ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと18年目を迎えました。ヤングパワー炸裂!

栃木SC戦見どころ紹介

2020-10-31 | Weblog
前節町田に2対1で勝利してJ1昇格争いに踏み留まったヴァンフォーレ。しかし上位陣とはかなり差が広がっているため、差を縮めて追いつき&追い越すためには残りの試合すべてで勝利する強い気迫が必要だと思います。幸い可能性はまだ残されているので、その可能性を信じて一戦一戦集中して戦っていきたいですね。


【栃木SC】
☆今シーズン:11勝8分け10敗(勝ち点41) 9位
☆ここ最近5試合のリーグ戦成績:→△×△○○
☆注目選手:明本選手、田代選手、黒崎選手
☆予想布陣:4-4-2

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:愛媛FCvs栃木SC 明治安田生命J2リーグ 第29節 2020/10/25



☆田坂体制の円熟味
栃木を率いて2年目を迎える田坂監督。就任初年度は20位に終わりましたが、その間も一貫したチーム作りを続けていて、2年目となる今シーズンようやくやりたいサッカーがピッチ上で表現されてきました。選手全員が高い守備意識を持っており、前線と最終ラインのポジション間の距離を短くコンパクトに保ちながら、複数人で球際の攻防に激しく行ってボール奪取を試みます。そして攻守の切り替えを素早く行い、カウンターアタックで相手ゴールを脅かすスタイルが定着。運動量豊富に動き回れる選手が多く揃っており、連動して波のように一挙に押し寄せるアグレッシブな守備は今や栃木の代名詞となっており、その守備力を武器にして現在9位と飛躍を続けています。ヴァンフォーレは第15節に対戦していますが、そのときは栃木に先制逃げ切りを許しているので、そのときの二の舞にならないようにこちら側から試合のペースを握りたいですね。

☆決してサボらない明本選手
今回個人的に注目している栃木の選手がいます。その選手とは明本選手。国士舘大学より今シーズン加入した明本選手は小学校から栃木のアカデミーで過ごしており、宇都宮市出身の生粋の宮っ子。170cm・65kgと平均的な体格ですが、左足を使ったプレーで今シーズンこれまで28試合に出場し4得点5アシストを記録するなど名実ともに栃木のエースに成長しました。なんといっても大学時代に鍛え上げたフィジカルと運動量は群を抜いていて、90分間絶えず走り続けられる驚異的なスタミナを誇ります。ボランチの経験もあり前線でボールを追い続けるファーストディフェンダーとして田坂監督が思い描くFWの理想像にバッチリハマっており、ショートカウンターを仕掛けるチームには欠かせないタイプの選手だと思います。個人的には福岡の遠野選手と並ぶ今シーズンJ2で良い選手だなと思うおすすめ選手の一人ですね。

☆空中戦に強い田代選手
丸坊主姿が特長のCB田代選手。185cmの長身を活かした競り合いの強さで次々とハイボールを跳ね返す力を備えています。また気迫あふれるプレーも披露し、苦しい時間帯にも懸命にパワーを引き出すことができます。栃木の固い守備力の中心には必ず彼がいるので、今回彼のもとに単純にハイボールを上げる攻撃をするのではなくゴール前から彼を釣り出すような工夫した攻めが必要になってくると思います。セットプレーの場面でも彼の高さには注意が必要だと思います。

☆右サイドのスナイパー
今の栃木にはもう一人忘れてはいけない存在がいます。それは黒崎選手。明本選手と同じくアカデミーに通っていた経験を持つ地元出身の選手で、9月末頃から出番を増やしてきたサイドバック。第28節の琉球戦では右サイドの攻め上がりからのクロスボールで3アシストをマークしており、自信をつけて今勢いに乗っている存在と言えます。前節の愛媛戦でも良い攻め上がりをみせていたので、彼がオーバーラップしてきたときにはその右足クロスに警戒すべきだと思います。


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズン:11勝12分け6敗(勝ち点45) 6位
☆ここ最近5試合のリーグ戦成績:→×○○×○
☆注目選手:武田選手、新井選手、ドゥドゥ選手
☆予想布陣:3-4-2-1

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsFC町田ゼルビア 明治安田生命J2リーグ 第29節 2020/10/25



☆出るときと引くときの守備のタイミング
前節の町田戦ではアグレッシブに前に出ていき連動して奪いにいくディフェンスと守備ブロックを形成して待ち構えるディフェンスを効率的に使うことで相手の攻撃をほぼ完璧にシャットアウトできていました。良く動く2トップ&連動した守備重視のスタイルと栃木は町田にチームスタイルが似ていると個人的には思うので、町田戦のように前に行く守備と引いて守る守備の使い分けがうまくいけば今回も相手の攻撃を防げると思います。今回出場濃厚な新井選手は前節信じられないオウンゴールをしてしまいましたが、今回の守備の使い分けには新井選手は守備の統率者として重要な役割を担うので、その失敗にめげずにこれまで同様積極的な守備をみせて自信を取り戻してほしいですね。

☆弱みをみせないアグレッシブさの継続
栃木は相手のパスコースを切りつつハイライン&ハイプレスを仕掛けてきます。パスコースが見つけられず後ろを向いてバックパスを考えるなど消極的な姿勢や、ボールを持ったままのんびりしているとその激しいプレスにボールを奪われて一気にピンチに陥ってしまうので、パスを回す際には瞬時の的確な判断力が選手たちには求められると思います。逃げ腰にはならずに堂々と前を向いて仕掛けていく明確な意図のパスを連続して出していけばヴァンフォーレの選手の技術力ではプレスを回避できると思うので、弱みをみせずにアグレッシブな姿勢をチームとして共有できるか、勝つための戦う強い気持ちや熱い闘志をピッチ上で発揮できているかも試合を優勢に進める注目ポイントだと思います。

