォーレ加入後初ゴール。その後同点に追いつかれますが、佐藤選手が決めて再び勝ち越します。しかし悪夢は終盤にやってきます。残り5分間で2失点し逆転負け。ルヴァンカップの舞台で初黒星を喫します。


第4節(4月18日・水) 清水エスパルス アウェー △1-1 得点者:オウンゴール

前半開始早々相手に先制点を奪われるものの、後半にオウンゴールで追いつき引き分けに持ち込み、アウェーで貴重な勝ち点1をもぎ取ります。


第5節(5月9日・水) コンサドーレ札幌 アウェー ◯3-0 得点者:金園2、曽根田

2年間在籍で無得点だった古巣で本所属先の札幌に対して金園選手は大暴れ。序盤に左足で先制点を奪うと、16分にも相手DFのミスを突いて追加点を決めます。そして終盤の時間帯にとどめを刺したのは曽根田選手。曽根田選手はこの試合でプロ初ゴールを決め、今後への自信をつけることができたと思いますね。


第6節(5月16日・水) ジュビロ磐田 ホーム ●0-1

グループステージ最終戦は首位通過の可能性があったものの敗れて2位に。磐田には勝てませんでしたね。この結果ノックアウトステージでは浦和と対戦することになりました。

※3勝1分け2敗(勝ち点10)の2位でグループステージ突破


プレーオフステージ
第1戦(6月2日・土) 浦和レッズ ホーム ◯2-0 得点者:今津、小塚

ホームで行われた第1戦は浦和が監督交代して間もなく少しバタバタしていたことと、J2で勢いに乗っていたヴァンフォーレのチームのコンディションの差がはっきりと分かる試合となりました。前半に今津選手のヘディングで1点リードしたヴァンフォーレは、後半にも金園選手のゴール前での粘りから最後は小塚選手が豪快にゴールに突き刺して追加点を挙げます。その後はこの点差を守り切って勝利し、2点のアドバンテージをもったまま勝負の第2戦に臨むことになりました。

【ハイライト】ヴァンフォーレ甲府×浦和レッズ「ルヴァンカップ プレーオフステージ 第1戦」


エデル リマ選手がドリブルで運んだカウンター攻撃は、複数人が全力で走りサポートしていた上野サッカーを代表するような良いシーンでしたね。


第2戦(6月9日・土) 浦和レッズ アウェー ●1-2 得点者:小塚
※2戦合計3-2でヴァンフォーレが勝ち抜け

埼玉スタジアムで逆転を狙う本気の浦和サポーターの迫力を感じながらのプレーとなりましたが、選手たちは臆することなく堂々と向かっていきます。先に興梠選手にゴールを許しますが、小塚選手が貴重なアウェーゴールを決めて同点に追いつきます。もう2点取らないと勝てなくなった浦和は興梠選手の勝ち越し点が精一杯。この試合は1対2で敗れましたが、2戦トータルのスコアで上回りノックアウトステージ突破を決めました。


プライムステージ
第1戦(9月5日・水) 柏レイソル ホーム △2-2 得点者:中山、曽根田

21歳以下の選手を起用しなければいけないルヴァンカップのルールから、現役高校生で特別指定選手の中山選手を先発に大抜擢。その中山選手が大役をやってのけます。

【公式】ゴール動画:中山 陸(甲府)54分 ヴァンフォーレ甲府vs柏レイソル JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦 2018/9/5


シュートを打つ前に少しタイミングをずらす技ありゴールを決めた中山選手。この得点もあり引き分けに終えたヴァンフォーレは、敵地で4日後に行われる第2戦に命運を委ねるのでありました。


第2戦(9月9日・日) 柏レイソル アウェー △1-1 得点者:フェフージン
※2戦合計3-3、アウェーゴール数により柏レイソルが勝ち抜け

熱狂の柏サポーターが待つアウェーで行われた第2戦。小出選手のシュートがフェフージン選手の背中に当たり軌道が変わってゴールに吸い込まれるラッキーなゴールで先制したヴァンフォーレでしたが、後半に瀬川選手に決められてアウェーゴール差でこのままでは負けてしまう窮地に立たされます。1点を取りたいヴァンフォーレは終盤に猛攻を仕掛け、ラストワンプレーでは小塚選手のスルーパスに抜け出したバホス選手が相手GKとの1対1の場面を作り出しますが、シュートは惜しくもポストに当たり万事休す。2試合引き分けという結果でしたが、アウェーゴール数の差によりここでルヴァンカップ敗退が決まってしまいました。




【2018年 JFA第98回全日本サッカー選手権大会(天皇杯)】
2回戦(6月6日・水) 流通経済大学 中銀スタ ◯3-1 得点者:田中2、曽根田

例年天皇杯の初戦はとても苦しむ傾向にあるヴァンフォーレ。この試合でも一時は大学生相手に同点に追いつかれますが、田中選手の2ゴールや曽根田選手の得点などもあり、3対1で勝ち抜け。プロの面子を保つことに成功しました。


3回戦(7月11日・水) 清水エスパルス 中銀スタ ◯1-0 得点者:田中

決勝点が決まったのは前半7分。太田選手の折り返しを田中選手が右足でダイレクトに合わせてゴール。田中選手は初戦の2得点を含む3ゴール目。このゴールを最後まで守り切ったヴァンフォーレは今年の清水との公式戦2勝1分けと好調さをみせました。

清水エスパルス 0ー1 ヴァンフォーレ甲府<天皇杯3回戦>


田中選手絶好調。スタジアムのサポーターの声「打て打て~!やったやった~!」


4回戦(8月22日・水) セレッソ大阪 中銀スタ ◯1-0 得点者:曽根田

攻撃のリズムが作り出せないもどかしい時間が続くものの、守備力重視のスタイルで粘り強い戦いをみせて勝負は延長戦に突入。スコアレスのままPK戦に入ると思われた延長戦後半アディショナルタイムに曽根田選手がついに決め、ヴァンフォーレが1対0で勝利。クラブタイ記録の天皇杯ベスト8に進出できました。

【ハイライト】セレッソ大阪×ヴァンフォーレ甲府「第98回 天皇杯 ラウンド16」



準々決勝(11月21日・水) 鹿島アントラーズ 中銀スタ ●0-1

鹿島がACLで勝ち抜いたことでこの試合の日程が約1ヶ月延期されていた天皇杯準々決勝ヴァンフォーレ対鹿島アントラーズ。リーグ戦が終了し、ヴァンフォーレの今シーズン残す照準はこの天皇杯の舞台のみとなりました。過密日程の鹿島はレギュラーメンバーとリザーブメンバーを組み合わせるチーム構成で臨み、ヴァンフォーレはリーグ戦のベストメンバーを起用しました。試合はポゼッションを高めてボールを支配する鹿島と、守りながら素早いカウンター攻撃を狙うヴァンフォーレという構図となり、緊迫した1点を争う攻防が続きます。試合の均衡が破られたのは後半31分。土居選手の素晴らしいシュートが決まり、鹿島が待望の先制点を挙げることに成功します。ヴァンフォーレは1点を追いかける展開となりますが、追いつくまでの余力は残っておらずそのまま0対1で敗戦。チームの2018年シーズンの天皇杯はベスト8で終えました。


