快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

自然災害 仕組みとアプローチ -  まもなく6月が終了

2016-06-30 23:47:21 | 地震 津波
 まもなく6月が終了します。
 やはり日本は地震が多かったですが世界でも同様でした。
 今年の4月~6月は多分地震が多いだろうと言う事は当ブログで以前に記事にしていましたが、それにしてもすさまじかったです。
 4月に熊本地震があり、ピークが4月だったのと、5月が少なかったのがやや意外でしたが、6月は多く、トータルでは4月~6月はかなり多かったという所です。
 7月はどうなるのでしょうか?
 地殻やプレートのバランスにはやや変化が見られます。
 国内でも、国外でもこれまで静穏期があまりにも長すぎたエリアは今後どうなるのでしょうか。
 いつになるかはわかりませんが怪しいですね。

自然災害 仕組みとアプローチ -  前回記事の一部訂正と地震空白域

2016-06-28 22:07:01 | 地震 津波
 前回の記事で訂正必要な箇所がありました。
 「近辺の断層が発見されていない場合は連結断層の発生で新たな断層の可能性がある事や、分岐断層の芽が発見されていない場合は分岐断層の延長で新たな断層発生(延長?)の可能性がある事。」 は一部言葉足らずかも知れない部分があったので 「近辺の断層があるにもかかわらずそれが発見されていない場合は連結断層の発生で新たな断層の可能性がある事や、分岐断層の芽があるにもかかわらずそれが発見されていない場合は分岐断層の延長で新たな断層発生(延長?)の可能性がある事。」 に訂正。
 「既にある活断層しが再度活動しないのであれば」 は誤植がありましたので 「既にある活断層しが再度活動しないのであれば」 に訂正です。
 
 本題ですが、6月は日本は当然ですが、世界的にも地震はかなり多かったです。
 それは世界ならM6以上の地震、日本なら震度3以上の地震については明らかなのですが、一方でM7以上の地震は暫く発生していません。
 日本時間で4月29日のバヌアツでの地震以来、環太平洋ではM7以上が発生していない事、そして環太平洋の北半球側中緯度以北では4月16日の熊本地震以来、もう2ヶ月以上M7クラスの地震は発生していません。
 北米、アラスカ、アリューシャン、カムチャッカなどはM6以上は4月2日のアラスカでの地震を最後に発生していません。

引用開始(一部抜粋)

http://www.emsc-csem.org/Earthquake/world/M6/
2016-04-02 05:50:00.2 57.13 N 157.98 W 10 6.2 ALASKA PENINSULA

引用終了
 
 この程度の空白期はそれ程珍しいわけではないのですが、今後も空白期が続く程に、もうそろそろか、と言う見方になって来るかと思われます。

自然災害 仕組みとアプローチ -  断層、活断層の活動周期

2016-06-27 08:38:59 | 地震 津波
 熊本地震の発生により、活断層の活動周期について見直しをする動きになっているようです。

引用開始2件(一部抜粋)

http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e7%86%8a%e6%9c%ac%e5%9c%b0%e9%9c%87%e3%81%ae%e6%96%ad%e5%b1%a4%e5%b8%af%e3%80%81%e6%83%b3%e5%ae%9a%e3%82%88%e3%82%8a%e3%82%82%e6%b4%bb%e5%8b%95%e9%96%93%e9%9a%94%e3%81%8c%e7%9f%ad%e3%81%84%e5%8f%af%e8%83%bd%e6%80%a7/ar-AAhBDri

熊本地震の断層帯、想定よりも活動間隔が短い可能性
朝日新聞デジタル

 熊本地震でマグニチュード(M)7・3の本震を引き起こした布田川(ふたがわ)断層帯が、それ以前の約7千年間に3回、大地震を起こした可能性を示す痕跡が、京都大大学院理学研究科の林愛明(りんあいめい)教授(地震地質学)らの現地調査で見つかった。林教授は「従来の想定よりも断層の活動間隔が短い可能性がある」と話し、詳しい調査を進めている。




http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%9c%b0%e9%9c%87%e4%ba%88%e6%b8%ac%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%af%e5%88%86%e3%81%91%e3%80%81%e7%a2%ba%e7%8e%87%e6%95%b0%e5%80%a4%e3%80%8c%e5%ae%89%e5%bf%83%e8%aa%a4%e8%a7%a3%e3%80%8d%e5%9b%9e%e9%81%bf%e3%81%b8/ar-AAhEh0X

地震予測:ランク分け、確率数値「安心誤解」回避へ
毎日新聞
政府方針
 政府の地震調査研究推進本部(地震本部)は、発生確率を数値で示してきたこれまでの地震予測の発表方法を見直す方針を決めた。数百〜数千年間隔で発生する活断層地震の場合、今後30年以内に起きる確率は小さな数値で示されるため、地震は少ないと誤解する人が多く、熊本地震で改めて問題が指摘されたことに対処する。数値に代え、確率の高さによってランク分けする方針で、より防災行動を促しやすい等級区分や表現を工夫する。8月をめどに詳細を決め、来年1月の予測改定に反映させる。【飯田和樹】

