快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  今年、そして来年

2018-12-31 12:20:45 | 地震 津波
 今年も世界的に地震や暴風雨、水害などの自然災害で多くの犠牲者と被害が出てしまいました。
 これまで国内に限らず世界で発生し自然災害によりお亡くなりになられた方 に謹んでお悔やみを申し上げますとともに被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 そして一刻も早い復興を願っています。
 来年は自然災害のできるだけ少ない年で有りますように。

仕組みとアプローチ -  今年発生したMw7.0以上の地震を振り返って見て考えた事

2018-12-31 10:30:37 | 地震 津波
 今年残る時間は僅かとなりました。
 まだ残る時間で目立つ地震が発生しないとは限らないのですが、EMSCのデータで現時点までで今年発生したMw7.0以上の地震について振り返ってみたいと思います。

引用開始(一部抜粋)

2018-12-29 03:39:10.9 5.96 N 126.76 E 66 7.0 MINDANAO, PHILIPPINES
2018-12-20 17:01:54.3 55.07 N 164.77 E 10 7.4 KOMANDORSKIYE OSTROVA REGION
2018-12-11 02:26:30.6 58.65 S 26.44 W 150 7.1 SOUTH SANDWICH ISLANDS REGION
2018-12-05 04:18:07.9 21.92 S 169.49 E 10 7.5 SOUTHEAST OF LOYALTY ISLANDS
2018-11-30 17:29:27.8 61.33 N 149.92 W 57 7.0 SOUTHERN ALASKA
2018-10-10 20:48:19.3 5.63 S 151.20 E 30 7.0 NEW BRITAIN REGION, P.N.G.
2018-09-28 10:02:43.6 0.20 S 119.88 E 10 7.5 MINAHASA, SULAWESI, INDONESIA
2018-09-06 15:49:15.6 18.46 S 179.35 E 627 7.8 FIJI
2018-08-29 03:51:56.2 21.97 S 170.17 E 20 7.1 SOUTHEAST OF LOYALTY ISLANDS
2018-08-24 09:04:08.9 11.09 S 70.86 W 651 7.1 PERU-BRAZIL BORDER REGION
2018-08-21 21:31:43.8 10.78 N 63.02 W 127 7.3 OFFSHORE SUCRE, VENEZUELA
2018-08-19 00:19:37.3 18.13 S 178.14 W 558 8.2 FIJI REGION
2018-03-29 21:25:38.1 5.49 S 151.46 E 51 7.0 NEW BRITAIN REGION, P.N.G.
2018-02-25 17:44:44.2 6.08 S 142.79 E 30 7.5 NEW GUINEA, PAPUA NEW GUINEA
2018-02-16 23:39:40.1 16.59 N 97.73 W 15 7.2 OAXACA, MEXICO
2018-01-23 09:31:44.1 56.03 N 149.03 W 30 7.9 GULF OF ALASKA
2018-01-14 09:18:45.8 15.74 S 74.65 W 40 7.1 NEAR COAST OF SOUTHERN PERU
2018-01-10 02:51:32.3 17.40 N 83.59 W 15 7.6 NORTH OF HONDURAS

引用終了

 今回の記事はMw7.0以上の地震に限ってですが思いつくままに挙げて行きます。

1.一時は多かった南米チリのエリアでMw7.0以上の地震が今年は一件も無かった。
2.今年8月24日にペルーのエリアで発生したMw7.1の地震を最後にそ の後中南米ではMw7.0以上の地震が現時点までには発生していない。
3.周辺海域を含むアラスカエリアでは今年1月と11月以降と言うように晩 秋か冬にだけ発生した。
4.3月29日の発生から8月19日の発生まで大きな空白期が有った。
5.今月29日にフィリピンで発生したMw7.0地震により、あのエリアで Mw7.0以上の地震が2年8ヶ月以上も続いていたのが終了とはなった ものの、台湾、グアムを含むこのエリアから北、カムチャッカを含まない このあたりのエリアより南(つまり樺太や千島列島などとその周辺海域)の環太平洋西側では依然としてMw7.0以上 の地震が2年8ヶ月以上経った現在でも続いている。

 大体ですがこんな所でしょうか。
 全体に南米から北半球中緯度以北へシフトして来たというのが今年後半に見られた傾向かと思っています。
 来年はどうなるのでしょうか。