☆剥がす力
前に出てきて奪いにくる相手に対して怯まず逆に仕掛けていくことができればこちら側にチャンスはやってきます。特に相手のボランチの選手が前にボールを奪いにきた場合は、きた瞬間に反転して相手を剥がしたら前には攻め込むスペースができています。またサイドの選手も同様に剥がすことができたら前方のスペースを使えます。そこは1対1の技術力の差となりますが、局面では積極的に仕掛けていく気持ちを忘れないでいてほしいですね。

☆手数をかけないフィニッシュ
相手は攻守の切り替えが早いので攻撃時にいろいろ考えていては守備の人数がすぐに元の状態に戻ってしまいます。守備ブロックを作られてはなかなか相手を崩すことが難しくなるので、相手が前に出ている状態のときにボールを奪って速攻に繋げられるかが得点の匂いがするポイントになります。特にドゥドゥ選手や泉澤選手は高いテクニック力があるので、マークにつく相手をかわしたあとはあまり手数をかけずにドリブルで一気にゴールに近づくプレーをみせてほしいと思います。アグレッシブにきた相手の裏のスペースを突くしたたかさをヴァンフォーレの選手たちには常に持っていてほしいですね。

☆相手の状況を見極める
栃木はアグレッシブにボールを奪いにきます。そして攻守の切り替えを素早く行い複数人で連動して動きます。そのサッカーのクオリティは90分間絶えず続けられるものではなく、ポイントポイントで必ずペースを弱めて1試合体力がもつように調整されると思います。そこが今回ヴァンフォーレの狙い目。栃木がペース配分を考えている時間帯のときにヴァンフォーレが攻撃の圧力を強めたら、相手はペースを乱されて理想的なプラン通りには試合を運べなくなります。また動きをセーブしているので、ショートカウンターで逆襲を受ける機会は減っていると思います。試合のペースを掴むポイントとなるので、そのときの見極めを新井選手など後方から前の状況を冷静に分析できる選手が行って、味方に的確な指示を送ってほしいと思います。


…栃木は一癖も二癖もある厄介な相手だと思います。相手の勢いに乗り込まれてしまったら、第15節のように守りをがっちり固められて逃げ切られてしまうので、まずはしっかりと自分たちの得意とするスタイルをピッチ上で表現することが求められます。そして相手の状況を見極めてそれに応じて攻勢を強めていけたら決定機はたくさん作れると思います。チームの柱となっている武田選手や泉澤選手&ドゥドゥ選手を中心として積極的にボールを預けていき、個の高い打開力でゴールを決めてくれることを期待しています。高い組織力に対抗するには高い個人能力だと思います。




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町田ゼルビア戦の写真公開2

2020-10-30 | Weblog
→続きです。





ハーフタイムにヴァン君&フォーレちゃんはハロウィン衣装にお着替え。トリックオアトリートとサポーターに呼びかけることはできませんが、かわいい衣装に大満足ですね。




スローインをする荒木選手。リーグ戦初ゴールおめでとう!




相手の仕掛けに懸命についていく松田選手。ワイルドな外見に似合わずとても献身的です。




左サイドから突破を図る泉澤選手。俊敏に動いても体幹がしっかりしているので、すぐに次のプレーに移ることができます。




内田選手が出場していないので、荒木選手がセットプレーを蹴りに行きます。




競り合いに強い今津選手や松田選手がいるスポットには相手選手も最大級に警戒しています。




181cmの中塩選手にも複数人のマークがつきます。




この場面ではドゥドゥ選手がシュートを放つもののゴールは奪えず。




途中出場の小柳選手も積極的に攻撃参加します。






チームメートから手荒な祝福を受けているのは荒木選手。豪快な左足ミドルシュートはお見事でした。




巻き返すために早め早めに手を打ってきた町田のポポヴィッチ監督。




本日の入場者数は3865人。徐々にですが人数が増えてきました。





2点のリードで試合はアディショナルタイムに突入。守備固めに新井選手を投入し締めたかったのですが…




まさかのオウンゴールで1点差となり、守り抜く意識を鮮明にしてCKのボールを角でキープする姿勢に入るヴァンフォーレの選手たち。




その努力もありなんとか2対1で逃げ切るヴァンフォーレ。




試合を終えた選手たちにも安堵の表情。





本日のヒーローインタビューは先制点を決めた松田選手。なんか松田選手はこの試合ゴールを決めそうな雰囲気が前日から漂っていたんですよね。その直感が的中しました。できれば競馬をするときにその直感が来てほしい(笑)








一生懸命応援してくれたサポーターに対して手を振り応える選手。この両者が笑顔になる瞬間が良いんですよね~。




インタビューを受けていた松田選手も遅れてその歓喜の輪に合流。




この光景をできる限り多く続けてその先のJ1昇格に繋げられたら良いですね。




選手とともにサポーターも一緒に戦っていきましょう!




「其の疾きこと風の如く、其の徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し」だ!




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町田ゼルビア戦の写真公開

2020-10-30 | Weblog



10月25日にホーム山梨中銀スタジアムで行われた2020年明治安田生命J2リーグ第29節町田ゼルビア戦の様子をたくさん写真に収めてきましたので、このタイミングで紹介したいと思います。




もう季節はすっかり秋。木々の葉も赤や黄色に色付き、中銀スタジアムがあります小瀬スポーツ公園も紅葉狩りが楽しめる時期になっています。




公園内の小川にはたくさんのカルガモたちが優雅に泳いでいましたよ。近くには猫もいて寝ながら日向ぼっこをしていました。鳥を襲わないのかな?





