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ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと20年目を迎えました。ソコヂカラでJ1昇格だ!

本日北海道コンサドーレ札幌戦!見どころ紹介

2025-08-23 | Weblog


ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第27節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにて北海道コンサドーレ札幌戦です(18時30分キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN
エフエム甲府

◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp 8月23日 7:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
晴れ☀️時々曇り☁
最高気温:38℃(キックオフ時∶31℃) 最低気温:26℃
降水確率
6時~12時:10%
12時~18時:10%
18時~24時:20%


◇ホームゲーム交通アクセス情報◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム交通アクセス〜


◇ヴァンフォーレ甲府観戦案内◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チケット〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜応援&スタジアムでの楽しみ方〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム以外の観戦方法〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜実用的グッズ紹介ベスト5〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チャント〜


◇見どころ紹介◇
【北海道コンサドーレ札幌】
☆今シーズンの成績:10勝4分12敗(勝ち点34) 11位
☆ここ最近2試合の試合結果
→◯✕◯✕✕

☆注目選手
アマドゥ バカヨコ選手∶イングランドでのプレー経験があるシエラレオネ代表FW。190cmの高さは前線での脅威となる。現在7得点を挙げチームトップスコアラー。

マリオ セルジオ選手∶6月初旬に札幌に加入したブラジル人FW。強靭なフィジカルを駆使したエリア内でのフィニッシュワークには定評があり、熊本戦では技巧的なボレーで得点をマーク。今回はジョーカー役が濃厚。

浦上選手∶6月に大宮から札幌へ完全移籍したディフェンスリーダー。元ヴァンフォーレ選手でもあり2022年の天皇杯優勝に大きく貢献。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:北海道コンサドーレ札幌vsブラウブリッツ秋田 明治安田J2リーグ 第26節 2025/8/16



【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:10勝8分8敗(勝ち点38) 10位
☆ここ最近2試合の試合結果
→◯◯✕◯◯

☆注目選手
田中選手∶最近のチームの好調を支える原動力。機動力の高さを活かし中盤の幅広いエリアに顔を出してパス回しの起点となる。

マテウス レイリア選手∶完全復調したブラジル人アタッカー。彼の仕掛けによってチームの攻撃がスタートする重要な存在。

鳥海選手∶トップ下のポジションに入ることが多くなり、よりゴールに近い位置でのプレーが増えてさらに彼の魅力がアップ。エースの名に相応しい活躍を残している。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vs大分トリニータ 明治安田J2リーグ 第26節 2025/8/17




☆監督が変わった札幌
対戦相手の北海道コンサドーレ札幌。1年でのJ1復帰を目指して今シーズン戦っていたものの、なかなか調子を上げられずに苦しみます。そして第25節長崎戦で敗れた後の8月11日に岩政監督との契約解除を発表。後任に札幌U-18を率いていた柴田監督がトップチームの監督に昇格し再出発を図っています。札幌は指揮官が交代して初戦となった前節の秋田戦に0対2で敗れており新体制にとってほろ苦いデビューとなっているので、今度こそは負けられないという強い気持ちが芽生えていると思います。その強い意気込みを前にホームで迎え撃つヴァンフォーレが気迫で押されないように、強く向かってくる相手に対してその状態を逆に利用するようなしたたかで戦略的な戦いをしたいですね。


☆中盤のキーマンが復帰見込み
札幌は負傷離脱していた選手たちが次々と戦線に復帰見込みで、チーム力の底上げが期待できる状態となっています。チームのトップスコアラーでもあるバカヨコ選手に次ぐ5得点をマークしている高嶺選手や、アシスト数チームトップの近藤選手などが復帰してくると今よりも確実に攻撃力がアップしそうなので、彼らが試合のメンバーに入ったらまず注意しなければいけないポイントだと思います。そして韓国人DFパク・ミンギュ選手も出場できる見込み。新たな体制のなかでやってやろうとする気持ちが人一倍強いと思うので、その気迫がチームのエネルギーに変わるととても厄介になります。ヴァンフォーレとしては彼らと試合に出ている選手との連係を組織的なディフェンスで断ち切り、選手個々を孤立させるような工夫したディフェンスがしたいですね。


☆内藤選手のチャンスメーク
ここ直近5試合で2得点を奪い結果を示し始めている内藤選手。この夏で21歳になった彼はシャドーのマテウス選手&鳥海選手とともにヴァンフォーレの攻撃陣を引っ張っており、ゴール前での冷静さと高いテクニック力を発揮できていると思います。この3人の役回りはマテウス選手が相手守備網に切り込んでいく仕掛け人&鳥海選手は少し下がり目の位置でボールを捌き、前を向き持ち前の技術の高さを活かした突破。そして内藤選手はフィニッシュワークの冷静さが一番の魅力。しかし内藤選手はマテウス選手や鳥海選手と比較するとチャンスメークする動きはあまりみられないので、今回はそのチャンスメークするプレーを内藤選手に積極的に行ってほしいのが願望としてあります。というのも試合をこなしていくごとに相手のこちらに対する研究が進み、まずは仕掛け人のマテウス選手を抑える情報が広まると思います。そうするとうまく流れていた攻撃もそのバランスが崩れてしまう可能性があるのでワンパターンは良くありません。フィニッシュワークが得意な内藤選手がチャンスメークを頑張ることで相手守備陣を惑わすことができると思うので、役回りを変えた工夫をこの試合で積極的にチャレンジしてほしいですね。


☆精力的にプレスをかける&相手DF陣を揺さぶるパス
前節札幌と戦った秋田は前線から最終ラインまで精力的に動き、札幌の選手にプレッシャーをかけていたのが印象的でした。その絶え間ない努力が実を結び2点目は最終ラインの選手のトラップミスを見逃さずにボールを奪い、スピーディーにフィニッシュへと持ち込んでいます。できればヴァンフォーレも今回同じような動きをしたいところ。というのも札幌は1点を追いかけるべく全体のラインも上げていたので、必然的に最終ラインも高めに設定されていました。秋田がプレスに行きやすい環境は整っていましたが、そこを狙って実際にボールを奪えたのは凄いと思います。内藤選手&マテウス選手&鳥海選手の3人が中心となって前線からプレッシャーをかけにいき、プレスを受けた相手が慌てて出した縦パスをボランチやウイングバックの選手が回収する組織的なプレスが見たいですね。そして札幌は3バックのメンバー構成に苦労しており毎回組み合わせを変えている印象があります。不慣れなメンバー構成のなかで空きやすい3バックの両脇のスペースを狙って鋭く突いていくヴァンフォーレの攻撃も今回見たいですね。


…今回の試合で勝利できれば勝ち点41まで伸ばすことができます。J1昇格プレーオフ圏内を争うライバルたちがもし敗れてもそこに入れるところまでは到達できませんが、確実にその間際まで近づくことが可能になります。目標が近くなった方がチームや選手&サポーターもモチベーションが上がってくると思うので、ぜひとも勝利して勝ち点3を積み上げ、士気高く今後の試合を戦っていけるように頑張りたいですね。そしてこの試合は一般的な夏休み期間のラストのホームゲームになります。たくさんの子どもたちが集まるナイトゲームを白星で締めくくりたいですね。良い夏の思い出を残しましょう!



