快気分析

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仕組みとアプローチ -  「新型コロナ死者数が急増、直近3カ月前年の16倍」の報道 これをどう見るか

2022-12-31 14:26:08 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 新型コロナ死者数が急増したとの報道が最近有りました。

引用開始(一部抜粋)

https://mainichi.jp/articles/20221230/k00/00m/040/005000c

コロナ死者数が急増、直近3カ月前年の16倍 70歳以上が9割
毎日新聞 2022/12/30 09:00(最終更新 12/30 11:36)

 新型コロナウイルスに感染して死亡した人が29日、全国で新たに420人報告され、前日に続き過去最多を更新した。「新型コロナの死者数ってこんな規模感だっただろうか」。3年ぶりの行動制限のない年末年始を迎え、感覚がまひしているのかもしれない。そこで前年と比較してみると、驚くほどの急増ぶりと分かった。【デジタル報道センター】

1年前とは桁違いに多い死者数
 厚生労働省の公表資料を基に、まずは直近1週間の1日ごとの死者数を比較した。2021年12月は、23日3人▽24日0人▽25日1人▽26日0人▽27日0人▽28日2人▽29日4人――で計10人だった。

 一方、22年12月は、23日315人▽24日339人▽25日306人▽26日217人▽27日271人▽28日415人▽29日420人――で計2283人。単に1週間の死者数を比較したに過ぎないが、それでも22年は桁違いに多いことが分かる。

 比較する期間を直近3カ月(10月1日~12月29日)に広げてみると、21年が744人だったのに対し、22年は1万1853人。なんと15・9倍にもなっていた。

新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真=国立感染症研究所提供拡大
新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真=国立感染症研究所提供
やはり、高齢者は要注意
 では、どの年代が多く亡くなっているのか。直近の約4カ月間(22年8月31日~12月27日)について年代別の死者数の割合を見ると、80代(40・8%)が最多。90歳以上(34・7%)、70代(17・0%)と続いた。この年代だけで92・4%を占め、やはり高齢者ほど注意が必要なことが分かる。男女それぞれの死者の年代別割合は次の通り。

 男性は、10歳未満0.1%▽10代0.0%▽20代0.1%▽30代0.4%▽40代0.5%▽50代1.6%▽60代6.7%▽70代22・8%▽80代42・9%▽90歳以上24・8%――。

 女性は、10歳未満0.1%▽10代0.1%▽20代0.1%▽30代0.2%▽40代0.8%▽50代1.2%▽60代3.1%▽70代10・7%▽80代38・4%▽90歳以上45・3%――だった。

脇田座長「かなり増えている」
 厚労省に新型コロナ対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」の座長で国立感染症研究所(感染研)の脇田隆字所長は、22年12月28日の記者会見で「死者数がかなり増えており注視している。地域差があるので分析が必要だ」と話した。

引用終了

 この数字ですが、本当に新型コロナウィルス感染が原因で死亡したのかどうか?について、もっと詳細な内訳を示して欲しいところです。
 確か以前は新型コロナで死亡jするのはサイトカインストームによるものが殆どだったとかのはずですが、ならば今回の発表についてはどうなのか?
 この点についてはっきり示してもらわないと、危機がどういうレベルなのかがわかりません。
 「ただ単に風邪やインフルエンザ、或いは老衰や誤嚥性肺炎や心筋梗塞や他のなどで亡くなった人達でたまたま新型コロナウィルスの抗体検査、或いはPCR検査で陽性だったから「新型コロナで死亡したのか?」、 それとも「新型コロナとの合併症で死亡したのか?」、 それとも「新型コロナによるサイトカインストームで死亡したのか?」、 或いは「新型コロナによるものだがサイトカインストームでない原因で死亡したのか?」、 一体どれなのでしょう。
 このあたりの内訳はわかりやすいように詳細を開示してもらいたいものですね。

