ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと18年目を迎えました。ヤングパワー炸裂!

FCふじざくら山梨 WEリーグへの道2

2022-06-30 | FCふじざくら山梨
将来的な日本女子サッカーの最高峰リーグ(WEリーグ)入りを目指すFCふじざくら山梨。その目標に対しての歩みを追っていく月イチ企画『FCふじざくら山梨 WEリーグへの道』のコーナーです。第2弾の今回は、前回紹介したその後の試合結果を中心にFCふじざくら山梨の情報をお届けしたいと思います。

まずは前回紹介した以降の第5節からの試合結果をご覧ください。


【FCふじざくら山梨5月~6月の試合結果】
第5節(5月21日) ○2-1 vs山梨学院大学 得点者:(ふ)鈴木、清水
第6節(5月29日) △2-2 vsVONDS市原FCレディース 得点者:(ふ)清水、鈴木
第7節(6月5日) ○2-1 vs日体大SMG横浜サテライト 得点者:(ふ)鈴木、オウンゴール
第8節(6月19日) ○4-0 vs河内SCジュベニール 得点者:(ふ)中村、松岡、鈴木、辻野
第9節(6月26日) ○6-0 vsFC町田ゼルビアレディース 得点者:(ふ)鈴木2、井原、清水、工藤、脇田
※4勝1分け

開幕から全勝の状態が続いていたふじざくら山梨。第5節では同じく全勝で勝ち点15で並んでいた山梨学院大学と ‘山梨ダービー’ として今回はホームで戦います。前半開始早々の鈴木選手のゴールで幸先良く先制点を奪い、前半43分にも清水選手が追加点を決めて2点をリードします。後半は山梨学院大学のペースとなり幾度となくゴール前に迫られますが得点は最後まで許さず。冷たい雨が降る激戦を制し首位を守ります。

続くVONDS市原FCレディース戦は常に相手にリードされる苦しい試合展開を迎えるものの、清水&鈴木選手の活躍もありなんとか同点に追いつき引き分け。勝てませんでしたが今シーズン無敗はキープします。その後の6月の3試合は攻撃陣が爆発するなど白星が続いて3連勝を記録。第5節から第9節までの5試合は4勝1分けの勝ち点13獲得となっています。


【関東女子サッカーリーグ2部順位表・上位4チーム】
1位 FCふじざくら山梨(25)+34
2位 VONDS市原FCレディース(25) +32
3位 山梨学院大学(18) +27
4位 日体大SMG横浜サテライト(15) +8


【関東女子サッカーリーグ2部得点ランキング】
1位:浜田(山梨学院大学) 9点
2位:清水(FCふじざくら山梨) 7点
2位:鈴木(FCふじざくら山梨) 7点
2位:西山(VONDS市原FCレディース) 7点
5位:辻野(FCふじざくら山梨) 4点
5位:関根実(山梨学院大学):4点
5位:関根芽(山梨学院大学) 4点
5位:井上(VONDS市原FCレディース) 4点


現在関東女子サッカーリーグ2部は試合数8~9試合を終えて首位に立っているのはFCふじざくら山梨。全勝で勝ち点25となっています。VONDS市原FCレディースも勝ち点では25で首位ふじざくらと並んでいますが、得失点2の差で2位。3位には山梨学院大学。今シーズンのリーグ戦は残り5試合なので、現実的な優勝争いに絡みそうなチームはこの3クラブに絞られてきそうな気がします。

関東女子サッカーリーグは2部リーグ優勝で1部への自動昇格が決定、2位に入ると1部下位クラブと入れ替え戦が行われます。1部昇格のためには最低限上位2位に入らなければならず、ヒリヒリとする1部クラブとの入れ替え戦を避けるにはやはり優勝することが望まれます。リーグ戦は残り5試合。2位クラブとの直接対決も残されているので、そこで激闘を制していかに他のクラブとの試合で勝ち点を取りこぼさないかが昇格へのキーポイントとなります。次節(第10節)は7月2日に行われますが、その次の第11節は間隔が空いておよそ4ヶ月後の10月30日から残り4試合が開催されます。良い状態で秋のリーグ戦再開が迎えられるように第10節を勝利で終え首位の座を守りたいですね。


…このコーナーの次回試合情報紹介は11月になります。7月2日の試合終了後から10月の期間は試合がありませんが、その期間も月イチのペースでFCふじざくら山梨のチーム情報をお届けしたいと思います。せっかくなのでこの期間中は選手の情報やホーム戦でお客さんを呼び込むための様々な催し物などについても触れていきたいと思います。次回の更新をお楽しみに!




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大和選手リーグ戦初先発も後半ATの一撃に泣く【レノファ山口戦】

2022-06-29 | Weblog
6月26日にアウェーで行われた2022年明治安田生命J2リーグ第23節レノファ山口戦ですが、試合結果は1対2でヴァンフォーレは敗れてしまいました。ヴァンフォーレの得点は後半に挙げたウィリアン・リラ選手のゴールでした。


☆大和選手先発に大抜擢
ヴァンフォーレは前節の山形戦から先発を3人変更。先日の天皇杯3回戦のコンサドーレ札幌戦で2得点を挙げた三平選手、同試合で2アシストを記録した荒木選手、そして気合い溢れるディフェンスをみせた大和選手がメンバー入りを果たします。J1クラブを撃破する原動力となった3人を起用することで、天皇杯で勝利した勢いをリーグ戦でも持ち込みたいという吉田監督の考えを窺い知ることができましたね。この3人のなかで特に注目だったのが大和選手。今シーズンこれまでベンチに入り終盤の数分間プレーすることはありましたが、スタートから試合に出場することはありませんでした。それが今回天皇杯の活躍を評価されての初のリーグ戦での先発出場。札幌戦同様に気合いの入った熱いディフェンスを披露できるか、先発に抜擢してくれた吉田監督の期待に応えることができるか注目されていました。