村上選手が長野パルセイロに期限付き移籍

2025-08-22 | Weblog
ヴァンフォーレ甲府は18日にチームに所属している村上選手がJ3のAC長野パルセイロに期限付き移籍することを発表しました。


◇村上 千歩(むらかみ ゆきと)選手◇
過去記事一覧


村上選手加入内定


契約更新選手発表②〜村上選手&ヘナト アウグスト選手〜







村上選手は熊本県出身2001年5月28日生まれの現在24歳。今シーズン(2025年)は昨シーズンのレギュラーだった飯田選手が水戸に移籍し主戦場が右サイドだった関口選手も長崎に移籍したことで、右ウイングバックのポジションがいつになく手薄になっていました。キャンプでの宮崎選手の右ウイングバック挑戦表明なども話題にも挙がりましたが、ルーキーイヤーでシーズン後半戦を中心に8試合に出場した村上選手が右ウイングバックのレギュラー候補筆頭としてチーム編成が組まれており、本人にとってもプロ2年目ということで飛躍の年にしたいと考えていたはずです。しかしその矢先の1月26日のトレーニング中に右足を負傷。右第5中足骨疲労骨折で全治3ヶ月と診断され戦線離脱を余儀なくされます。その後懸命なリハビリを行い、戦えるコンディションに整えて戦線復帰したのが5月17日の第16節今治戦。後半30分から途中出場しこれが今シーズンの初出場となったわけですが、そこから基本的には佐藤恵選手や宮崎選手が疲れてきた終盤の時間帯に登場するパターンから抜け出せずに起用方法に苦しみます。5月31日の試合を最後に約2ヶ月ほど試合のメンバーから遠ざかった村上選手。先日の第25節山口戦で今シーズン初先発を飾るものの、村上選手はこの夏の期間に自身のもとに届いた移籍話に耳を傾け、多くの出場機会とゴールに近いポジションでプレーしたいという想いを叶えるためにJ3で17位と下位に低迷している長野への期限付き移籍を決断。ヴァンフォーレを離れることになりました。


過去の紹介記事にも書きましたが、村上選手は元々名古屋の下部組織出身で2018年のJユースカップでは得点王となりチームを優勝に導く活躍を残していました。専修大学でも低迷するチームのなかで印象的なプレーを披露し森スカウトの目に止まるなど存在感を発揮。期待のFWとしてその将来をとても楽しみにされていたことは間違いないと思います。自身のプレースタイルでもある豊富な運動量とオフ・ザ・ボールの動き出しなどがサイドのポジションにより合うと評価され、プロ入り後は最初からサイドのポジションに転向し頑張ってきました。しかし本人のなかでは求められるポジションをこなしながらピッチに立ってチームに貢献したいという気持ちと、これまで小さい頃からやってきた自信のある前目のポジションで自分の力を試してみたいという気持ちの狭間でずっと葛藤していたのだと思います。なので日を追うごとに後者の気持ちが自分のなかで強くなっていったんだと思いますね。個人的には開幕前のケガがなかったらまた別の道に羽ばたいていたかもしれないので、少しもったいなかったなと思います。


期限付き移籍した長野では即戦力としてチーム低迷から脱するようなインパクトのある活躍が早急に求められています。長野の基本布陣はヴァンフォーレと同じ3-4-2-1のフォーメーションを採用しており、勝負したいポジションのシャドーには元磐田の藤川選手や元名古屋のターレス選手など粒ぞろいなメンバーが揃っています。決して一筋縄にはいかないポジション争いが待っていると思いますが、そこの争いを勝ち抜いてゴールやアシストを残りの試合で量産する村上選手の姿が見たいですね。そして2024年8月18日から2025年1月31日までの期限付き契約なので、長野で結果を残してさらにたくましく成長を遂げてからまたヴァンフォーレに帰ってきてチームにその力を還元してほしいと思います。自信を持ってプレーするきっかけを長野での試合で掴んできてほしいですね。

半年の契約期間ですが頑張れ村上選手!!


大分トリニータ戦を振り返る【J2第26節】

2025-08-21 | Weblog
8月17日にホームで行われた2025年明治安田J2リーグ第26節大分トリニータ戦ですが、試合結果は2対0でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた鳥海選手と三平選手のゴールでした。



☆先発変更は2人
11日に戦ったアウェー山口戦から中5日。ヴァンフォーレは今回の大分戦に臨むにあたって先発を2人変更。右ウイングバックの村上選手に代わり佐藤恵選手が先発に復帰。そして3バックの一角に入っていた土屋選手に代わってヘナト アウグスト選手が起用されます。この中の注目選手はヘナト選手。長期離脱中だった今シーズンは第23節大宮戦で久しぶりに戦線に戻ってくると、第25節山口戦でも6分間プレーし本格的な復帰への準備が整います。そして今回の先発抜擢。彼は元々の能力の高さは清水時代からお墨付きがありましたが、ひざの負傷など度重なるケガによって慢性的なコンディション不良に悩まされていたので、ヘナト選手が先発を務められる状態までコンディションを上げることができたのはチームにとってもサポーターにとっても嬉しい出来事だったと思います。不動の先発要員だった土屋選手を欠いても動揺しない頼もしさを今回のヘナト選手に感じることができましたね。


