つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

誤解によって・・・

2006-08-14 | Weblog
‘恐怖を判断しない’というのは、恐怖を思わないこと。
恐怖は善ではない。恐怖は悪であるため、悪を思わないということ。
悪を思わないというのは、悪いことをしないということ。
つまり、悪に縁を結ばないということ。
悪いことを思わず、なさないように努め励み、悪というものを記憶としないこと。
もし、すでになした悪があるなら悔い改めて、悪いことをしないよう、そして、
善い事を為していくよう努めること。常に怠ることなく・・・。
そうすれば、「雲を離れた月のように世を照らす。」と仏は説く。

誤った道を歩んでいたとしても、それに気がつき修正していくことで
人は救われていく。死後、天国に趣くと仏は言う。
ここで言う仏とは、観自在菩薩である。

観自在菩薩は、生前けっして知ることのできない世界、つまり、死後の世界から、
各自の行いによってなる死後の世界は、このようになると教えている。
そのために、心のあり方を教えて、救われていく方法を語った。

釈迦の教えに従って、苦行難行と厳しい修行を行って得た悟りの世界が、
修行僧でなくても、信仰心が無い人でも、苦行難行しなくても得ることができると教えてくれたのが、般若心経。
誰でも救われていくものであるために、一般の人々に広く知られていった。
だから、最強と言われた。

悲しいかな、誤解されて説かれて以来、名ばかりの最強でしかない。
今では、誰一人、心経で悟りを開く人はいない。

コメント
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