前節栃木相手に後半アディショナルタイムにジエゴ選手のヘディングゴールにより土壇場で追いついて2対2の引き分けに持ち込んだヴァンフォーレ。J1参入プレーオフ進出圏内の6位以内に入る確率がさらに低くなる結果となりましたが、7戦負けなしとなっている現在のチーム状況を前向きに捉えて、一つでも多くの勝利を挙げられるように首の皮一枚繋がっている可能性を信じて戦っていきたいですね。
カマタマーレ讃岐
7勝9分け21敗(勝ち点30) 21位
ここ最近5試合のリーグ戦成績:→△××◯△
注目選手:原選手、重松選手、田中選手
予想スタメン
※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。佐々木匠選手は累積警告により出場停止。
前節の試合ハイライト
【公式】ハイライト:カマタマーレ讃岐vsレノファ山口FC 明治安田生命J2リーグ 第38節 2018/10/21
讃岐の基本フォーメーションは4-4-2。四国の地域リーグ→JFL→J2と着実にチーム力をつけてステップアップしてきた讃岐を率いて9年目となる北野監督のもとで今シーズンは中位順位進出を目指していたものの、順位は振るわずに低迷。黒星が先行し現在は21位とJ3降格争いに巻き込まれています。残留圏内の20位岐阜との勝ち点差は ‘7’ と離れてしまっているので、今回の試合では死に物狂いで勝ち点3を掴みに挑んできそう。ヴァンフォーレはまず気持ちの面で相手に押されないように気をつけたいですね。
讃岐の注目選手は原選手と重松選手の2トップ。原選手は清水や浦和でもプレーしていた33歳のベテランFW。ゴールへの意識が強いタイプでスピードを活かして縦に突破していく能力を持ったストライカー。またゴール前で慌てず落ち着いてシュートを打てる決定力の高さが武器で、熊本戦では抜け出しての華麗なループシュートを決めています。 ‘一発’ を持っている恐い選手なので、ゴール前で彼に自由な時間を与えないように常に警戒したいですね。そして重松選手。2012年のシーズン後半にヴァンフォーレに加入していた経験がある彼は躊躇しない積極的なプレーが得意。混戦状態を抜け出す瞬発力もあるので、スピードを活かす展開にさせないようにこちらもスピード対応ができるディフェンスが必要だと思います。守備面では長らく神戸で活躍していた経験豊富な田中選手が中盤の底の位置で高いボール奪取力をみせます。高くディフェンスラインを保って激しくプレスにいくことで讃岐はここ最近の試合は1点差勝負に持ち込めているので、やはり相手のペースに合わせず自分たちのサッカーをしていく姿勢が大切になりそうですね。
ヴァンフォーレ甲府
14勝11分け13敗(勝ち点53) 9位
ここ最近5試合のリーグ戦成績:→◯◯△◯△
注目選手:ジエゴ選手、今津選手、田中選手、清水選手
予想スタメン
※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。ジュニオール バホス選手は累積警告により出場停止。
前節の試合ハイライト
【公式】ハイライト:栃木SCvsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第38節 2018/10/21
ヴァンフォーレの基本フォーメーションは3-4-2-1。エースのジュニオール バホス選手は累積警告により今回は出場停止。また前節の栃木戦で鼻骨を痛めた小出選手も出場が微妙な状況となっています。本来の力が出せない恐れがあるなかで、試合の行方を左右しそうな選手は彼ら2人の代わりに入る存在。まずバホス選手の代わりに入ることが濃厚なジエゴ選手。夏に加入してしばらくは結果を残せていませんでしたが、最近になってコンディションが万全となり周囲との連携がスムーズになってチームの決定機に絡む回数も多くなってきています。前節の栃木戦では途中出場からヘディングで引き分けに持ち込むゴールを決めており調子を上げています。今回もその調子の良さをピッチ上でみせたいところ。これまでプレーを見てきたなかでジエゴ選手の良さは、長い手足のリーチを活かしたボールキープと足元の細かな技術&加速力だと思います。ボールを持てば自分の間合いを作って相手を翻弄できるテクニックを持っているし、相手マークを振り切るようなスピードも備えています。この試合では積極的にジエゴ選手の足元やサイドのスペースに彼を走らせるようなパスの出し方が求められると思います。ただしシュート精度はそれほど高いものは持っていないと思うので、ジエゴ選手は何度もゴールに向かってチャレンジしていく強い気持ちを&チームは辛抱強く彼を信じて任せていく姿勢が必要になってくると思いますね。
そして今津選手。もし小出選手が出られないのであればそのポジションに山本選手が入る可能性も考えられますが、守備統率はしっかりできるものの身体能力的に少し心もとない面があります。なのでビョン・ジュンボン選手が中央にまわり今津選手が右のポジションに入ることが今回は濃厚。今津選手は讃岐のスピードのある2トップに食らいついていく粘り強いディフェンスが求められます。今シーズン加入した大卒ルーキーはシーズン序盤戦から中盤戦にかけて試合出場を続けてきましたが、ここ最近はビョン・ジュンボン選手の巻き返しによって出場機会が減少。ベンチから虎視眈々と出番を待つ日々が続いています。彼は闘志あふれる熱い気持ちを持った選手なので、苦しい時間帯により頑張れると思います。あと今津選手は攻守のセットプレーの場面でも存在感を発揮できます。特に攻撃時にCKやFKに合わせてヘディングでゴールするシーンをこの試合で見たいですね。
讃岐は陣形をコンパクトにどちらかといえば守備的に粘り強く戦ってきます。ここ最近5試合は接戦に持ち込めているので、ヴァンフォーレは一度二度のトライだけではなく90分間を考えた継続的で計画的な戦いが必要になると思います。先発出場が濃厚なジエゴ選手にも何度も決定機が訪れてその度に天を仰ぐシーンがあるかもしれません。しかし積極的にアタックしていけば徐々にタイミングが合ってきてゴールに近づいていけるはずです。そして緊迫した接戦の状態でその状況を打開できる術として上野監督には交代カードをすべて効果的に使ってほしいと思います。最近のヴァンフォーレの試合では先発メンバーを最後まで信じていくような傾向にあるので、スピードや高さなど一芸をもった ‘ジョーカー’ をベンチに入れておき、勝利を狙いたい勝負どころでピッチに投入して試合の流れを一気にこちらへ引き寄せていきたいですね。
攻略のポイントはサイドバックが上がった後のスペースを有効に使い、スペースを埋めに隣のCBが寄ってきた瞬間に中央にパスを出して、CBとボランチの間のバイタルエリアを素早く突いて攻めたいですね。讃岐と戦った他のチームもそのように攻めて多くの決定的チャンスに結びつけているので、ぜひともヴァンフォーレもそのような好機で積極的にチャレンジしてほしいですね。
前節引き分けてJ1昇格の可能性は低くなっていますが、まだまだ遠のいてはいるものの可能性は残っています。一縷の望みを信じて全力で完遂していきましょう!
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