☆前半から攻勢を仕掛けるヴァンフォーレ
ホームの大声援に支えられヴァンフォーレは試合の立ち上がりから積極的に仕掛けていきます。今回1トップに入った内藤選手がこのところの調子の良さを動きの切れ味で披露すると、負けじとシャドーのポジションに入ったマテウス レイリア選手が左サイドを効果的に使ってチャンスメーク。そして少し下がり目の位置にポジショニングをとる鳥海選手がフィニッシュワークに絡む1トップ2シャドーの3人の良い連携が出来上がっていましたね。彼らが中心となり果敢に攻勢を仕掛けていくことで大分守備陣を押し込むことに成功。全体のラインも押し上げこちらが攻撃を続ける時間が増えていきます。前半31分、マテウス選手が左サイドを抜け出しエリア付近でカットインし右足を振り抜くも相手守備に阻まれ得点ならず。前半45分にはマテウス選手がエリア内での密集地で素早く反転しながらボレーシュートを放つものの相手GKに防がれてこれまたゴールならず。アディショナルタイムにはCKのボールを孫選手がゴール前でトラップし左足でシュートを打ちますが、大分の懸命なディフェンスにクリアされます。この試合の前半はシュート1本だった大分に対してヴァンフォーレは14本放つなど、スタッツから見てもヴァンフォーレが圧倒的に攻め込んでいたことが明らかだった前半の戦いでしたね。


☆嫌な流れに入る前の貴重な鳥海弾
一般的に前半猛攻を仕掛けたチームというのは、動き過ぎて息切れした状態を回復するために後半の立ち上がりから抑え気味に試合を進めていくため、その影響により相手の反撃を受けて試合の流れがひっくり返ることはよくあること。この試合でもヴァンフォーレの前半の戦いがほぼ完璧に近い出来だったために、後半から相手が盛り返してくることを覚悟していました。その反撃の芽をしっかり摘んだのが後半2分の鳥海選手のゴールでした。ヴァンフォーレは左サイドハーフウェイライン付近で相手からボールを奪うとカウンター攻撃を発動。林田選手から内藤選手へと素早くパスを繋ぎ、最前線にいた鳥海選手がボールを受けると反転して中央突破をスタート。寄ってくる相手をかわしながら大胆に真ん中から仕掛けていき、エリア手前に来たところで思い切ってシュートを放ちます。そのシュートはスライディングに来たペレイラ選手の足に当たりながら軌道が変化し、チップキックのようにゴールに吸い込まれていきます。ゴールを決めた鳥海選手は今シーズン6得点目。後半の流れを決める立ち上がりの時間帯で先制点を奪えたことはヴァンフォーレにとって価値あるものとなり、このゴールは残りの時間を計画的に進めていく勇気の源になったと思います。


☆チームを活性化させた三平選手と熊倉選手
なかなかうまくいかない大分でしたが、追い上げを図るべく前線のメンバーを変更し再活性化を狙います。チームに馴染みきれていない印象だったグレイソン選手に代わってベテランの伊佐選手が途中起用されると、流れていなかった大分のリズムが復調傾向に。またテクニック力のある落合選手を投入すると全体のボール保持率もアップし防戦一方の展開が少なくなっていきます。交代枠の積極使用によって巻き返しを図ってきた大分でしたが、ヴァンフォーレの交代によってその火種を弱めることになります。それは三平選手と熊倉選手の起用。前線で精力的にボールを追いかけられるフレッシュな存在が生まれたことでプレッシャーを受ける大分はこれまでより落ち着いてビルドアップできなくなり、仕掛けの縦パスの精度が甘くなる状態に。今回は前線の守備を後半途中に改めて強化したことで、大分の反撃のリズムを狂わせることができていたような気がします。


☆インパクト大の恩返し弾炸裂
接戦のスコアに終止符を打ったのは大分に馴染みがあるあの選手のゴールでした。後半39分、田中選手のリスタートからヴァンフォーレの攻撃が始まると浮き球をもらった熊倉選手がトラップしドリブルを仕掛けます。そして防ぎに寄ってくる相手選手を巧みな足元のテクニックで次々とかわすとエリア内に侵入。ドリブルが左側に流れたところでその位置にいた三平選手が周囲の状況を冷静に見極めてダイレクトにGKの頭上を越すループシュートを放ちます。そのおしゃれなシュートは鮮やかな放物線を描きながらゴールに吸い込まれ、欲しかった貴重な追加点を獲得します。三平選手は嬉しい今シーズン初ゴール。大分に計8シーズン在籍した過去を持つ三平選手にとって、試合の行方を決定付けるインパクト大の恩返し弾となりましたね。この三平のゴールが決め手となりヴァンフォーレが2対0で勝利!見事連勝という結果となりました。


☆勝因は?
この試合ヴァンフォーレが勝利できた要因として3つ挙げたいと思います。まず1つ目が ‘序盤の勢い’ 。対戦相手の大分はこれまで8戦白星なしとあまりチーム調子が良くない状態でこの試合に臨んできました。チーム状態改善のために試行錯誤を続けて迷いながら戦ってくる相手に対して、ヴァンフォーレが序盤の時間帯からガツンといけたことが試合の主導権を握るポイントとなったと思います。それは前線3人が絶好調な状態でそれぞれに個性を発揮し存在感を放っていたからこそ生まれた状況で、そこにチーム全体がついていこうと努力したため攻守において全体の陣形がよりコンパクトに戦えた要因となりましたね。序盤からガツンといった積極的な姿勢が相手のリズムを狂わすことに繋がったと思います。

2つ目は守備的になり過ぎない後半の展開。最近のヴァンフォーレの試合はリードすることに成功した瞬間から守りを固めて全員で相手を待ち構える展開が続いていました。それにより相手の猛攻をモロに受ける状態となり、ゴール間際という危うい場面が連続するとても危険な状態がみられていました。しかし今回のヴァンフォーレは後半2分に先制点を取れたら引いて守り過ぎるのではなく、前線から適切に相手へプレッシャーをかけられたことが大きいと思います。相手のビルドアップに圧力をかけていくことで相手に最終ラインでミスをしたら一気にカウンター攻撃へ持ち込まれる恐怖も植えつけられたため、大分が攻撃全集中にならなかったのがとても良かったと思います。

