『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

10月16日

2007年10月16日 14時08分59秒 | Weblog

昨夜、中間試験を受けている中3からのリクエストで仕事帰りの里恵が登場。
国語の文法を教える合間を縫うように里恵もまた勉強。
看護秘書の過去問では8割ほどの正答率。
「3級なら素でも受かるんじゃねえか」と俺。
看護秘書の試験は年に2回。
今年はもうすぐ試験とかで断念、次回の来年の1回目の試験で2級と3級を一挙に受ける計画だとか。
中3が帰ったあとで二人で話す。
「自分を縛り付けていたもの・・・こういう勉強は決してしまい、そう決心してから12年ほどかな。でも、時ここに至れり。そろそろその封印を解こうかな」
「勉強には向いてるタイプだ」と俺。
「分かってるって、・・・筆記の試験なら負ける気はせんよ」

中3の夏にウチの塾に入り、夏休み明けの三進連で学内順位を一挙に100番以上も上げて一桁に入った器用さを持つ里恵である。
あげく津西1年時で理系でありながらセンター試験の国語満点。
その頃に里恵を担当していたのが橋本ドクター。
「里恵は僕よりできますね」と言わしめたほどの学力、ゆえに三重大学医学部を目指した日々。
あれから12年、里恵のターニング・ポイントには再び奇縁ともいえる橋本ドクターが立っていた。

「結局はれいの身体だけなんやな。あいつの身体が丈夫やったら職種に関しては何も言う気はない。でもさ、れいよりも俺や奥さんのほうが早く死んでいく。身体に爆弾を抱えながらたった一人で生きていく娘を残していきたくないんや。だから、身体のことを最優先に職種を考えたい」
長々とれいの話をしていた俺に里恵がポツンと言った。
「先生も老いたね」



午前中には不穏な大垣の来訪。
家で仮眠したために大垣のケント4本分の遅刻。
福本伸行のマンガ『天』を読んでいる。
聞けば、今日は大学病院での年1度の定期検診だとか。
元信に渡すためにここ1週間を昼夜兼行、やっと今日の未明に打ち終えた英単語のプリント計34枚を手渡す。
センター試験まで3か月少々。

携帯電話復活。
着信音は長州力のテーマ『パワー・ホール』
番号は今までと同じです。
ただ、皆の番号はすべて消えてしまいました。
暇な時にでも電話ください。

正真正銘今日こそ康葉の誕生日だ。
おめでとう。
康葉の父はタバコこそ吸わなかったが、浴びるように酒をくらい、パチンコ三昧の決して褒められない大学生だった。
そんな褒められない大学生が、これまた褒められない塾の先生の俺と出会い、さらには塾に巣食う幾多の生徒たちと出会った。
康葉の父の影響は大きい。
ウチの塾で講師をしてくれた頃も、そして今もなお・・・。
康葉が大きくなったら、俺と出会った頃の君の父の話をしてあげよう。
そのとき、たぶん父はしかめっ面をしながら聞いていることだろう。
俺はそれを楽しみにして生きていくよ。

コメント (1)
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