☆立場の違いが戦いの違いに
対戦相手が違えば選手たちの気持ちにも変化が生まれ、それが試合の戦い方にも如実に出てきます。その傾向が分かるような試合だったと個人的には思います。メンバーは大幅に変更されていましたが、天皇杯の舞台ではJ1にいる札幌を倒そうとチャレンジャーの立場として試合に臨んだと思います。それにより相手の胸を借りるつもりで飛び込むように思い切って攻守において積極的に仕掛けることができていました。また前半のうちに勝ち越せたため、もしかしたら勝てるかもという気持ちもプラス要素として働き、それが良い流れを生み出す要因にもなっていました。それが今回の試合では対戦相手がレノファ山口という順位が17位にいるクラブ&最近の成績は1勝4敗とあまり調子の上がらない状態ということで、ヴァンフォーレはどちらかと言えば立場的に負けられない気持ちになる試合でした。勝たなければいけないという気持ちが失点へのリスクを減らそうと戦い方が保守的となり、またその影響で攻撃時細かなパスは回せるもののフィニッシュに繋がる勝負していくパスが思い切って出せない消極性が目立っていました。チャレンジ精神という点で明らかに今回の方がリスクをかけないように無難にじっくりと戦いたいという気持ちが強かったと思います。今回はチーム力の優位性が逆に接戦の展開を生み出していたと思います。

☆天皇杯活躍組は後半28分まで
スコアがなかなか動かないヒリヒリする展開が続いていたこの試合。先発でチームを引っ張ってきた三平&荒木選手の天皇杯活躍コンビは、得点やアシストという目に見える結果を残せないまま後半28分に退きます。しかしそこで代わってピッチに入ったウィリアン・リラ選手がスコアを動かす活躍をみせます。

☆積極的にアクションした結果のゴール
後半30分、起用されて約2分後のウィリアン・リラ選手が山田選手の浮き球スルーパスに右サイドを抜け出すと、中央に入ってくる選手のタイミングを図りながらクロスボールを上げます。そのクロスボールはマークに来ていた相手選手の足に当たって軌道が変わり、うまい具合にドライブ回転がかかりながらGKの頭上を抜けていきゴールに吸い込まれていきます。相手の足に当たってのラッキーなゴールに思うのが一般的ですが、リラ選手にとってこれまであまり見られなかったサイドを鋭く駆け上がってのプレーだったので、そこはラッキーで片付けるのではなく彼の仕掛けるチャレンジ精神を誉めるべきだと思いますね。リラ選手の今シーズン5得点目でヴァンフォーレが欲しかった先制点を獲得します。

☆狙われた!?ハイボールでの同点被弾
長いスコアの均衡の後にようやく取れた先制点で安堵の雰囲気が漂っていたヴァンフォーレ。しかし集中力が一瞬途切れた隙を山口は見逃しませんでした。リラ選手のゴールからわずか3分後の後半33分、左サイドを仕掛けてきた山口はプレッシャーを受けないままアーリークロスを供給。その速い弾道はゴール前にいた池上選手にピタリと合い、山口が同点に追いつきます。このシーンでは沼田選手のクロスと難しい体勢のシュートを決めた池上選手のプレーは素晴らしかったのですが、ヴァンフォーレとしたらクロスボールを上げられる前の守備対応に問題がありました。関口選手が右サイドでリトリートしながら相手ボールホルダーに対応。しかしもう一人の選手が大外でおとりとなったためにその動きにつられ、一瞬寄せが甘くなりましたね。決して関口選手が悪いのではなく、チームとして1対2の状況を作ってしまったヴァンフォーレの組織的守備が良くなかったと思います。近くでボランチの山田選手がいましたが、彼が沼田選手に寄っていくだけでもクロスボールの精度は落とせたように思います。そして初先発で頑張ってきた大和選手ですが、終盤の時間帯となり疲労が足にきていたことを山口の選手は知っていたかもしれませんね。普段ならジャンプして頭で触れるクロスの弾道が届かなかった悔しさが大和選手のなかであると思います。その直後に足を吊ってしまい途中交代。ルーキーはこういう悔しさを味わうことが今後の成長への糧となります。プレッシャーがないままゴール前を確認しゆとりを持ってクロスを上げる時間を相手に作らせてしまったこと、そして天皇杯フル出場から中3日の状態で終盤の時間帯まで大和選手を引っ張って使った決断が失点へと繋がった気がします。

☆スペースを使われ豪快ミドルで万事休す
大和選手が負傷して交代するまでの間に山口の選手たちは一度センターサークル付近に全員が集まってなにやら相談していました。個人的にはそこが気になっていて、プレーしていたなかでヴァンフォーレの守備の狙い目などを話し合って共有していたかもしれません。その話し合いがあった後から山口はバイタルエリアから積極的に狙っていくプレーが多くなり、その流れからミドルを放つシーンがみられるようになります。後半44分の1回目はGK河田選手がキャッチするものの、後半アディショナルタイム5分の橋本選手のミドルシュートは防ぎ切れずに逆転弾を許してしまいます。同点のシーンも同じエリアを攻撃の起点とされましたが、今回は終盤の時間帯で中央のバイタルエリアが空く機会が多くそこを山口に狙われていた気がします。天皇杯札幌戦でもフル出場していた山田選手はこの試合でもフル出場。暑さ厳しい夏の環境で彼のスタミナがいかに豊富でも運動量の多いボランチの仕事は過酷を極めます。疲れて動きが鈍くなっていたのは仕方ないことで、その様子をベンチが気づけずに交代枠をすべて使い切ってしまったことも響きましたね。失点シーンは2得点ともこのエリアで守備のプレッシャーが少なく狙い澄ましたプレーを相手にされたことが原因だったように思います。