最後の3つ目が強固なボランチコンビ。ミスが少なく危機察知能力に優れる守備力が高い林田選手と、小柄ながら機動力があり攻守において中盤の幅広いエリアに顔を出せる存在となっている田中選手がコンビを組むボランチは抜け目がありません。この試合でも攻守のバランスが良く、協力して相手の中盤をうまく封じ込めながらプレーできていましたね。それにプラスしてチームの攻撃時にもタイミング顔を出すことができていたので、林田選手と田中選手のボランチの熟成度も試合をこなすごとに高まっていると思います。田中選手は後半アディショナルタイムに遠藤選手と交代になりましたが、ほぼフルタイム出続けたこの2人のボランチの安定感は抜群でした。



…この勝利によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、10勝8分け8敗の勝ち点38として順位は10位となっています。ここ最近5試合で4勝1敗(勝ち点12)という順調な成績を残しているので、混戦の中位グループから抜け出しJ1昇格プレーオフ圏内を目指す上位グループに加わろうとしています。J1昇格プレーオフに参加できる6位仙台との勝ち点差は ‘5’ なので、これからも勝ち点3を積み重ねていち早くそのラインに近づけるように頑張ってほしいと思います。



【ヴァンフォーレ甲府×大分トリニータ|ハイライト】2025明治安田J2リーグ第26節|2025シーズン|Jリーグ

ピックアップ大分トリニータ戦!

2025-08-18 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は8月17日にホームで行われた2025年明治安田J2リーグ第26節大分トリニータ戦です。

 



後半2分の鳥海選手の先制点のシーン。左サイドで相手からボールを絡め取るとカウンター攻撃を発動。林田選手から内藤選手と繋ぎ前方にいた鳥海選手にパスを渡すと中央突破を決断。大分守備陣が待っている状況でしたが、構わず前進を続けるとエリア付近で果敢にシュートをチャレンジ。スライディングに来たペレイラ選手の足に当たって軌道が少し変化し、チップキック気味にゴールに吸い込まれていきます。このゴールシーンはもちろん鳥海選手の巧みなシュート技術は素晴らしかったのですが、個人的には左サイドで林田選手とマテウス選手が連携して相手からボールを奪ったシーンが良かったですね。そこから攻守が切り替わり得点機会へと結びつけることができました。そしてボールを奪ってからスピーディーに攻めたのもプラスポイント。相手守備陣が完全に帰陣してしまうとなかなかその守備網を切り崩すのは難しくなりますが、林田選手や内藤選手&鳥海選手が迷わずに前に意識を傾けていたことが相手の守備の隙を生んだと思います。大分の最終ラインはいましたが中盤の底のポジションが手薄だったことも鳥海選手がドリブルで勝負しようと思ったポイントだったと思います。それにしてもナイスゴールでした!

 



後半39分の三平選手の追加点のシーン。この場面は田中選手のリスタートから前方にいた熊倉選手にボールが渡ると仕掛けを開始。熊倉選手はバイタルエリア付近で寄ってくる相手選手を巧みなボール捌きで次々とかわすと敵陣エリア内への侵入に成功。ドリブルが左側に寄ったところで待っていた三平選手が反応しダイレクトに右足を合わせます。周囲が密集していることを察知すると三平選手はGKの頭上を越していくループシュートを選択。その放物線を描くおしゃれなシュートが大分ゴールに決まり貴重な追加点となりました。三平選手は嬉しい今シーズン初ゴール。それも長年過ごした古巣クラブから決めたことは本人にとって特別な一発になったと思いますね。

 



試合結果は2対0でヴァンフォーレが勝利。この後に載せますが三平選手のインパクト抜群のヒーローインタビュー&勝利試合のナイトゲームを光で彩る『LUMIERE BLUE』、そしてゴール裏での『輝く夜空』と楽しみが連発。この日にスタジアムに駆けつけたサポーターは大満足だったことでしょう。

 



今回の試合スタッツ。今シーズンの大半の試合のスタッツはシュート数が少なくボール保持率も相手に大きく上回られているイメージが強かったのですが、今回の試合は攻撃面でも前半から相手を圧倒していた内容で得点こそ前半は入りませんでしたが見ていても面白い試合だったと思います。そして鳥海選手と三平選手のゴール!しかもクリーンシート。最高でしたね。

 



応援団体『HINCHAS』のポスト。この動画は追加点後の光景でしょうか。三平選手のチャントが楽しく響いています。

 



ハーフタイムに打ち上げられた花火ショー。毎年夏休み期間のナイトゲーム(ホーム戦)恒例のイベントですが、やはり夏を感じられて良いですね。今年の花火イベントは次節の札幌戦を残すのみ。まだ夏を堪能し切れていない方は観戦計画を立てましょう!

 



当日のキックオフ1時間前の駐車場情報。やはり夏休み中ということとお盆休み最終日であることからたくさんの車で埋まっていることが分かりますね。公園内の駐車場や比較的近くの臨時駐車場に停めたい方はなるべく早く行動しましょう。

 

【ゴール&ヒーローインタビュー】三平和司が古巣相手に芸術的な今季初ゴール!

最後に三平選手のスーパーゴールと ‘らしい’ ヒーローインタビューが載ったJリーグ公式の素晴らしい動画を紹介します。相手を気遣う心を持ちつつ観に来たサポーターを楽しませる。やっぱさんぺーさんはエンターテイナーだなぁ。


…以上です。

 


試合結果【第26節 大分トリニータ戦】

2025-08-17 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第26節】

◇試合結果◇
◯ヴァンフォーレ甲府2-0大分トリニータ✕
※恩返しさんぺー追加点!複数得点&クリーンシートで連勝&10勝目到達!


