快気分析

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仕組みとアプローチ -  米国で余剰となっている飼料用トウモロコシを日本が大量購入する話 そしてマツダの新型ガソリンエンジンとの関係

2019-08-28 07:47:14 | 地震 津波
 今月25日の日米首脳会談で、米国で余剰となっている飼料用トウモロコシを日本が250万トン購入する約束がなされたようです。
 これについては「そんなに大量の飼料用トウモロコシなど輸入して一体どうするのか」と見る向きも多いようですが、今の相場と為替レートであれば個人的にはそう悪い話ではないのかも知れないと思っています。
 一つの理由としていつ来るかわからない凶作に備えた備蓄飼料として長期保管がやり方次第ではできる事。
 更に飼料用トウモロコシは人間がどうしても食べられないと言うほどの食味でもないようで、非常食として短期間だけ食べるのはそう不可能では無く、更にコーンスターチなどに加工した上での利用など、凶作が酷いなどではかなり有効と思えます。
 もう一つの理由はカーボンニュートラルであるバイオエタノール等としても使える事です。
 これは以前の記事で既に書きましたが、マツダの新型ガソリンエンジンが従来のガソリンエンジンに比べて何割か(2割くらいと言う見方が多いようです)効率が向上した事で、バイオエタノールの価格が一気に何割か安くなった事にもなり、見方によっては「バイオエタノール利用の世界で革命が起きた」とも解釈しています。
 なので飼料用トウモロコシを多めに輸入する事になった分、石油の輸入をどれだけ減らせるのかにもよりますが、それだけでも有る程度はトータルで輸入負担が減ると思えます。
 そんなわけで、米国から輸入した飼料用トウモロコシは、まずは暫く飼料用か或いは緊急時の人間用として保管し、消費されないまま保管期間が長くなって劣化して来た場合にはバイオエタノール等として使う。
 そしてその為にはマツダの新型ガソリンエンジンを使った自動車(ハイブリッド車を含む)や発電機などの普及を推進して行くべきと考えています。
 こうすれば凶作等の食料逼迫に備えた備蓄量の確保が出来、そして国内産業も潤い、更にカーボンニュートラルにもなるわけで、その展開の仕方次第ではメリットも大きいのではないでしょうか。
 
 

仕組みとアプローチ -  明智光秀が山崎の戦いで大敗した要因を考える 光秀のスキルで欠如していたものの一つ

2019-08-27 22:32:57 | 明智光秀
 たかだか個人的な調査などでは大した事もわかるはずもなかろう、と半ば諦めながらも調べて行くと明智光秀が山崎の戦いで大敗した要因について思いがけず見えて来る事も時には有ります。
 昔と違いネット検索で様々なデータが簡単に得られるので、自分で期待したいた以上の事がわかって来る事もあり結構楽しく、そして充実した気分を味わえるのはネット社会ならではの良い側面なのかと思います。
 このようなネット環境のは個人レベルとは言え、明智光秀が山崎の戦いで大敗した要因について調べていくとわかって来る事が有ります。
 その一つは明智光秀のスキルに有ったと考えられる点です。
 どう言う事かと言いますと、それは最近の記事で書いた通り、秀吉が村上水軍の少なくとも一部(来島村上氏)を調略した事とも関係しているのですが、明智光秀はその故郷や地盤が美濃だった事やそして戦闘経験が陸上戦ばかりで海上戦、水軍動員を伴う戦いの経験が殆んど無かった、と言う点が挙げられるかと思います。
 仮に光秀が海上戦や水軍動員を伴う戦いに多少とも関係していた事が仮に有ったとしてもそれは畿やその周辺ばかりで有った上、信長がこのあたりを全てコントロールしていたわけで光秀には水軍を使った戦闘についてはその威力や使いこなし方等、全容が把握できていなかったと考えられるのです。
 明智光秀は水軍を使いこなして兵員・物資輸送や戦闘を展開する事についての経験が殆んど無くスキルも無かった為に、秀吉が瀬戸内海の村上水軍を駆使した動員力で圧倒して来るのを想定できなかった。
 これが明智光秀が山崎の戦いで大敗した大きな要因の一つではないでしょうか。