☆敗戦の要因は?
この試合に敗れてしまった主な要因として、こちらがやろうとしていた戦術が相手にうまくハマらなかったと思います。まずは天皇杯での勢いをリーグ戦でも発揮するために三平&荒木&大和選手を先発起用。しかし低めの重心で戦う今回は札幌戦のようなアグレッシブな姿勢はみせられず。また中盤の底のエリアをボランチがカバーしきれなくなった終盤に交代枠でその対処ができなかったのも痛かったですね。最後の交代枠で飯島選手を起用したのは勝ち越しを狙うための意図が汲み取れますが、攻撃にチャレンジした結果ディフェンスに穴を空けることになってしまいました。そして7試合未勝利の期間中みられていた慎重な戦い方の復活。試合の重要度の位置付けの差かもしれませんが、臨む気持ちの違いによって消極的な姿勢が増してしまうのは問題だと思います。チャレンジ精神旺盛でガツガツと仕掛けていた天皇杯札幌戦のようなアグレッシブさを、リーグ戦でもどんな相手にでもいつもみられるように集中力を研ぎ澄ませてほしいと思います。


…この敗戦により今シーズンのヴァンフォーレの成績は7勝9分け7敗の勝ち点30は変わらず、順位は3つ下げて13位となっています。山形戦に勝利して長いトンネルから抜け出したと思ったチームにとって、精神的にダメージが来る今回の敗戦。もちろん次のために気持ちを切り替えなければいけませんが、今回の試合内容をしっかりと反省するのも大切だと思います。一つ一つの積み重ねも重要ですが、あまりうまくいかない以上は事態を好転していくためにそろそろ戦い方の変化も求められると思います。まずは90分間のペース配分を考えずにがむしゃらに動く時間を作り、トライしていく気持ちを前面に出していく姿勢をみせて状況を改善したいですね。J1参入プレーオフ圏内入りならまだ時間があると思いますが、J1自動昇格圏内入りを目指すのなら間に合わなくなるので相当な危機感を持って早急に調子を上げてほしいと思います。



2022.06.26 2022明治安田生命J2リーグ 第23節 vs.レノファ山口FC





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試合結果【レノファ山口戦】

2022-06-26 | Weblog
【2022年 明治安田生命J2リーグ第23節】

◇試合結果◇
○レノファ山口2-1ヴァンフォーレ甲府×

◇得点者◇
後半30分(甲)ウィリアン・リラ
後半33分(山)池上
後半50分(山)橋本

◇試合会場◇
維新みらいふスタジアム(山口県)

◇データ◇
    山口 甲府
46% ボール支配率 54%
13本 シュート数 9本
420本 パス成功数 563本

◇今シーズンの成績◇
7勝9分け7敗(勝ち点30) 13位

◇target J1◇
★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

※目標勝ち点81

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇
→2022.06.26 2022明治安田生命J2リーグ 第23節 vs.レノファ山口FC




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本日レノファ山口戦!

2022-06-26 | Weblog



ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2022年明治安田生命J2リーグ第23節アウェー山口県山口市の維新みらいふスタジアムにてレノファ山口戦です(19時キックオフ)。


レノファ山口戦見どころ紹介


前節山形に勝利して8試合ぶりの白星を掴んだヴァンフォーレ。長くもがく期間が終了し、上位に向かって新たな一歩を踏み出すためにここからその歩みを加速しなければいけません。J1参入プレーオフ圏内ならまだしも、J1自動昇格圏内となる2位以内を目指していくためには、ここで掴もうとしている大きな波に乗る機会を逃したら相当難しい状況になると思います。長いトンネルを抜けたらどこまでも続く青い空が広がるように、ヴァンフォーレも明るい未来に向かってこれから力強く突き進みたいですね。



【試合会場周辺の天気情報】 goo天気 6月26日 5:00発表
維新みらいふスタジアム(山口県)
曇り☁️時々晴れ☀️
最高気温:32℃ 最低気温:24℃
降水確率
6時~12時:20%
12時~18時:20%
18時~24時:20%




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レノファ山口戦見どころ紹介

2022-06-25 | Weblog
前節山形に勝利し8試合ぶりの白星を獲得したヴァンフォーレ。決勝点を奪ったのも長い間得点が取れずにもがき苦しんでいた長谷川選手だったので、チーム&選手ともに長いトンネルを抜けるような勝利だったと思います。先日の天皇杯3回戦でもJ1の札幌を撃破しており、チームも上り調子になってきたこのムードを大切にして、連勝へ繋げるきっかけにしたいですね。


【レノファ山口】
☆今シーズンの成績:6勝6分け10敗(勝ち点24) 17位
☆ここ最近5試合の試合結果
→××○××
☆注目選手:高木選手、菊地選手、関選手
☆予想布陣:4-1-2-3
☆予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:東京ヴェルディvsレノファ山口FC 明治安田生命J2リーグ 第22節 2022/6/18



