快気分析

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仕組みとアプローチ -  上総介広常を暗殺した実行者の梶原景時も何と平氏系

2022-06-01 17:09:25 | 源頼朝
 平氏系である上総介広常を暗殺した実行者の梶原景時なんですが、梶原氏と言うのも坂東八平氏の一つで上総氏と同じ平氏なんですね。
 源氏と平氏の抗争と言う観点は当時において既にあまり関係無かったかも知れませんが、しかし仮に源頼朝が上総介広常(平広常)を暗殺したければそれを隠す為には源氏系ではなく平氏系の人物を実行者にしたはずです。
 「同族同士の共食い」に見せかけるこの手法、実は織田信長が築山殿と信康を抹殺した時の実行命令者を家康にした時と同じです。
 信長は平氏系。家康の松平家は源氏系。
 源頼朝は平氏系である梶原景時が上総介広常(平広常)が暗殺すれば、「共食いにできる」。そして家康が築山殿と信康を抹殺すれば「共食いに出来る」。
 いずれも黒幕が命令した事をいくらかでも隠せるわけです。
 「共食いに見せかけた抹殺」は日本の歴史に於いて結構多かったのかも知れません。
 理由は「誰が黒幕なのかを隠す為」ですね。
 歴史に於ける偽装の一つのパターンかと思います。