仕組みとアプローチ -  明智光秀が山崎の戦いで大敗した要因を考える 大山崎町あたりの隘路の事など秀吉が知らなかったはずはない

2019-08-25 11:21:20 | 明智光秀
 明智光秀が大敗した山崎の戦いについて、このエリアを決戦の場に光秀が選んだのは「大山崎町のあたりで隘路になっている為、秀吉勢に比べて兵力が劣っていてもほぼ互角に戦えるから」と言う理由であるとするのが通説のようです。
 この点は確かに間違いではないとは思えます、がそれはよく考えれば疑問な点も有るのがわかります。
 個人的にはこう思うのです。
 「大山崎町のあたりで隘路になっている為、明智勢が秀吉勢に比べて兵力が劣っていてもほぼ互角に戦える事ぐらいは秀吉や優秀な参謀らが知らなかったはずはない。」
 ではそれがわかっていて秀吉は何故あの山崎で戦う事に応じたのでしょうか。
 秀吉には「勝算が有ったから」、そして「仮に戦闘が手こずって一時的に退却する事になっても安全だとわかっていたから」と言うのがその理由になって来ます。
 この内、後者の方は以前の記事で書いた通り、瀬戸内海の水軍、海賊勢力を押えていた為、「秀吉勢は海路での援軍支援要請や場合によっては退却も出来る事、そして宇喜多氏、三好氏が秀吉方であり、仮に明智勢が一時的に優勢となって陸路で秀吉勢が退却するとしてもこの両武将の所領の奥までは追撃できるものではない」、と言う事となるのは容易にわかります。
 では前者の「勝算が有ったから」と言うのはどう言う事だったのでしょうか。
 その一つの仕組みは筒井順慶の動きだったと考えています。
 当初、筒井順慶は明智光秀に加勢するような動きをしていて実際に兵を送ったりしています。
 これと更に高山右近、中川清秀の居城も山崎から近い事などからも光秀は筒井勢、高山勢、中川勢の戦力が有効になりやすい場所であり、しかも隘路である山崎ならば勝算は有る程度見込めると考えて秀吉との決戦の場に選んだのではないでしょうか。
 光秀に加勢しない事を早くから意思表示していたのは細川藤孝・忠興父子ですが、それだけ「ドタキャン度」は低いわけで明智光秀もそれなりの対応が出来たはずです。
 ところが筒井順慶は直前まではっきりとした動きを見せず、そして高山右近は家族や家臣を使い明智方に加勢するような返事をさせて光秀らが直前まで油断してしまう結果となりました。
 これについては、秀吉は筒井順慶らへの根回し(調略)をわざと遅らせて明智光秀らを山崎の戦いの場に「おびき寄せた」のではないかと思っています。
 そして秀吉が山崎エリアでの決戦に応じて軍勢を進めたのは、「既に筒井順慶、高山右近、中川清秀への根回し(調略)が既に済んでいたから」と言う事になります。
 仮にこの調略が済んでいなかったら、秀吉勢はあの山崎周辺には近い付かなかったのではないでしょうか。
 尚、池田恒興は信長の異母兄弟でもあり、明智方に加勢する可能性はほぼ無かったため、秀吉方に加勢するのは当然です。
 そして更に秀吉は万が一の事も考えて、山崎の隘路の先には秀吉の直属部隊は当初殆んど送らず、先鋒やそれに続く最前線には高山右近、中川清秀、勝算が出て来たら池田恒興らを使っています。
 秀吉はリスクマネージメントも十分だったように思えます。
 
 
 

仕組みとアプローチ -  東京オリンピックの水面利用会場「海の森水上競技場」の高温対策はそう困難ではないと思う理由

2019-08-24 19:14:55 | 地震 津波
 ボート、カヌー会場、個人的にはもしかしたらトライアスロン水泳会場にもなるのかどうかは今後の検討次第と言う「海の森水上競技場」ですが、会場の暑さについて問題視している見方も有るようです。
 この点については温度に関する限り個人的な考え方と言う程度ですが、対策次第であまり気にならないと思っています。
 何故なら「海の森水上競技場」は両サイドが陸地になっていてかなり閉じられた海域に近い為、両端部の仕切り方次第では殆んど閉鎖水域とでき、この水域に大量の氷片を投入してしまえば水温だけでなくその表面の空気も有る程度温度低下してしまう事になるからです。
 ではその氷をどうするのか?ですが、実は東京湾には冷凍倉庫の施設が多々有り、そこには低温だけでなく、超低温のマイナス60℃とかの冷凍倉庫も有るわけで、こうした施設で予め小さな氷片を多めに作っておいてもらい、それを競技場に事前に投入すれば通常の低温氷片より少ない氷片量で十分に冷えると思えます。
 心配なのは全体や部分的な「冷え過ぎ」ですが、カヌーやボートなら有る程度は水温が低くても大丈夫な事が多いし、仮にトライアスロン水泳会場になったとしても温度分布も含めて温度管理をしっかりしてやれば問題無いと考えています。
 ただ台風の直撃などによる暴風とかまではカバーできない事も有るかとは思いますが、それはこの会場に限った事では有りません。