◇得点者◇
後半2分(甲)鳥海
後半39分(甲)三平


◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)


◇入場者数◇
7694人
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
10万5194人(1試合平均8091人)


◇データ◇
     甲府 大分
49% ボール支配率 51%
20本 シュート数 5本
391本 パス成功数 483本
 

◇今シーズンの成績◇
10勝8分け8敗(勝ち点38) 10位
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕◯△◯◯✕△△
 △◯◯✕◯◯
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右&下が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇
2025.08.17 2025明治安田J2リーグ 第26節 vs.大分トリニータ

 

 


本日大分トリニータ戦!見どころ紹介

2025-08-17 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第26節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにて大分トリニータ戦です(18時30分キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN


◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  8月17日 7:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
晴れ☀️時々曇り☁
最高気温:37℃(キックオフ時∶31℃) 最低気温:26℃
降水確率
6時~12時:20%
12時~18時:10%
18時~24時:40%


◇ホームゲーム交通アクセス情報◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム交通アクセス〜
 

◇ヴァンフォーレ甲府観戦案内◇
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チケット〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜応援&スタジアムでの楽しみ方〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜スタジアム以外の観戦方法〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜実用的グッズ紹介ベスト5〜
ヴァンフォーレ甲府観戦案内〜チャント〜


◇見どころ紹介◇
【大分トリニータ】
☆今シーズンの成績:6勝10分9敗(勝ち点28) 14位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△✕✕✕△

☆注目選手
グレイソン選手∶6月に岡山から移籍してきたブラジル人FW。186cmの長身を活かしたポストプレーが得意。

有馬選手∶5月の前回対戦時ヘディングでゴールを記録したアタッカー。いわき時代にもヴァンフォーレ相手に得点を決めているキラー的存在。

落合選手∶8月始めに新潟から加入したチャンスメーカー。足元の高いテクニックが売りの攻撃的MF。


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:大分トリニータvsカターレ富山 明治安田J2リーグ 第25節 2025/8/9

 

【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:9勝8分8敗(勝ち点35) 10位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△◯◯✕◯

☆注目選手
エドゥアルド マンシャ選手∶前回対戦時にFW顔負けの素晴らしいゴールを決める。今回はセットプレーの場面でも注目。

ヘナト アウグスト選手∶3バックの一角として出番がまわってきそうな予感。高い身体能力と技術で的確なディフェンスをこなせる。

田中選手∶中盤の幅広いエリアに顔を出しボールに絡む機動力あふれるMF。ボランチ起用でチームに躍動感を生み出す原動力となれるか!?


☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:レノファ山口FCvsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第25節 2025/8/11

 

☆前節振り返り
前節はアウェーで19位とJ3降格圏にいた山口と対戦。当日は大雨の影響によって入場者は伸びなかったものの山口はこの試合で1万2000人の動員を目指しており、スタジアムには多くの山口サポーターが集まるアウェーの雰囲気が漂っていました。そんななかでホームの山口が序盤から積極的に仕掛ける展開となり、ヴァンフォーレは守る機会が多くみられるようになります。クロスボールから合わせたりミドルシュートを果敢に放ってくる山口に対し、GK河田選手が好セーブ&マンシャ選手や孫選手ら最終ラインの選手たちが体を張って防ぎ得点を許しません。ガンガン攻めてくる相手でしたが、ヴァンフォーレは前半40分に孫選手の思い切ったインターセプトからカウンター攻撃を発動。スピード感を保ったまま最後は内藤選手がボレーシュートを叩き込み、押し込まれながらも先にゴールを奪います。その後は一時持ち直した試合展開となりますが、交代カードの使用やヴァンフォーレが1点差を守り切る策に舵を取ったことで再び山口に流れがやってきますが、懸命なディフェンスが実り1対0で白星を収めることができました。危なっかしい展開でも最少得点差をモノにできるのが今シーズンのヴァンフォーレのスタイルで、まさに自分たちのかたちを完全に発揮した勝利での勝ち点3獲得になりましたね。


☆勝ち星が遠ざかっている大分
今回の対戦相手である大分トリニータ。大分に帰還して2シーズン目を迎える片野坂監督のもと、今シーズンこそは上位浮上を目指し序盤戦は負けないサッカーで着実に勝ち点を取っていくことができていましたが、徐々に白星が残せなくなると最近ではリーグ戦で8試合白星が遠ざかっている状況が続いています。その主な原因は得点力不足。総得点22は現時点で降格圏の富山&山口に次ぐ少なさで、好機に決めきれていないことを物語っていると思います。その低迷した攻撃陣をテコ入れするためにクラブは6月に岡山からブラジル人FWグレイソン選手を獲得。さらに巧みなゲームメーク能力を持つMF落合選手を新潟から獲得するなど、J1クラブから選手を補強する積極策を取っています。そのグレイソン選手は加入2試合目でさっそくゴールという結果を残しており、前線を中心に強化を図った大分は個の力で言えば確実にパワーアップしていると言えるでしょうね。変わりつつある時期に大分と対戦するのは難しいとは思いますが、逆を言えば新戦力がフィットする前に戦えるラッキーさも今回兼ね揃えていると個人的には思います。


☆左サイドからの仕掛け&グレイソン選手に注意
大分は前節富山と対戦し2対2の引き分けでしたが、その試合で印象的だったのが大分の左サイドの仕掛けが目立っていたこと。特にシャドーの鮎川選手とウイングバックの宇津元選手が頻繁に絡んでおり、鮎川選手が前線でボールキープした後にその後方を宇津元選手がオーバーラップし追い越し、サイド深くまで切り込んでからのクロスボールでチャンスを数多く作り出していた印象があります。ヴァンフォーレの守備陣はその大分の攻撃のかたちに注意しなければいけないと思います。対峙する右サイドの選手(予想スタメンなら佐藤恵選手と土屋選手)が彼らに対して攻撃の起点を作らせないように厳しくディフェンスに行く必要があり、そこでいかにプレッシャーをかけられるかで上がってくるクロスボールの精度が変わってくると思います。そして1トップに位置するグレイソン選手は186cmの長身でパワフルにゴール前で競り合える存在。富山戦では宇津元選手のクロスを頭で合わせて得点を決めているので、左サイドの仕掛けからグレイソン選手が合わせるパターンをやらせないように工夫しながら守りたいですね。


☆マテウス選手&鳥海選手のチャンスメークからフィニッシュは内藤選手
通常時は内藤選手1トップ&マテウス選手と鳥海選手が2シャドーを組むトライアングルのかたちで前線を構成しているヴァンフォーレ。攻守が切り替わりこちらが攻撃のターンになったときには、マテウス選手と内藤選手の2トップ&鳥海選手トップ下の逆トライアングルのかたちに変化します。そのかたちでマテウス選手が左サイドを切れ込み、内藤選手がゴール前&鳥海選手が少し下がった中央の位置で待ち構えるとチームの形が出来上がり、最近の得点パターンに入ります。マテウス選手のチャンスメーク&鳥海選手のラストパスから内藤選手が抜け出してシュートを落ち着いて決めるゴールシーンが今回の試合でも見たいですね。


