22年前に脳内出血で倒れた。
右脳の開頭手術を受けたが、右脳の表面はすべて死んでいて、左半身にマヒが残ってしまった。リハビリの苦痛を乗り越え、歩行はまがりなりに可能となったため、9ヶ月の休職の後、元の職場にもどることができた。奇跡に近いと思っている。(私も周囲も)
医者からテンカン発作が出るかもしれないといわれていたため、薬もずっと飲んでいた。
最初の発作は入浴中、熱すぎの風呂で起きてしまった。あぶなく溺れるところだったが、幸運にも足で蹴って栓がぬけたため助かった。その後も、いわゆる季節の変わり目に急に暑い日があると、発作が起きた。暑いのがよくないのがわかってきて、空腹と暑さには気をつけるようにしたので、初めの5年ほどは春と秋におきていた発作が、注意をするようになったその後の5年ほどはなくなった。
しかし、それだけではなかった。ある日、歯をみがいていると発作が起きた。息をあまりしなかったので脳の酸素不足になったようだ。深酒の翌日にもおきた。職場のストレスでも2回ほどおきた。これらは急にやってきて、意識が無い状態は2、3分続くようだった。
最近では、急にやってきても意識を失うことだけはなくなった。そして、今では発作が起きそうなときの対処方法もわかってきた。発作が起きそうなとき、左手の手のひらのまん中がうずいてくるので、そこを爪でおして、深呼吸をするとおさまるようである。これはゆっくりくる時の場合で、冬の暑い電車の中や、道を歩いているときにもおさえることができている。
次第に、ゆっくり来ることが多くなっており、どうにか発作をコントロールできている。
急にきた時にもどういうわけか、耳だけはしっかりしていて、周囲の言っていることはわかっている。発作に立ち会ったら、くれぐれも、悪口は言わないように!このことだけでも周囲の人間、いわゆる“健常者”の側の理解が不可欠だということがわかる。
急にきたときの後は1500メートル走った直後のような身体のダルさを感じる。
発作の因子としては、(1)急の暑すぎ(2)空腹(3)疲れすぎ(4)深酒(5)寝不足(6)脳の酸素不足(7)ストレス((1)~(6)もストレスいえるが)などが、ようやくわかってきたきが、これがすべてではない。
これからも“自分”と向きあう毎日が続くが、少しずつでもコントロールできているのが幸いである。今後もテンカンとうまく付き合って長生きするとともに、脳の不思議をみつめていきたい。そして読者会には、できるだけ参加し続けたいと思っている。
(文責:カマG3)
右脳の開頭手術を受けたが、右脳の表面はすべて死んでいて、左半身にマヒが残ってしまった。リハビリの苦痛を乗り越え、歩行はまがりなりに可能となったため、9ヶ月の休職の後、元の職場にもどることができた。奇跡に近いと思っている。(私も周囲も)
医者からテンカン発作が出るかもしれないといわれていたため、薬もずっと飲んでいた。
最初の発作は入浴中、熱すぎの風呂で起きてしまった。あぶなく溺れるところだったが、幸運にも足で蹴って栓がぬけたため助かった。その後も、いわゆる季節の変わり目に急に暑い日があると、発作が起きた。暑いのがよくないのがわかってきて、空腹と暑さには気をつけるようにしたので、初めの5年ほどは春と秋におきていた発作が、注意をするようになったその後の5年ほどはなくなった。
しかし、それだけではなかった。ある日、歯をみがいていると発作が起きた。息をあまりしなかったので脳の酸素不足になったようだ。深酒の翌日にもおきた。職場のストレスでも2回ほどおきた。これらは急にやってきて、意識が無い状態は2、3分続くようだった。
最近では、急にやってきても意識を失うことだけはなくなった。そして、今では発作が起きそうなときの対処方法もわかってきた。発作が起きそうなとき、左手の手のひらのまん中がうずいてくるので、そこを爪でおして、深呼吸をするとおさまるようである。これはゆっくりくる時の場合で、冬の暑い電車の中や、道を歩いているときにもおさえることができている。
次第に、ゆっくり来ることが多くなっており、どうにか発作をコントロールできている。
急にきた時にもどういうわけか、耳だけはしっかりしていて、周囲の言っていることはわかっている。発作に立ち会ったら、くれぐれも、悪口は言わないように!このことだけでも周囲の人間、いわゆる“健常者”の側の理解が不可欠だということがわかる。
急にきたときの後は1500メートル走った直後のような身体のダルさを感じる。
発作の因子としては、(1)急の暑すぎ(2)空腹(3)疲れすぎ(4)深酒(5)寝不足(6)脳の酸素不足(7)ストレス((1)~(6)もストレスいえるが)などが、ようやくわかってきたきが、これがすべてではない。
これからも“自分”と向きあう毎日が続くが、少しずつでもコントロールできているのが幸いである。今後もテンカンとうまく付き合って長生きするとともに、脳の不思議をみつめていきたい。そして読者会には、できるだけ参加し続けたいと思っている。
(文責:カマG3)
実際に自閉症の青年を扱っていると対応の難しさは容易なものじゃありません。
テンカン発作の怖さを知ってるだけに、目の当たりで見てきて対応しても…
何が原因なんだ…
何が原因だったんだ…
なぜ発作が起きたんだ…どうして発作が起きる状況を読み取れないんだ…
自分の中で模索していても対応が鈍る事があり、ある程度の日々の行動パターンの中から読み取って…
“ひょっとしたら起きるかも…”
を、毎日考えながら警戒して監視していても起きない事もあり、警戒を解かずにいても意表を付かれてのテンカン発作は、その前兆が時には不明で、時には掴めず…だっただけに、凄く参考になりました。