ヴァンフォーレはリーグ戦も含めて、ルヴァンカップや天皇杯の舞台にも挑戦しました。幸いにも2つのカップ戦のどちらでも好成績を収めることができ、J2クラブとしては快挙と呼べるような快進撃だったと思います。もちろんカップ戦の舞台が増えたことによって試合増加による選手たちの身体的負担は大きく、リーグ戦もプラスした過密日程が原因で多くの負傷者を生んだのは事実だと思います。リーグ戦でもベストメンバーが組めなかった一因にもなりました。しかしルヴァンカップや天皇杯の舞台がなかったら若手選手の台頭はみられなかったと思うし、彼らがチャンスを掴んだのも今シーズン多くの試合があったからだと思います。曽根田選手や金園選手、佐藤選手やジュニオール バホス選手などはルヴァンカップの活躍からリーグ戦出場に飛躍することができました。今シーズン選手層の底上げができた要因はまさにルヴァンカップや天皇杯があったからだと言えます。今シーズンJ2にいながらヴァンフォーレの存在感を全国に知らせることができたのは、ルヴァンカップと天皇杯での存在感が大きかったと思いますね。来年は再びJ2シーズンということでルヴァンカップには参加できません。カップ戦は天皇杯のみとなりますが、今シーズンのようにまた快進撃をみせて今度は頂点を視野にして戦ってほしいと思います。




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

2018年シーズンを振り返る~後半戦~

2018-11-28 | Weblog
2018年シーズン
後半戦
第22節(7月7日・土) 19:00 大分トリニータ アウェー ◯4-2 得点者:堀米、曽根田、佐藤2

シーズン後半戦に入り、12位からの巻き返しを図りたいヴァンフォーレ。前節から中2日という厳しすぎる日程で行われた試合は、第16節と同じくこの大分戦では攻撃陣が爆発。堀米選手の左足ミドルで先制すると、すぐさま曽根田選手がドリブルで切り込みながら冷静にゴールに流し込みます。その後佐藤選手が3点目を奪うと、ラストも相手のDFラインでプレッシャーをかけボールを奪った佐藤選手がGKをかわしてゴール。相手の反撃をPKによる2点に抑えて勝利。今シーズン大分には2試合合計で10得点を奪う抜群の相性の良さを見せましたね。

【公式】ハイライト:大分トリニータvsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第22節 2018/7/7



第23節(7月15日・日) 18:00 FC岐阜 ホーム ●1-3 得点者:堀米

堀米選手のゴールで幸先良く先制点を奪うものの、岐阜の田中パウロ淳一選手の2ゴールを含む3失点で逆転負け。なかなか白星を連続して挙げられずに苦しみます。


第24節(7月21日・土) 18:00 ロアッソ熊本 ホーム ◯3-2 得点者:湯澤、堀米、島川

下位に低迷する熊本相手に先制されますが、湯澤選手のゴールで前半のうちに追いつくと堀米選手&島川選手が立て続けに得点を決めて試合の大勢を決します。大分同様熊本にも今シーズン2試合合計で7得点を挙げるまさに ‘お得意様’ 状態でしたね。


第25節(7月25日・水) 19:00 ジェフ千葉 アウェー ●1-2 得点者:金園

金園選手のヘディングシュートで前半15分に先制するものの、千葉の茶島選手と為田選手に決められて逆転されます。盛り返す力がチームには残っておらず敗戦。この試合が後半戦を語る上でのシーズンの流れを決めたキーポイントだったように思います。


第26節(7月29日・日) 18:00 松本山雅 アウェー ●0-1

今シーズンの『甲信ダービー』第2戦はアウェーの地で開催。前半セルジーニョ選手に決められた1点が重くのしかかり、こちらの攻撃は相手の堅守に阻まれて惜敗。悔しい連敗となってしまいます。


第27節(8月4日・土) 18:00 アビスパ福岡 ホーム ●1-2 得点者:曽根田

この試合の展開は早い時間に動きます。開始早々3分に福岡の松田選手にゴールを決められるものの、その3分後に曽根田選手が同点に追いつく得点を決めます。しかし29分に再び松田選手に決められてこれが決勝点。道渕&ジネイ&田中選手と攻撃的な選手を次々と投入して追いつこうと努力しますが、ゴールに近づくことは最後までできませんでした。千葉&松本&福岡といった強豪クラブに悪夢の3連敗。完全に勢いが止まった瞬間でもありました。


第28節(8月11日・土祝) 19:00 ツエーゲン金沢 アウェー ◯2-1 得点者:金園、堀米

ターンオーバーで失敗した前回対戦の借りを返すべく、ヴァンフォーレは金園選手と堀米選手の活躍もあり逆転勝利を収めます。


第29節(8月18日・土) 18:00 愛媛FC ホーム ●0-1

個人的な今シーズンのターニングポイントと思える試合が千葉戦とこの愛媛戦。これまで順位は離されながらも勝ち点はプレーオフ圏内の6位までそんなに差を広げられていなかった状況でした。追い上げを図るため、ホームで監督が変わり新体制となった愛媛相手に確実な白星が求められていました。しかし序盤に先制されるとその1点を最後まで追いつけずに敗戦。ここ5戦で1勝4敗と夏場の試合で深みにハマって動けないようなチーム状態となりましたね。


第30節(8月25日・土) 18:00 京都サンガ アウェー △1-1 得点者:金園

プレーオフ圏内の6位チームとの勝ち点差は ‘9’ の14位と目標達成に崖っぷちに立たされたヴァンフォーレ。この試合も1点リードされ終盤に。しかし後半アディショナルタイム6分に金園選手がPKを決めてなんとか敗戦を免れます。昇格へ向けて気持ちが切れそうになっていた精神状態を繋ぎ止めるようなきっかけとなったゴールでした。


第31節(9月1日・土) 18:00 町田ゼルビア ホーム ●0-2

首位を走る相手の勢いを痛感するような試合。前半早々に湯澤選手が一発レッドカードを受けたことも大きく影響しました。


第33節(9月15日・土)19:00 モンテディオ山形 アウェー △1-1 得点者:曽根田

この試合も先制されますが、試合終盤に曽根田選手が決めて追いつき、なんとか希望を繋ぎます。


第32節(9月19日・水) 19:00 大宮アルディージャ ホーム ◯1-0 得点者:佐藤

ルヴァンカップで勝ち進んだ影響により延期となっていた試合が中3日で開催。後半佐藤選手のクロスがDFに当たりコースが変わってゴールに吸い込まれます。その1点を守り切って勝利を収めます。無失点試合は実に18試合ぶり。失点を抑えるため戦い方を守備力を活かした戦術に変えていった瞬間でもありました。


第34節(9月22日・土)18:30 ファジアーノ岡山 ホーム ◯2-0 得点者:ジュニオール バホス、小塚

大宮戦から中2日の厳しいコンディションで行われたこの試合は、序盤の時間帯にバホス選手と小塚選手が素晴らしいゴールを決めて勝ち、久しぶりの連勝を飾ります。

【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsファジアーノ岡山 明治安田生命J2リーグ 第34節 2018/9/22



第36節(10月6日・土)15:00 東京ヴェルディ アウェー ◯1-0 得点者:ジュニオール バホス

後半途中に相手選手が退場し10人となった状態でヴァンフォーレは積極的に攻めていきます。バホス選手は金園選手とのワンツーから相手マークをフェイントでかわしてシュートをゴールに流し込みます。これが決勝点となり、ヴァンフォーレは3連勝を記録しプレーオフ圏内の6位クラブを必死に追いかけます。


第37節(10月13日・土)16:00 アルビレックス新潟 ホーム △0-0

かろうじて希望があったプレーオフ圏内進出。しかし数字上では可能性が残されていましたが、この引き分けによって現実的には厳しいと言わざるを得ない状況となってしまいました。


