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※ 練金術(ねりきんじゅつ)とは『週刊金曜日』練馬読者会的やり方という意味です。

   ★★★ がんばる人がむくわれない! ★★★

2008年02月14日 | ホントノデアイ

雇用融解=これが新しい「日本型雇用」なのか=
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風間 直樹 著/東洋経済新報社/2007.5/1,680円 


練馬区図書館:あり
      (練馬・石神井・大泉・貫井・稲荷山・小竹)


 “がんばる人が報われない!”……この国の労働者がいかに過酷な労働実態にあるか?日本を代表するような企業が「にんげん」をどのように扱っているのか?…現代の雇用実態について『東洋経済』らしい徹底取材で説得力があります。
 “負け組・勝ち組”の多くは、「低収入で不安定な立場の非正規社員」対「無制限に働かされ続けて過労死寸前に至っても報われない正社員」のこと。いずれも100年前に小林多喜二の描いた世界に似てきました。これが、この10年財界が唱導してきた雇用改革が生み出した日本人の姿だ、ということがよくわかる一冊です。
(イトヤン)

《目 次》
 序 章 ニッポン製造業復活の象徴「亀山」の“逆説”
第I部 製造業復活の裏側で
 第1章 異形の帝国「クリスタル」の“実像”
 第2章 若き「請負」労働者たちの“喪失”
 第3章 「外国人研修性」という名の“奴隷”
第II部「働き方の多様化」という“欺瞞”
 第4章 「フリーター」の描けない“未来予想図“
 第5章 「パートタイマー」の“憂鬱“
 第6章 「個人請負」の悲惨―労働法“番外地”の実態
第III部 雇用融解
 第7章 「正社員」を襲う“ホワイトカラー・エグゼンプション”の衝撃
 第8章 「医師・教師・介護師」を蝕む“聖職”意識の呪縛
 終 章 「雇用融解」がもたらすもの


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