【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:7勝9分け6敗(勝ち点30) 10位
☆ここ最近5試合の試合結果
→△△×△○
☆注目選手:長谷川選手、ウィリアン・リラ選手、野澤陸選手
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:モンテディオ山形vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第22節 2022/6/18



☆調子の良くない山口
対戦相手の山口は現在17位にいますが、ここ最近5試合の成績は1勝4敗と失速気味。特に得点力不足が深刻で5試合で2得点しか挙げられていません。その2得点が第20節での1試合2得点で、あとの4試合は無得点で敗戦を喫しているなどゴールが遠い状態に陥っています。なかなか得点が取れない山口ですが、ウイングのポジションに就く高木選手はサイドでチャンスメークしたり中央に移動してラストパスを送ったりと最近でも縦横無尽の活躍をみせています。山口の攻撃の中心は高木選手だと個人的には思っているので、彼が伸び伸びとプレーできる環境を作らせないように組織的守備で隙の生まないディフェンスをしたいですね。そして逆サイドの沼田選手も最近の試合では積極的にサイドを仕掛けています。サイドに警戒するあまり守備陣が横に間延びしないように注意すべきだと思います。

☆フィジカル勝負
山口は前節の東京V戦でブラジル人DFヘナン選手がレッドカードで退場処分を受けたため、今回の試合には出られません。彼の代わりに眞鍋選手が起用されることが濃厚ですが、まずヴァンフォーレはその代わった場所を徹底的に突いていきたいところ。やはり山口は守備の柱となっていて対人守備が得意なヘナン選手が抜ける穴は大きく、彼がいるのといないのとでは守備の安定感が大きく異なると思います。眞鍋選手も今シーズンすでに17試合に出場しているため監督から信頼されている選手だと思いますが、4バックのCBで菊地選手とコンビを組むシーンは今シーズンあまりなかったと思うので、守備の呼吸が合うまで少し時間がかかると思います。慣れるまでの間にヴァンフォーレは中央から仕掛ける攻撃のかたちを増やしていくべきで、ウィリアン・リラ選手が中央でいかに逞しさをみせられるかが先制点へのポイントだと思います。

☆仕掛けるポイントは
山口の基本布陣は4-1-2-3を採用しています。このフォーメーションは4-1-2-3の ‘1’ の部分でもあるアンカーのポジションの両脇にスペースが空きやすい傾向にあるので、ヴァンフォーレの選手が積極的に侵入していくことでチャンスが広がります。そのスペースに仕掛けやすいのはポジションが重なるシャドーの選手だと思うので、長谷川選手や鳥海選手がこのエリアに入って存在感を示すことが山口の守備バランスを崩す第一手となりそう。そしてウイングとサイドバックの間にできる縦のスペースも狙い目。ウイングバックの選手がここにいるとサイドで攻撃の起点が作りやすくなります。小林選手や関口選手がそこのエリアで相手を引きつけることができたら一気に他のスペースも空くので、そこからの展開で決定機に持ち込める回数が増えそうですね。

☆悩んだら長谷川選手に託す
攻撃に手詰まり感を感じてきたらとりあえず長谷川選手にボールを渡すことをチームで心がけてほしいと思います。彼はすでにチームのエースとしての存在感も抜群で非凡な攻撃センスも備えています。試合の流れを読みながらいつ攻勢を強めていくべきか仕掛けるタイミングも徐々に分かってきていると思うので、彼からの突破でチームの仕掛けの緩急が変わるような変幻自在な攻撃をこの山口戦では積極的にチャレンジしてほしいですね。前節の山形戦での技ありゴールで完全に目を覚ました長谷川選手の覇王ぶりにも期待したいと思います。

☆天皇杯活躍組の積極的起用を
吉田監督は天皇杯などで活躍した選手を次のリーグ戦の試合では積極的に起用しない傾向にあります。環太平洋大学戦で2得点を挙げた中山選手がその例として挙げられますが、それは本当にもったいないの一言。リーグ戦ではないとしても活躍した選手は気分が高揚しモチベーションも上がった状態にあると思うので、その勢いで他の選手に良い影響を与えてチームを活性化させる効果があると思います。札幌戦では三平選手が2ゴールを挙げ、荒木選手が2アシストを記録するなど台頭したので、彼らを終盤の数分間だけではなくもっと持ち味を発揮できる長い時間起用してほしいのが個人的な思いですね。そうすることで起用したタイミングで意図的にチームのバイオリズムの上昇が見込めるので、攻勢を仕掛ける時間が作れると思います。


…勝てなかった時期からようやく抜け出すことに成功したヴァンフォーレですが、J1昇格のためにはここから再び浮上しなければいけない大事な期間とも言えます。この山口戦で完全に自信がつく勝利を得られるか、J1昇格にふさわしいクラブかどうかをこの一戦で確認したいですね。




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J1札幌を打ち砕く三平選手の2発!ラウンド16進出【天皇杯3回戦 コンサドーレ札幌戦】

2022-06-24 | Weblog
6月22日にJITリサイクルインクスタジアムにて行われた天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会3回戦コンサドーレ札幌戦ですが、試合結果は2対1でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は前半に挙げた三平選手の2ゴールでした。