仕組みとアプローチ -  フィリピンで今回発生したMw7.0の地震と他の地震を解析

2018-12-30 12:34:21 | 地震 津波
 前回の記事の中で「フィリピンのミンダナオ島でMw7.0の地震」と書きましたが、より正確には「フィリピンのミンダナオ島南東沖付近でMw7.0の地震」のようです。
 震源が陸地の地下であるのか、海底の地下であるのかにかかわらず「ミンダナオ島エリア」と表現したいと思います。
 その「ミンダナオ島エリア」の地震ですが、EMSCの過去のデータでMw6.0以上の地震を拾ってみると次の通りとなります。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes&min_mag=6®ion=MINDANAO%2C+PHILIPPINES%7CMORO+GULF%2C+MINDANAO%2C+PHILIPPINES&min_intens=0&max_intens=8&view=1

2018-12-29 03:39:10.9 5.96 N 126.76 E 66 7.0 MINDANAO, PHILIPPINES
2018-11-04 07:55:29.6 7.79 N 123.85 E 609 6.0 MINDANAO, PHILIPPINES
2018-09-08 07:16:49.0 7.25 N 126.54 E 10 6.1 MINDANAO, PHILIPPINES
2017-04-28 20:23:18.8 5.48 N 125.08 E 42 6.8 MINDANAO, PHILIPPINES
2017-02-10 14:03:42.5 9.83 N 125.50 E 10 6.5 MINDANAO, PHILIPPINES
2016-09-23 22:53:09.0 6.62 N 126.57 E 52 6.4 MINDANAO, PHILIPPINES
2014-12-29 09:29:38.6 8.70 N 121.62 E 10 6.1 MINDANAO, PHILIPPINES
2014-12-02 05:11:32.6 6.20 N 123.18 E 633 6.6 MORO GULF, MINDANAO, PHILIPPINES
2014-07-14 08:00:01.3 5.75 N 126.57 E 40 6.3 MINDANAO, PHILIPPINES
2013-02-16 04:37:35.0 5.96 N 125.85 E 94 6.2 MINDANAO, PHILIPPINES
2012-11-02 18:17:36.0 9.33 N 126.29 E 60 6.0 MINDANAO, PHILIPPINES
2010-07-29 07:31:57.1 6.58 N 123.35 E 616 6.5 MORO GULF, MINDANAO, PHILIPPINES
2010-07-24 05:35:02.0 6.26 N 123.58 E 561 6.5 MORO GULF, MINDANAO, PHILIPPINES
2010-07-23 23:15:10.1 6.83 N 123.27 E 639 7.4 MORO GULF, MINDANAO, PHILIPPINES
2010-07-23 22:51:12.5 6.51 N 123.54 E 589 7.4 MORO GULF, MINDANAO, PHILIPPINES
2010-07-23 22:08:11.3 6.72 N 123.49 E 600 7.3 MORO GULF, MINDANAO, PHILIPPINES
2010-05-31 10:15:59.7 6.99 N 123.98 E 10 6.0 MORO GULF, MINDANAO, PHILIPPINES
2009-11-28 18:10:24.4 5.40 N 126.49 E 69 6.0 MINDANAO, PHILIPPINES
2009-10-04 10:58:01.0 6.74 N 123.51 E 628 6.5 MORO GULF, MINDANAO, PHILIPPINES

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes&min_mag=6®ion=MINDANAO%2C+PHILIPPINES%7CMORO+GULF%2C+MINDANAO%2C+PHILIPPINES&min_intens=0&max_intens=8&view=2

2009-07-16 23:52:03.8 5.01 N 126.53 E 60 6.0 MINDANAO, PHILIPPINES
2009-06-14 05:58:48.5 5.34 N 126.43 E 80 6.1 MINDANAO, PHILIPPINES
2008-12-25 03:20:29.2 5.82 N 125.57 E 208 6.2 MINDANAO, PHILIPPINES
2008-03-20 14:10:43.5 6.24 N 126.97 E 70 6.0 MINDANAO, PHILIPPINES
2006-10-24 03:03:51.3 5.00 N 125.32 E 67 6.1 MINDANAO, PHILIPPINES
2005-11-30 16:53:39.6 6.24 N 124.14 E 2 6.3 MINDANAO, PHILIPPINES
2004-12-19 15:13:49.0 6.42 N 123.88 E 33 6.0 MORO GULF, MINDANAO, PHILIPPINES

引用終了

 該当する地震で震源の深さ600km以深の深発地震とその後に発生したより浅い震源の地震について着目してみると傾向らしきものが有るのがわかります。
 2011年の東日本大震災の前年である2010年については7月に発生した5件の深発地震についてはその後2ヶ月以内により浅い震源でMw6.0以上は発生していません。
 この時は少し他の3回とはパターンが違っているのですが、該当する残る3回の深発地震については、2009年10月、2014年12月、そして今年2018年11月の3回についてはその後2ヶ月以内に浅い震源でMw6.0以上の地震がミンダナオ島エリアで発生しています。
 先月11月5日の当ブログの記事、サブタイトル「フィリピンエリアでM6.0の深発地震発生」で書いた後、やはり2ヶ月以内で今回発生したMw7.0の地震となりました。
 では2009年10月、2014年12月、そして今年2018年11月の3回について、日本エリアで目立つ地震がどう発生しているのかと言うと、


