快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -   ゼネコンはどう生き残って行くべきか 高齢化と島の消失から考える

2019-05-31 07:48:00 | 地震 津波
 東京五輪前の建築、土木工事などで最近はゼネコンの収益も良いところが多いようです。
 それで五輪後に果たしてどうして行くべきなのか?となるのですが、その手法は多々有るかと考えています。
 一つはまず一般国民の生活尊重でありその柱は介護、医療関連施設の不足を解消する事であるかと思われます。
 介護、医療関連施設と言うとすぐにピカピカな中高層建物ばかりをイメージするかも知れませんが、津波や洪水危険エリアの避難施設としての機能を除けば個人的には今後の空地空家の激増に対して中高層建物の建物が経済循環に良いケースはあまり多く無いと考えています。
 高齢になって介護や医療を受けるのになにも鉄筋コンクリートの豪勢な建物など必要は無く、別に軽量鉄骨や木造などのそれこそ簡素な平屋建てで良いと思え、その方がかえって広い土地を必用とするので下落一途のエリアが多い土地価格が政策次第で反転する可能性もゼロでは無いと思っています。
 そして平屋は維持費が安くつくように構築できるケースが多いのでそれは高齢者に限らず生存保障の為の公的事業として負担が少なくなるはずかと思います。
 更にゼネコンが今後においてどう社会貢献して行くかですが、例えば今の日本では次のような「領海、排他的経済水域の喪失リスク」が有ります。

引用開始(一部抜粋)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45051870R20C19A5CR0000/

北海道の小島消失か、調査始まる 領海狭まる恐れも

2019/5/21 10:09

第1管区海上保安本部(小樽)は北海道猿払村の沖約500メートルにあるとされる「エサンベ鼻北小島」が波や流氷による浸食で消失した可能性があるとして、20日から実地調査を始めた。24日までの予定。結果によって領海が狭まる恐れもある。
周辺の水深が浅く巡視船艇が使えないため、この日は海上保安官らが民間の小型船で同村の港を出発。水中音波探知機(ソナー)や全地球測位システム(GPS)を使い、島から比較的遠く、水深の深いエリアから海底の測量を始めた。

国連海洋法条約は、島を「自然に形成された陸地で、満潮時にも水面上にあるもの」と規定。満潮時は水没するが、干潮時に水面上にある場合は「低潮高地」と定義され、本土から12カイリ(約22キロ)以内なら島と同様に領海の基準となる。1管は、消失したとみえてもエサンベ鼻北小島がこのケースに当たる可能性もあるとしている。

引用終了

 こうしたリスクに対して個人的には次のように考えています。
 消失リスクの有る島は事前に調査して島の周囲を堤防や陸上の防潮堤で囲ってしまい、その内部に土などを盛って仮に島が侵食されそうになっても消失しないようにするか、或いは島自体が地殻自体の沈降で低くなって消失しそうになってもそれがわからないようにしてしまうか、あるいは高い部分が残るようにする、と言う事だと思います。
 では仮に島内の一部でも従来の標高より低くなる所が出て来た場合にこの島が領土として見なされる事ができるのか?となると、それは大丈夫なのではないかと思えます。
 なぜならオランダは海水面より引いエリアが多いのに堤防で防いでいるから領土と見なされているからです。
 最近は大地震やそれに伴う沈降と言う地殻変動、そして台風や爆弾低気圧などの暴風雨などで島が沈降や津波や浸食で消失する可能性が高くなっているケースが少なくないと思われます。
 本当に必要なエリアでもないような標高のエリアに中高層の建物を建てたり、本当に国民が生きるか死ぬかと言う切実な事とは無縁の能天気な用途の建物やインフラに巨額の費用を投じるような時代では既に無いのが今の日本だと思うので、国民の生活生存や国益に重点を置いた公共工事の割合を今後は更に増やすべきかと考えています。

仕組みとアプローチ -   今年の年間最大新月は8月30日 そしてあのエリアでのMw7以上の地震は今後どうなるのか

2019-05-30 12:56:02 | 地震 津波
 今日は来月3日の新月の前の長潮です。
 今度の新月は今年8月30日の年間最大新月に向けて徐々に大きくなって行く新月ですので新月とその前後期間の月の引力の揺さぶりは大きくなりつつあると言う状況です。
 年間最大新月の前後では9月29日がそれに準じて大きく、その次が8月1日のようです。
 月の引力とそして太陽の引力を考えると今年8月は影響が大きいかと思われますが、しかし引力の影響だけでも蓄積系(積分系)の影響が地震に影響する場合には9月も、10月も無視はできないかと思われます。
 加えて、これまで何度も記事で書いて来た通り、日本を含むあのエリアのMw7以上の地震空白期は既に3年1ヶ月を超えていますので、仮に今年8月までに大きな地震がなければ、やはり後になるほど要注意となるかと考えています。
 ただ大地震の要因には月や太陽の引力だけではく、他にも有り、しかもそれの要因の全容も把握は現状の技術では不可能です。
 今後どうなるでしょうか。
 

