正さん日記

世の中思いにつれて

種牛6頭が殺処分、宮崎県内全域で移動・搬出制限解除へ

2010-07-18 05:21:58 | 社会
 宮崎県の口蹄疫問題で、同県高鍋町の畜産業、薦田(こもだ)長久さん(72)が飼育する種牛6頭が17日、殺処分された。被害が集中した県央部に残されていた薦田さんの農場を中心とする半径10キロ圏内の移動制限区域は18日午前0時に解除された。
 これで移動・搬出制限区域は、宮崎市の発生農場を中心とした個所が残るだけとなり、新たな感染が出なければ、27日にも県内全域で解除される見通しとなった。
 
 今回殺処分された6頭を巡っては、薦田さんが県の殺処分勧告を拒否、東国原英夫知事も国に助命を求め、山田正彦農水大臣との間でバトルが続いていたが、このままでは制限区域解除などに影響するだけでなく、海外からも不信を買い、和牛の輸出にも影響が出る恐れもあるなど、東国原知事もようやくことの重要性を理解し、薦田さんに殺処分を要請した。薦田さんも「県民に迷惑を掛けるわけにはいかない」と殺処分受け入れた。
 東国原知事の県民擁護の姿勢は分からないわけではないが、結局、国の指示に従わざるを得ず、その決断の遅れは、結果的には移動制限解除を遅らせることになった。いざという時にその人物の資質が表われる1つの事例だろう。
 
 ところで、宮崎県の口蹄疫問題がこれで終止符を打つことになるのか、牛の口蹄疫が発生した熊本県をはじめ全国的な状況はどのようになっているのか。遠隔地に隔離された宮崎産のスーパー種牛5頭の現況はどうなのか、牛の殺処分ばかり報道されるが、豚についての実情はどうか、韓国、中国など海外の口蹄疫事情はどのようになっているのか、口蹄疫問題の報道に連続性が無く、全容が良く分からない。「関連:5月23日
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大阪地裁、水俣病認定基準を... | トップ | 全英ゴルフで石川遼が2アン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会」カテゴリの最新記事