☆ポイントは右サイドからの攻撃
先程も言ったように大分は左サイドからの仕掛けが強力で、今回気を付けなければいけないポイントとなりますが、逆を言えば頻繁に攻撃に上がっていくサイドなのでその裏のスペースが空きやすいデメリットもあります。そこを今回ヴァンフォーレは狙っていくべき。もちろん右サイドの守備意識も必要なのですが、鮎川選手や宇津元選手が上がっていった裏のスペースにタイミング良く鳥海選手や佐藤恵選手が潜り込み、そこからフィニッシュに繋がる仕掛けの起点にしたいところ。また今回大分は左側のCBに位置するデルラン選手が累積警告による出場停止となるため、7月下旬にチームに加わった三竿選手の起用が濃厚となっています。しかし彼はまだチームの守備の組織に馴染みきれていないと思うので対応に負担がかかる状態だと思います。右サイドを崩して三竿選手のもとに勝負をかけていく展開を数多く作れば決定機は自ずとやってくると思いますね。


☆孫選手vsグレイソン選手
この試合1対1の状況で面白そうな対決が見られそうなのがグレイソン選手と孫選手のバトル。186cmと187cmとほとんど背丈は変わらないので、勝負に勝つためにはエアバトルの際にジャンプしやすい良いポジショニングに付くことと当たり負けしないフィジカルの強さが求められます。特にグレイソン選手は大分の攻撃を形成するにあたってポストプレーで味方の上がりを促す働きをすると思うので、そこを孫選手が厳しく行って相手の自由を奪うようなディフェンスを行ってほしいですね。全体的な試合の流れを追うことも重要ですが、敢えてピンポイントに選手と選手の譲れないバトルに注目するのも面白いサッカーの見方だと思います。


☆全員が守備に引かない
最近のヴァンフォーレの試合で見られることなのですが、相手の猛攻を受けて守備一辺倒になっている時間が長いのが気になります。もちろんそれが今シーズンのチームのスタイルで懸命に守りながら勝ち点を奪っているのは理解できますが、あまりにも防戦一方だと失点する確率もその分高まってしまいます。なるべくその確率を抑えるためには守備重視でも前線に武器のある選手を投入し、相手がその選手を気にする状況を作り出す必要があります。ネーミアス選手のような大柄な競り合えるFWを使っても良いのですが、あわよくばスピードに優れたカウンター攻撃に抜け出せる能力を持った選手の存在が望ましいところ。攻撃に前のめりな相手チームの浅いDFラインの裏のスペースを走れる存在がいることでその選手が気になり、攻撃に全集中できない状況を作り出すべき。今いる選手でその働きができる選手はミカエル ドカ選手。彼は強気に仕掛けてチャンスを作れるのでジョーカー的に起用したら良さそう。そして熊倉選手もその働きがこなせるタイプ。2人には途中出場から活躍のインパクトを残してのちの先発の座へと近づいてほしいと思います。


…16日の試合ですぐ上の順位にいるJ1昇格プレーオフ圏を争うライバルでもある今治と磐田がともに勝利し勝ち点3を積み上げています。なのでヴァンフォーレも追従すべくこの大分戦には負けられません。大分は現在あまり調子が良くなく迷いが生じている状態だと思うので、こちらはハッキリとした自分たちのサッカーを表現して勝利を掴み取りたいですね。ゴール&結果でお盆休みで賑わう小瀬を沸かせてほしい!

 


ピックアップレノファ山口戦!

2025-08-15 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。
 
今回の対象試合は8月11日にアウェーで行われた2025年明治安田J2リーグ第25節レノファ山口戦です。※だいぶ更新が遅れました。申し訳ありません。

 



前半40分の内藤選手のゴールシーン。最終ラインからビルドアップする山口の縦パスを思い切って前に出た孫選手がインターセプト。孫選手はそのままドリブルで進んでいき、同じく攻撃参加で後方から上がってきた林田選手にスルーパスを供給。左サイドに出た林田選手は中央にマイナスのクロスを送り一旦は相手選手にカットされるものの、そのこぼれ球がゴール前にいた内藤選手の足元に渡るとトラップして浮かせてすぐさまボレーシュート。対応に来た相手選手に当たりながら強烈なシュートはゴールに吸い込まれます。内藤選手は今季2得点目。このゴールシーンは孫選手の思い切ったインターセプトが効きましたね。それが成功したことでヴァンフォーレは前に多くの選手を残した状態でカウンター攻撃を仕掛けることができました。あとはチャンスのお膳立てに守備で残りがちな林田選手が上がっていったのも良かったポイント。本来守備担当の孫選手と林田選手が上がっていったことで相手は意表を突かれ、そのままカウンターをやり切るのかそれとも他の攻撃的な選手が上がるのを待つか迷い、様々なシュチュエーションを考えたと思います。そしてゴールを決めた内藤選手はあの体勢でそのままシュートを打っても強いインパクトが残せないと判断すると、トラップで少し浮かせたために右足の振りがダイレクトに伝わりましたね。そのため相手DFに当たってもシュートがゴールに向かっていったと思います。

 



今回の試合スタッツ。全体的な印象だと降格圏にいて危機感を感じる山口がホームゲームの力を借りて猛攻を仕掛け、対するヴァンフォーレがGK河田選手を中心に懸命に守る試合展開が続いていました。そして内藤選手が先制点を決めてからはよりその傾向は顕著として表れており、シュート&ボール保持率&パス数ともに山口がリードしている結果は納得。ヴァンフォーレとしたら守備重視で戦うのは良いのですが、1人カウンターで脅威になりそうな人材を起用して相手に守備を意識させて攻撃一辺倒の展開にしない工夫が今後必要だと個人的には思います。

 



『堅守の賜物』。まさにこの言葉がピッタリの試合内容でしたね。押され気味の危なっかしい展開に見えて実はこのサッカーで勝ち点を稼いでいるのが今シーズンのヴァンフォーレのスタイルでもあります。

 



勝利の瞬間喜びを爆発させる選手やスタッフ陣。ゴール裏に集まった選手たちの中に黒いフェイスガードを付けたネーミアス選手!バッドマンのTシャツを着てバッドマンに変身していますね(笑)

 

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良い写真や!