仕組みとアプローチ -   フィリピン海プレート内部に曲げや捻れの力がかかったのか 北側境界エリアを考える

2019-05-30 08:59:07 | 地震 津波
 前回記事の続きです。
 房総半島やその周辺エリアの北米プレート(最近では独立したオホーツクプレートとする見方も一部有るようです)よフィリピン海プレート間のスロースリップ、比較的スムーズな滑りですが、このエリアの南との境界エリアが千葉県南部やその沖のエリアと考えられるとすると、対する北側の境界エリアはどこかと言うとそれは千葉県北部と茨城南部の境界エリア周辺とその沖のエリアになるかと思います。
 実はこのエリアは「千葉、茨城やその周辺海域の地震の巣」のかなりの割合に該当します。
 やはり北側の境界付近でもフィリピン海プレートに「ねじれ」のストレスがかかる事があるのでしょうか。
 

仕組みとアプローチ -   フィリピン海プレート内部に曲げや捻れの力がかかったのか 今月25日にあった千葉県南部の地震(Mj5.1)を考える

2019-05-29 08:47:59 | 地震 津波
 今月25日に発生した千葉県南部地震についてですが、その後の27日に書いた記事、サブタイトル「FM放送の受信は今朝は殆んど回復 地震との関連を考える」の中で引用した部分について気になる事が有りましたので今回の記事にしました。
 その引用部分は次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-190525X600.html

 気象庁の原田智史地震情報企画官は記者会見で、「揺れの強かった地域では1週間、最大震度5弱程度の地震に注意してほしい」と話した。千葉県付近の地下では陸側プレートの下に海側プレートが沈み込んでおり、今回の地震は海側プレート内部で起きたという。

引用終了

 「千葉県付近の地下では陸側プレートの下に海側プレートが沈み込んでおり、今回の地震は海側プレート内部で起きたという。」と言う部分ですが、なぜ陸側のプレート(北米プレート)と海側のプレート(フィリピン海プレート)の境界付近ではないのか?となるわけで、個人的な見方に過ぎませんが次の様な可能性もゼロでは無いと考えました。
 最近の房総半島やその沖でのスロースリップ、スロー地震と言うのは北米プレートとフィリピン海プレート境界部分の相対的動きによる北米プレート側地殻の動きの事を言っているはずですが、何故フィリピン海プレートの内部が震源となったか?となると、それは「スロースリップ関連で比較的スムーズに動いている地殻のまとまりと、そうでなくプレート境界部が固着気味の地殻のまとまりの両方にまたがるように沈み込んでいるフィリピン海プレートの方に曲げられたり、或いは捻られるような力がかかって今回の目立つ地震となった」。
 これが何を意味するのかと言うと、「北米プレートとフィリピン海プレート境界部分の固着が緩くてスムーズにスリップしたり中小の地震で済む域と、固着気味の南側の域が有り、では固着気味の域に現在どれだけの歪(ストレス)が貯まっていてそれが弾けるのはいつのなのか?と言う事になるのかと考えています。
 

仕組みとアプローチ -   ペルーで一昨日Mw8.0の地震発生 そして日本を含むエリアの大地震を考える

2019-05-28 08:24:42 | 地震 津波
 今朝もまたFM放送の受信は良好でした。
 今日や明日の夕方からどうなるでしょう。
 ところで少し遅れたのですが、一昨日ペルーでMw8クラスの大地震が有りました。
 EMSCでMw7.9以上の地震についてサーチする興味深い事実が浮かび上がってくるのですが、まずデータと言う事で次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes&min_mag=7.9&