オフィシャルグッズ販売所と園児たちが書いてくれたカラフルな絵も飾られていました。少しずつですがかつての賑わいを取り戻しつつあります。




本日のフェアプレー宣言はなんとヴァンフォーレ甲府の後援会会長でシンガーソングライターの神部冬馬さんファミリー。連れてきたお子さんはまだ小さく喋れないため、冬馬さんが澄んだ魅惑ボイスで宣言をやってくれました。





カートに乗って場内を一周する元気いっぱいのヴァン君とフォーレちゃん。




守護神たちの登場。今回のメンバーは岡西選手と小泉選手。小泉選手はなかなか出番が巡ってきませんが、いつ不測の事態が起こっても万全な準備で任せられる頼れるGKだと思います。




選手たちも走ってピッチ内練習に登場。スタンドのほとんどの人が立って出迎える光景はいつ見ても好きですね。





散水中のスタジアム。この日は朝晩は寒かったのですが、試合時間の日中は22℃前後と雲一つない快晴のポカポカ陽気。自分は半袖で応援してましたよ。




この試合からビジター席が解禁。意外と多くの町田サポーターが来てくれました。GO TOキャンペーンを使ってお得に秋の山梨を堪能してください。





迎え撃つホームヴァンフォーレ甲府ゴール裏サポーター。ゴール裏席はすべて指定席なのでサポーターの並びが変ですが、チャントができない分大きな拍手や手拍子で選手たちを後押ししていました。




昼間に関わらず突然の花火演出にびっくりドンキー。銃声のような爆音に飲み物をこぼしそうになりました。




煙って選手入場が見えにくい(笑)




選手整列。




試合開始直前にどっしりとベンチに腰かける伊藤監督。格好良いね~。




選手たちは円陣を組んで気合いを入れます。




ドゥドゥ選手は試合開始前の恒例となっている神へのお祈りを捧げます。




山本選手。主将の座は新井選手に譲りましたが、40歳になってもいまだに第一線で活躍していることが凄いですよね。




左サイドを仕掛ける荒木選手。




松田選手の先制ゴールに沸くスタンド。応援に熱さが戻ってきました。






徹底したマーク&ファールに苦しむドゥドゥ選手。戦線離脱していたので、またやってしまうのではないかと倒れる度に心配でハラハラしていました。




セットプレー時に拍手&手拍子応援を呼びかける大型ビジョン。声が出せないなかで選手たちに応援を届ける貴重な手段となります。




正確なボールを供給する藤田選手。




ゴール前で惜しいシーンを作り出すヴァンフォーレ。





伊藤監督も立ち上がり、選手たちに指示を送ります。


…続く




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理想的な試合運びで昇格争い踏み留まる勝利【町田ゼルビア戦】

2020-10-29 | Weblog
10月25日にホーム山梨中銀スタジアムで行われた2020年明治安田生命J2リーグ第29節町田ゼルビア戦ですが、試合結果は2対1でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は前半に挙げた松田選手と後半に挙げた荒木選手のゴールでした。


☆先発変更は7人。注目は継続選手
今シーズン大胆なターンオーバーを導入しているヴァンフォーレ。前節の群馬戦から中3日という過密日程を受けて今回は先発を7人変更。対する町田は1人のみとこれまで同様継続したチーム作りを徹底しています。まさに正反対と言うべきチーム方針で両チームの戦いぶりが注目されていました。その中でもヴァンフォーレは荒木選手&泉澤選手&武田選手はそれぞれ3試合&5試合&5試合連続先発出場と使い続けています。大幅なターンオーバーが目立っていますが、伊藤監督はチームの核となる存在は変えておらず、彼らに絶大な信頼を置いていることが分かりますね。

☆奪いに行く守備と待ち構える守備の併用
ヴァンフォーレは最近の試合同様にスタートからアグレッシブな姿勢をみせます。DFラインを高めに保ち、陣形をコンパクトに保ちつつ前に連動して奪いに行くディフェンスを敢行。相手に考える時間を与えないような激しいプレスをかけにいきます。それでボールを奪えなかったら無理して行かずに3バック+2ウイングバックの5人で守備ブロックを形成し、裏にスペースを作らないディフェンススタイルに変更します。その使い分けが今回しっかりしており、攻守の切り替えもとても早くスムーズに行われていたために相手に隙をほとんど与えませんでしたね。それは山本選手の守備統率と今津&中塩選手が自分の役割分担を理解してしっかりとこなしていたからこそ守備のリスク管理ができていました。帰陣早く相手にスペースを与えないディフェンスに、機動力を活かした攻撃を仕掛けたい町田の2トップはかなりやりづらさを感じていたと思います。

☆ピッチを幅広く使った攻撃で先制点が生まれる
ヴァンフォーレはピッチを幅広く使った攻撃から先制点を奪うことに成功します。前半9分、武田選手のロングフィードが左サイドにいた泉澤選手に渡ります。その瞬間に逆サイドにいた選手が攻撃参加するために前方に上がっていくと、その動きを察知した泉澤選手は大胆なサイドチェンジを敢行。そのクロスにファーサイドで待っていた藤田選手がヘディングで中央に折り返すと、松田選手が右足で合わせてボレーシュートをゴールに叩き込みます。松田選手は今シーズン3得点目。もちろん松田選手のシュートも素晴らしかったのですが、泉澤選手の大きく展開するクロスボールに相手の守備陣は横に揺さぶられていて、折り返しに全く反応できていませんでしたね。上がっていった藤田選手の動きも良く、今シーズンこれまで積み重ねてきた経験とコンビネーションが実を結んだようなナイスゴールだったと思います。