第35節(10月16日・火)19:00 徳島ヴォルティス アウェー ◯1-0 得点者:道渕

台風24号の影響により中止となっていたこの徳島戦が前節から中2日の日程で行われました。試合は後半アディショナルタイムに道渕選手が決めて1対0の勝利。難しいゲームをものにします。


第38節(10月21日・日)14:00 栃木SC アウェー △2-2 得点者:小椋、ジエゴ

わずかな望みのあったプレーオフ進出がこの試合の引き分けによって1%未満に。ジエゴ選手の初ゴールで土壇場に追いつけたことが唯一の明るい希望となりました。


第39節(10月28日・日)16:00 カマタマーレ讃岐 ホーム ◯1-0 得点者:森

負傷に悩まされていた森選手が途中出場で決勝ヘディングゴール。彼の努力と苦労が実を結びましたね。

【公式】ゴール動画:森 晃太(甲府)83分 ヴァンフォーレ甲府vsカマタマーレ讃岐 明治安田生命J2リーグ 第39節 2018/10/28



第40節(11月4日・日)13:00 水戸ホーリーホック アウェー ●0-2

すでにJ1昇格の望みは絶たれていた影響で、本来引き締めるべき守備のポイントで引き締められずに2失点。気持ちが切れてしまったような敗戦でした。


第41節(11月11日・日)13:00 レノファ山口 アウェー ◯1-0 得点者:ジュニオール バホス

ジュニオール バホス選手の今シーズン11得点目となる1ゴールを守り抜くサッカーでヴァンフォーレが勝利。小塚選手は古巣のサポーターに温かい声援を送られていました。


第42節(11月17日・土)14:00 横浜FC ホーム ●0-1

シーズン最終戦&ホーム最終戦を勝利で飾れず。順位も山口に抜かれて9位フィニッシュとなりました。


今シーズン後半戦の成績は9勝4分け8敗(勝ち点31)。前半戦が勝ち点28だったので少しは勝ち点ペースを増やしますが、第25節から第27節の3連敗を含む後半戦スタート10試合で6敗したのは痛かったですね。夏場の運動量低下が気になる時期に勝ち点獲得に繋がる戦いができなかったことが、巻き返しが図れなかった要因になっていたような気がします。相手に容易にスペースを使わせないなど守備力を重視した戦い方に変更してからは着実に勝ち点を稼ぎ、9月15日から10月28日までの8試合負けがない期間を作りました。この後半戦8敗したなかで接戦のゲームはたくさんありましたが、その黒星を頑張って引き分けに持ち込み、引き分けた試合を頑張って白星まで持っていく底力を今シーズンのチームに見たかったですね。

今シーズン通しての成績は16勝11分け15敗。得点力こそ悩まされましたが、吉田監督が築き上げたポゼッション重視の戦術と後任の上野監督が得意としていた縦に速い戦術が融合し、春過ぎから初夏にかけてとても魅力的なサッカーをしていました。その攻撃的で積極的なサッカーをシーズン通してクオリティを保った状態でずっと見ていたかったですね。来シーズンは上野監督が残してくれたプラスの財産を活かしながら、新しい指揮官とともにさらにレベルアップしたチームの姿が見たいですね。9位に終わった今シーズンのリベンジを果たし、今度こそJ1昇格の目標を達成しましょう!




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

2018年シーズンを振り返る~前半戦~

2018-11-27 | Weblog
1年でのJ1昇格を目標に今シーズンを戦ったヴァンフォーレ。しかし序盤の出遅れが響き、監督交代を経て一時は盛り返したもののコンスタントに勝ち点を積み上げられずに最終結果は9位。J1自動昇格圏内どころかJ1参入プレーオフ圏内(6位)にも入れず、悔しいシーズンとなってしまいました。昇格できなかったというフレーズが強く頭に残りますが、シーズン中は良かった&熱狂した出来事もたくさんあり、決して悪いことだけではありませんでした。そこで今シーズン(2018年)を試合ごとに前半戦&後半戦に分けて振り返っていきたいと思います。まずは前半戦から。


【2018年明治安田生命J2リーグ】
前半戦
第1節(2月25日・日) 16:00 大宮アルディージャ アウェー ●1-2 得点者:(甲)リンス

J1からともに降格してきた大宮にアウェーで対戦した開幕戦。勢いをつけたいスタートの試合で強豪相手に厳しい戦いが予想されましたが、マテウス選手とシモヴィッチ選手に決められて2点のリードを奪われてしまいます。しかしヴァンフォーレはリンス選手のPKでのゴールで1点差にしてその後も猛攻を仕掛けますが、最後まで追いつけず1対2で開幕戦黒星スタートとなります。やはり開幕戦という勢いをつける大事な試合で自信を得られなかったことが後に響いていったと思いますね。


第2節(3月3日・土) 14:00 東京ヴェルディ ホーム △0-0

第3節(3月11日・日) 14:00 町田ゼルビア アウェー △0-0

第4節(3月17日・土) 14:00 アビスパ福岡 アウェー ◯2-0 得点者:ジネイ、リンス

第2節&第3節とともにスコアレスドロー、ゴールは開幕戦リンス選手のPKのみということで、深刻な決定力不足を露呈していたヴァンフォーレ。悪い流れに陥りかけたなかで迎えた第4節の福岡戦。試合全体で見ると攻め込まれていたのですがGK河田選手の好セーブ連発でピンチを防ぐと、ジネイ選手のボレーシュートと後半終了間際の ‘仕上げのリンス’ で2対0として勝利。ようやく今シーズン初白星を飾ります。

【公式】ハイライト:アビスパ福岡vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第4節 2018/3/17



第5節(3月21日・水祝) 14:00 徳島ヴォルティス ホーム ●0-1

第6節(3月25日・日) 14:00 ファジアーノ岡山 アウェー ●0-1

福岡戦での2ゴールで得点力不足の流れを食い止めることができたと思われたのですが、第5節&第6節は無得点による敗戦で連敗。サポーターたちは優勝争い&上位争いを想定していたためにこの頃から吉田監督に対する不信感が溜まっていくことになります。


第7節(4月1日・日) 14:00 FC岐阜 アウェー ◯4-3 得点者:ジュニオール バホス2、小椋、湯澤

元ヴァンフォーレ指揮官の大木監督率いる岐阜の敵地に乗り込んだヴァンフォーレ。チームの得点力不足解消の救世主となったのが伏兵ジュニオール バホス選手の台頭でした。相手を寄せつけない抜群のスピードを活かした突破で同点弾を奪うと、エデル リマ選手とのカウンターでまたもやバホス選手がスピードを活かしてゴール。乱打戦となったゲームをものにします。

【公式】ハイライト:FC岐阜vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第7節 2018/4/1



第8節(4月7日・土) 14:00 水戸ホーリーホック ホーム △1-1 得点者:ジュニオール バホス

チーム状態を持ち直したかと思われたヴァンフォーレでしたが、勝利がほしかった第8節ホーム水戸戦で勝ちきれずに引き分けに終わると、上位集団との差が広がり遅れがさらに目立ち始め、サポーターからの不満はさらに高まっていきます。


第9節(4月14日・土) 14:00 松本山雅 ホーム ●0-1

そして迎えた松本山雅との『甲信ダービー』。Jの先輩として絶対に負けられない位置付けの試合でまたも無得点の敗戦を喫してしまったヴァンフォーレ。ライバル相手にホームでの黒星にサポーターたちの怒りが爆発。終了後約1時間半スタジアムに居残り、監督やフロントに説明を求めました。佐久間GMはこれから3試合で3連勝することをサポーターに約束。事態をひとまず収束させます。