☆リーグ戦から先発大幅変更
週末に行われたリーグ戦からヴァンフォーレは先発を8人変更。引き続き出場した選手のなかで浦上選手と山田選手はいつものポジションにつきましたが、須貝選手は久しぶりにウイングバックの位置に復帰。左に入り攻守において精力的な上下動ができるか期待されていました。また山本選手が3バックの中央に入り、浦上選手が昨シーズン主に担当した右に配置&須貝選手を本来のポジションに戻す守備構成は今後のリーグ戦に臨むための布石だと個人的には思っていて、結果相手の攻撃を無失点に抑えたのでテスト的なチャレンジが成功したと思います。攻撃陣では1トップ2シャドーの3人をすべて入れ替えてフレッシュな顔ぶれに。この3人はドリブルで仕掛けることが得意な宮崎選手&タイミング良く前のスペースに潜り込んでフィニッシュに繋げていくことが得意な飯島選手&精力的なボール追いとヘディングが得意な三平選手とそれぞれタイプが異なるので、バランスが良い攻撃の構成だと思います。ただ単に選手の疲労面を考慮したターンオーバーではなく、吉田監督はここからリーグ戦に繋げる策を講じていることを感じましたね。

☆大和選手チャレンジした上のクリアミス
試合のスコアは序盤から動きます。前半11分、札幌のセットプレーのボールを須貝選手がクリアすると、そのこぼれ球に相手選手が反応しミドルシュートを放ちます。中央に飛んできたそのシュートをブロックしようと大和選手が頭に当てますが、イレギュラーしたボールはそのままヴァンフォーレゴールに吸い込まれてしまいます。オウンゴールというアンラッキーなかたちで札幌に先制点を奪われたヴァンフォーレ。大和選手はクリアしようとチャレンジした上でのクリアミスなので致し方なかったと思います。18歳の若手選手なので普通なら落ち込んでしまうケースも珍しくないなかで、このシーンをきっかけにしてビンタされて目を覚ましたように大和選手は緊張感がなくなりその後は伸び伸びとプレーできるようになります。

☆三平選手のスーパーゴール
序盤に1点をリードされてそのまま札幌に試合のペースが移っていくと思われたのですが、その相手に移りそうな流れを遮断したのが三平選手の活躍でした。前半31分、山本選手の後方からのロングフィードに右サイドを抜け出した荒木選手はエリア横からグラウンダーのクロスをゴール前に供給。そこに走り込んだ三平選手は相手のマークがついている状況でしたが、先にちょこんとボールに触れて浮かすと体を捻りながらダイレクトでボレーシュートを放ち、札幌ゴールに叩き込みます。往年の佐藤寿人選手のゴールのようなテクニカルで無駄な動きがない流れるような素晴らしいシュートでしたね。リーグ戦ではリラ選手の壁に阻まれてなかなか出場機会が巡ってこない三平選手ですが、このスーパーゴールによって先発の座を掴むための大きなアピールになったと思います。

☆荒木選手のピンポイントクロス
ヴァンフォーレの攻勢は続きます。前半39分、相手のクリアボールが右サイドにいた荒木選手に渡ると、荒木選手は利き足の左ではない右足で迷わずクロスボールを送ります。そのクロスにファーサイドでヘディングで合わせたのはまたしても三平選手でした。多少前方にボールが流れていくクロスボールに走りながら追いつき、相手GKが目の前にいるにも関わらずゴールに流し込む技術はさすがの一言。切れ味が良い彼のプレーにコンディションが仕上がっていることを感じさせてくれます。そしてクロスボールを出した荒木選手。走るスピードを止めて一旦切り返してから利き足で蹴りたくなる場面ですが、そこを敢えて右足でそのままの流れで蹴ったので、相手マークも彼に付ききれずヘディングを放った三平選手の動きを相手守備陣が捉える隙を与えませんでしたね。右足であんな精度の高いクロスボールを放てるのなら、今後リーグ戦で右サイドで起用する選択肢も増えそうですね。ムードメーカー三平選手の連続ゴールで逆転したヴァンフォーレはさらに選手たちの士気が高まっていきます。

☆調子の上向きを感じさせてくれる躍動感
前半のうちに逆転できたヴァンフォーレ。相手はJ1クラブなので1点のリードだけでは心許なかったのですが、ピッチ上の選手たちはその不安を全く感じさせない頼もしさがありましたね。特に大和選手は一つ一つのプレーに気合いが入っており、あのオウンゴールで完全に目が覚めてスイッチが入った印象。また彼が伸び伸びできたのも3バックの隣で大ベテランの山本選手がいた影響が大きかったと思います。試合の状況を把握しつつ彼が活きるためのフォローをしっかりしていましたね。安心できる大きな存在に見守られて大和選手は持ち前の高さやフィードなど存分に自身のディフェンス力を発揮していたと思います。チーム全体としてもリーグ戦で7試合勝てなかった状態から抜け出せた経験がプラスに働いているように感じます。今回の試合ではこれから上に上がっていくんだという気持ちの充実感が存分に出ていたと思いますね。

☆勝利できた要因は?
ヴァンフォーレが札幌に勝利できた要因として、やはり選手たちの精神面が充実していたことが挙げられます。序盤にオウンゴールで失点するものの取り返そうとする気持ちが選手全員に共有されており、三平選手が前半のうちに同点&逆転ゴールを決めたのもチームに与えるプラスの効果がありました。失点のショックを最小限に抑え、チームのムードが上がっていく状態になるとアドレナリンも出て自然と体の動きも軽くなります。早く追いつきたいと考える札幌に対して常に出足の早いサッカーで先手で仕掛けることができていたヴァンフォーレは攻守においてJ1クラブを圧倒していました。最大のピンチとなった後半28分に札幌にPKのチャンスを作られますが、そのPKを相手が外すとよりその勢力図がヴァンフォーレ寄りに強固なものになりましたね。サポーターの応援が後押しとなるホームスタジアムで試合ができたことも1点差を守り抜けた要因になっていた気がします。


…この勝利でヴァンフォーレは3回戦を勝ち上がりラウンド16に進出。7月13日にベスト8入りをかけてサガン鳥栖との試合に臨むことになります。場所は今のところ未定となっていますが、またJITリサイクルインクスタジアムでできたら選手にとって頼もしいサポーターの後押しが受けられます。天皇杯の舞台でクラブ記録タイとなる準々決勝進出を目指しましょう!



