快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  東京五輪の暑さ対策 スポット冷房ユニット

2017-07-31 19:49:55 | 地震 津波
 7月30日に記事にしたマラソンコースなどのスポット冷房ですが、考えてみれば特に自走式でなくても良いはずです。
 トレーラー式、或いは据え置き式であっても、それを容易に運搬、設置、撤去できる移設車とのシステムで様々なタイプが考えられます。
 そして追求すればかなり低コストのものも可能ではないかと思われます。
 ただ条件としては沿道などの観客から競技する選手がよく見えるように本体の高さが低いものである事、選手が使う道幅が狭くならないように本体の幅が狭いものである事かも知れません。
 夏季オリンピックが北半球の、しかも夏は蒸し暑い国で行われる事は今後も多いはずなので、いずれこうした設備は充実させていかねばならないでしょう。
 そしてオリンピックの施設に多額の費用がかかる事が最近は話題になる事も多いようですが、災害対策向けの常備用にも、そして通常も利用できる機器を準備する、と言う役割の比重が今後増して行くと、世界的にオリンピックはより価値が有るものになっていくのかも知れません。
  
 

仕組みとアプローチ -  緊急投稿 ヤマカガシ 赤やオレンジ色が無くてもヤマカガシの可能性有り

2017-07-30 17:57:40 | 地震 津波
 一日に2件の記事と言うのも多少違和感があるのですが、夏休みで子供がヘビと遭遇するケースも多いかとも思いますので敢えて記事を書きました。
 事件は次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e4%bd%93%e9%95%b7%ef%bc%96%ef%bc%90%e3%82%bb%e3%83%b3%e3%83%81%e3%81%ae%e3%83%98%e3%83%93%e3%81%ab%e3%81%8b%e3%81%be%e3%82%8c%e3%80%81%e7%94%b7%e5%85%90%e3%81%8c%e6%84%8f%e8%ad%98%e4%b8%8d%e6%98%8e/ar-AAp45kP


体長60センチのヘビにかまれ、男児が意識不明
読売新聞
読売新聞
2 時間前
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女子高校生「スカート丈」地域で…

兵庫県警伊丹署は30日、伊丹市の公園で近所の小学5年生の男児(10)がヤマカガシとみられるヘビ(長さ約60センチ、直径約2センチ)に手をかまれ、意識不明の重体になっていると発表した。

引用終了

 ヤマカガシなのですが、次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://yamakagashi.etc64.com/

よく『毒蛇といえば頭が三角形』なんて言葉がありますが、
ヤマカガシの頭部は、マムシやハブのように三角形ではなく比較的細い丸型をしています。
目がクリッとしていて愛嬌がある顔をしているのも特徴のひとつ。
ペットとしてもなかなか人気があるようです(※飼育には許可が必要)。

首周りには黄色いリング状の模様がついており、
褐色地に黒・黄色・赤が交互に重なった鮮やかな体色をしています。
とくに若い個体はこの模様が鮮やかである傾向が強いようです。

しかしこの模様は個体差・地域差が非常に多く、
全体的に黒褐色が強かったり、鱗に赤い部分が全くなかったり、
黄色のリング模様さえなかったりと、ときに他のヘビとの判別が非常に難しい場合があります。
この場合は頭部の鱗の粗さや鱗のキールの強さなどで見分けるのがベター。
(※判別に自信がないときは触ろうと思わないでください)

(中略)

< ヤマカガシの毒 >
ヤマカガシは毒を持つ部位が2箇所あります。
毒牙と、首の付け根あたりの表皮です。

まずは毒牙のほうですが、
実はこれは最近までその存在があまり認知されていませんでした。
一般的な毒蛇は大抵、口の中で一番前にある大きな牙に毒腺がありますが、
ヤマカガシは奥歯のみに毒腺があります。
普通に人間に噛み付いたときにこれが皮膚に食い込むことはほとんどないため、
ずっとヤマカガシに毒牙はないと思われていました。

その毒牙の知名度を上げたのは1972年の中学生の死亡事故です。
指のような細い部位であればヤマカガシの毒牙が届いてしまうケースがあり、
それ以降は30件以上の重症例と4件の死亡例があります。

ヤマカガシの毒は、マムシやハブと同じで出血毒です。
毒牙によって毒を注入される危険性はほかのヘビよりも少ないものの、
その毒性の強さは実は国内最強で、マムシの3倍とまで言われています。