第10節(4月21日・土) 18:00 愛媛FC アウェー △0-0

連勝が求められていた状態でスコアレスドロー。しかしヴァンフォーレが終始攻め続けた試合内容を考慮し、監督の去就が先送りとなります。


第11節(4月28日・土) 18:00 ジェフ千葉 ホーム △1-1 得点者:ジュニオール バホス

開始早々バホス選手が決めて幸先良く先制。勝利が近づいていた後半アディショナルタイム5分にセットプレーで千葉に追いつかれ痛恨のドロー。3連勝で勝ち点9を想定していたチームにとって、2試合で勝ち点2獲得は監督の評価に重くのしかかる結果となりました。クラブはこの千葉戦後に吉田監督との契約を解除。4月30日に新指揮官の上野監督の就任が発表されました。


第12節(5月3日・木祝) 14:00 レノファ山口 ホーム △1-1 得点者:ジュニオール バホス

新生上野ヴァンフォーレの初陣は奇しくも上野監督の飛躍の地となった山口が相手。メンバーも前体制からほとんど変えずに臨み、バホス選手が先制するもののまたしても終盤に追いつかれて引き分けに。後味が悪い勝ち点1獲得となりました。


第13節(5月6日・日) 13:00 ロアッソ熊本 アウェー ◯4-1 得点者:小塚、堀米、ジュニオール バホス、金園

就任間もない状態だった前節の山口戦とは一変しガラリとメンバーを変えてきたヴァンフォーレは、これまでの鬱憤を晴らすかのごとく攻撃陣が爆発。ゴールラッシュをみせます。4得点奪いましたが、特に3点目のバホス選手のゴールは前から積極的に相手ボールホルダーにプレスをかけにいく上野流のサッカーが垣間見られたシーンでしたね。これまで勝っても接戦のゲームが続いていたヴァンフォーレにとって、この快勝は精神状態を落ち着かせる良い薬になったと思います。


第14節(5月12日・土) 14:00 栃木SC ホーム ◯2-1 得点者:ジュニオール バホス2

この試合でもバホス選手は絶好調。2ゴールで4試合連得点を挙げますが、ゴール直後に太ももを負傷し交代。残念ながら彼はここから長期離脱となってしまいます。しかし試合は栃木の反撃を1点に抑え2対1で勝利。今シーズン14試合目で待ちに待ったホーム初白星を飾ります。


第15節(5月20日・日) 14:00 カマタマーレ讃岐 アウェー ◯3-0 得点者:金園、島川、小塚

欠場したバホス選手の穴を埋めたのは金園選手。CKから体を投げ出すようなダイビングヘッドを決めるとチームも勢いに乗り、GK河田選手のPKストップの活躍もあり3対0の快勝。チーム2点目は島川選手が決めており、彼が目立ってきたのもこの頃からでしたね。


第16節(5月26日・土) 14:00 大分トリニータ ホーム ◯6-2 得点者:金園、小塚、佐藤、小出、エデル リマ、リンス

シーズン前半戦の最大の見どころと言えばやはりこの試合。ハイライン&ハイプレッシャーの上野流戦術が面白いようにハマり、首位だった大分相手に開始27分間で5得点。その後大分に2点返されるものの、途中出場のリンス選手が仕上げて6対2の大勝。4連勝を飾り、一気にチームのムードが高まります。

【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vs大分トリニータ 明治安田生命J2リーグ 第16節 2018/5/26



第19節(6月16日・土) 18:00 モンテディオ山形 ホーム ●1-2 得点者:佐藤

W杯による中断期間を挟み、4連勝中と絶好調のチーム状態のままヴァンフォーレは佐藤選手が積極的に攻撃参加しミドルシュートで先制点を奪います。しかしチャンスに決めきれないでいると、終盤にサイドからの展開で立て続けの失点。逆転負けとなり、引き締められない精神的な脆さを露呈します。


第17節(6月20日・水) 14:30 アルビレックス新潟 アウェー ◯5-1 得点者:今津、小塚2、リンス、道渕

山形戦での敗戦を受けてチームは再び気持ちを引き締めて臨みます。新潟があまり調子が良くなかったこともありましたが、ヴァンフォーレはゴールラッシュ。古巣対決となる小塚選手の2ゴールを含む5得点で快勝。大分戦のような爆発力を披露します。

【公式】ハイライト:アルビレックス新潟vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第17節 2018/6/20



第20節(6月24日・日) 14:00 横浜FC アウェー ●0-1

ルヴァンカップでグループリーグ突破の影響により8日で3試合の過密日程となったチームは、蓄積疲労にプラスしてキーマンとなる小塚選手を封じられてこれまでの勢いが発揮できずに零封負け。


第21節(6月30日・土) 18:00 京都サンガ ホーム △1-1 得点者:リンス

この頃から過密日程の影響が選手たちに出てきます。第14節の栃木戦以来の復帰となったバホス選手が前半のうちに再び負傷退場。また後半開始早々には小塚選手が足を痛めて交代するなど、快進撃を支えた主力選手2人がこの試合で相次いで離脱した影響は大きかったですね。


第18節(7月4日・水) 16:00 ツエーゲン金沢 ホーム ●1-3 得点者:曽根田

京都戦から中3日ということでメンバーを大幅に変えて臨みましたが、DFラインの裏のスペースを突かれ後半12分までで3失点。後半開始時に2人同時に代えて対応しようとしましたが、一度狂った流れは最後まで取り戻せませんでした。ターンオーバーで臨もうとしたチームの選択が誤っていた典型的な試合と言えます。


今シーズンの前半戦21試合の成績は、7勝7分け7敗(勝ち点28)。吉田前監督の成績が11試合で2勝5分け4敗(勝ち点11)だったのに対して後任の上野監督は10試合で5勝2分け3敗(勝ち点17)。吉田監督時は得点力不足に悩まされて接戦を勝ちに繋げられず、上野監督就任直後は4連勝と好調を維持していましたが、ルヴァンカップで勝ち進んだことによる日程変更の過密日程や、主力選手の相次ぐ負傷離脱で安定したペースを掴めずに苦しんでいた6月の印象でしたね。やはり他のJ2の対戦相手と違う試合間隔で試合を行うことは不利という一言のなにものでもありませんでした。シーズン前半戦の順位は12位。大勝した大分戦を終えた後には8位と上位を虎視眈々と窺う機会があっただけに後半戦に巻き返しを誓うことになります。




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

上野監督お疲れさまでした

2018-11-26 | Weblog
ヴァンフォーレは、チームの指揮を執っていた上野監督の今シーズン限りでの退任を発表しました。


◇上野展裕監督◇



上野監督は1965年生まれの現在53歳。ツエーゲン金沢の監督や新潟のコーチを務め、2014年にレノファ山口の監督に就任。監督就任時はJFLにいましたが、2015年にJ3&2016年にJ2昇格と結果を残してきました。2017年5月に山口の監督を退任しますが、2018年4月30日に吉田監督の後を受けてヴァンフォーレの監督に就任。低迷しているチームの再建を託されます。

古巣山口とのデビュー戦は引き分けでしたが、その後の試合で首位大分相手に6対2の快勝も含む4連勝とチームは完全に勢いを取り戻します。しかしシーズンが進むにつれて夏場の過酷な環境とルヴァンカップとの兼ね合いから主力選手たちの負傷が目立つようになり、ベストメンバーがリーグ戦で組めなくなっていきます。主力選手がケガから復帰してもまた新たな負傷者が出るという悪循環が続いて黒星が増え始め、7月下旬の試合では3連敗と不調に陥ってしまいます。また第16節から第31節まで17試合連続で失点しており、無失点のゲームができなかったことが勝利から遠ざかる大きな原因になりましたね。シーズン終盤戦は守備を強化し接戦をものにするサッカーにシフトチェンジしチーム状態は持ち直しましたが、最終結果は9位と辛うじて繋げていたJ1昇格の可能性を最後まで叶えることはできませんでした。