【ハイライト】「北海道コンサドーレ札幌×ヴァンフォーレ甲府」天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会 3回戦





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試合結果【天皇杯3回戦 コンサドーレ札幌戦】

2022-06-22 | Weblog
【天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会3回戦】

◇試合結果◇
○ヴァンフォーレ甲府2-1コンサドーレ札幌×

◇得点者◇
前半11分(札)オウンゴール
前半31分(甲)三平
前半39分(甲)三平

◇データ◇
   甲府 札幌
5本 シュート数 5本

◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇
→【ハイライト】「北海道コンサドーレ札幌×ヴァンフォーレ甲府」天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会 3回戦


◇ラウンド16◇
7月13日(場所・キックオフ時間未定)
vsサガン鳥栖




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本日天皇杯3回戦コンサドーレ札幌戦!見どころ紹介

2022-06-22 | Weblog



ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会3回戦山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにてコンサドーレ札幌戦です(18時キックオフ)。



【試合会場周辺の天気情報】 goo天気 6月22日 5:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
曇り☁️
最高気温:28℃ 最低気温:21℃
降水確率
6時~12時:30%
12時~18時:40%
18時~24時:30%



◇見どころ紹介◇
【コンサドーレ札幌】
☆天皇杯2回戦:○4-3桐蔭横浜大学
☆注目選手:小野選手、シャビエル選手、檀崎選手
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆2回戦の試合ハイライト動画
【ハイライト】第102回天皇杯 北海道コンサドーレ札幌 vs.桐蔭横浜大学|2回戦



【ヴァンフォーレ甲府】
☆天皇杯2回戦:○5-1環太平洋大学
☆注目選手:三平選手、飯島選手、レナト・ヴィスキ選手
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆2回戦の試合ハイライト動画
【ハイライト】第102回天皇杯 ヴァンフォーレ甲府 vs.環太平洋大学|2回戦



☆控え組の先発定着ラストチャンス
リーグ戦の合間の日程に開催される天皇杯の大会なので、2回戦同様普段リーグ戦で使われている主力組ではなく、これまであまり出場機会に恵まれていない選手や若手などフレッシュな顔ぶれでチームが構成されることが濃厚。その選手たちは今シーズン残りのリーグ戦の試合で出番を増やすために自身の特長をアピールできる絶好の機会になりそう。すでにリーグ戦は22試合を終えており、次の試合からシーズン後半戦に移ります。吉田監督はメンバーを固定して戦っていく傾向にあるので、そこに割り込んでいくためには今回の機会がラストチャンスの舞台と言っても過言ではないくらい重要な一戦となるでしょう。途中加入のブラジル人DFレナト・ヴィスキ選手や高卒ルーキー18歳の大和選手&GK岡西選手や他ポジションに挑戦中の21歳中山選手などは特にこの試合で見せ場を作れなかったら立場が相当苦しくなると思うので、自身の武器となるプレーを積極的にみせていって吉田監督に大いにアピールしてほしいですね。またリーグ戦で途中出場はできているものの、いまいち結果が残せていない宮崎選手や松本選手&三平選手などはこの試合で果敢にチャレンジしていくことで先発定着に繋げられるので、目に見える結果をぜひともみせてほしいですね。

☆得点力アップに繋げられるか
最近のチームの課題と言えば得点力不足が挙げられます。4月27日の第12節東京ヴェルディ戦以来実に10試合リーグ戦で複数得点を取れておらず、2点目を取りに行くことが至上命題となっています。最近では前線のメンバーを変えることなく継続性を発揮することでその課題と向き合っていますが、メンバーを変えることによって得点への新たな可能性を探るのも解決に向けての第一歩だと思います。今回注目したいのが三平選手。リーグ戦では屈強なフィジカルを活かして体を張って前線で起点になれるウィリアン・リラ選手がトップポジションのファーストチョイスとなっていますが、精力的な動きと周囲との連携&ヘディング力では三平選手に軍配が上がります。飯島選手や宮崎選手のシャドーコンビとも密に連携が取れ、彼らの仕掛けがより映えるお膳立てができると思うので、三平選手に積極的にボールを預けていき攻撃のリズムを作りたいですね。

☆レナト&大和選手の台頭は?
本来はウイングバックを務める須貝選手を起用するなどなんとかやりくりしている印象が強い守備陣。ゴールデンウィーク期間を中心とした過密日程では、監督が信頼できる選手が限られていたため野澤陸&浦上&須貝選手が連続して休まず出場していたため、選手層の底上げが当面の課題となっています。そこで期待したいのがレナト・ヴィスキ選手と大和選手の2人。レナト選手はフィジカル面では十分に勝負できると思うのですが、ポジションを空ける瞬間が試合中にあったりフォローするディフェンス意識が薄いなど、開幕前のキャンプに参加できずにチームがやりたい守備連携を習得できていない弊害が生じていると思います。試合をこなしていけば徐々に慣れていくと思うのですが、コミュニケーションで周囲と溶け込むスピードが遅いのもフィットに時間がかかっている要因になっていると思います。大和選手は18歳と将来性抜群の選手で高さもあり正確なフィードを放てますが、思うように自身の特長が出せないなどプロでやっていくための経験が不足しています。大和選手が急成長するためには周囲の助言は必要で、今回予想スタメンは野澤陸選手を入れましたが、山本選手のような豊富な経験を持った選手と一緒に守備を構成することにより、実戦の舞台でたくさんの学びが得られると思います。J1のクラブと真剣勝負ができる機会はそうはないので、大和選手には自分が持っているすべての力を出し切ってその分たくさんの経験を吸収してほしいと思います。