引用終了

 元々、地震の発生確率が低く表示されていても、地震と言うのはタイマーのように正確に周期的に発生するものではなく、バラツキがあるのは当然で、そのバラツキがどのように襲って来るかなどわからない以上、「いつどこでも発生する」と考えるべきなのですが、どうも誤解して楽観視するケースも多いようなのでこうした動きになったようです。
 断層、活断層の活動周期と言うのは、有って無いようなものではないしょうか?
 当ブログで以前に記事にした通り、近辺の断層が発見されていない場合は連結断層の発生で新たな断層の可能性がある事や、分岐断層の芽が発見されていない場合は分岐断層の延長で新たな断層発生(延長?)の可能性がある事。
 断層、活断層が無数にあるのはこうした新たな断層が発生するからです。
 既にある活断層しが再度活動しないのであれば、日本だけでなく地球には数本の活断層しか存在しないのではないでしょうか?
 「新たな断層が発生する」という事は、「既存の 断層、活断層の活動周期が急変して短周期になると言う事が発生してもおかしくはなく、寧ろ自然である」と言う事でもあると筆者は考えています。
 そしてプレートの動き自体にこれまでと異なる勢いや方向、それに伴うプレート相互や地殻相互の変化が発生した場合は当然新たな場所、方向で歪みが生ずるため、そこで新たな断層が発生する事は当然考えらます。
 地球の自転軸が僅かではあるが変化している、という説があるのですがそれが定かではないにしても、地球の自転軸が僅かでも変化すれば、マントルやプレートの動き自体も変化するわけで、それまで殆ど大地震には無縁だった場所でも断層発生とそれに伴う地震が発生する事はあると考えるべきです。
 極端に言えば欧州や米国東部も例外ではないはず。
 地球の自転軸については一時的に僅かにブレたりしている事が既に確認されていて、その時の影響が後まで残ってプレートの動きに変化を継続させているという可能性はゼロではない、と思っています。

自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 熊本地震と雲仙岳や霧島山の地震計の振幅計測値 その12

2016-06-25 10:12:21 | 地震 津波
 6/24は熊本とその近辺エリアでのm2.5以上の有感地震波2件でした。
 この地震、パターンがレギュラーなものとは違っていました、
 雲仙岳も霧島山も下降、しかし雲仙岳の下降の度合いが霧島山の下降の度合いよりもかなり大きく、その過程で発震がありました。

引用開始(一部抜粋)
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_unzn.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_kiri.html
引用終了

 通常ならば霧島山がフラットかやや上昇、グラフ上の勾配で雲仙岳がそれを上回る上昇の時に有感地震が発生する事が多い傾向が多かったのです。
 そしてこの6月24日 5時43分ごろの地震を最後に熊本エリアでの有感地震がパタリ止まり、現在に至りました。
 この事から「これを境に、雲仙岳エリアの地殻の動く方向や勢い、霧島山エリアの地殻の動く方向や勢いの相対的関係、つまり相互の地殻バランスに変化が生じたのではないか?」 と思えなくも有りません。
 そしてこの6月24日 5時43分ごろの熊本地震のすぐ後に何が発生したか? と言うと、それは次のやや大きな地震です。
2016年6月24日 6時05分ごろ 与那国島近海 M6.1 最大震度2
 これらの事を含め全体を見渡して、次のような傾向が発生したと筆者は考えています。
 「一連の変化の元となる要因はフィリピン海プレーやユーラシアプレートの相対的動きの変化と見られ、それは両プレート毎についても動きに方向や勢いの変化が生じた為と見られる。そしてフィリピン海プレート内、或いはユーラシアプレート内でもその動きは同じ、或いは均一ではなく、エリアによって違いがあり、その違いも変化している。」
 注意したいのは4月14日の熊本地震の発生前は、それまであった薩摩半島西方沖の有感地震が暫く無くなった事です。
 発震や火山等各所での地震計で振動データにパターン変化の傾向があると震源が移動する事も場合によってはある、と言う事はどうもやはり言えると思えます。
 パターン変化の過程は当ブログで雲仙岳、霧島山、薩摩半島西方沖地震関連の記事で4月14日の熊本地震発生前から記事にしています。
 但し、現時点での傾向が今後も続くとは限らないのと、こうしたパターンの変化が必ずしも大きな地震に結びつくとは限りません。
 大地震が発生するか否かは現状、「神のみぞ知るの領域」と思っています。

自然災害 仕組みとアプローチ -  北海道南部にパターン変化発生  内浦湾地震とパターン変化 その3

2016-06-24 08:54:33 | 地震 津波
 昨日の地震計の振動データでは有珠山は通常水準でしたが、樽前山は上昇のまま現在に至り、十勝岳は昨日22時過ぎ頃までは上昇で22時過ぎ頃を境に下降、北海道駒ケ岳は22時過ぎ頃までは上昇しその後下降したものの再度上昇中。と言う最近は稀な組合せとなり、全体では昨日22時過ぎ頃までは上昇傾向となりました。
 一方、岩手山については終日ほぼ変わらず、通常の水準となっていました。
 これらを総合すると、「樽前山、北海道駒ケ岳、十勝岳を一つの群として捉えると、岩手山に対して地震計振動データでは乖離が大きくなった」、と見ています。
引用開始(一部抜粋)
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_toka.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_taru.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_usus.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_koma.html
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_iwat.html
引用終了
 そして、
2016年6月23日 22時29分ごろ 青森県東方沖 M3.1 最大震度 1
 この後、樽前山は上昇のまま、北海道駒ケ岳はこの直後に下降に転じその後は再度上昇、十勝岳は直後から下降になってそのまま現在に至ります。
 以上の状況から、筆者はこう理論構築しています。
 「地震計の振動データでは上昇か否かが、最近では無い組合せでになった。これは地殻のバランスが変化した事を意味し、そして樽前山、北海道駒ケ岳、十勝岳、有珠山からなる北海道側の大きなまとまりに対して、岩手山とそれに近い側の間に想定的な地殻同士のストレスが発生し、これが23日22時29分ごろに発生した 青森県東方沖 M3.1 の発生要因の一部になった」。
 内浦湾の有感地震は有りませんでした。