上野監督就任後のヴァンフォーレの成績は14勝6分け11敗(勝ち点48)。J1昇格となる自動昇格圏内はもちろん、参入プレーオフの6位以内に入るのにこのほぼイーブンペースでは届きません。上野監督は攻守の切り替えを素早く行い、前目の位置でボールを奪い複数人で連動して仕掛けるアグレッシブなカウンター攻撃を得意としていたので、暑さが厳しくなり攻守に積極的なプレーが継続してできなくと途端に隙が生まれやすいサッカーになってしまいましたね。上野監督が求める運動量豊富なサッカーは、夏場にそのクオリティを保てなかったことがうまくいかない一番の要因となりました。チームはシーズン中盤戦から終盤戦にかけて軌道修正し守備力を活かした戦い方にシフトチェンジしていきますが、選手全員が同じ気持ちで戦術を定着させるまでやはり時間がかかってしまいましたね。


『J2町田ゼルビア対レノファ山口戦試合観戦記』

上野監督就任時にも言いましたが、2016年に上野監督率いるレノファ山口の試合をスタジアム(町田)に観に行っており、そこで山口が2点差をひっくり返して勝利した攻撃サッカーに感動したことを今でも鮮明に覚えています。あのサッカーがこれからヴァンフォーレでも見られると思ってとてもワクワクしました。上野監督はシーズン途中の就任と既存のメンバーでやらなければいけないもどかしさと難しさがあったと思います。個人的には自分の理想に近づけやすい戦術にマッチする希望したメンバーを集め、シーズン前のキャンプから上野色をチームに植え付けるところからやってほしかったですね。あと負傷者が続出し厳しい選手構成のやりくりが続いていたので、主力選手がコンディション万全な盤石な状態での上野ヴァンフォーレが見たかったですね。





今シーズン限りでのヴァンフォーレ退任が決まってしまいましたが、魅力的な上野監督のサッカーを評価してウチでも指揮してほしいと思うクラブはたくさんあると思います。特に攻撃的なタイプの選手が揃っているチームは上野監督の戦術に合いそうなので、ぜひとも新しい活躍先を早く決めて、新天地のクラブで旋風を巻き起こしている上野監督の姿を見たいですね。まずはヴァンフォーレでの指揮お疲れさまでした。どこへ行ってもこれから応援し続けます。頑張ってください!









にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へ
にほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

契約満了選手発表①

2018-11-24 | Weblog
ついにまたこの時期がやってきてしまいました。来シーズン(2019年)チームと契約を結ばない契約満了選手の発表です。プロサッカー選手のキャリアは長い人で約15年ほどという大事な期間の一部にヴァンフォーレでのプレーを選んでくれた選手たち。本当にプレーしてくれてありがとうございました。また別の道に進んでいくことになりますが、これからも新天地での活躍を願い&応援し続けたいと思います。今回の対象選手は6人。


◇ビョン・ジュンボン選手◇
韓国人のビョン・ジュンボン選手は1991年生まれの現在27歳。韓国の大学を卒業後、2014年にサンフレッチェ広島に入団。その後は清水エスパルスやツエーゲン金沢を経て今シーズンヴァンフォーレ甲府にやってきました。185cmの長身を活かした競り合いの強さと後方からのフィードの正確さが武器のCBで、開幕戦などシーズン序盤は試合に出ていましたがチームが不調に陥ると次第に出場機会が限られていきます。体制が変わってもしばらく出番を虎視眈々と窺う日々が続きますが、9月半ばとなり酷使されてきた先発メンバーに疲れが出始めるとスタメンに抜擢。その期間連勝を飾れたことが彼にとって大きなアピールポイントとなりました。第34節岡山戦からは9試合連続先発フル出場を果たし、終盤戦の守備の要となっていました。結局今シーズンはJ2リーグ戦16試合&ルヴァンカップ7試合&天皇杯2試合出場とチームの堅守復活に貢献しました。

ビョン・ジュンボン選手は来シーズンは韓国リーグでプレーし、翌年は韓国の兵役義務を果たす必要があります。志半ばでの退団となりますが、本人も徴兵が終わって甲府が声をかけてくれたらまた日本でやりたいと話しているように、帰国して一層たくましくなったビョン・ジュンボン選手を見てみたいですね。2021年にはさらに引き締まり、精神的に強くなったイケメンのビョン様の姿が見られるかもしれませんね。






◇窪田良選手◇
窪田選手は1991年生まれの現在27歳。東京Vの下部組織育ちで足元のテクニックがあり、視野が広くゲームメークに長けている選手。東京Vユースを卒業後は阪南大学から徳島ヴォルティスに入団。その後はJ3カターレ富山を経てヴァンフォーレに移籍しました。窪田選手はリーグ戦では先発で出る割合は少なかったのですが、カップ戦ではチームの舵取り役として攻撃のリズムを作り出していました。ヴァンフォーレのルヴァンカップグループリーグ突破や天皇杯上位進出は彼の活躍なしにはありませんでしたね。今シーズンはJ2リーグ戦13試合&ルヴァンカップ6試合&天皇杯3試合出場。

窪田選手はベンチには常時入っていた印象でしたが、やはり8月の全3試合で90分間出場したこのチャンスを与えられたときに何かしらの爪痕を残しておきたかったですね。ヴァンフォーレでは1シーズン限りでの退団となりますが、窪田選手はまだ27歳。まだまだチャレンジする機会は十分に残されていると思います。新たな場所で飛躍することを願っています。






◇ジエゴ選手◇
ジエゴ選手は1994年生まれの現在24歳。リンス選手がJ1FC東京に期限付き移籍した7月にその後任として、ブラジルの名門インテルナシオナルからヴァンフォーレにやってきました。加入当初はチームスタイルの適応に悩まされて出番を得られず、またフェフージン選手加入による外国籍枠の争いからベンチにも外れることが目立ちました。しかしバホス選手の負傷離脱を機にその存在が再び注目され始め、主に途中出場で試合に出られるようになります。第38節の栃木戦では後半アディショナルタイムに同点に追いつくゴールを決めるなど見せ場を作りますが、その後は目に見える結果は思うように残せず。7月からの途中加入でリーグ戦11試合1得点&ルヴァンカップ1試合&天皇杯1試合出場という成績でした。

期限付き加入ということでブラジルのクラブに戻ることが濃厚ですが、24歳とまだ若いのでもう一花二花咲かせることができると思います。新天地でもジエゴ選手の良さを活かして頑張ってください。






◇フェフージン選手◇
フェフージン選手は1988年生まれの現在30歳。負傷者が続出していた8月にジネイ選手と入れ替わるかたちでブラジルのクラブからヴァンフォーレに加入します。フェフージン選手は2015年にヴィッセル神戸に在籍しており日本でのプレー経験もあることからすぐにチームに馴染み、第29節の愛媛戦から途中出場。その後京都戦と町田戦に連続出場を果たします。第33節の山形戦まで先発出場するものの、その間のチーム成績が2分け2敗とチームの結果が伴わないでいると次の岡山戦からリザーブにまわり、ベンチから戦況を窺うようになります。負傷から小椋選手が戻り台頭すると、チームはボランチに外国籍選手を使わず攻撃的なポジションに起用することになり完全に影響を受けた彼は、第36節の東京V戦以降ベンチにも入ることができなくなりました。結局リーグ戦は5試合出場。ルヴァンカップでは1試合出場し、ルヴァンカップ準々決勝柏戦で1ゴール。短期間で結果を求められていたため、この期間で本来持っている実力を発揮できませんでした。

攻守にエネルギッシュで走力もあるボランチなので、そのようなタイプが欲しい日本のクラブはたくさんあります。ヴァンフォーレでは途中加入でしたが、シーズン始めからじっくりチームに馴染めば普通に活躍できると思うので、もし日本でのプレーを続けるのであれば間近でその活躍を見たいですね。新しい舞台でも応援しています!


