プロ野球が大詰めに近づいてきた中で、9月17日、パリーグではソフトバンクホークスが早々と優勝した。ソフトバンクの優勝は、南海、ダイエー時代をトータルして17回目となる。9月17日の優勝は、ホークス史上最短だ。
今季のソフトバンクは工藤公康新監督のもとに、豊富な投手力、打撃陣がほぼ期待通りの活躍を見せ、3連敗はしないなど絶えず安定した強さを見せた。
投手陣では、若手で武田翔太が育ち現在稼ぎ頭の12勝、エース摂津正も復調して10勝に到達した。また、親加入のバンデンハークが無傷の9勝、中田賢一、スタンレッジも9勝、寺原隼人が8勝とそれぞれが持ち前の力を出した。
打撃陣では、3番柳田悠岐から6番松田宣浩までは盤石、その他の打順はその時々の調子などで変幻自在に代える選手起用の妙によってそれぞれの選手がよい働きをした。なかでも柳田は、現在首位打者、ホームラン32本、盗塁30といわゆるトリプルスリーを確実にするなど、昨季に続きすっかりソフトバンクの中心選手としての活躍が目立った。
総じて、コーチの経験もない工藤監督のち密な采配がブッチギリの優勝をもたらしたといえよう。
パリーグは、日本ハムの2位は決定、クライマックスシリーズ(CS)に出られる3位は、目下西武とロッテが僅差で争っている。
セリーグは、まれにみる大接戦で順位争いをしている。現在首位はヤクルト、2位阪神、3位巨人が、2ゲームの中に混在し、この3チームはどこが優勝してもおかしくない。
黒田博樹が帰ってきた広島だが、ここへきてやや失速気味で、3位巨人に2.5ゲーム差はCS出場まで届くか最後のふんばりが必要だ。「関連:4月14日」
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