仕組みとアプローチ -  イベルメクチンによる喘息発症の一歩手前の免疫増加状態でも新型コロナに対して有効とな可能性

2022-10-08 13:54:49 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 前回記事の続きです。
 前回記事ではイベルメクチンによる喘息発症と言う免疫過剰反応が新型コロナに対して防御として有効になるかもしれない、と言う考え方を書きましたが、もう少し掘り下げると次の考え方も成り立つとも思えます。
 「イベルメクチンによる喘息発症の一歩手前の免疫増加状態(つまり喘息発症まで行かない状態)でも免疫増加反応の状態に移行していれば新型コロナに対して有効なのかも知れない」。
 この可能性がどうなのか?についての治験は未だなされていないのです。
 なのでこのロジックを否定できる人はいないと考えています。

仕組みとアプローチ -  イベルメクチンが新型コロナに対して有効性は無かったと言う結論には疑問、と思う理由

2022-10-02 14:13:43 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 最近、イベルメクチンについて治験実施の興和が次のように発表したようです。

引用開始(一部抜粋)
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20220927-567-OYT1T50104.html?_gl=1*9vigws*_ga*NDg1MjkyODk4LjE2NjQwMTE1MzU.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDI1MDI2MS4xOC4wLjE2NjQyNTAyNjguNTMuMC4w

イベルメクチン、コロナ治療薬としては「効果確認できず」…治験実施の興和が発表
2022/09/27 12:31
(読売新聞)

 新型コロナウイルス感染症の治療薬への転用を目指していた抗寄生虫薬「イベルメクチン」について、医薬品メーカーの興和(名古屋市)は26日、「治験の結果、効果を確認できなかった」と発表した。現時点でコロナ治療薬としての承認申請は考えていないという。

 安全性と有効性を確かめる治験は昨年11月〜今年8月、日本とタイの軽症患者1030人を対象に実施。患者を無作為に分け、イベルメクチンと、効果のない偽薬を経口投与した。

 どちらのグループも投与開始から4日前後で発熱や筋肉痛などの症状が改善しており、統計的な有意差は認められなかった。安全性は確認できたとしている。

 イベルメクチンは、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が開発に貢献した薬として知られる。同大の研究では、新型コロナウイルスの増殖を抑える効果が細胞実験で確認されていた。

 厚生労働省はコロナ治療薬の開発のため、同社に約61億円の支援を行っている。

引用終了

 と言う事のようです。
 ただこの治験はオミクロン株について実施したようで、更に予防ではなく感染した人についての治療として投与した場合の結果との事です。
 そしてそのオミクロン株は既にインフルエンザと同じ程度しか重症化しないような記事がネットで多く見られます。
 つまり放っておいても重症化する確率は季節性インフルエンザとさして変わらないレベルになってしまっていると(ネットでは言っている記事が多い)オミクロン株では治験してもその有効性の差はわかりにくく、だとするとオミクロン株出現より前のデルタ株とかでは効果が実はあったのではないか、と言う事も否定できないのかも知れません。
 個人的にと言う程度ですが「何でこんな事を考えるのか」と言うと、それは次の通りのロジックが存在するからです。
 まずイベルメクチンの副作用については「イベルメクチン 喘息」などで検索するとわかるのですが、「ストロメクトール(イベルメクチン)による副作用で気管支喘息の増悪が挙げられる」と言う旨の記事が散見されます。
 その喘息ですが、「気管支喘息患者 新型コロナウイルス 感染症 になりにくい」とかのキーワードで検索すると出て来ますが、つまり「気管支喘息患者は新型コロナウイルス感染症になりにくい」と言うデータが存在しているようです。
 これらから見いだされるロジックとは次の通りと考えています。
「イベルメクチンの副作用として気管支喘息気味になってしまう人は、新型コロナウイルス感染症になりにくい」。
 特に無理な論理展開ではないと思っています。
 ただそれは人によりけりかなと言う感じではありますが、人によっては全然効果が無いと言うわけではないのでは?と(個人的にですが)考えています。
 「ストロメクトール(イベルメクチン)による副作用で気管支喘息の増悪傾向が有るグループの人達についての治験は実施されていないはず」ではないでしょうか。
 なので(少なくともオミクロン株出現より前の旧型株については)イベルメクチンに全く効果が無かった、と言い切きれないのではないでしょうか。
 何故って治験をしていないんですから。