毒が注入されても、しばらくは表面的な症状は出てきません。
マムシと違って咬傷部は腫れませんし、ジンジンとくる熱い痛みもほとんどありません。
しかし毒が体内を回り始めると、血管内の血小板に異常をきたして体内出血が起こります。
全身に皮下出血、歯茎出血、内臓出血、腎機能障害、血便、血尿などが起こり、
最悪の場合は死に至るケースがあります。

しかも困ったことにヤマカガシの血清は限られた場所にしかないため、
処置が後手に回ってしまうことが多いです。
血清が手に入らない場合は輸血や透析処置をすることになりますが、
それらは血清投与ほどの大きな効果は得られないのです。

引用終了

 と言う事で「頭が三角でなくても危険」、「赤やオレンジ色が無くてもヤマカガシの可能性有り」と判断すべきなのですが、誤判断してします理由が次の様な状況によります。

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6

アオダイショウ

(中略)

虹彩は褐色みのあるオリーブ色で、瞳孔は丸く、黒褐色[4]。

幼蛇の体色は灰色で、梯子状に褐色の斑紋が入る[1][2]。滋賀県には幼蛇から斑紋が縦縞で、成蛇も明瞭な地域変異個体がいる[1][2]。縦縞褐色がかっているので、ニホンマムシと間違われることも多い。これは、ニホンマムシへの擬態であると考えられている[4]。

毒は持たない。

引用終了

 と言う事でヤマカガシなのに赤やオレンジ色が無い個体を、「頭が三角でないからマムシでない、つまりアオダイショウの幼体や擬態」と勘違いして「噛まれても毒は無い(但し雑菌などには感染する可能性は有るので注意)」と勘違いして、噛まれてから油断して時間を経過させてしまう、と言うケースです。
 マムシではないと確認できたからと言って油断は出来ません。

仕組みとアプローチ -  東京五輪の暑さ対策 そして災害用常備設備

2017-07-30 08:56:31 | 地震 津波
 前回の記事では東京五輪のスポット冷房についても書きましたが、実際に暑さ対策については問題となっているようです。

引用開始(一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/sports/mainichi-20170729k0000e040224000c.html
<東京五輪>34度超え予測、熱中症対策早急に 研究者ら
 2020年の東京五輪で、熱中症の危険を訴える専門家や競技関係者が相次いでいる。桐蔭横浜大などの研究チームがまとめた予測によると、開催期間(7月24日〜8月9日)は運動を中止すべきだとされるレベルを大幅に超えるという。国なども熱中症対策に乗り出しているが、「選手だけでなく、観客や運営ボランティアも含め、対策をさらに推し進める必要がある」と警鐘を鳴らしている。

(中略)

 環境省によると、暑さ指数が28度を超えると熱中症患者が急増するとされる。28〜31度は「厳重警戒」レベルで、激しい運動は中止するよう求め、さらに31度以上は「危険」レベルとなり、運動は原則としてやめるよう推奨している。

 東京と過去約30年の開催都市の熱環境を比較した横張真・東京大教授(都市工学)は「東京が最悪で、そもそも競技を実施してよいレベルではない。熱による人体へのダメージがかなり大きい」と警告する。

 こうした過酷な環境が特に懸念されるのがマラソンだ。04年のアテネ五輪女子マラソンでは、酷暑による熱中症のため参加者の約2割が棄権している。

 12年のロンドン五輪で男子マラソンコーチを務めた小林渉・日本ランニング協会代表理事も「非常に危険。夏は関東など暑い地域で大会をほとんど行わない」と懸念する。

 酷暑の中、選手が能力を発揮するにはかなりの工夫が要りそうだ。1991年の東京国際女子マラソンで優勝したマラソンランナーの谷川真理さんは「日本選手は蒸し暑さにある程度慣れており、応援も多いので有利かもしれない」としつつも、「水分の補給や、より通気性のいいウエアを身につけるなど対策が必要」と指摘する。