 



この試合のハーフタイムに花火が打ち上がったのですが、その花火の影響でピッチ上に煙が漂い視界が霞む珍しい光景があったようです。なんか発煙筒が普通に焚かれていた昔のイタリアセリエAの試合風景みたい(笑)


…以上です。


試合結果【第25節 レノファ山口戦】

2025-08-11 | Weblog

【2025年明治安田J2リーグ第25節】

◇試合結果◇
✕レノファ山口0-1ヴァンフォーレ甲府◯
※内藤選手気迫の決勝弾!懸命なディフェンスで1点差を守り切り9勝目&10位浮上!


◇得点者◇
前半40分(甲)内藤


◇試合会場◇
維新みらいふスタジアム(山口県)


◇入場者数◇
6007人
 
◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
9万7500人(1試合平均8125人)


◇データ◇
     山口 甲府
56% ボール支配率 44%
17本 シュート数 10本
497本 パス成功数 366本
 

◇今シーズンの成績◇
9勝8分け8敗(勝ち点35) 10位
 
◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯✕✕△✕✕◯◯△△
 △✕✕◯△◯◯✕△△
 △◯◯✕◯
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右&下が最新結果です。
 

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画◇
2025.08.11 2025明治安田J2リーグ 第25節 vs.レノファ山口FC

 


本日レノファ山口戦!見どころ紹介

2025-08-11 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2025年明治安田J2リーグ第25節アウェー山口県山口市の維新みらいふスタジアムにてレノファ山口戦です(19時キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN


◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp  8月11日 7:00発表
維新みらいふスタジアム(山口県)
雨☔時々曇り☁
最高気温:28℃(キックオフ時∶25℃) 最低気温:24℃
降水確率
6時~12時:100%
12時~18時:100%
18時~24時:70%


◇見どころ紹介◇
【レノファ山口】
☆今シーズンの成績:3勝11分10敗(勝ち点20) 19位
☆ここ最近2試合の試合結果
→✕△✕△△

☆注目選手
山本桜選手∶チームトップの5得点を決めている山口の得点源。柏からのレンタルで土屋選手とは1歳違いの柏アカデミー育ち。今回この2人のマッチアップは見もの。

三沢選手∶2024年に在籍した元ヴァンフォーレ選手。足元の高いテクニック力を駆使してゲームメークする司令塔タイプ。ベンチスタートが濃厚。

アレフ フィルミーノ選手∶7月13日に加入した186cmの長身を活かしたポストプレーが武器のブラジル人FW。パワープレーを仕掛けたいときの切り札役となる山口の秘密兵器。


☆予想布陣:3-1-4-2
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:藤枝MYFCvsレノファ山口FC 明治安田J2リーグ 第24節 2025/8/2


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:8勝8分8敗(勝ち点32) 11位
☆ここ最近2試合の試合結果
→△△◯◯✕

☆注目選手
佐藤和選手∶ソアレス選手不調を受けて攻撃的ボランチの役回りが来そうな佐藤和選手。度重なる負傷離脱からの復帰戦となるか!?

ミカエル ドカ選手∶前節の山形戦でヴァンフォーレデビューを飾ったブラジル人サイドアタッカー。佐藤恵選手を抑えてスタメン確保できるか注目。

ネーミアス選手∶頬骨を骨折し戦線離脱していたブラジル人CF。この試合で4試合ぶりの復帰となることが濃厚で、高さで勝負できるチームにとって貴重な存在。


☆予想布陣:3-4-1-2
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。


☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsモンテディオ山形 明治安田J2リーグ 第24節 2025/8/2

 

☆低調を抜け出せない山口
今回の対戦相手であるレノファ山口。今シーズンはチームを率いて2年目を迎える志垣監督のもとでスタートしましたが思うように勝ち星が残せずに苦しみ、なかなか下位から抜け出せない日々が続きます。そこで成績不振を理由にクラブは6月23日付けで志垣監督との契約を解除し、中山コーチが監督に昇格し立て直しを図ることに。新体制初戦は秋田に1対1で引き分けて勝ち点1をゲットしたものの、2戦目は札幌に0対1で敗戦。3試合目と4試合目は徳島&藤枝に引き分けるなど、中山監督体制になってからまだ初白星を得られていません。現在は19位とJ3降格圏内にいるので、いち早くその危険水域から抜け出したいと考えているはずです。ホームでそのきっかけを掴みたいと思っている山口の気迫に飲み込まれないように、ヴァンフォーレは心を強くして戦いたいですね。


☆山口の特徴は?
中山監督体制で山口が基本フォーメーションとしているのは、3バックの前に1アンカーを置いた3-1-4-2のかたち。最終ラインの中央を3人で守りながら2人のセンターハーフが攻守に流動的に動いてチームを活性化させ、2トップの2人が前からプレスに行くスタイルを採用しています。基本的には前に出ていく守備を意識してチーム全体で前目の位置でボールを奪うことを目指しており、そこから素早く攻守を切り替えてショートカウンターでゴールを襲うことを心がけていると思います。最近の山口と戦った3クラブは奪いに行くディフェンスにかなりの体力を使ってくる相手の対応に苦労しており、粘り強く守られたり中盤の鋭いプレスの前で反撃の芽を潰されたりとうまく自分たちの良さを発揮できない機会がみられています。新体制になってからの4試合は1対1、0対1、0対0、2対2といずれの試合も接戦に持ち込むことができているのが山口の強みとなる部分なので、守備と前に奪いに行くプレスに力を使ってくる山口の思う壺とならないように、こちらは冷静な目で相手を分析して相手の守備の帰陣よりもさらに早いスピードで動いて守備ブロックが形成される前に攻撃を仕掛けたいですね。そして山口は守備に力を使っている分攻撃への転換は今のところあまりうまくいってない印象。ヴァンフォーレとしたらそのタイミングのときに守備に人数を余らせておくのはもったいないので、マンシャ選手などがタイミングを見計らって積極的に攻撃参加に上がっていくなど適正な人数への工夫を見せてほしいと思います。


