フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

夢に来た人

2008-05-10 20:46:33 | Weblog
昨夜、プルーテルの夢を見た。相変わらず、お人よしで、僕らを励まそうと必死で頑張っていた。あの山に行けば、ちょうど5月の風になって現れる頃だからかもしれない。彼は、懐かしく、頼りないけど、何となく、縁の下の力持ちみたいに僕らを助けてくれる役回りを引き受けていた。それが、滑稽で、様にならずカッコつかなかったけど人を笑わす努力と言葉は薬と思って使おうとした努力には脱帽だった。いまでも、風が吹けば、プルーテルだと思うし、時たま、口真似をして元気をもらってる。長い夢だった。「やってくださいよ」なんてまだまだ僕らをおだてて向上させようとする。ぼくらは、「ありがとう」といつも思ってたのに言えないままお別れしたからだろうか。人の付き合いは、時間の長さではないなと改めて思った。どう付き合うか、どう付き合ったかだろうね。功利、損得に動くものは、人を懐かしんで夢なんか見ないだろう。そんな人を世間では、デキル人というのかもしれないが、それなら、デキル人にならなくていいなオレは。
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