 一方、高温多湿な日本の夏に不慣れな海外客は数百万人にも上る。大会ボランティアはパラリンピックを含め9万人以上となる見込みで、炎天下での作業も想定される。

 暑さ対策を巡っては、国土交通省が保水性のある舗装を路面に施したり、霧を吹きかける装置をマラソンの沿道などに設置したりすることを検討。午前7時半のスタート予定時間の繰り上げも浮上している。東京都もマラソンコースや主要競技会場周辺で、街路樹を活用して日陰を作る対策を始めたが、観客やボランティアらの対策は遅れている。暑さ指数を調べた桐蔭横浜大の星秋夫教授(健康科学)は「国や自治体の熱中症対策では足りない。過酷な環境下で行われる大会であることをもっと認識したうえで、対策について万全を期す必要がある」と指摘する。【斎藤有香】

引用終了

 と言う事で特にマラソンなどについては開放された道路での競技である為、どう対応するかは課題のようです。
 しかし筆者の考え方としては前回の記事でも多少書きましたが、移動型のスポット冷房車などならば有る程度は対応可能と思われます。
 試算した内容は次の通りです。

 マラソンは2時間から3時間の1時間内のタイムに選手が続くだけなのでこれを多めに見て約14km。
 冷風送風をできるスポット冷房車を20m間隔に並べて、700台で14km。
 予備を300台として1000台。
 つまりスポット冷房車を1000台用意して並走、或いはリレーさせれば20m以下の間隔で冷風を適切な方向で吹き出す事が出来ます。
 そのスポット冷房車は何も冷凍サイクルを備えたものでなくてもかまいません。
 例えば2~5トン程度の氷’(できればマイナス20~50℃とかの低温にして冷風がより長く続くようにしたいところ)を積み、それを冷熱源にして冷風を吹き出す方式でも良いわけです。
 そしてそのスポット冷房車に庇や仮設屋根などを設置できるようにして路面への日射がいくらかでも防げるようにする、或いは必要な時だけその庇や屋根を収納できるようにする、と言う所でしょう。
 このスポット冷房車はマラソンが無い時は、他の競技や観客、スタッフ用に使えば良く、更には東京オリンピックが終了した後は災害対策として常備、そして通常はレンタルなどをして維持費に充て、災害時は強制回収して被災地に充当、と言う事になれば災害対策を兼ねたものとして予算を組めるのではないでしょうか。
 

仕組みとアプローチ -  世界的EVカーへのシフトとトヨタの今後、そして災害対策

2017-07-29 14:38:26 | 地震 津波
 世界的にはEVカーへのシフトが本格化して行きそうで、次の様なニュースが有りました。

引用開始(一部抜粋)

http://www.msn.com/ja-jp/money/news/%e6%ac%a7%e5%b7%9e%e3%81%a7%e5%8a%a0%e9%80%9f%e3%81%99%e3%82%8bev%e3%82%b7%e3%83%95%e3%83%88-%e3%83%88%e3%83%a8%e3%82%bf%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%bd%b1%e9%9f%bf%e3%81%af%ef%bc%9f/ar-AAopJrV

欧州で加速するEVシフト トヨタへの影響は?
IBO24x24
ITmedia ビジネスONLiNE

(中略)

●加速するEVシフト

 この動きは、ボルボだけではない。5月に行われた仏国大統領選で政権交代を実現したばかりのマクロン政権が、40年までにガソリン車の販売を禁止する方針を打ち出した。仏国最大の自動車メーカーであるルノーは、政府が大株主であり、傘下の日産自動車(日産)はEVの開発に力を入れていることなどを考え合わせると、欧州においてEVシフトが加速する可能性が高まってきた。

 仏国のガソリン車の廃止プランは、ユロ・エコロジー相が主導している。ユロ氏は、仏国の著名な環境運動家であり、シラク政権やオランド政権など、保守・リベラルを問わず、入閣を打診されてきた過去がある。ユロ氏の入閣はマクロン政権の目玉人事の1つと言われており、政権としてもこの政策にはかなり力を入れるはずだ。

 マクロン氏は無所属で大統領になった極めて珍しい政治家であり、これまで確固たる政治基盤を持っていなかった。だが、大統領選後に行われた国民議会選挙では、マクロン氏が立ち上げた新党「共和国前進」が7割近い議席を獲得。社会党や共和党などの既存政党は事実上、瓦解した状態にある。

 マクロン氏の政治手腕は未知数だが、取りあえず国民議会で圧倒的多数を確保した事実は重い。さらに言えば、マクロン氏は筋金入りのEU(欧州連合)主義者として知られており、仏国に対するEUの期待はかなり高まっている。

