快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -   ALPS処理水に対する中国の強い姿勢を考える

2023-09-01 19:28:59 | 水資源
 福島第一原発のALPS処理水を海岸から1km少々程度沖へ放出する事に対して中国は反対の姿勢を崩していません。
 これが仮に根拠の無い言いがかりとしたら、それこそ国家間の損害賠償の問題になるのでしょうが、中国がこれだけ一貫した強い反対の姿勢をしていると言う事は、福島第一原発の ALPS処理水に対してトリチウム以外の有害核種残存について、確たる証拠を十分に掴んでいて自信が有るのかどうかと言う感じに思えてしまいます。
 それなら前回記事で書いた通りに、中国やロシアが日本に要請した気化蒸発方式を一度採用すれば事は一応収まるのにそれを何故か日本側は採用しません。
 私の住む千葉県に限らず、関東、東北の太平洋側の住民の多くはALPS処理水を海岸からたった1km程度ではなく、最低でも100km、できれば300km位の所で放出、特に気化蒸発してくれればなあと思っているのではないでしょうか?
 何でこんな簡単な事が実行されないのかが不思議です。

仕組みとアプローチ -   ロシアと中国がせっかく与えてくれたチャンスは生かすべき 処理水を大気へ水蒸気放出する方式

2023-08-27 06:23:09 | 水資源
 前回記事の続きです。
 「せっかく ロシアと中国が与えてくれたチャンス」なのですから単純にそれに乗っかれば良いのではないでしょうか。
 ALPS処理水を大気へ水蒸気放出する方式にすれば気化蒸発しにくいストロンチウムなどは気化器の中で高濃度で残ります。
 それを回収すれば良いだけの話なのでは?
 気化蒸発したトリチウムは殆ど問題ありません。
 何故かってトリチウムに関してはフランスや英国やカナダ、或いは中国も福島第一原発とは桁違いの年間放出量であるのに世界的には問題視されていないからです。

仕組みとアプローチ -   試す価値が有ると思う「ロシアと中国が主張する処理水を大気へ水蒸気放出する方式」

2023-08-26 15:21:44 | 水資源
 今日書いた前回記事の続きになります。
 「中国、ロシアが7月に日本政府に直接求めた福島第1原発処理水を大気へ水蒸気放出」なんですが、試してみたらどうかと個人的には思っています。
 「海洋への放出」と「大気へ水蒸気放出」とでどちらが効果的かの比較が出来るのだし。
 少なくとも中国、ロシアの主張を取り入れれば中国や香港により日本産の水産物や食品の輸入禁止や制限などの少なくとも一部は回避できるはずで、ロシアと中国がこの方式で容認すればこの国の影響力が強い他の国々から輸入制限や輸入禁止を日本が食らう可能性も低くなります。
 そしてメリットは更にあり、大気へ水蒸気放出をするなら陸から当然離れた場所ですべき、となるはずで、そうなると船で処理水かその希釈水を運んで海岸から最低でも100km以上、できれば300km位のEEZ内で大気へ水蒸気放出実施となるのでしょう。
 そうすると福島県だけでなく、東日本の太平洋側の水産物についての不安も減って消費減退には繋がりにくくなります。
 この「処理水を大気へ水蒸気放出する為の船には日本の関係機関の人達だけでなく、ロシア、中国の政府関係機関の人達やIAEA関係者らも同乗して皆が納得するような大気へ水蒸気放出になるように工夫する」と言う事になります。
 そしてうまく行きそうなら海洋放出は止めて全てを大気へ水蒸気放出方式にする。
 こんなところが「最適な落としどころ」と考えていますが、どうでしょう。

仕組みとアプローチ -   ロシアと中国は福島第一原発のALPS処理水をどう見ているのか

2023-08-26 12:25:32 | 水資源
 福島第一原発のALPS処理水が海洋放出開始となりました。
 メディアでは中国とロシアがさもあたかもトリチウムについて懸念しているかのように報道されているようなものが多いです。
 これについては個人的な見方に過ぎませんが、ロシアと中国は福島第一原発のALPS処理水にふくまれるトリチウムについてなんかそんなに気にしてはいないと考えています。
 無論、相当なハイペースで高濃度の処理水を海洋放出すればそれは問題でしょうが、今回の処理水放出はかなり希釈した上、スローペースで徐々に海洋放出する予定なのと、フランス、イギリスなどはケタ違いの年間トリチウム放出量でも問題視されていないからです。
 では何故ロシアと中国が今回の福島第一原発のALPS処理水海洋放出に反対しているのか?
 その理由は「処理水に含まれるトリチウム以外の核種を懸念しているから」と考えています。
「処理水 中国 ロシア 大気への水蒸気放出」などでネット検索するとわかりますが、「中国、ロシア両政府が東京電力福島第1原発の処理水を巡り、大気への水蒸気放出を検討するよう7月に日本政府に直接求めた」旨の事がわかっています。
 つまり蒸発気化すれば処理水中のトリチウムなど真っ先に気化蒸発して大気に拡散されるわけですから、もし中国、ロシアがトリチウムについて危険視していたらそんな事は言わないはずなのです。
 だとするとロシアと中国が危険視しているものは自ずと限られてきます。
 それはトリチウム以外の核種で気化蒸発しにくいもの、つまりストロンチウム90、ルテニウム106などではないでしょうか。
 これらの核種はトリチウムと違い、生物体内に一度入り込むと体外排出されにくく、放射性核種として体内に蓄積され、それが内部被曝となっていくだけでなく、海洋生態系の食物連鎖で生物濃縮されやすいので特に水産物に蓄積されやすい、と言う事になって来るはずです。
 と言うわけで中国、ロシアがトリチウムを危険視して日本に言いがかりをしてきている、と言うのはピント外れの論議だと思っていますが真相はどうなのでしょう。

仕組みとアプローチ -   水不足は大丈夫なのか?早めの準節水要請が必要なのかも

2023-07-31 18:52:11 | 水資源
 このところの猛暑もさる事ながら、空梅雨でここ1カ月間の降水量が少ないエリアが多いようです。
 ただ例えば首都圏の水源についてダム貯水率を調べるとかなり高くで未だ余裕が有るように見えてしまいます。

引用開始(一部抜粋)

https://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000226.html

首都圏の水資源状況について
首都圏の水資源状況(リアルタイム)
関東地方の上流ダム群等の貯水量、貯水率現況などはこちら

1.現在の貯水状況(令和5年7月31日現在)
関東地方のダム群
有効容量(万m³) 貯水量(万m³) 貯水率(%)
利根川水系上流9ダム

引用終了

 データの数値等の詳細は直接ご覧下さい。
 6月以前にかなり降水量が多かったせいか、或いはダムの水源エリアでの降水量が多少は有った為か、現時点ではかなり余裕が有るように見えます。
 ただこのまま少雨状態が仮に続くと、場合によっては急に貯水率が減る時期が来るのではないか?と考えています。
 何故か?と言うと庭木、その他の草木はまあ今までは土に浸み込んでる水分や僅かな散水で何とか持ちこたえていたのですが、ここの所の晴天、少雨、或いは無降雨でかなり土の内部まで乾燥して来ていて、水撒きしないと枯れ始める草木も出て来る可能性が有り、それで今までと違って水撒きを始めたり、水撒きの量を増やしたりするはずです。
 そうすると水道の使用量が急に増えてダムの貯水率が急に下がる、と言うリスクを想定しなければなりません。
 今後の降水量次第ですが、「準節水要請」とかで節水を早めに呼びかけておいて、仮に雨が多く降って大丈夫そうなら「準節水要請を解除」とかにしても良いと思えますがどうでしょう。