フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

笛の音に体が透き通った

2009-12-13 19:17:29 | Weblog
昨夜の篠笛に心も体も洗われたみたい。ナンだか、年取ってくすんでいた顔がなんだか透き通ったみたいに見える。これが、リラックスというのだろうか。聞いてる最中から体の中に笛の音が入っていくのを感じていたから。あの音が脳波にあったのかな。とても不思議な体験。今日も顔すっきり。「若い娘にまたさわがれるな。困ったな」なんて鏡に向かってゴチている。お前は、フレッドアステアか。でも、元気って大事だね。知らない間に腹いっぱい食べて寝ての繰り返しで脳が年より老けていたようだ。顔がすっきりしたらやる気もりもり!膝も肘も痛くねえ。ナンだろうこの感覚。笛の効果だとしたら篠笛買って吹いてみようかしら。
「ふるさと」三木露風

ふるさとの小野の木立に笛の音のうるむ月夜や
 少女子(おとめご)は、あつき心にそをば聞き涙ながしき     
     十年(ととせ)経ぬ同じ心に君泣くや母となりても

笛の音というと必ず思い出す詩。いつ読んでもいいな。中学の時の美人の同窓生を思い出すな。あの人もきっと清廉な人生を歩んでいるんだろうと思うと懐かしさとともにあの頃の憧れがよみがえってきて胸を熱くする。
「彼の時に言いそびれたる大切の言葉はいまもこの胸にのこれり」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 苦笑するしかないのですが・・・・
コメント (2)
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