快気分析

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仕組みとアプローチ -  月齢トリガー→スロースリップ→目立つ地震 と言う連鎖

2024-03-03 09:13:36 | 火山 地震 津波 
 今月1日に発生した千葉県東方沖を震源とする地震Mj5.2について、月齢から言って平均より安全な期間なのに何故?と言う点についてまだ気になっていたのですが、国土地理院から次のような指摘が有ったようです。

引用開始(一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2024030101001337.html

房総沖でスロースリップ現象 千葉県東方沖の地震誘発か
2024/03/01 19:52共同通信

 国土地理院(茨城県つくば市)は1日、房総半島沖でプレート(岩盤)境界がゆっくり滑る現象「スロースリップ」を検出したと発表した。「千葉県東方沖で相次いでいる地震は、この現象が誘発しているとみられる」と説明している。
 国土地理院によると、房総半島が載る陸のプレートと、その下に沈み込んでいるフィリピン海プレートの境界面で発生。2月26日ごろから通常と異なる地殻変動が検出され、同28日までのデータを使ってプレート境界面の滑りを調べた結果、海底が最大で約2センチ、南東方向に動いたと推定された。同日以降も地殻変動は続いているという。

引用終了

 「2月26日ごろから通常と異なる地殻変動が検出され」とあり、これは2月24日の(年間最小ながらも一応は)満月の2日後にあたります。
 これから考えられるのは、「月齢トリガー→スロースリップ→目立つ地震」と言う連鎖のように考えられてきますがどうでしょう。
 このスロースリップはある程度の広いエリアで発生するのが普通なので、先日発生した千葉県南部を震源とするMj5.0の地震もこれが原因かも知れない、となって来ます。
 千葉県東方沖を震源とする有感地震で先月26日の前後のものは次の通りです。

                        Mj 最大震度
2024年2月27日 21時44分ごろ 千葉県東方沖  4.3  2
2024年1月30日 5時03分ごろ    千葉県東方沖  4.7  1

 2月27日から1カ月近く有感地震が無かったところを見ると、やはりスロースリップが影響していると見て良いのかも知れません。 
 スロースリップではないものの、「月齢がトリガーとなって普通の地震が複数発生し、それで突っかえ棒が外れて近接エリアに大きな力がかかって大地震になった」と言う考え方が有る事は2018年6月28日に サブタイトル「熊本地震と月齢を再考察した結果」で記事にしました。
 ところでこの記事の地震リストですが、列がずれてましたのでここで列等を訂正したものを再掲載します。

                         M  最大震度
2016年4月14日 22時07分ごろ 熊本県熊本地方 5.7   6弱
2016年4月14日 22時03分ごろ 熊本県熊本地方 3.3   2
2016年4月14日 22時00分ごろ 熊本県熊本地方 4.0   4
2016年4月14日 21時42分ごろ 熊本県熊本地方 4.9   4
2016年4月14日 21時37分ごろ 熊本県熊本地方 3.9   4
2016年4月14日 21時26分ごろ 熊本県熊本地方 6.4   7
2016年4月6日 16時36分ごろ    熊本県熊本地方 1.7   1
2016年4月3日 14時22分ごろ    熊本県熊本地方 2.2   2
2016年3月23日 20時52分ごろ 熊本県熊本地方 2.3   1
2016年3月23日 16時13分ごろ 熊本県熊本地方 1.7   1
2016年3月10日 16時19分ごろ 熊本県熊本地方 2.3   1
2016年2月12日 15時39分ごろ 熊本県熊本地方 2.0   1

 補足MはMjです。
 「月齢トリガーだけなら目立つ地震とはならなくても、それで一定エリアの突っかえ棒が外れてある場所で目立つ地震となる」、と言う点で共通しているかも知れません。

 





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