フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

砂の上のスバル

2012-07-20 09:52:25 | Weblog
針医者の所にいっていたら隣で老医者と患者のばぁさんが話しているのが聞こえてきた。「昔は熱中症なんかおららったぞね。水なんか飲みやぁせらった。今のモンは弱いがよろうか?」「そりゃぁ対策がまちごうちゅうきよ。水飲んで何がなおりゃ。昔はスイカも塩振って食べよったろう。それでよかったがよ。」「なんで学校に水筒もっていかんといかんがやろ。もっと強い体に鍛えたらえいに。この腰が痛いがも手術できるろうか。」「治る治らんは別にして手術はできる。手術してもまた腰痛が起こったいうて「みのもんた」も言いよったろう。原因が違うきよ。腰痛は筋肉が支えれんなっちゅうき起こるがよ。」「筋肉細うなっちゅうと言われたちや。けんどよう働くねぇみのさん。」老医者それにはとりあわず。なるほど脊柱管狭窄症でもヘルニアでもなく腰痛は筋肉の衰えか。こんな頑固爺さんが巷にいるってことだけで世の中少しは正常のように見えた。最近の医学会でも腰痛は別との見解が発表されたらしい。
コメント
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