☆ドゥドゥ&泉澤選手がキレキレ
序盤の時間帯に先制点を奪い、まさに理想的な試合運びとなったヴァンフォーレはその先制点に満足することなく足を止めずに引き続きアグレッシブなサッカーを展開していきます。その積極的な姿勢を攻撃面で支えていたのがドゥドゥ選手と泉澤選手。最終ラインや中盤から出されたパスを前線のスペースに流れて受けてボールキープすることで味方選手の攻め上がりの時間を作ります。そしてそこからドゥドゥ選手&泉澤選手ともにドリブルが得意なので、打開力を発揮しながら単独で仕掛けていく姿勢をみせます。今回特に彼らの仕掛けるプレーにキレがあり、マークにつく相手選手も対応に相当苦労していた印象を受けます。前方にボールを送ってもすぐに跳ね返されて再び守備の時間となればディフェンス陣への負担が大きくかかるのですが、ドゥドゥ選手と泉澤選手がボールを奪われずに攻める姿勢をみせたことで、その守備の負担は確実に軽減されていましたね。序盤からアグレッシブに飛ばしていても後半あまりバテなかったのは、この2人が積極的に攻めた効果があったからだと個人的には思います。

☆荒木選手にシュートを決意させたドゥドゥ選手の折り返し
前半を1点のビハインドで終えた町田は巻き返しを図ろうと後半開始からポポヴィッチ監督が動き、一気に3人選手を替えて攻撃力を強化してきます。しかしヴァンフォーレはその手に慌てることなく引き続き試合の主導権を握り、自分たちのペースで試合を続けていきます。後半16分、ハーフライン上でボールを受けた泉澤選手は前方の左サイドのスペースに走っていたドゥドゥ選手にフライスルーパスを供給。ドゥドゥ選手は裏に抜け出し敵陣深くでボールキープすると、ゴール中央に向かってドリブルで仕掛けていく動きをみせます。ドゥドゥ選手とゴール中央を警戒する相手守備陣を尻目に後方から上がってきた荒木選手にマイナス方向のパスを送ると、フリーになっていた荒木選手は利き足の左足を豪快に振り抜き、鋭いシュートがゴールに突き刺さります。荒木選手は嬉しいリーグ戦初ゴール。このシーンではドゥドゥ選手のこれまでの仕掛けの連続がボディブローのように相手に効いており、彼には突破されたくない気持ちが出ていたと思います。集中して守っていたところに荒木選手が後ろから攻め上がってきたことにより、町田の守備陣は不意を突かれた感じでしたね。またドゥドゥ選手の荒木選手へのパスは左足で打ちやすい位置に出しており、普段はシュート意識があまり高くない荒木選手にシュートへと導いていました。単純なパスだと客観的には感じますが、荒木選手にシュートを打ってほしいとドゥドゥ選手の意志がこもっていたパスだったと思います。

☆無失点で終われなかったもどかしさ
先に町田が交代枠を使って仕掛けてきたことで、その動きの意図を見てから選手を入れ替え相手の対策ができていたヴァンフォーレ。特に押し込まれる危険な場面がないまま時間が経過していき、2点のリードを保ちながら後半アディショナルタイムに突入します。相手が得たセットプレーのシーン。その前にヴァンフォーレは守備固めとして新井選手をピッチに送り出し、守り切る意思を選手たちに伝えます。しかしゴール前に送られたロングフィードを町田の選手が頭で中央に折り返すと、そのボールの処理をしようとした新井選手がクリアミスしボールが手に当たってそのままゴールに吸い込まれていきます。まさかのオウンゴールに1点差にされて一瞬凍りつくスタジアム。この場面では新井選手に非がありますが、普通セットプレーの前に新しい守備の選手を送り込むことはまずみられないことなので投入するタイミングに問題があったことと、新井選手はファーストプレーで守備に参加しクリアしようとしていた積極性は評価するべきだと思います。予期せぬ失点により完封勝利とはならなかったこの試合。相手にやられた感はありませんでしたが、どことなくもどかしさが残る内容でしたね。

☆勝因は?
ヴァンフォーレが勝利できた要因として、やはり前に出ていく守備と待ち構える守備の使い分けがうまくできていたところだと思います。それによって前線の機動力とサイド攻撃をメインに攻めたかった町田は思うような攻撃が仕掛けられず、試合のペースを引き寄せられなかったのがヴァンフォーレにとっては理想的な展開となりました。それとドゥドゥ選手と泉澤選手の突破力をシンプルに活かした攻撃も効果的だったと思います。相手は彼らの対応に四苦八苦していて、ヴァンフォーレとしたらそのおかげで攻撃の回数が増えて守備の負担も軽減されていました。今回は攻撃の圧力と守備の引き締めがすべての場面でうまくできていた完勝劇だったと思います。



…この勝利によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、11勝12分け6敗の勝ち点45で順位は6位と前回と変わらず。しかしJ1昇格圏内となる2位徳島との勝ち点差を ‘11’ と前節より2つ縮めることに成功しています。少しずつですが一歩ずつ差を詰めていき、最終盤で昇格争いに絡む位置にいたいですね。その目標のために一戦一戦全力を尽くしていきましょう!



