東野としひろ活動NEWS

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平成29年度政策・実務研修『生活困窮者の自立支援』

2018-01-26 07:25:31 | 市議会活動
 1月22日~24日の3日間、滋賀県大津市の全国市町村国際文化研修所(JIAM)で行われた平成29年度政策・実務研修『生活困窮者の自立支援』に参加してきました。



 この研修は、2015年4月に施行された生活困窮者自立支援法に基づく各自治体の先進的な取り組みを紹介し、今後各自治体での取り組みに活かすための研修です。市町職員を対象とする内容ですが、市町議会議員も参加ができるというので、参加させてもらいました。
 研修受講者は、北海道から沖縄まで60名でしたが、私も含め市町議会議員は7名の参加でした。現場でケースワーカーとして働く若い職員が多く、意欲的に学ぼうされていました。私も、大きな刺激を受け、大変勉強になりました。
 初日の研修では、釧路市役所職員であった櫛部武俊氏が、退職後「地域ニーズを踏まえた就労の場づくり」の取り組みを分かりやすく紹介してくれました。直ちに就労することが困難な生活保護受給者や生活困窮者に対し、本人の「ステージ」に応じた自立支援プログラムを用意すべく、様々な仕事を創り出されています。漁網の仕立て作業、清掃技能講座、農作業などなど。自ら、企業に出向き、仕事を創り出してきています。櫛部さんは、元市職員としてのノウハウを活かしながら、人と人を繋ぐ役割を話していると思いました。
 2日目の研修は、事例紹介がほとんどでした。「就労準備支援事業 」(北海道岩見沢市)、「庁内関係部署・機関との連携による支援 」(尼崎市)、「地域連携・多機関の協働による支援 」( 東京江戸川区)、「学習支援事業 」(京都長岡京市)、「家計相談支援事業 」(生活協同組合連合会 )、どの報告も中身の濃い事例報告でとても勉強になりました。
 西脇市にも、参考になる事例が数多くありました。特に、西脇市では行われていない「家計相談支援事業」に取り組むことができればと考えました。最後の意見交換会では、8グループに分かれ、2度行われました。



 3日目は、グループに分かれて、2日間の講義・事例紹介をより深め、参加者が自分のものとし、各市町で効果的に実施するためのものでした。1グループ5名でしたが、20分~30分で意見を出し合うと、次のテーマでは新しいグループで話し合うという、変化に富んだグループでの意見交換でした。様々な方と意見交換ができて、刺激を受けました。



 最後に、今回の研修を踏まえ明日から自分はどのように取り組むかということを用紙に書きました。そして、参加者全員が輪になり、その用紙を見せながら発表しました。私は、「今回の研修で学んだことを西脇市に活かすために、一般質問を行います」と発表しました。
 今回の研修に参加された市町職員・社協職員の皆さんは、ケースワーカー等で毎日生活困窮者の方に対応されています。日々悩みながらも、少しでも相談者の方に寄り添い自立支援につながるようにと頑張っておられます。ケースワーカーの方が、心の病で休まれている方も多いと聞いています。ぜひ、自身の健康に十分気を付けられ、頑張っていただきたいと思います。
 私は、議員として、地域の一員として、市民と市政を繋ぐ役割、相談者と市職員を繋ぐ役割、地域と行政を繋ぐ役割を果たしていきたいと考えた研修でした。
コメント
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