仕組みとアプローチ -  既存ワクチンメーカー(新型コロナ用)は新規参入メーカーの治験を殲滅できた方が都合が良い

2022-09-10 22:55:15 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 主旨はサブタイトルの通りです。
 何でこんな事を書くのかと言うとですが、以前の経験でわかった事で、それは例えば既存のワクチンメーカー以外の他社とかが新たなワクチンや新薬を開発しようと、治験を実施するのに「治験に参加して頂く方は既存のワクチン接種をしていない事が条件」となっているケースが殆どだからです。
 つまり既存の新型コロナワクチンを既に接種している人達と言うのは、仮に治験に参加して効果が確認されても、それが以前に接種してワクチンにより効果なのか、新薬、新しいワクチンによる効果なのか、と言うのがわからないので、効果を証明するには「治験に参加して頂く方は既存のワクチン接種をしていない事が条件」となるわけです。
 なので既存の新型コロナワクチンメーカーは可能な限り接種率100%を目指すように政官界に根回しするはずなんですね。
 何の事はない、新たな競争相手が出て来ないようにするには「新型コロナワクチン接種率が100%に近ければ近い程に有利」だからではないでしょうか。
 日本に限らず世界各国の政府は何で「ある程度の割合は新型コロナの既存ワクチンを接種しないグループを残しておく」方針を実行しないのでしょうか。
 基礎疾患や喫煙歴などが無いグループの人達なんて、殆ど新型コロナの重症化が無いような状況なのに、です。

仕組みとアプローチ -  新型コロナ用ワクチン ウィルスが変異しているのにそれに対応していないワクチンを接種するとどうなるのか

2022-09-10 13:01:19 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 前々回の記事、サブタイトル「何故か公表されていない「新型コロナ用ワクチンの類人猿への動物実験結果」の中で、「それに対応するように自己免疫がそこへ全力投入されてしまうので」と書きましたが、この表現は「自己身体が生成する自然免疫」とした方が良かったかも知れません。
 ところで近日中には武漢型もオミクロン株もカバーしたワクチンが接種されるようです。
 このワクチンが有効となるのかどうか、と言うのは今の所ははっきりわかりません。
 ですが、仮にですが、現在主流となっているBA.5などの変異種に対応できていないのだとすると、ワクチンを接種するとそれだけ人体では、「オミクロン株や武漢型だけに対応できるような免疫が『全力投球で』産生される」事になり、それだけならいけなくもないのかも知れませんが、「人体であるターゲットに全力投球で免疫を産生すると言う事はそれ以外のウィルスに対しては手薄になってしまい、それで最新の新型コロナへの免疫が産生できなくなってしまうのかどうか」と言う点が(個人的にと言う程度ですが)どうも疑問となって来るように思えます。
 「人間が作れる免疫の総量は無限大ではない」わけで、「免疫を作れる総パワーには限界が有る」はずなのです。
 このあたりについては、少なくとも類人猿で事前に動物実験していれば、ある程度はわかるはずなのでやはりこの点でも「類人猿を使った動物実験結果の開示」がテーマかと思えます。
 それも無しにいきなり(人間がいくら類人猿だからと言って)多くのニンゲンにワクチン接種すると言うのは余程の自信がないと出来ないはずですが、その正当性を裏付けるエビデンスって、何か開示されているのでしょうか?
 明らかに逆効果が無い事についてのエビデンス、或いは効果についてのエビデンスが有れば、それは納得できるかも知れませんが、この辺りの情報は(個人的にと言う程度ですが)まだ拾えていません。