【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsFC町田ゼルビア 明治安田生命J2リーグ 第29節 2020/10/25





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町田ゼルビア戦独自採点

2020-10-27 | Weblog



直接現地で観た試合のヴァンフォーレの選手たちの活躍を独自の視点で辛口に評価&採点するこのコーナー。今回の対象試合は、ホーム山梨中銀スタジアムにて行われた2020年明治安田生命J2リーグ第29節町田ゼルビア戦です。


【町田ゼルビア戦独自採点】
岡西(6)→目立つプレーこそなかったものの、落ち着いたセーブと冷静なポジショニングでチームに安定感を与えた。ミスもほとんどなかった。

中塩(6.5)→3バックの左の位置でサイドのスペースをケアしながらラインを合わせてディフェンスするクレバーさを発揮。左足を使ったフィード力も安定感がある。

山本(6.5)→3バックの中央の位置で相手の状況を見極めて他のCBに指示を出しつつプレー。彼が得意の味方をカバーするディフェンスが冴え渡った。

今津(6)→自身の特長である力強く競り合う機会はあまりなかったが、前半は平戸選手と安藤選手&後半は長身のステファン選手にマークにつき、粘り強い対応をみせる。ボールを奪った後の展開力が今後の課題。

武田(6.5)→4試合連続先発出場と監督から絶大の信頼を置かれていて蓄積疲労が心配されたが、中盤の幅広いエリアを動き回る精力的な姿勢をみせる。先制点に結びつく仕掛けのパスも出した。後半31分に途中交代。

野澤(6)→チームのバランスを見ながら穴ができないような的確なポジショニングをとる。派手なプレーは少ないが、後ろから前へボールを運ぶ安全な経由地となった。後半45分に途中交代。

荒木(7)→左ウイングバックとして3試合連続先発出場。隙をみせないディフェンスと機を見計らった攻撃参加でチームの攻撃に厚みを加える。内田選手が鋭い攻撃を武器とするなら荒木選手は継続性を売りにしていると思う。チーム2点目となった左足豪快シュートはお見事。

泉澤(7.5)→チームの攻撃の崩しの大半を占める彼の仕掛けはこの試合でも効果絶大。相手マークをきりきり舞いさせる巧みなドリブルで左サイドを制圧。アシストとはならなかったが、アシストの一つ前の仕掛けのパスは2点とも彼のキックによって生まれた。

松田(7)→ヘディングでの折り返しをジャンピングボレーで合わせるところは松田選手らしい豪快なゴール。普段はチームの組織的プレーで体力を使ってしまうが、今回は頻繁に決定機に顔を出すことができていた。後半40分に途中交代。

藤田(6)→右ウイングバックとして先発出場。正確なセットプレーのキックと泉澤選手のサイドチェンジを頭で中央に折り返すパスでアシストを記録。しかし今回は得点シーン以外はその場で捌くプレーが多く攻守に関わる運動量が物足りなかった印象を受ける。前半のみで途中交代。

ドゥドゥ(6.5)→基本1トップの位置に入りつつ松田選手とポジションを変えながら流動的にプレー。前方のスペースに流れてボールキープし攻撃の起点を作り、荒木選手のゴールをお膳立てするなど自身の良さを大いに発揮。得点こそ奪えなかったが、攻撃の他にも前線の守備を精力的にこなす献身的な姿勢もみせた。後半40分に途中交代。


途中出場
小柳(6.5)→後半開始に藤田選手に代わり途中出場。そのままサイドのポジションを務め、相手のサイドが手薄と見るやそこに大胆に攻め上がるなど意外性も発揮。守備面はサイドの突破を許さず、守勢時には中央に寄って競り合いにも参加するなど相手の自由を奪う効果的なディフェンスができていた。

中村(6)→後半31分、武田選手に代わり途中出場。攻撃の手を強めてくる相手に対して視野の広さで広範囲の守備をカバー。持ち前の攻撃力を発揮する機会は少なかったものの、武田選手の豊富な運動量を引き継ぐような献身的な働きをした。

太田(6)→後半40分、ドゥドゥ選手に代わり途中出場。前に圧力をかけに来る相手の裏のスペースを持ち前のスピードで突いていきたかったが、今回は効果的な抜け出しは成功せず。ただしパワープレーに繋がる後方からのロングフィード供給者に対してはファーストディフェンダーとしてプレッシャーに行けていたと思う。

金園(5.5)→後半40分、松田選手に代わり途中出場。前線で懸命にチェイシングを仕掛けて相手のロングフィードの精度を落とすものの、今回は出場時間が短かったためか持ち前の体を張ったポストプレーはあまり披露できなかった。

新井(5)→後半45分、野澤選手に代わり途中出場。後半アディショナルタイムの守備固めで起用されたが、ファーストプレーでクリアミスし痛恨のオウンゴール。与えられた仕事はこなせなかったが、率先してディフェンスしに行った結果だったのでその積極性は評価したい。


指揮官
伊藤監督(6.5)→昇格に向けてもう後がなくなった状況で武田選手や泉澤選手など核となる存在を使い続ける策に出ると、それが功を奏し武田選手のパスから泉澤選手に繋がってそこからサイドチェンジし最後は松田選手の先制ゴールに結びつくなど、彼らを連続起用した成果が出ていた。また後半早々の小柳選手の起用や疲れてきた前線の選手たちを入れ替えた交代策は間違っていなかった。しかし最後の新井選手はセットプレーの守備の直前に投入されてそのままオウンゴールとなってしまったので、慣れたメンバーでセットプレーが終わってからの交代でも良かった。タイミングが悪かった。無失点に抑えられなかったのは残念だったが、先発メンバーの選考や交代カードの意図は評価できると思う。




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試合結果【町田ゼルビア戦】

2020-10-25 | Weblog
【2020年 明治安田生命J2リーグ第29節】

◇試合結果◇
○ヴァンフォーレ甲府2-1町田ゼルビア×

◇得点者◇
前半9分(甲)松田
後半16分(甲)荒木
後半45分(町)オウンゴール

◇試合会場◇
山梨中銀スタジアム(山梨県)

◇データ◇
    甲府 町田
57% ボール支配率 43%
9本 シュート数 7本
606本 パス成功数 498本

◇今シーズンの成績◇
11勝12分6敗(勝ち点45) 6位

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇





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本日町田ゼルビア戦!