☆フィジカル勝負に持ち込む
札幌はシャビエル選手や小野選手など中盤にテクニック力のある選手を揃えており、中盤の構成力から連携で相手を崩していきます。ヴァンフォーレにとってボールを持たれたら非常に手強い相手と言えますが、競り合いや球際の攻防などフィジカルを駆使するプレーを得意とする選手は予想スタメンからは見当たらないので、ヴァンフォーレは中盤のエリアでガツガツと仕掛けていくことが試合のペースを握るきっかけとなりそう。そのフィジカル勝負で優位に立てそうなのが松本選手と林田選手のボランチコンビ。ともに相手に対して激しく寄せていくことができるタイプなので、彼ら2人ができるだけ前目の位置でボールを奪えたら絶好のショートカウンターチャンスとなります。そうなるためにチーム全体でDFラインを高く設定して陣形をコンパクトに保つことで、ショートカウンターを仕掛けやすい環境を作っていきたいですね。

☆ホームのサポーターに勝つ執念を
相手はJ1クラブ。選手個々の力やチーム力も高いレベルにあるので、今回難しい試合になることが予想されます。しかしヴァンフォーレはホームスタジアムで試合ができるアドバンテージがあります。大勢のサポーターがスタジアムに集まると思うので、一生懸命応援するサポーターのために勝ちたいという執念を選手たちには見せてほしいところ。チーム力の差を負けないという気持ちでカバーするような熱い試合を期待したいと思います。そして勝利を収めて次のラウンドに進みたいですね。




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夏の新企画計画中

2022-06-21 | Weblog
ヴァンフォーレ甲府の話題を中心としたこのブログを2005年からスタートさせて今年で18年目を迎えました。ブログ編集画面のトップで開設から何日経ったか分かるのですが、今日(6月21日)でなんと6291日経過しているようです。開設の年に生まれた人は今年で17歳。もう少し経てば新成人(18歳以上)に。時が進むのは早すぎるやろ!恐ろしや恐ろしや~。でもここまで続けていられるのもたくさんの方々が毎日見に来てくれるおかげでもあります。ありがとうございます!

そこで日頃の感謝の気持ちも込めて、試合情報や結果とはまた違う新企画を夏に計画し準備しています。残念ながらプレゼント企画では無いのですが、いつもと目線の違う趣向を変えたコーナーを始めたいと思いますので、ぜひともお楽しみに!そしてこのブログの軸となっているヴァンフォーレの試合情報や分析&結果や解説はこれからもしっかりやっていきますので、よろしくお願いします!




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復活長谷川選手弾!長いトンネル抜け8戦ぶり勝利【モンテディオ山形戦】

2022-06-21 | Weblog
6月18日にアウェーで行われた2022年明治安田生命J2リーグ第22節モンテディオ山形戦ですが、試合結果は1対0でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた長谷川選手のゴールでした。


☆林田選手3試合ぶり先発復帰
ここまで7試合白星なしと勝利に見離されていたヴァンフォーレ。順位もジワジワと下がっていく状況のなかで、この山形戦で吉田監督が浮上への足掛かりとしたのが ‘現先発メンバーの奮起’ でした。攻守において良いかたちが作れても追加点が奪えず、守備面では大事なところで失点してしまう苦い経験が続いていた先発で出場していた選手たちは、思うように結果が出せずに長い期間悔しい想いをしていたと思います。心の奥底に沸々と煮えたぎる闘争心が生まれ、なんとかしなければという戦うボルテージも上がってきていた選手のやる気をプレーとしてピッチ上で爆発させようと吉田監督は継続路線をとります。低迷した状況から抜け出そうと鬼気迫る9人に加えて、この日の先発変更で荒木選手に代わり小林選手を左ウイングバックで、ボランチでは石川選手に代わり林田選手を起用し状況打開に臨みます。なかでも3試合ぶりに先発起用された林田選手を今回使ったことが、後々チームに好影響をもたらす要因となります。

☆相手の攻勢に耐える序盤
前戦から中2日でこの試合を迎えた山形。試合間隔の短さから試合勘があまり失われていない状態を利用してスタートから積極的に攻勢を仕掛けていきます。ヴァンフォーレは序盤の時間帯相手に主導権を奪われたため、しっかりと守りながらカウンター攻撃に備える堅守速攻型のスタイルを強めます。ただしボールの支配率は相手の方が上回っていましたが、攻守の切り替えはうまくできていたので守ってばかりではなく鋭い攻撃ができていたのが今回の特徴と言うべきポイント。後方から野澤陸選手が放った狙い澄ませたロングフィードに関口選手が反応してシュートに結びつけたり、ウィリアン・リラ選手が胸トラップからボレーシュートしたりと、ヴァンフォーレはちゃんとフィニッシュまで繋げる姿勢をみせます。山形は前線で起点となっていたデラトーレ選手が負傷のため前半28分に離脱したことが試合の流れを変えるきっかけになり、ヴァンフォーレは小気味良い細かいパスワークから最後は長谷川選手が惜しいシュートを放つなど、ボール保持率でも前半の中ほどから徐々に高くなっていき、試合のペースを掌握します。

