快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 新国立競技場の方向性 その3

2015-12-31 09:18:28 | 地震 津波
 新国立競技場に関しては当ブログでこれまでに何度か記事にして来ました。
関連するもの記事タイトルに「新国立競技場」の語句が入ってますので、見分けるのはわかりやすいと思います。
 新国立競技場の建設に限らず、今後は建築物やインフラなどが「その構造物自体だけ」でなく、その材料なども含めて他の広い地域の災害防止に役立てられれば、「一石二鳥、或いはその上を行く一石三鳥、或いはそれ以上」もやり方次第で実現可能なわけで、これを元に「費用対効果」を評価すれば、それなりの意味合いは見出せるケースは多いと考えています。
 これまでの記事では、
「『木材優先出荷権』なるものの売却で資金調達する場合も購入する国民や団体は増えると筆者は見ています。」
或いは、
「、『木材優先出荷権』購入を多くした自治体や団体、個人などはその分、リターンとなる『保育園、小学校などが十分安全な場所に移転する地元の木材提供優先出荷権』を得る、そして『木材優先出荷権』購入で寄付をする大企業などもこうした所での『営業的な優遇を受けられる』と言うシステムも良い、と考えています。  この『木材優先出荷権』はスポーツ振興券、いわゆる『totoくじ』と組み合わせて連携、システム化させるとまたメリットもかなり出てくるかとは思っています。」
と言う筆者なりの案を書きました。
 これだと「totoくじ」購入が災害防止寄付の意味を持つ事になるので、資金の少ない自治体等でもある程度は「木材優先出荷権」購入負担は減らす事ができるのですが、それでも資金がある自治体とそうでない自治体では差が出てしまうかも知れません。
 そこでもう一つの案を筆者は考えています。
そ れは次の案です。
 「施工業者が新国立競技場の建設資材を調達する場合、そうした災害防止となるような保育園や小学校、他などの移転に後押しとなるような場所の土地の木などを優先して購入し、その代わりに保育園小学校、他などの建設やその土地の造成などの優先権を得る」と言うものです。
或いは
「既に安全な高台などにある施設でも屋根が重量瓦とかの場合は、軽量屋根に変更する際に出た重量瓦を砕いて新国立競技場や周辺の敷砂利にする。その代わりに屋根の軽量化や耐震設計施工は新国立競技場の施工業者が行なう優先権を得る」
と言うものです。
 ただこれでいきなり絶対的な独占権を得てもまた行き過ぎかも知れませんから、ある程度のポイントがつくようにして、入札などの際に有利となるようにするのです。
 わかりやすく言えば、「保育園や小学校、他などの移転をしたい自治体以外で『totoくじ』購入をする、一般国民や団体、組織経由、つまりこれらからの寄付」で災害防止のための保育園や小学校、他などの移転する形態から、更に「新国立競技場の施工業者がダイレクトに『totoくじ』購入をするのに同等の効果を造り出す」 と言う事になります。
 何故そう言う効果に結びつくか?と言うと、理由はこうです。
 「保育園や小学校、他などを災害に対して安全な場所へ移転するのと関係の無い地域の木材等の材料を採用するよりは、移転するのと関係の有る地域の木材等の材料を採用する方が、その分利益になる。」
 こう言う方向で資材調達が行なわれれば、新国立競技場に限らず、各種公共工事、民間工事の関連企業の「社会貢献度」の評価は高まると見られるし、少子化防止にもなると考えています。
 また保育園や小学校に限らず、避難が容易でない施設で本当なものなら当然移転や耐震化の対象になります。
 こうした流れはいずれ作っておく必要が高いと考えています。



自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 福岡県北西沖地震 その3

2015-12-30 11:26:49 | 地震 津波
 福岡県北西沖の地震はその後の有感余震もこれといって無し。
 現時点で判断できる範囲では「初震を上回る事のないパターンの地震の方」だったようです。
 横ずれ断層型で、しかも海底に急な斜面も特に無いため、津波の心配は他に比べれば相当少ないタイプのどうって事のない地震だった、と言う所でしょうか。