 タイミングを同じくして、米国のトランプ政権が地球温暖化対策の枠組みである「パリ協定」からの離脱を表明したことで、地球温暖化対策の主導権が仏国とドイツに移ることはほぼ確実な情勢となった。欧州におけるエコカーシフトを巡る環境は整ってきたと言ってよいだろう。

 次世代エコカーの標準仕様を巡っては、EVや燃料電池車(FCV)など複数の技術が併存しており、どの仕様が主流となるのかはっきりしない状態が続いていた。しかしEVメーカーのテスラが大躍進するなど、社会の流れは確実にEVに傾きつつある。一連のエコカーシフトは、事実上、EVシフトと認識して間違いないだろう。

●トヨタの強みは弱点に?

 欧州における一連の動きは、日本の自動車メーカーにも極めて大きな影響をもたらすことになる。トヨタ自動車(トヨタ)と日産はこの点に関して正反対の方向を向いており、場合によってはトヨタが不利な状況に置かれる可能性も否定できなくなってきた。

 トヨタは日本を代表する企業であり、国策として政府が推進する水素事業にある程度コミットしなければならない。また、グループ内に有力な部品メーカーを抱え、株式を持ち合うなど相互補完関係を構築している。一方、日産は傘下の自動車部品メーカーであるカルソニックカンセイをファンドに売却するなど、全社をあげて経営のスリム化とEVシフトを進めている。

 自動車メーカーにとって、高い技術を持つ部品メーカーは、経営資源そのものであり、自らのグループに囲い込むのが常識であった。だがEVの製造に高度な技術は必要とされないことから、EVが主流になれば自動車そのものがコモディティ化していくのは確実と言われている。そうなってしまうと、完成車メーカーと部品メーカーで構築してきたバリューチェーンが一気に崩壊する可能性が出てくるのだ。日産がこのタイミングで部品メーカーの売却を決定したのは、EVシフトを戦略的に選択したからに他ならない。

 トヨタはグループ内に、アイシン精機、曙ブレーキ工業、デンソーなど技術力の高い部品メーカーを多数抱えている。デンソーのように独立性の高い企業もあるが、基本的にトヨタは、部品から最終製品までを自社グループ内で製造する、いわゆる垂直統合モデルの色彩が濃い。これに対して日産は、EV化時代を見据え、完成車の製造に特化する水平統合モデルにかじを切ろうとしている。

 全てを自前でカバーするグループ戦略がトヨタの競争力の源泉だったが、もしEVシフトが一気に進んでしまうと、トヨタの強みは逆に弱点に変わってしまう。トヨタに残された時間的猶予は少ない。

引用終了
 
 では燃料を使う自動車では強いトヨタは如何に生き残って行くべきか? となりますが、一方でこんなニュースもあります。

引用開始(一部抜粋)

https://news.goo.ne.jp/article/oita/nation/oita-DBC07F73-2A58-47AF-B339-41F9D9A579C2.html

疲弊する避難者 体調管理が課題に

01:31大分合同新聞

(大分合同新聞)
 福岡・大分豪雨の発生から5日目となった9日、日田市内では8カ所の避難所に189世帯367人(9日午後6時半現在)が身を寄せ、不自由な生活を強いられている。慣れない環境に加え、蒸し暑い室内にはクーラーもなく熱中症の症状で体調を崩す人も出ている。自宅に戻るめどが立たない中、避難者の健康をどう守っていくかが課題になっている。