【公式】ゴール動画:フェフージン(甲府)14分 柏レイソルvsヴァンフォーレ甲府JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第2戦 2018/9/9


ルヴァンカップ準々決勝柏との第2戦で挙げたゴール。シュートが背中に当たり軌道が変わって入ったラッキーな得点でしたが、このゴールで希望を持つことができましたね。



◇阿部翔平選手◇
阿部選手は1983年生まれの現在35歳。名古屋で長年活躍し、2014年から2シーズンヴァンフォーレに在籍。城福体制最終年と樋口&佐久間体制のヴァンフォーレを左ウイングバックのレギュラーとして支えました。2016年に一旦はジェフ千葉に移籍しましたが、2017年の途中から再びヴァンフォーレに期限付き移籍で加入し2018年からは完全移籍に切り替えてプレーしていました。

今シーズンは攻守にバランスの取れる阿部選手とはタイプが違う攻撃的な高野選手が左ウイングバックのレギュラーポジションを獲得していたために阿部選手の出番が激減しましたが、本職のサイドではなく正確な左足でのフィード能力を買われてルヴァンカップでは主にボランチの位置で試合に出場していました。今シーズンのリーグ戦出場は13試合&ルヴァンカップは6試合で天皇杯は3試合出場でした。貴重な左足が使えるサイドバックなので、豊富な経験も合わせて必要とする他のクラブはあると思います。個人的にも好きな選手でヴァンフォーレではサポーターからの人気も高かった選手ですから、まだまだ現役でピッチを躍動してほしいと思います。


阿部 翔平(甲府)の気持ちがボールに宿った逆転弾! J1第21節 甲府vsG大阪


やはり阿部選手と言えば個人的にはこれですね。2014年G大阪戦の阿部選手リーグ戦247試合目のJ1初ゴール。このゴールが強烈に自分のなかで印象に残っています。






◇瀬戸貴幸選手◇
瀬戸選手は1986年生まれの現在32歳。愛知県の高校を卒業後に海外挑戦し欧州のクラブと契約をかわした異色の苦労人で、 ‘0’ の状態から入団テストを経て登り詰めヨーロッパリーグであのトッティ選手が所属するローマと対戦することができた、まさにサクセスストーリーを歩んだ存在。長年在籍したルーマニアのアストラから今シーズンの8月にヴァンフォーレに移籍。シーズン後半戦の起爆剤としての活躍が期待されました。しかし出場は第33節山形戦の89分のみ。ベンチ入りも3試合と日本のサッカーに適応するのに時間がかかった感がありますね。わずか半年という短い期間での退団となりましたが、海外の厳しい環境を生き抜いてきた経験をチームに伝えてくれたと思います。今シーズンの成績はリーグ戦1試合&ルヴァンカップ2試合出場。今後は日本で新天地を探すのかそれともまた海外に目を向けるのか分かりませんが、瀬戸選手の挑戦をこれからも応援していきたいですね。







にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

天皇杯準々決勝鹿島アントラーズ戦独自採点

2018-11-23 | Weblog



直接現地で観た試合のヴァンフォーレの選手たちの活躍を独自の視点で辛口に評価&採点するこのコーナー。今回の対象試合は、11月21日にホーム山梨中銀スタジアムで行われた天皇杯準々決勝鹿島アントラーズ戦です。


【鹿島アントラーズ戦独自採点】
岡(6)→緊張してか序盤の動きはぎこちなかったが、次第にリラックスし安定したキックとハイボールの処理をみせる。遠藤選手のミドルやループ気味のシュートなど好セーブでチームのピンチを救った。失点シーンはノーチャンス。

エデル リマ(6)→ボールを持ったときの前方に運べる推進力と奪われないボールキープ能力は彼の真骨頂。しかし競り合う回数やスピードを活かした相手へのチェイスなど守備面での貢献は物足りなかった印象。

小出(6.5)→守備陣の中心として統率し、自身も素早い出足でのインターセプトを成功させるなど活躍。危機察知能力が素晴らしく、彼がいなかったらもっと攻め込まれていたと思う。

ビョン・ジュンボン(6)→185cmの長身を活かした空中戦の強さと屈強なフィジカルを駆使した当たりの強さを発揮するものの、今回はボールを持った後の処理がもたついたり相手からプレッシャーを受けてパスミスしたりと最終ラインからの繋ぎに貢献できなかった。

高野(7)→左ウイングバックとして前半は守備に追われていたものの、後半は気を見計らった攻撃参加で攻撃に活力を与えた。クロスやシュートなど得点には結びつかなかったが、完全にチームのキーマンとなった。

佐藤(5.5)→ボランチの位置でパス回しのリズムを作り出そうと奮闘するも、前線に飛び出していき決定機に絡む機会は少なかった。守備面も自身のポジションから突破されるシーンが目立った。

小椋(6.5)→中盤の底の位置で豊富な経験を活かした読みの鋭さや精力的なプレス&粘り強いディフェンスを敢行。攻撃面は物足りなかったが、ディフェンスでチームを引き締めた。

道渕(6)→右ウイングバックとして左の高野選手との攻守のバランスを見ながらプレー。惜しいシュートを何本かみせるものの、クロスボールの精度はあまり高くなかった。

小塚(5.5)→シャドーの位置で先発出場するものの、鹿島の圧力に押されて守備に追われ、前目のポジションでプレーできず。時折放つスルーパスは効果的だったが、もっとチームの決定機に顔を出したい。

曽根田(6)→シャドーのポジションを中心に幅広く精力的に動いて攻守の場面に絡む。決定機演出は少なかったが、チームのエンジンとして豊富な運動量が光った。左肩を痛め、後半31分に途中交代。

ジエゴ(5)→1トップとしてチームの攻撃を一手に担いたかったが、ボールを受けても相手のプレッシャーがキツくボールを奪われるシーンが目立つ。また精力的に動いてチームのパス回しのリズムを作り出すものの、この試合で彼が求められた仕事ではなかった。バホス選手の穴を埋められず、後半アディショナルタイム1分に途中交代。

途中出場
田中(6)→後半31分、負傷した曽根田選手に代わり途中出場。交代時に得点を狙わなければいけない状況となり良く動いてスペースを突くプレーを心がけるが、彼にあまりボールが渡らなかった。

森(-)→後半アディショナルタイム1分、ジエゴ選手に代わり途中出場。アディショナルタイム残り3分では短すぎて何も爪痕を残せず。もっと長い時間見たかった。

指揮官
上野監督(5.5)→負傷して出られないバホス選手に代わってジエゴ選手先発起用は妥当な選択だったが、鹿島のプレスが厳しくトップで攻撃の起点になれないことを早く判断し、後半の早い時間に代えるかシャドーに下げるかしなければならなかったと思う。1点を争う緊迫した動きづらい展開だったことは分かるが、先制点を奪われた残り14分で交代枠をすべて使って攻撃的になんとしても得点を掴み取るんだというベンチの意思をピッチ上の選手に采配で伝えてほしかった。アクシデントと後半アディショナルタイムの交代の2人だけでは知恵を絞ったとは言えない。采配次第で展開を変えられたチャンスはあったと思う。




