正さん日記

世の中思いにつれて

大隅良典・東工大栄誉教授にノーベル医学生理学賞

2016-10-04 15:27:33 | 世界

 10月3日夕(日本時間)スウェーデンのカロリンスカ研究所が、2016年のノーベル医学生理学賞を東京工業大栄誉教授の大隅良典氏(71)に授与すると発表した。

 大隅氏は生物が細胞内でたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる現象を分子レベルで解明。この働きに不可欠な遺伝子を酵母で特定し、生命活動を支える最も基本的な仕組みを明らかにした。

 近年、オートファジーがヒトのがんや老化の抑制にも関係していることが判明しており、疾患の原因解明や治療などの医学的な研究につなげた功績が高く評価された。

 これで日本人のノーベル賞受賞者は25人(医学生理学賞4、物理学賞11、化学賞7、文学賞2、平和賞1)となった。

 また、2014年に物理学賞を受賞した赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏と15年の大村智氏(医学生理学賞)と梶田隆章氏(物理学賞)に続き3年連続の快挙となった

 大隅氏は、1988年助教時代に、当時研究が手つかずになっていたオートファジーに着目、以後、長い間の研究が認められ今回の受賞になったが、現在は、この研究については多くの研究者が手掛けており、ガン、パーキンソン病、アルツハイマー病など難病の薬開発に役立っているとのことだ。

 日本人のノーベル賞受賞は、21世紀になってからアメリカに次いで2番目に多いとのことであり、大いに誇るべきことだ。

 授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金800万スウェーデンクローナ(約9500万円)が贈られる。「2015年10月7日

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする