啓介、プロレスのリングにデビュー！

その一報が届いたのは、ウチの塾生で最も熱い格闘技ファンの辻本（４期生・ユニバーサル造船）。
携帯でスポーツ誌の有料格闘技サイトから検索したという。
「先生、IGFの記者会見の記事出てる！」
高校生の古典と漢文の授業中である・・・今日ばかりは許してもらおう。
「なんて書いてある！」
「11月３日開催のイノキ・ゲノムで募集していた高校生レスラー・定アキラの対戦相手に、三重県の高校生の奥田啓介君が決まりました・・・」

やっと解禁である。
啓介に内定したのは３日前。
後は正式な記者会見を待つ日々だった。
やっと決まった。

辻本と話してすぐに今度は啓介（朝明高校３年）から電話。
依然として古典と漢文の授業中。
「先生、これで中学生の頃に言ったこと・・・塾生で初のプロレスデビューが実現しますよ」
「でかした！」

里恵の国語再開

３週間ぶうりの颯太、・・・国語の授業に渇望していたのか。
今日の高田高校の入試問題で79点。
ちなみにトップが92点の玄太。
そして知子が72点、久居中で国語でトップになったとご機嫌？の拓夢が68点。
相対的には颯太の点数はかなりいい。
１年以上も自分の部屋で暮らす日々・・・この鬱々と過ごした時間が国語のポテンシャルに磨きをかけたことは疑いない。
今までもこの類の生徒、なぜか国語が研ぎ澄まされることになる。
そして、学校ではそこそこ人気者、今までそこそこいい人生を送ってきた生徒に限って現代文はできない。
問題を解く視点が、日々の生活のなか悩みのひとかけらもない自分の枢軸でしかないからだ。

颯太の志望は日生第一にシフトしつつある。
できれば松阪高校で勝負したかったが、肝心の颯太が理科と社会が入試までに間に合わないだろうと踏んでいる。
確かにほぼまっさらな状態からの入試である。
武器になる国語と来年までにはなんとか見れる程度にはなる数学、そして自発的に勉強するようになったが完成度はまだまだの英語。
そこへ理科と社会・・・。
今は着実に英語を積み上げていく作業だ。
まだまだ先は見えない。

今か今かと待つ俺に、塾の電話が鳴る。
・・・待ち人来たらず。
人生の岐路にたつ生徒のご父兄からの電話。
さらに乱打戦の様相である。






金曜日は某高校の教頭先生と飲みに行きます。
津駅周辺でゆっくりしゃべれ、値段がリーズナブルな飲み屋があれば教えてください。

クリックのほう・・・頼んます。

刻々と過ぎる

携帯での連絡が飛び交うなかで授業が進んでいく。
今日は里恵（７期生・国語講師）の授業。
高３はセンター試験1999年度。
そして中学生は平成16年度高田高校入試問題。
俺は今回の中間試験で点数を落とした中２の沙希に軽く説教。
すかさず磁石を教え始める。
中３の颯太がやって来る。
ここ最近は試験があったため、中学生の国語は休み。
颯太にとれば３週間ぶりの里恵の授業。
そしれこの授業に初参加は中２の拓海。
果たして国語ができるのかどうか。
でも、その初っ端が高田高校の入試問題というのはきついか。

俺はセンター試験の古典単語のプリントを打っている。
近々、ミッチャンがやって来て、違うものを打たされる気配はある。
いつしか午後７時を過ぎた。
果たして記者会見はどうなっているのやら・・・。
最後の最後で壊れる夢もある。
緊張している。






拓夢が中間試験の成績表を持ってくる。
今までの40番台から15番に上昇。
別段、感慨はない。
この順位に辿り着くのが遅すぎたくらいだ。
ただ、今回の試験に関して俺は一切の指示を出さずに、ただ拓夢の背中を眺めていただけだ。
今回の試験結果に俺は何ら働いていない。
全てを拓夢が仕切った。
そこは褒めてやりたい。
ただ拓夢が嬉しそうに言うことにゃ、「国語が学年１番でした」
・・・ったく、男なら数学と理科で１番を取れや。

クリックのほう、何卒何卒。

記者会見

記者会見は午後７時からと決まった。
あと２時間・・・。






携帯がひっきりなしに響く一日になった。
それでも合間を縫うように塾を抜け出す。
体育館の周りを走る。

クリックのほう、よろしくお願いします。

不条理の世界

この２日間、とある筋から連絡があり気を揉んでいた。
そして同時に舞台裏で蠢くものに気を病んでいた。
期待はある。
しかし格闘技界の裏、悪しき常識もまた理解しているつもりだった。
いったいどうなる。
そして今日、全貌が明らかになる。
期待半々で時を刻む。

朝からミッチャンとランデブー。
まさしく小説より奇なり！の世界が進行していく。
カルテ改竄・・・小説やドラマだけでの話と違ったっけ。
橋本ドクターが心配していたことが現実になったわけだ。
格闘技界同様、医療の世界も魑魅魍魎が蠢く。
それにしても俺の身辺でこれほどに「ありえへん」ことが起こるなんて・・・俺こそが磁場か。






ここ最近、ブログでは書けないことが多くて難渋してます。
それを目にする不特定多数の観客にはそれ以上の難儀をかけていることと推察します。
ほんま、すんません。
ただ、書けないながらも想像力を駆使することで見えてくる世界を構築しているつもりですが・・・。
ともあれ、徐々に・・・徐々に明らかにしてききます。

クリックのほう、意味不明な文章には目をつぶり宜しくお願いします。