2020-10-25 | Weblog



ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2020年明治安田生命J2リーグ第29節ホーム山梨中銀スタジアムにて町田ゼルビア戦です(14時キックオフ)。

前節群馬にまさかの敗戦を喫してしまったヴァンフォーレ。J1昇格圏内となる2位徳島との勝ち点差も再び広がり、その可能性は黄色信号から次第に赤に変わりつつあります。しかしまだ可能性が消滅したわけではありません。上位陣の勝ち点獲得ペースを追い越してその差をジリジリと縮めていくにはもう勝って勝っての連勝しかありません。その勢いを加速させるためのきっかけを今回の試合で掴むことができるか、ホームスタジアムに集まるサポーターの力を後押しにしてアグレッシブに戦う自信をもう一度得てほしいと思います。

またこの試合Jリーグ全試合放送のDAZNはもちろんですが、エフエム甲府でも生中継が行われます。本日会場に行けない方はDAZNかラジオにてヴァンフォーレを応援してください。

なおヴァンフォーレのホームゲームは入場規制が緩和され、新型コロナウイルス感染拡大防止の ‘厳戒態勢’ 試合に移行されています。ビジター席も今回から設置されることになりました。ただしメインスタンドやバックスタンドなどビジター指定席以外の席でのビジターユニフォームやグッズを身につけることは禁止されているのでご注意ください。また普段の試合開催とは異なるのでスタジアムに向かう前に必ずヴァンフォーレ公式HP内の試合情報をお読みください。簡単で良ければ下記にある『10月以降のホームゲームについて』もご覧ください。ちなみにスタジアムでの当日券販売は、当日までに残券があった場合のみ会場でも販売します。チケットが完売する可能性もありますのでご注意ください。



【試合会場周辺の天気情報】 goo天気 10月25日 5:00発表
山梨中銀スタジアム(山梨県)
晴れ☀️
最高気温:22℃ 最低気温:6℃
降水確率
6時~12時:0%
12時~18時:0%
18時~24時:0%

雨の心配が全くない快晴の空模様。14時キックオフなので試合中は22℃付近まで気温が上がりそう。しかし朝晩はグッと気温が低くなり1日の寒暖差が激しいので、試合終了後の急激な冷え込みに注意してください。



※制限付き一般発売チケットを初めて購入する方に
ヴァンフォーレ甲府の試合を観に行こう~初めての制限付きチケット購入編~


※厳戒態勢試合のホームゲームの注意点が書いてあります
10月以降のホームゲームについて(2020年10月7日過去記事)


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町田ゼルビア戦見どころ紹介

2020-10-24 | Weblog
前節20位の群馬にまさかの敗戦で昇格争いから一歩後退してしまったヴァンフォーレですが、まだ完全にその可能性が潰えている訳ではありません。可能性がある限りはその実現のために全力を尽くして戦い、一歩一歩近寄っていくことが夢の実現へと繋がります。諦めたらそこで試合終了となるので、可能性を信じて一戦一戦勝ち点3を積み重ねていけるように努力していきましょう。


【町田ゼルビア】
☆今シーズン:8勝12分け8敗(勝ち点36) 14位
☆ここ最近5試合のリーグ戦成績:→×△○△△
☆注目選手:平戸選手、吉尾選手、水本選手
☆予想布陣:4-4-2

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:FC町田ゼルビアvsアビスパ福岡 明治安田生命J2リーグ 第28節 2020/10/21



☆徹底的に継続性重視のポポヴィッチ監督
今シーズンから町田の指揮官を務めるセルビア出身のポポヴィッチ監督。大分やFC東京&C大阪などで監督を務めた豊富な経験を活かして長期的なビジョンでクラブの指揮を任されています。そのポポヴィッチ監督が現在進めている戦略が継続的に選手を使うこと。ここ最近3試合はすべて同じ先発メンバーで臨み、途中交代はするものの長い時間一緒にプレーすることでチームが目指していくサッカーの共有が図られています。その成果が特に発揮されているのは守備面。組織的に連動してディフェンスし、試合をこなすごとに修正を図りながら守備のクオリティの向上にうまく繋げることができています。ここ最近3試合は無失点と引き締まった試合ができており、継続路線が間違っていないことを証明しています。今回はディフェンスラインに入っていた深津選手が累積警告のため出場停止なので、サイドバックの酒井選手が中央にスライドしサイドバックに小田選手の起用が濃厚。今まで同じメンバーでやってきたことが少し変化するので、ヴァンフォーレはその変化を見逃さないように注視したいですね。

☆多彩な仕掛けのチャンスメーカー平戸選手
現在の町田の攻撃の中心と言えば平戸選手。町田で活躍し2019年鹿島に挑戦した経験を活かして再び町田での飛躍を目論む22歳は、背番号10を纏いチームの中心選手としての自覚と責任が芽生えていると思います。今シーズンはこれまで全28試合に先発出場中で、7ゴール3アシストを記録しています。もともとはサイドハーフのポジションを得意としていましたが、最近では2トップの一角に入ってゴールに近い位置でのプレーが多くなっています。持ち前のスピードと足元の高い技術を活かして前線でボールをキープしながら味方の攻め上がりを促すなどチャンスメーカーとしての才能が開花し始めているので、ヴァンフォーレの守備陣は彼をフリーにする時間を与えないように守ることがポイントになりそうです。

☆切れ味鋭いレフティ
町田のフォーメーションはフラットな4-4-2なのでサイド攻撃をチームの武器としています。平戸選手とともにチームの攻撃を引っ張り、スピードとテクニックでサイドのスペースに入り込み勝負していく存在が吉尾選手だと思います。彼は横浜から期限付きでやってきたレフティで、右サイドを仕掛けの起点としてそこから中央に入り込みカットインしながら左足でカーブをかけて巻き込むようなシュートを打つことを得意としています。またそのまま右サイドに縦に突破しクロスボールを入れることもできるサイドアタッカー。今回ポジション的に対峙するのが内田選手なので、彼に得意なプレーを出させないように内田選手には左足を警戒した守備が必要だと思います。