引用終了

 建物は既に十分有るケースが多い上、上記のような豪雨なら建物も有効ですが、地震となるとかえってテントなどの方が安全性が高い、或いはその方が避難者も安心できるケースも多いようです。
 一方で季節によっては冷房や暖房が必要な事が多く、やはり移動型のスポット冷房設備は常備すべきと筆者は考えています。
 そこで電気自動車ですが、災害時の電気供給力や冷房、暖房、発電なども含めた機能で考えると、ガソリン車、ディーゼル車等の燃料利用車にはかないません。
 何故かと言うと、燃料利用車ならばエンジン駆動や蒸気機関駆動などにより直接的、或いは電気経由と言う間接的に冷凍サイクルを構成した上に、更に余熱利用で暖房、給湯なども出来るコジェネレーションがより効率的、一体的に可能だからです。
 災害時にスポット冷房するケースから例に採りましたが、2015-09-03 の記事、サブタイトル「新国立競技場の冷房  対策編」で書きました通り、東京五輪でも各所で仮設スポット冷房は用意しておき、適宜使うと言う方向がより安全かと思われます。
 冷暖房設備は建物に造りつけしてしまうと利用していない時でも維持費がかかってしまいます。
 それで稼働率を上げようと無理に集客すれば一見そこでは解決した様に見えても、今度は周辺の施設からストロー作用によりお客を奪う結果となり、そちらの方が悪化する可能性が想定できます。
 「それなら外国から集客すれば良い」、と考える向きも有りますが、外国だって持て余した施設の稼動率を上げる為に必死なのではないでしょうか。
 リオの五輪後施設の現状に限らず、他の多くの国でも同様な課題が有るようです。
 とりあえず東京五輪用には必要とあらば仮設スポット型冷房でダクトつなぎ込み出来るようにしておき、そして五輪期間以外の通常は災害時(大災害時には五輪期間中でも)など必要な場合は被災地域に運んで利用、それでも使わない時はレンタルなどで多少とも収益に結びつけて有効利用、と言う所ではないでしょうか。
 それには燃料利用で発電、直接、間接で走行、冷凍サイクルで冷暖房や給湯、排熱で暖房や給湯などが出来るコジェネレーションタイプの自動車は適しているかと思われます。
 またエンジンタイプでなくて、燃料電池方式でも良いわけで、更には昔ながらの蒸気機関、それに国産の杉などを薪や木炭を燃料として使えばこれもまた高台などの木を伐採利用できて津波災害や水害、土砂災害などのリスクが高いエリアの移転にもなるかも知れません。
 災害対策と東京オリンピックの予算を別ではなく「兼ねたもの」で考えるとトータルではより少ない予算で同じかそれ以上の効果は期待できるかと思えます。
 エンジン駆動車や熱利用技術に強いトヨタはこれからこうした分野に力を入れて行けば、より事業に結びつきやすいと思えますし、一方で国や自治体、そして民間もそうした面に着目して行くのも良いのではないでしょうか。
 
 
 

仕組みとアプローチ -  東京オリンピックと木材利用と災害対策

2017-07-27 22:46:31 | 地震 津波
 2020年の東京オリンピックについては災害対策を兼ねない限り、あまり意味は無い事を以前の記事で書きましたが、木材利用に関してはプラス方向の動きが有るようです。

引用開始(一部抜粋)

http://www.sanspo.com/sports/news/20170724/oly17072420080002-n1.html
2017.7.24 20:08
選手村、全国の木材を公募 20年東京大会後に再利用

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は24日、東京・晴海の選手村に設ける選手らの交流スペース「ビレッジプラザ」に全国の自治体から無償提供してもらった木材を使用し、大会後には解体して各自治体で再利用してもらうプロジェクトを実施すると明らかにした。五輪・パラリンピックでは異例の取り組みで、コストの縮減と環境対策を進め、全国的な機運の盛り上げにつなげる狙いがある。同日の理事会で報告した。

引用終了

 この「大会後には解体して各自治体で再利用してもらうプロジェクト」なのですが、結構良い案なのではないでしょうか。
 そもそも五輪で使われた木材ですが、厚さ、幅とかを建築などで多く使われる規格になるべく合わせた寸法にして、「五輪利用 認定材料」とかで販売すれば、ネットやホームセンター、他で結構売れる可能性は場合によっては有るのではないかと思われます。
 但し、それには「東京五輪利用木材」と言うブランドだけで無く、「その木材調達でどれだけ津波リスクの高い地域が高台の木を伐採した事で移転できたか」、或いは今回の九州の豪雨災害の様に「どれだけ洪水、土砂災害リスクの高い地域がより安全なエリアの木を伐採した事で移転できたか」、と言う点も「社会貢献の面」で一つのポイントなのかも知れません。
 できれば「再利用、或いは五輪後に販売する木材にこうした社会貢献の面で国の認証IDを付与する方がより好ましい」、と筆者は考えています。
 国の認証IDか、そこまで行かなくてもそれに近い利用履歴IDの刻印が有る木材ならば、「1本は持っておいて家のリビングの棚にでも使おうか」、と考える人は少なからず存在するのではないでしょうか。