2019-05-26 07:41:15.4 5.82 S 75.31 W 130 8.0 NORTHERN PERU
2018-08-19 00:19:37.3 18.13 S 178.14 W 558 2018-01-23 09:31:44.1 56.03 N 149.03 W 30 7.9 GULF OF ALASKA
2017-09-08 04:49:21.2 15.02 N 93.81 W 72 8.1 OFFSHORE CHIAPAS, MEXICO
2017-01-22 04:30:23.8 6.20 S 155.10 E 150 7.9 BOUGAINVILLE REGION, P.N.G.
2016-12-17 10:51:09.9 4.49 S 153.49 E 83 7.9 NEW IRELAND REGION, P.N.G.
2016-11-13 11:02:58.4 42.69 S 172.97   E 10 7.9 SOUTH ISLAND OF NEW ZEALAND
2015-09-16 22:54:31.8 31.55 S 71.58 W 20 8.3 OFFSHORE COQUIMBO, CHILE
2014-06-23 20:53:09.6 51.85 N 178.76   E 106 2014-04-01 23:46:47.0 19.68 S 70.85 W 20 8.1 OFFSHORE TARAPACA, CHILE
2013-05-24 05:44:48.0 54.91 N 153.34 E 598 8.3 SEA OF OKHOTSK
2013-02-06 01:12:25.0 10.78 S 165.09 E 20 7.9 SANTA CRUZ ISLANDS
2012-04-11 10:43:09.0 0.81 N 92.45 E 10 8.0 OFF W COAST OF NORTHERN SUMATRA
2012-04-11 08:38:35.0 2.37 N 93.17 E 10 8.4 OFF W COAST OF NORTHERN SUMATRA
2011-03-11 06:15:41.0 36.30 N 141.13 E 40 7.9 NEAR EAST COAST OF HONSHU, JAPAN
2011-03-11 05:46:23.0 38.30 N 142.50 E 22 9.0 NEAR EAST COAST OF HONSHU, JAPAN
2010-02-27 06:34:14.1 35.89 S 73.04 W 30 8.8 OFFSHORE MAULE, CHILE
2009-09-29 17:48:11.2 15.42 S 172.13 W 10 8.1 SAMOA ISLANDS REGION
2009-03-19 18:17:37.9 23.00 S 174.72 W 10 7.9 TONGA REGION

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes&min_mag=7.9&min_intens=0&max_intens=8&view=2

2008-05-12 06:28:00.6 31.11 N 103.32 E 10 7.9 EASTERN SICHUAN, CHINA
2007-09-12 11:10:21.5 4.40 S 101.36 E 10 2007-08-15 23:40:57.8 13.14 S 76.71 W 40 7.9 NEAR COAST OF CENTRAL PERU
2007-04-01 20:39:55.0 8.33 S 156.90 E 10 8.1 SOLOMON ISLANDS
2007-01-13 04:23:22.3 46.29 N 154.56 E 30 8.2 EAST OF KURIL ISLANDS
2006-11-15 11:14:15.2 46.66 N 153.35 E 30 8.3 KURIL ISLANDS
2005-03-28 16:09:32.5 2.16 N 97.17 E 10 8.6 NORTHERN SUMATRA, INDONESIA
2004-12-26 00:58:50.7 3.50 N 95.72 E 10 9.3 OFF W COAST OF NORTHERN SUMATRA

引用終了

 どうでしょう。
 まるでタイマーのように、とまでは行きませんが、1年に1回か2回と言うペースでMw7.9以上の地震が発生しています。
 そして今年は今回ペルーで発生したMw8.0の地震が初めてです。
 とするとEMSCのデータ開始である2004年の途中から現在までの傾向が仮に続くとするとですが、今年はMw7.9以上の地震が無いか或いはもう1回発生すると言うロジックとなります。
 もう一つ見落としてはならない傾向ですが、ペルーやチリでMw7.9以上の地震が発生した後にはその後数年以内に環太平洋西側である日本や中国、千島列島、或いはこのエリアにやや近いオホーツクやアラスカでMw7.9以上の地震が発生していると言う事です。
 この現象については「地球規模でおそらくバランスをとっているのではないか」、と言う考え方を個人的にはしていますが真相はどうでしょう。
 今後このパターンが仮に再現されるとすればの話ですが、上記のエリア、つまり環太平洋西側である日本や中国、千島列島、或いはこのエリアにやや近いオホーツクやアラスカででおそらくMw7.9以上の地震が発生したとしても違和感は有りません。
 そしてこれまで記事にしている通り、台湾、グアムを含むこのエリアから北、カムチャッカを含まないこのエリアより南の環太平洋西側エリアでは2016年4月の熊本地震を最後に既に3年1ヶ月以上もMw7以上の地震が発生していません。
 上記は傾向と確率の話に過ぎないので必ずしもこの傾向が今後再現されるとは限りませんが、「備え有れば憂い無し」と言う基本に変りは無いと思っています。