☆経験豊富なディフェンスリーダー
最近の試合で失点数が激減し、粘り強い戦いで引き分けに持ち込めている原動力がCBにいます。それは長年広島でレギュラーを務め日本代表でも7試合に出場した水本選手。35歳となり全盛期の体のキレはさすがに落ちてきたものの、勝利のためにどう守っていけば良いのか豊富な経験に基づいてそれをピッチ上で実行できる貴重な存在と言えます。守備統率や危機察知は今でも色褪せない高い能力があるので、町田の守備が常に安定する頼れるリーダー。広い視野で状況を冷静に分析させたらチームの守備力が上がってしまうので、ヴァンフォーレの攻撃陣は彼のポジションを果敢に仕掛けて守備対応させて持ち前の指導力を発揮させない環境を作り出したいですね。


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズン:10勝12分け6敗(勝ち点42) 6位
☆ここ最近5試合のリーグ戦成績:→××○○×
☆注目選手:松田選手、ドゥドゥ選手、中村選手
☆予想布陣:3-4-2-1

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ザスパクサツ群馬vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第28節 2020/10/21



☆勝つときと負けるとき
以前の記事でも言いましたが、ヴァンフォーレは最近の試合で勝つときと負けるときに分かる明確なポイントがあります。それはボール支配率。勝った試合ではボール支配率が相手より低く、負けた試合ではボール支配率が相手より高いのがいずれの試合でも目立っています。前節の群馬戦でも支配率が高かったのが特徴的でした。要はチームの武器となっているショートカウンターを発動できる環境かそうでないかだと個人的には思っていて、相手にボールを持たせて前目の位置でそのボールに連動してプレスを実行して奪うと手数をあまりかけずに速攻で一気に相手ゴールに近づくことができます。一方でボールを持たされる展開になったときは一見すると優位に試合を進めているように見えますが、引いて守る相手を崩すまでの打開力をチームは持っておらず有効な一手が繰り出せないまま攻撃が終了してしまう場面が目立ちます。良い位置でのシュートに結びつけられないもどかしい場面が続いてしまうので、今回は計画的に相手にボールを持たせたいところ。ディフェンス重視で相手を引きづり込み、前がかりになったところで一気にカウンター攻撃を発動させたいですね。この試合では意図的にショートカウンターができる試合展開に持っていきたいですね。

☆松田選手が輝く!?
豊富な運動量を活かして前線でのチェイシングや相手のパスコースを遮断する動きなど、決して目立ちませんがチームに欠かせないプレーを率先して行っている松田選手。献身的なプレーで体力を使ってしまうためになかなか決定機に絡む機会が他の選手よりも多くありませんが、第26節北九州戦の武田選手のように攻守に渡って精力的に頑張っていれば最後に意外なかたちでフィニッシュを迎えるご褒美のようなシーンが巡ってくるものです。今回松田選手はその流れが巡ってくると勝手に思っています。根拠はありませんが直感でなぜかゴールを決めそうな雰囲気が個人的にはあります。松田選手が出場したらの話ですが、個人的にこの試合は松田選手に注目していたいと思います。

☆復調するドゥドゥ選手
負傷により長期離脱していましたが、戦線復帰し徐々に出場時間を増やしてきたドゥドゥ選手。ターンオーバーでラファエル選手と交替するように交互に出場しているので、この町田戦では先発出場が濃厚。第27節の徳島戦では先発出場し後半32分にカウンター攻撃からゴールを奪っています。試合終盤になってもチャンスと見るや鋭い動きで相手ゴールエリアに入っていくパワーをみせたので、もうケガの影響はほとんどないと思います。特に2018年に福岡でともにプレーした松田選手との息がピッタリ合っているので、ショートカウンターの中心人物として町田守備陣に脅威を与える存在になってほしいですね。

☆攻め切れないときのボランチの攻撃参加
町田は守備力が高くヴァンフォーレ同様接戦の試合が続いているため、引き分け数が多いことが特徴的。その引き分けの多さはヴァンフォーレと並ぶ現在リーグNo.1。その両チームが対戦するため接戦の試合展開が想定されていますが、1点を争うような膠着した攻防には後ろからの思い切った攻撃参加が有効になります。1トップ2シャドー+ウイングバックの攻めでも相手を崩せないときに、ボランチの選手を中心に後ろから攻め上がればフィニッシュへの選択肢が広がっていきます。今回出場濃厚な中村選手は攻撃参加して得点を奪っている経験があるので、チームの攻撃が手詰まりになったときは彼の攻め上がりから決定的なチャンスを作り出してほしいと思います。


…町田は組織的に守れるチームで攻撃陣にスピードのあるタイプの選手が揃います。ヴァンフォーレは群馬戦のようにボールを持てても有効打が出せずに攻めあぐねていると、一気にカウンター攻撃を仕掛けられる恐れがあります。それはなんとしても避けたいところ。アグレッシブに行く守備の意識は変わらずに、相手の出方を虎視眈々と窺って隙をみせたら一気にボールを刈り取って素早くゴールに向かっていくような ‘鷹’ のような嗅覚をみせたいですね。そして継続路線なので蓄積疲労は確実に溜まっています。ターンオーバーを推奨するヴァンフォーレは運動量では相手に負けてはいけません。相手が疲れてくる終盤に畳み掛けられるかも注目点だと思います。

