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介入

2014年08月17日 11時52分05秒 | 教育を考える
 子どもたちに「これは教えるべき」「教えてはならない」と、権力側が指図して、いいことはひとつもない。
 そんなことは自明の理だったはずが、神奈川で、東京で、堂々と行われている。
 ここにも、戦争による日本の犯した「加害」について、まったく反省することのない、事大主義の大人の存在がある。
 いまや、学校現場では、議題にすらなることのない「日の丸・君が代」。
 「国があるから愛せ」ではなく、「愛される国」にするために努力すべき大人が、こんな腰砕けでは、日本もおしまいだ。


「神奈川県教育委員会が、県立高校で使用する教科書について、実教出版の日本史教科書を選定しないよう副校長と教頭を対象にした5月の説明会で指示していたことが、16日までにわかりました。

 「公正な教科書採択を求める県民の会」(岡本清弘代表)が情報開示請求で入手した文書で判明しました。

 同教科書が「日の丸掲揚・君が代斉唱」について、「一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と記載していることを県教委が問題視し、各学校での教科書選定に不当介入してきたことを裏付けるものです。

 今回、公開されたのは、5月14日の教育課程説明会に対する14校の復命書(校長らへの報告文書)です。

 これによると、川崎市内の高校は、県教委側の説明について「実教出版『高校日本史A』『高校日本史B』は採択しない。候補にあげることも不可」と報告。別の同市内の高校も「実教出版の日本史A、日本史Bは不採択にする。再考にならないよう候補にも載せないでもらいたい」としました。

 岡本代表は「教員は生徒の顔を思い浮かべながら教科書を決めます。県教委の指示は、各校の主体的選定作業を阻害し、教員の教育活動そのものを否定する暴挙です。指示の撤回、日本史教科書の選定のやり直しを行うよう求めていきたい」と話しています。」(赤旗)



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