☆センス抜群長谷川選手ゴールの影には林田選手あり
山形が3本に対して前半でシュートを7本放ったヴァンフォーレでしたが、得点には結びつかず。これまで同様に突き離せない嫌な雰囲気が漂うものの、その雰囲気を一変させたのは ‘眠れる獅子’ 長谷川選手の活躍でした。後半5分、林田選手がセンターライン付近で相手のパスをインターセプトすると近くにいた鳥海選手にボールを預けます。鳥海選手は中央にドリブルし相手のチャージを受けながらも耐えて長谷川選手にスルーパス。マイナス気味にパスが入り長谷川選手は難しい体勢でしたが、足を伸ばしてボールを収めるとその勢いのままゴール前に侵入。飛び出してきた相手GKよりも先にちょこんとボールに触れてゴールに流し込みます。おしゃれなシュートを決めた長谷川選手は今シーズン6得点目となりますが、実に13試合ぶりのゴールでようやく出た一発に本人も嬉しかったと思います。このゴールシーンを振り返ってみると長谷川選手のナイスゴールの影には林田選手が大きく貢献しています。ピッチ中央で山形の選手にボールが渡ったときに林田選手はそのボールホルダーを見ながらその選手が次にパスを出す場所を探っており、そちらに誘導させながらショートパスを出した瞬間にいち早く寄せています。それは相手のプレーを頭の中で予測してないとできない動きだと思っていて、そこで奪い切れたのは林田選手のプレスの凄みでしたね。林田選手がボールを奪い急に攻守が切り替わったために山形の選手たちは少し慌てていたように思います。そこを突いたのが鳥海選手。相手が危険だなと思う中央のエリアまでドリブルでボールを運び、チャージに耐えながら長谷川選手に送ったパスも良かったですね。林田選手の予測したディフェンスと鳥海選手のチャンスメーク力、そして長谷川選手の高い攻撃スキルが発揮された素晴らしい連携プレーでのゴールでした。

☆守護神河田選手の存在感
後半早々1点をリードしたヴァンフォーレに対して山形は反撃開始。山田康選手が攻撃の中心となりドリブルでヴァンフォーレ陣内に運ぶと、創造性あふれるスルーパスで一気に決定機を演出。そのスルーパスを右サイドで受けたチアゴ・アウベス選手がゴールニア上に強烈なシュートを放ちますが、GK河田選手が至近距離にも関わらず驚異的な反応で防ぎます。展開的に山形の1点ものでしたが、ヴァンフォーレのゴールマウスに河田選手ありと言うべきスーパーセーブでしたね。このシーンの他にもこの試合では相手のシュートに鋭く反応する活躍をみせており、まさに存在感抜群の守護神でした。

☆2点目は奪えず
相手の運動量が落ちた終盤の時間帯は攻め込まれる機会も少なくこちらが攻勢を仕掛けていく時間が続きますが、チャンスは作っていてもなかなかゴールが奪えません。ここ最近の停滞の要因となっていた複数得点を奪うという課題はまたしても解消できませんでしたが、そのまま1点のリードを守り切るかたちで1対0の勝利。6分け1敗と7試合白星がなかった長いトンネルを抜けて久しぶりの勝利を得ることに成功しました。

☆久々勝利の要因は?
ヴァンフォーレが勝利できた要因として、まず両チームのこの試合におけるチーム状態の差が明らかにありました。山形は延期されていた試合を週中にこなしており中2日の試合間隔でした。一方のヴァンフォーレは通常の試合間隔となる中6日の状態。前戦と同じメンバーで臨むのであれば蓄積疲労が残る山形は体力面での不安は確実にあったと思います。山形のクラモフスキー監督は疲労面よりも間隔が短いことによる試合勘がヴァンフォーレと比べてまだ残っていることを利用して、スタートから積極的に攻めて先制点を奪いそのリードを守っていく戦術プランを進めていく賭けに出たように思います。しかしその山形の策略をヴァンフォーレは堅守速攻スタイルを強化することにより進めなかったことが試合の展開を大きく分けるポイントになったような気がします。案の定山形は後半から終盤にかけて選手たちの運動量が落ち、反撃に転じるパワーが弱くなっていました。それと山形に不運が重なったのもヴァンフォーレがペースを握るポイントとなりましたね。攻撃の起点となっていたデラトーレ選手が前半28分に負傷交代し戦術の見直しを強いられ、後半21分には途中出場となった横山選手が筋肉系のトラブルのため後半31分に交代。わずか10分間だけのプレーとなり、追い上げを図りたい山形にとって貴重な選手交代回数を使ってしまう結果となりました。もちろんヴァンフォーレがうまくいった原因がそれだけではないのは確かですが、相手が仕掛けた賭けに勝って相手の混乱に乗じて最少得点差の優位性を最後まで保てたヴァンフォーレの精神的な強さが感じられた試合だったと思います。


…この試合の勝利によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は7勝9分け6敗の勝ち点30となり、順位は前回の13位から10位に浮上することができました。うまくいかないチーム状態とともにもがき苦しんでいたチームのエース長谷川選手がゴールを決めることができたのは、本人にとってもチームにとってもプラスに働く出来事と言えるので、この結果がきっかけとなって再び上昇気流に乗ってくれることを期待しています。上を目指して一戦一戦大事に戦っていきましょう!



2022.06.18 2022明治安田生命J2リーグ 第22節 vs.モンテディオ山形





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