引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)#2000%E5%B9%B4%E4%BB%A3

2010年(平成22年)

2月27日 沖縄本島近海で地震 - Mj 7.2(Mw 7.0)[151]。沖縄県糸満市で最大震度 5弱。負傷者2名。沖縄本島地方に一時津波警報が発表された。南城市で10cmの津波を観測。
11月30日 小笠原諸島西方沖で地震 - Mj 7.1(Mw 6.8)[152]、深さ494km[153]、関東から東北地方南部の広い範囲で最大震度 3[154]。
12月22日 父島近海で地震 - Mj 7.4[155]〜Mj 7.8[156](Mw 7.3[156]〜Mw 7.4[157])、父島と母島で最大震度 4。小笠原諸島に一時津波警報が発表された。伊豆諸島で0.5m[注 21]、八丈島で最大60cmの津波を観測[158]。

(中略)

2015年(平成27年)

5月30日 小笠原諸島西方沖で地震 - Mj 8.1 (Mw 7.8)、深さ682km。小笠原母島と神奈川県二宮町で震度5強。死者なし。気象庁によれば、1900年以降のM8以上の世界最深の地震[214][215]。
11月14日 薩摩半島西方沖で地震 - Mj 7.1(Mw 6.7)、深さ17km。鹿児島県、佐賀県で最大震度 4。中之島で30cmの津波を観測。

引用終了

 と言う事でたった2回のサンプルでしがないので傾向を判断するまでにはならないとは思いますが、1年半後以内には小笠原が2回登場、沖縄が1回登場と言うところです。
 このパターンが今回のミンダナオ島エリアの地震の後に果たして繰り返すかどうか? と言うのは判りません。
 仮に繰り返せば「広域での地殻やプレートのバランスとやや関係して同じパターンが繰り返された」、と言う事になるかもしれないでしょうし、仮に繰り返さなければ「パターンが前の2回とは異なって来ていてそれは地殻やプレートのバランスが変化して来ている可能性はゼロではないか、或いは
ミンダナオ島エリアの地震とは関連性が無い」と言う事になるかと思います。
 先日のミンダナオ島エリアで発生した地震より後に日本国内で発生した有感地震は、
                            Mj 最大震度  
2018年12月30日 11時39分ごろ 宮古島近海     3.6 1
2018年12月30日 9時03分ごろ 鹿児島県大隅地方 2.3 1
2018年12月30日 8時52分ごろ 父島近海     4.9 2
2018年12月30日 4時08分ごろ 十勝地方南部     5.4 4

 Mw7.0以上の地震が北ではカムチャッカエリア、南はミンダナオ島エリア、と言うように日本からそう遠くないエリアで目だって来ています。
 今後果たしてどのようになるでしょうか。

仕組みとアプローチ -  フィリピンでMw7.0の地震発生

2018-12-29 17:51:20 | 地震 津波
 先ほどフィリピンのミンダナオ島でMw7.0の地震が発生しました。
 EMSCでのデータは次の通りです。

引用開始(一部抜粋)

https://www.emsc-csem.org/Earthquake/?filter=yes

2018-12-29 03:39:10.0
5hr 04min ago
5.99 N 126.79 E 60 7.0 MINDANAO, PHILIPPINES

引用終了

 これであのエリア、つまり「フィリピン、グアムを含むこのエリアから北、カムチャッカを含まないこのエリアより南な環太平洋西側」についてEMSCデータでのMw7以上の地震空白期は終了となりました。
 ですがまだ残るエリアである「台湾、グアムを含むこのエリアから北、カムチャッカを含まないこのエリアあたりより南の環太平洋西側」についてはMw7以上の地震空白期間は続いている事になります。
 寧ろ空白期間となっているエリアが更に絞り込まれて来ている、という点で油断は禁物と言えるのかも知れません。

仕組みとアプローチ -  次回の満月は来年1月21日 満月とその前後期間に限らず屋根などの積雪には要注意

2018-12-28 20:44:45 | 地震 津波
 来年の最大満月は2月20日である事は既に記事で書きましたが、その前の満月は来年1月21日です。
 地震は月齢トリガーによるものとは限りませんが、この日とその前後数日はどちらかと言えばと言う程度ですが地震は要注意期間です。
 屋根、バルコニー、ベランダなどに積雪が有るとそれだけ建物の積載重量が大きくなり、耐震強度はより小さくなるケースが多くなるかと思われます。
 早めの雪下ろしか避難がベストでしょう。