難しい状況にはなっていますが、この一戦で勝利を収めて今後への勢いをつけるきっかけを掴んでほしいと思います。



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ギラヴァンツ北九州戦の写真公開2

2020-10-24 | Weblog
→続きです。




ピッチ上で弱って動けなくなっていた小鳥を主審が気付き、手づかみで取ってプレーを止めずに第4の審判に急いで渡す衝撃シーン。家本さん勇気あるキャッチご苦労様です。





今シーズン初ゴールを記録して手荒な歓迎を受けているのは…




2年目の宮崎選手。ウイングバックへのコンバートが彼の良さを引き出すチャレンジとなっています。





続いてゴールしたのが太田選手。ゴール後地面を叩いてその喜びを表現するなど相当気合いが入っていたと思います。




ヴァンフォーレのこの日のセットプレーの守備はゾーンで分けて守るスタイル。北九州に危ない場面を作らせませんでした。




前半は2対1と1点リードでハーフタイムを迎えます。




来場してくれた山梨クィーンビーズの選手たちが横断幕を持って場内を一周してくれます。バックスタンド中央にはクィーンビーズの応援団らしきグループがより大きい拍手で迎えていましたよ。ヴァンフォーレとともに山梨を代表するプロスポーツクラブとして頑張りましょう。





ヴァン君&フォーレちゃんと蜂のマスコットがカートに乗って移動しながらスタンドのサポーターに挨拶します。ちなみに山梨クィーンビーズのこの蜂のマスコットの名前はクィーンビー。ポジションは客席最前列で誕生日は蜂だけに8月8日らしいです。身長はなんと180cm!




長期離脱から復帰して岡西選手と守護神の座を争っている河田選手。キックする姿も様になっていますね。




内田選手のCKにゴール前で競り合う選手たち。




この試合の入場者数は2390人。平日ナイトゲームだったので仕方ないかな。




エリア手前でのFK。キッカーの位置にはドゥドゥ選手と松田選手&荒木選手の3人でオーラを出しながら話し合います。




セットプレー時にマークを外そうとするヴァンフォーレの選手たちと懸命にブロックする北九州の選手たち。迫力がありますね。





久しぶりの出場となったバホス選手。シーズン序盤戦でみせていたスピードをもう一度みせてくれ!




スローインする小柳選手。




サイドライン付近で選手がもみくちゃ。




もみくちゃの中にいたゴールして座っている選手とは…?




武田選手でした。攻守に精力的に動き回ったそのご褒美が決勝点として表れた感じでしたね。





後半アディショナルタイムのセットプレーのラストワンプレーでは、北九州のGKが攻撃参加し全員で得点を狙いに行きます。しかしGK河田選手にキャッチされるとここで試合終了。




見事ヴァンフォーレは新進気鋭の北九州相手に3対2で競り勝っての白星。








勝利後のウイニングランとなる選手たちの場内一周。やはり選手たちにも笑顔が見られますね。良い表情です。




これからもこのようなシーンがたくさん見られるように、選手&サポーターともに一丸となって頑張っていきましょう!




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ギラヴァンツ北九州戦の写真公開

2020-10-24 | Weblog


少し前になりますが、10月14日にホーム山梨中銀スタジアムにて行われた2020年明治安田生命J2リーグ第26節ギラヴァンツ北九州戦の試合の様子をたくさん写真に収めてきましたので、この機会に紹介したいと思います。




ヴァンフォーレパークにキッチンカーが集結。当日は水曜日のナイトゲームだったので歩いているお客さんは少なかったのですが、徐々にいつもの賑わいが少しずつ戻ってきている感じがします。




せっかくなので試合開始前に腹ごしらえをします。今回立ち寄って買ったのが『ROCK』のビーフカレーライス。ここは北杜市の清里萌木の村に店舗を構えているお店で、カレーが名物になっています。個人的にこの夏に食べに行ったのですが、地元の野菜がカレーライスとともにワンプレートで食べられるとても美味しいカレーでした。




テイクアウト方式になっている今回もお肉や野菜の旨味が溶け込んでおり美味しかった!





ピッチ内練習に出てきた河田選手と小泉選手。岡西選手も含めて今シーズンのGK陣は頼りになりますね。




シュート練習をするラファエル選手。足長っ!





笑顔も見られ、良い雰囲気でボール回しをする選手たち。バホス選手もチームメートに馴染んでいますね。




ハーフタイム抽選会の提供商品紹介。商品の提供数はいつも通りなのに全体の入場者数が少ないので、今シーズンのハーフタイム抽選会は当たりやすいかもしれません。ちなみに自分は残り2桁が違う惜しいのがあったものの案の定外れました(笑)




両チーム選手入場。




伊藤監督含めてチームスタッフや会場関係者もみんなマスクでガード。黒いマスク格好良いな~。




この試合キックインセレモニーで山梨クィーンビーズの選手たちが来場してくれました。荒木選手の嫁さんもいたのかな?




試合がキックオフし、前線で相手と競り合うラファエル選手。踏ん張りの強度が強くなればもっと良いポストプレーができると思いますね。




北九州の絶対的エースで今シーズンJ2の注目株ディサロ選手。スキンヘッドが特徴的です。




右サイドで競り合う選手。2人ともジャンプ力が高い!




ディサロ選手にしっかりマークにつく今津選手。




前線ではラファエル選手と泉澤選手が組織的に相手にプレッシャーをかけにいきます。




セットプレー時にはこのような画面がビジョンに映し出されます。声だし応援はNGですが、手拍子や拍手での応援は容認されています。




序盤から積極的に動き回る泉澤選手。




前半と後半の中ほどに1回ずつ設けられている飲水タイム。




選手たちの水分補給はもちろんですが、伊藤監督が感じた改善点を選手に指示できる貴重な時間となります。ミニハーフタイムといったところでしょうか。




対戦相手北九州の小林監督。昇格請負人と言われているだけあって確実に北九州のチームの強化に成功していますね。黄色いマスクがかわいいな(笑)



…続きます。



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