 日本全体では、月齢からは今日か明日あたりから数日はどちらかと言うとそろそろ安全期と見ています。
 南太平洋やオセアニアでの地震はある程度の頻度では発生していますが、最近は特に目立つ大きさのものが無いのでこれも安心材料。
 宇宙からの影響は、

引用開始(一部抜粋)

http://swc.nict.go.jp/contents/index.php
28日12時(UT)頃に発生したCME(コロナ質量放出)の影響が30日から31日にかけて到来し、地磁気が大きく乱れる可能性があります。
引き続き今後1日間、地磁気活動は静穏な状態が予想されます。

引用終了

 また地殻表面や浅い所、海域も温度低下が進んでいる時期なので、地殻の温度分布、温度勾配が従来と異なる傾向が大きくなって水平方向、鉛直方向で「寒天のお皿化変形現象」が起きるなどして発振、と言う事はどちらかと言うと多い時期に考えています。
 プラスマイナス合算では、ここ数日はトータルで平均位の発振トリガーと言う状況でしょうか。
 ただ各地の地殻やプレートでのストレスの貯まり具合について全容は見えませんので、実際にどの頻度で、どの大きさの地震が発生するかはわかりません。
 

自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 福岡県北西沖地震 その2

2015-12-29 09:15:53 | 地震 津波
 福岡県北西沖地震はその後有感地震は起きていません。
 前回の記事のパターン通り、もう初震より大きな地震はないと良いですが、それはわかりません。
 やや近いエリアですが有感地震はありました。
2015年12月29日 2時12分ごろ 天草灘 M3.4 最大震度2
 先日の福岡県北西沖地震の発生時刻を境に、雲仙岳の地震計では振幅が小さくなってます。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_unzn.html

引用終了

 今回は今までと違い、霧島山にやや時間差はありながらも雲仙岳と似た動きが見られました。
 阿蘇山は雲仙岳と近いのに連動性は現状見られません。
 地殻のまとまりとして異なる動きのように考えられます。

自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 福岡県北西沖地震

2015-12-28 22:15:11 | 地震 津波
 先ほどの地震です。
2015年12月28日 20時07分ごろ 福岡県北西沖 M3.8 最大震度3

 M3.8程度の地震は日本全国どこで発生してもおかしくはないのですが、ここは2005年に発生した福岡県西方沖地震の近くで、震源の深さも近い値、しかも横ずれ断層型地震なので記事にしました。

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E8%A5%BF%E6%96%B9%E6%B2%96%E5%9C%B0%E9%9C%87
福岡県西方沖地震

本震
発生日 2005年3月20日
発生時刻 10時53分40.3秒 (JST)
震央 日本の旗 日本 福岡県北西沖[注 1]
北緯33度44.3分
東経130度10.5分(地図)
震源の深さ 9km
規模 マグニチュード (M)7.0
最大震度 震度6弱:福岡県 福岡市東区、中央区、西区、前原市、佐賀県 三養基郡みやき町
津波 なし
地震の種類 内陸地殻内地震
横ずれ断層型
余震
回数 2005年6月末までに震度1以上が375回、M3以上が265回[1]
最大余震 2005年4月20日6時11分26秒、M5.8、最大震度5強
被害
死傷者数 死者1人[2]
負傷者1,262人[2][3]
被害総額 約528億円注1
被害地域 福岡県福岡地方を中心とする九州北部および山口県など
注1: 福岡・佐賀・長崎各県および福岡市による。
出典:特に注記がない場合は気象庁による。
プロジェクト:地球科学、プロジェクト:災害
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福岡県西方沖地震(ふくおかけんせいほうおきじしん)は、2005年(平成17年)3月20日午前10時53分、福岡県北西沖[注 1]の玄界灘で発生したマグニチュード7.0、最大震度6弱の地震[4]。震源に近い福岡市西区の玄界島で住宅の半数が全壊する被害となったのをはじめ、同区能古島、西浦、宮浦、東区志賀島などの沿岸地区で大きな被害となった[5]。福岡市および志摩町・前原市(現・糸島市)と周辺市町村を中心に被害が発生したが、震源が福岡市街から離れた沖合であったことなどから、市街部で建物の全壊被害はほとんど出なかった[6][7]。死者1名、負傷者約1,200名、住家全壊約140棟[8]。福岡市付近では有史以来最も大きな地震となった[9]。