☆フォーメーションはどうするのか?
第22節の今治戦。前半ほとんど良いところがなかったヴァンフォーレは後半始めからフォーメーションを変更しそれが劇的な変化を生み逆転勝ちを収めると、続く第23節大宮戦でも1対0で競り勝つ原動力となりました。そこから約3週間の中断期間に入るわけですが、大塚監督はこの期間で本来採用していたフォーメーションに戻しそれを熟成させていく方針を選択。中断期間明けの山形戦で元からのシステムで臨みましたが、良い結果が得られずに1対3で敗れています。フォーメーションを従来のかたちにして結果が出なかったのは大塚監督にとって誤算で、良い流れを自ら断ち切ってしまった想いは少なからずあると思います。今回の山口戦では今治戦の後半と大宮戦でうまく機能していた3-4-1-2のフォーメーションにするのか、それとも今まで時間をかけて取り組んできた3-4-2-1のかたちを基本のフォーメーションにするのか。その選択が注目されています。個人的には鳥海選手をトップ下に置いてマテウス レイリア選手と内藤選手が2トップを組む3-4-1-2のシステムでスタートし、後半途中からネーミアス選手を1トップに起用して前線での競り合いのこぼれ球を2人のシャドーが狙っていくパワープレー型の1トップ2シャドーの攻撃に変えていくのがベストだと考えます。


☆鍵はサイド突破
ヴァンフォーレの基本フォーメーションは3-4-1-2か3-4-2-1。山口の基本フォーメーションが3-1-4-2ということで、真ん中の守備に3人&中盤の中央に3人もしくは4人がいる、どちらも中央のラインを厚くした陣形となっています。このような構図のときには中盤でのマッチアップが頻繁に起こるようになり、いわゆる削り合いによって互いに譲らず、試合展開が膠着する可能性が高くなるのが一般的。それに加えて山口は守備に力を使ってくる印象があるチームなので余計接戦の展開が生まれやすくなると思います。その膠着した状況を打開するための一つの方法とは ‘サイドをタイミング良く使うこと’ 。中央に相手の意識を持っていっている状態で不意にサイドにボールを出したらフリーの時間が生まれると思います。そこが今回の狙い目。タイミング良く出した後に小林選手の正確なクロスボールだったりドカ選手の切り込みでゴール前に侵入できれば一気に決定機が生まれます。ポジション的には相手のウイングバックの裏側と1アンカーの両脇のスペース、そして3バックの両脇を効果的に突いていくことで得点を高確率で呼び込めると思います。今回はその点を意識して攻めてほしいですね。


…この山口戦はJ1昇格プレーオフ圏内にしがみついていくために負けられない試合となります。ましてや8試合白星がない19位の山口相手ということでアウェーゲームと言えども勝ち点の取りこぼしは避けなければいけません。残留に向けて必死に挑んでくる相手に対して難しい接戦の展開になりそうですが、そこを力強く勝ち越す底力を身につけることでさらにチーム力がアップすると思います。これからヴァンフォーレが勝ち癖をつける転機となる試合にしたいですね。そして維新みらいふスタジアムで行うアウェー戦は過去の対戦成績で相性があまり良くなく、直近のリーグ戦で3年連続敗れているデータがあります。その嫌なジンクスを今回打ち破る機会にしたいですね。

 


中山選手がSC相模原に完全移籍

2025-08-10 | Weblog

ヴァンフォーレ甲府はチームに所属している中山選手がJ3のSC相模原に完全移籍することを発表しました。

 

◇中山 陸(なかやま りく)選手◇

過去記事一覧

中山選手来季加入内定

契約更新選手発表①

VFKトピックス⑬

中山選手が来季チーム復帰

契約更新選手発表⑪〜ウタカ選手&中山選手〜

契約更新選手発表⑥〜中山選手&河田選手〜

 

中山選手は神奈川県出身2001年1月22日生まれの現在24歳。在籍7年目を迎える今シーズンはコーチ時代から高くその才能を評価してくれる大塚監督のもと、ボランチのレギュラー筆頭候補に挙がるなど昨シーズン後半戦を中心に20試合に出場した流れを引き続き今シーズンも披露できると思われていました。しかし蓋を開けてみると開幕から林田選手とボランチのパートナーを組んだのは新加入でキャンプでのTMで高評価&急浮上してきた平塚選手でした。中山選手はスタメンを外れ、第4節と第5節は先発出場できたものの第6節千葉戦で左太ももを負傷し戦線離脱を余儀なくされます。戻ってこれたのは第17節の山形戦。そこでベンチに入ると翌18節大分戦での1分間の出場を経て第19節熊本戦で待望の先発復帰を果たします。しかし戦線離脱中の4月11日にクラブは新戦力としてブラジル人のヴァウ ソアレス選手を獲得。ボランチの実力者を取ったことでさらに中山選手の立場が厳しくなり、第21節の愛媛戦での途中出場を最後に出番が遠ざかっていました。なかなか出場機会が掴めないなかで中山選手のもとにJ3相模原からオファーが届き、3年間ジュニアユースを過ごした縁と自分を必要としてくれていることが中山選手の心を動かし、シーズン途中でのヴァンフォーレ退団を決意し完全移籍での相模原加入が決定しました。


中山選手は上野監督時代の2018年にルヴァンカップ準々決勝第1戦柏レイソル戦に特別指定選手でありながらいきなり先発出場。しかもそこで1ゴール1アシストという離れ業を演じ、我々サポーターの心をガッチリ掴んだというエピソードがあります。一時はコロナ禍のゴタゴタにうまく適応し定期的に出場機会を掴んだ時期はありましたが、基本的にはポジション的に3番手&4番手の立ち位置ということが多くなかなか出番が増やせなかったのも事実。悔しい想いをしたなかで富山や松本に期限付き移籍し武者修行を決断するときもありました。2024年シーズンは大塚コーチがシーズン途中に監督に昇格したことで後半戦を中心にキャリア最多の試合に出ることができましたが、今シーズンはまた苦しい立場になっていた中山選手。オフ・ザ・ボールの動きや守備意識&フィジカルコンタクトに不安を抱えていた一方で、足元の技術の高さや創造性あふれるプレーなど目を見張るものがありました。移籍して背番号10を背負うことになる相模原はJ3リーグ第22節を終了し現在11位。これからの成績によってはJ2昇格プレーオフ&JFL降格圏両方ともに可能性があると思うので、中山選手のチャンスメークでJ2昇格に近づけるように頑張ってほしいですね。そして中山選手の明るい性格はチームに早く馴染む最も効果的な手段となります。近い将来小瀬でまた彼に会いたいですね。


…中山選手6年半の間お疲れ様でした!移籍先で有り余る能力を解き放て!相模原に行っても応援し続けますよ!