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「偏向報道」 我が身を顧みない御本家

2017年10月14日 11時03分55秒 | 奇妙な風景
 少し長いが、この記事を読んでもらいたい。

<ヤジに聴衆から「選挙妨害するな!」そして拍手…「偏向報道」に抗議するプラカードも登場 新潟

 「72年間、憲法9条が平和を守ってきたんです」-。安倍晋三首相が12日、新潟市で行った応援演説で、もはやおなじみとなったヤジ、妨害が相次いだ。だが、そこで起きたのは「選挙妨害するな!」の一喝。ネット上では称賛する声が出ている。公職選挙法225条には、演説の妨害を「選挙の自由妨害」として刑事罰の対象とする規定がある。
 安倍首相の演説中、女性の甲高い声で「72年間、憲法9条が平和を守ってきたんです」という声が聞こえた。その直後に男性の「選挙妨害するな!」「そうだ、選挙妨害するな」という声が上がり、聴衆から拍手が起こった。女性の声はそこで止んだ。

 東京都議選の渦中の7月1日、東京・秋葉原で演説をした安倍首相に「安倍やめろ」のコールが発生、安倍首相が「こんな人たちに負けるわけにはいかないんです」と応じたため、一部報道で有権者軽視だと批判された。このため、今回の選挙では事前に安倍首相の演説を告知しない「ステルス作戦」を続けている。

 安倍首相の新潟市での演説の際は首相の背後で「おい、テレ朝 偏向報道は犯罪なんだよ! 」などとTBSやテレビ朝日の報道番組を批判する書かれたプラカードも掲げられ、話題になっている。
 一部報道では「安倍やめろ」コールが起きることなどを根拠に、安倍首相が聴衆から批判を受けているかのように報じられている。今月7日、千葉県のJR柏駅前で行われた安倍首相の演説でも、事前告知をしなかったにもかかわらず、「安倍やめろ」「おまえが国難だ」というヤジが起きたことを根拠にスポーツニッポンは自社のネットニュースで「安倍首相 街頭演説『逃げた』、告知なく厳戒登場もアウェー状態」との見出しで報じた。実際は聴衆のうちの約20人ほどが起こした騒動に過ぎず、実際は圧倒的多数は安倍首相の登場に拍手を送っていた。
 左派団体の一部は、安倍首相への『抗議』の呼びかけに演説場所に集結するよう呼びかけている。

 こうした一連の「偏向報道」や選挙妨害に抗する人々が起こした行動の一環とみられ、ネット上では「新潟人、捨てたもんじゃない」「都議選で悪行三昧やったから、国政選挙で仕返しされるのは当然でしょう」などの書き込みがあった。

 公職選挙法225条には「交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀棄し、その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害したと」という条文があり、違反者は4年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金に処される規定がある。(WEB編集チーム)>

 もうお気づきだろうが、これは「偏向報道」御本家、産経の記事である。
 自己の色眼鏡を通して、記事を書いていること、この記事の筆者の「底意地の悪さ」がよく見て取れる記事だ。
 下線は私がつけたものだが、その部分にねじ曲がった意図がよく表れている。

 「一部」が頻繁に出てくるのは、そのひとつの手法だ。いかにも小数の「誤った勢力、機関、個人」であるかの印象。
 こんな記事ならいくらでも捏造できるだろう。
 
 先日、駅前で、共産党の候補者の演説をしている場面に遭遇した。
 4,5人のおじちゃんたちが、声をそろえて、「北朝鮮の手先!」と叫んでいた。
 産経の記者はいなかったのだろう、これは記事には絶対にならないだろう。

 なったとしても、おそらくは「一部の良心派による抗議の声」といった扱いで記事にされるにちがいない。

 中立を装い、政権に批判的な報道には「偏向」といったレッテルをはり、言論の表明を萎縮させる。
 時の政権にとっては、なんとも頼もしい「御用新聞」だ。
 
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