引用終了

 この地震は余震は多かったようですが、初震が一番大きく、後の余震はそれ以下でした。
 今年の薩摩半島西方沖地震もそうでした。
 どうもこの2回の例でみる限り、九州の中央構造線の大陸側、つまり内帯でのこうしたタイプの大地震は初震が大きく、その後はそれより小さい傾向がある事がわかります。
 今回もそのパターンが続くかどうかはまだ分かりません。
 雲仙岳の地震計振幅計ではやはりまた大きくなってます。

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_unzn.html

引用終了

自然災害の仕組み 理論化と対策へのアプローチ - 西之島で噴火活動が低下

2015-12-27 21:25:01 | 地震 津波
 西之島で噴火活動が低下した状況になっているようで

引用開始(一部抜粋)

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000065119.html
 火山活動は収まってきているとみられます。

 映像は、22日に海上保安庁が撮影した西之島です。噴気はほとんどなく、山の形や火口がはっきりと見えます。海上保安庁によりますと、今回の観測では初めて溶岩流が確認されなかったということです。また、先月は100度以上あった火口の底の温度が約20度まで下がっていて、しばらく噴火は起きていないとみられます。専門家は「火山ガスの放出量も減っていて、火山活動が全体的に低下していると考えられる」としています。海上保安庁は、引き続き西之島の半径4km以内には近付かないよう呼び掛けています。

引用終了

 そして木村名誉教授は6月時点で既にこの事を予測してました。

引用開始(一部抜粋)

http://kimuramasaaki.sakura.ne.jp/site2/2015/06/06/1271/
昨年、2014年6月19日の記事において、西之島の溶岩流出後の大地震の発生を警告しました。それが、本年5月30日のM8.1の地震にあたると思われます。
この地震により、西之島火山の溶岩流出は停止に向かうものと予想されます。

引用終了

 今後はどう言う展開になるのでしょうか?
 西ノ島の深部で「突っかえ棒」が出来たならマグマが発生しにくく、噴火は沈静化するという事になるのですが、それで「突っかえ棒」が一つ増えたから、あの強大な太平洋プレートの勢いが弱まる、などと言う事は余り考えない方が良いと思います。
 結局、プレートの勢いを別のどこかではけ口にする可能性の方が高いと思われます。
 そうすると今まで「突っかえ棒」だった所で弱い所から「突っかえ棒の破壊、つまり地震かスロースリップ」が起きるか、或いはまだプレートの潜り込みがしやすい場所が残っていれば、そこでスムーズの潜り込み、マグマ活動が活発になって噴火、そのORかANDでとなる可能性は、想定した方が良いのは当然です。
 無論、被害のない場所での噴火や地震で終わればベストです。
 火山活動だけでもを簡単に見てみると、

引用開始(一部抜粋)

http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_datalist_osma.html

引用終了

 これに限らず、火山の地震計振幅がここ数日は右肩上がりか、或いは上下しながらも上昇、が殆どでほぼフラットな所は少ないです。
 北海道、九州の火山の地震計振幅は、大体の傾向としては通常とあまり変化は有りませんが、気になるのは本州の火山ではここ数日下降しているところは現状、存在していません。
 この傾向がなくなれば、西ノ島の沈静化とは関係なくなるので一安心です。