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へ
にほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

【天皇杯準々決勝 鹿島戦結果】終戦

2018-11-22 | Weblog
21日にホーム山梨中銀スタジアムにて行われた2018年天皇杯 JFA第98回全日本サッカー選手権大会準々決勝鹿島アントラーズ戦ですが、試合結果は0対1でヴァンフォーレは敗れてしまいました。


リーグ戦から中3日でこの天皇杯準々決勝の舞台に臨むヴァンフォーレ。厳しい日程でしたが、リーグ戦が終了し天皇杯一本に集中できることからメンバーはほとんど変えず。ただチーム得点王のジュニオール バホス選手を出したかったのですが、山口戦での負傷が響いて今回は欠場。彼の代わりに1トップはジエゴ選手が務めました。一方の鹿島も来シーズンのACL出場権がかかるJ1リーグ戦が3日後に控えており、選手たちの疲労を考慮して主力選手と若手選手を織り混ぜるチームで臨んできましたね。たとえリザーブ組を多く起用していても、同じようなメンバー構成でC大阪や柏に勝利していたので全く油断はできませんでした。

試合はパス回しの巧さや強靭なボディコンタクトをみせる鹿島がボールを保持し、相手陣内で試合を進めていく前半となります。ヴァンフォーレは立ち上がりの時間帯自分たちのペースにしようと積極的に前に出てボール奪取を試み相手のリズムを狂わそうとしますが、次々と鹿島にかわされて前に出た後の背後のスペースを鋭く突かれるかたちで強烈な圧力を受けると、チームは前に奪いにいくのは一旦やめてしっかりと守備ブロックを作って守る戦い方に変えていきます。まずヴァンフォーレが良かった点はその気持ちの切り替えをはっきりできたこと。もちろん積極的なディフェンスを続けて前目でボールを奪い素早い攻守の切り替えでショートカウンターを仕掛けられたら決定機は増やせたかもしれませんが、このときの状況は鹿島に押し込まれていたので得点の確率以上に失点のリスクも高まっていました。試合巧者の鹿島相手に先制点を奪われてしまうととても難しい試合展開となるので、まずは相手に得点を与えないという共通意識を持てたことはヴァンフォーレにとって強みとなる要素となりましたね。鹿島に細かいパスを繋がれて陣形が下がり自陣にて全員で守備をする時間が目立ちましたが、それでも相手がシュートを狙う確率が高いエリアでは的確にディフェンスができていたと個人的には思います。鹿島は細かくパスを繋ぐ攻撃手段の他に3バックの両脇のスペースをロングフィードで狙う機会もありました。ピンポイントでピタリと合わせるパスの精度はさすがの技術がありましたが、サイドでボールを持たれても慌てずに複数人でプレッシャーをかけることができていたと思います。危ない場面はありましたが、意外にもうまく守れていた印象でしたね。

後半も鹿島のボール支配率が高く押し込まれる展開は続きましたが、やはり相手の攻撃のリズムに慣れてきたことで冷静に状況を分析できるようになり、ヴァンフォーレも盛り返す時間が増えていきます。そのきっかけを作ったのが小椋選手を中心とする積極的なディフェンス。前半では前に出ていっても簡単に剥がされて相手に広大なスペースを与えていたのですが、耐えるなかで相手を良く見て分析したことで果敢にインターセプトを試みても効果的にパスカットすることができるようになってきました。鹿島は前半のようなリズムでポゼッションを高めながらじっくり攻めてきましたが、ヴァンフォーレの前への鋭いディフェンスに引っかかることが多くなり次第にリズムを崩していきましたね。ヴァンフォーレはボールを奪ってからは素早いカウンター攻撃で状況の打開を図ります。そのカウンター攻撃の仕掛人となったのが高野選手。左サイドをタイミング良く駆け上がり敵陣深くまで攻め込んでいくプレーは鹿島にも確実に脅威を与えていました。得点やアシストこそ結びつきませんでしたが、高野選手はチャンスメーカーとしてヴァンフォーレの攻撃の重要な生命線となっていたと思います。

攻めとポゼッションの鹿島に対して堅守速攻のヴァンフォーレという試合の構図が出来上がったこの試合。1点を争う緊迫した攻防が続いていきます。両チームとも均衡を保っている攻守のバランスを考慮し、メンバーを変えづらい状況のなかで試合を動かしたのはアクシデントからでした。後半28分、タッチライン上で頑張ってボールを残そうとした曽根田選手が昌子選手のチャージを受けて吹き飛ばされ左肩を強打し、倒れて動けなくなります。曽根田選手はこのままピッチに戻れずに交代となりましたが、この瞬間を鹿島はしたたかに狙ってきましたね。彼の代わりに田中選手を準備していたヴァンフォーレ。しかし投入する前の10人となっていた僅かな時間で隙を生み出してしまいます。11人でチームバランスを保ってきたなかから10人となった一瞬のマークのズレを鹿島は突き、スピーディーでリズミカルな攻撃から最後は土居選手に鮮やかなミドルシュートを決められてヴァンフォーレはついに相手に先制点を奪われてしまいます。

その後追いつくための打開策をピッチで示したかったヴァンフォーレでしたが、交代カードは田中選手と後半アディショナルタイムに投入された森選手のみと効果的な特効薬とはなりませんでした。終盤はパワープレーも仕掛けられず0対1で敗れたヴァンフォーレ。相手の猛攻に耐えてカウンター攻撃で活路を開きたかったのですが、組織的に精力的に戦っきた鹿島の牙城は最後まで破れませんでした。


天皇杯での挑戦はベスト8という結果になりましたが、3回戦で清水エスパルス&4回戦でセレッソ大阪というJ1勢を下して勝ち進んだことは好評価できると思います。準決勝&決勝で戦う夢は叶いませんでしたが、選手たちには良く頑張ったと誉めてあげたいですね。この一戦をもってヴァンフォーレの2018年シーズンは完全に終了。J2リーグ&ルヴァンカップ&天皇杯と今年は公式戦を56試合もこなしてきました。改めまして選手&スタッフ&サポーター&スポンサーの皆さん1年間お疲れさまでした!そして自分にもお疲れさまと言いたいですね。







【ハイライト】鹿島アントラーズ×ヴァンフォーレ甲府「第98回 天皇杯 準々決勝」





にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

本日天皇杯準々決勝鹿島アントラーズ戦!

2018-11-21 | Weblog



ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2018年天皇杯 JFA第98回全日本サッカー選手権大会準々決勝ホーム山梨中銀スタジアムにて鹿島アントラーズ戦です(19時キックオフ)。

長かったJ2リーグ戦が17日に最終節を迎え、激闘の42試合が終了したヴァンフォーレ。リーグ戦とルヴァンカップ&天皇杯合わせて55試合をこなしてきましたが、まだヴァンフォーレの2018年シーズンは終わっていません。今年の56試合目は天皇杯準々決勝。しかも対戦相手がACLの大会を制した鹿島アントラーズ。まさに最高の相手と最高の舞台が整った素晴らしい条件で試合ができます。何が起きるか分からない一発勝負のトーナメントの真剣勝負と面白さを中銀スタジアムで味わいましょう!そしてあと3回勝ったら天皇杯で優勝できます。2018年の公式戦通算試合数を58試合に伸ばしましょう!



【試合会場周辺の天気情報】 goo天気 11月21日 5:00発表
山梨中銀スタジアム(山梨県)
晴れのち曇り
最高気温:16℃ 最低気温:4℃
降水確率
6時~12時:0%
12時~18時:10%
18時~24時:20%

日中は晴れて気温も上昇。雨の心配もほとんどないのですが、日が落ちた約2時間後のナイトゲームということで相当気温が下がりそう。冬の装備で万全の防寒対策をなさってください。特に座って応援される方はお尻から冷えてきます。座席からの冷気が遮断できる敷物が効果的です。




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へ
にほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

天皇杯準々決勝鹿島アントラーズ戦見どころ紹介

2018-11-20 | Weblog
先日今シーズンのJ2リーグラストゲームを戦ったヴァンフォーレ。最終結果は9位と目標にしていたJ1昇格に遠く及ばなかったものの、長いシーズンを戦い抜いた選手たちをホーム最終戦に集まったサポーターたちは讃え、翌日にはサポーター感謝デーでお互いに労をねぎらいました。ほんのひとときでしたが、選手たちは張り詰めていた空気を解放しリフレッシュすることができたと思います。気持ちを新たに再び戦闘モードに切り替えて今度は天皇杯の舞台に臨んでほしいと思います。


鹿島アントラーズ
15勝7分け10敗(勝ち点52) 3位(J1)
ここ最近5試合のリーグ戦成績:→◯△×◯◯
注目選手:金森選手、小笠原選手
予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

リーグ戦前節の試合ハイライト
【公式】ハイライト:柏レイソルvs鹿島アントラーズ 明治安田生命J1リーグ 第32節 2018/11/6



鹿島の基本フォーメーションは4-2-3-1。代表戦でJ1リーグ戦は中断期間に入っていますが、この天皇杯準々決勝の後に中2日でJ1リーグ戦が再開し24日に仙台と対戦します。鹿島は残り2試合で3位までに与えられる来年のACL出場権を争っており、予断を許さない状況となっています。またJ1の順位によっても獲得する賞金額も違ってくるので、2位の座も狙える3日後のリーグ戦に照準を合わせてこの天皇杯はターンオーバー制を敷いてくることが予想されます。鹿島はACLの決勝を戦った際もチームを2つに分けており、若手主体のリザーブ選手で構成されたチームでリーグ戦第31節のC大阪戦や第32節柏戦を戦い、ともに勝利を収めています。主力選手抜きのチーム構成でもヴァンフォーレは全く油断できないことを認識しておかなければ痛い目に遭いそうですね。

鹿島の注目選手は金森選手と小笠原選手。まず金森選手は切れ味鋭いドリブルが得意な24歳のストライカー。171cmで積極的に突破を仕掛けていく動きはヴァンフォーレの曽根田選手と似たタイプだと個人的には思います。福岡での活躍が認められて2017年に鹿島に移籍しますが、チームの厚い選手層に阻まれてFWのポジション争いで後手を踏みなかなか出場機会を得られずにもがき苦しむシーズンを送っています。しかし昨シーズンは5試合のみの出場でしたが、今シーズンはチームの試合数増加もあって出番も増えリーグ戦14試合に出場し2得点を挙げています。その2ゴールを挙げた試合が第28節神戸戦と第32節柏戦という最近行われた試合。彼自身調子を上げてきている状態だと思うので、自信を取り戻した金森選手のプレーには注意が必要でしょう。そして小笠原選手。39歳の大ベテランとなり運動量とフィジカル面はさすがに自慢できるだけの能力ではなくなってきましたが、足元の技術や数々の大舞台を乗り越えた豊富な経験は確実にチームに還元されています。特に今回のメンバーは若い選手が多く揃っているので、彼がピッチにいることでチームの精神的支柱のような役割を担っていると思います。他の選手は小笠原選手にボールを集めておけばうまく攻撃を展開してくれるという安心感が生まれると思うので、パス回しの中心として彼を機能させないことが求められます。小笠原選手は中盤の底の位置でゲームメークするので、こちらはシャドーのポジションの機動力がある曽根田選手が中心となって的確にプレッシャーをかけていきたいですね。


ヴァンフォーレ甲府
16勝11分け15敗(勝ち点59) 9位(J2)
ここ最近5試合のリーグ戦成績:→△◯×◯×
注目選手:小椋選手、小塚選手、ジュニオール バホス選手
予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

リーグ戦前節の試合ハイライト
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vs横浜FC 明治安田生命J2リーグ 第42節 2018/11/17



ヴァンフォーレの基本フォーメーションは3-4-2-1。山口戦で脳震盪の症状が出た高野選手は出場が微妙ですが、前節欠場したバホス選手や佐藤選手&曽根田選手などは満を持してこの試合に登場しそう。リーグ最終戦をある程度選手を温存して臨みましたが、その効果がこの鹿島戦で発揮してほしいですね。今回のヴァンフォーレの注目選手は小椋選手と小塚選手&ジュニオール バホス選手。まずベテランの小椋選手を推した理由は、チームを引っ張ってくれる精神的なリーダーが必要であること。というのも鹿島は試合の勝ち方を知っているクラブで、それはメンバーが違っていても変わらないクラブの伝統となっています。先制点を奪い1点でもリードできればあとは試合を終わらせるしたたかな進め方ができるチーム。ヴァンフォーレはアジア王者に対して意気揚々にやってやろうとする心意気が強くみられると思います。そのようなときはどこか心の隙ができやすいものです。鹿島はその隙を突いてくることがうまい印象なので、ヴァンフォーレはその高揚感を押し殺していかに平常心でいられるかがこの試合の一番のポイントになると個人的には思います。小椋選手は他の若い選手が得点を狙いに前目に意識が傾いているなかで、自陣の空きやすいスペースを埋めたりDF陣の守備のサポートなどベテランならではの経験を活かした失点のリスクを抑える仕事に徹してほしいですね。

攻撃陣は小塚選手のゲームメーク能力とバホス選手の得点力は必要不可欠。今シーズンのJ2で猛威を振るったこの2人のコンビネーションがアジア王者の鹿島にも通用するのかはこの試合の見どころの一つ。もちろんキープレーヤーになるので相手はこのホットラインを遮断しようと対策を考えているはずです。小塚選手とバホス選手にはその相手の想定しているレベルを大きく上回るプレーをみせてほしいですね。先ほども言ったように鹿島は組織的に試合を進めてくるチーム。しかし想定外のレベルをみせることができれば、対策する人数を増やさざるを得なくなります。するとどこかしらに穴ができて絶妙に保っていたチームのバランスが崩れてくると思うので、その隙をヴァンフォーレは見逃さないでほしいですね。鹿島の2人のCBは町田選手が190cm&犬飼選手が182cmと上背のあるタイプが揃っているので、バホス選手と曽根田選手のスピードを活かした地上戦での突破で相手守備陣を翻弄してほしいと思います。

鹿島はいつもと違うメンバーで臨んでくることが濃厚ですが、ターンオーバーしたチームでもC大阪や柏を倒しています。ヴァンフォーレにとって一筋縄にはいかない一戦となりますが、逆に鹿島は守備一辺倒だった時代のヴァンフォーレは知っていても素早く人数をかけたカウンター攻撃を仕掛けるスピーディーなヴァンフォーレの姿はまだ知らないと思います。ルヴァンカップで札幌や浦和&柏を苦しめたあの勢いは、たとえ鹿島であってもピッチで体感すれば度肝を抜かれると思うので、勢いの良かったあの雰囲気を再び呼び起こしたいですね。そしてリーグ最終節と同じく今回も山梨中銀スタジアムで試合ができます。ホームに集まるたくさんのサポーターたちの力を借りて、実力以上の力を発揮してぜひ勝利を挙げて準決勝の舞台を目指してほしいですね。




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