R3.7.19朝日新聞「感染増えても規制緩和する欧米 カギ握るブースター計画」(https://www.asahi.com/articles/ASP7M5SRBP7KUHBI01R.html?iref=com_apitop)。<以下一部引用>
<新型コロナウイルスの感染報告が1日で5万人を超える英国が19日、人口の8割超を占め、首都ロンドンがあるイングランドでロックダウン(都市封鎖)の法的規制をほぼ解除した。政府は10万人に増える事態も想定するが、ワクチンで重症化は抑えられると判断した。ワクチン接種が進む米国でも、「コロナとの共生」への模索が始まっている。6万人以上の観客で盛り上がったスタジアム。大歓声が響くが、マスク姿の人はほとんど見当たらない。ロンドンで11日に開かれたサッカー欧州選手権の決勝は、規制解除を先取りしたような光景となった。ジョンソン英首相が規制解除の見通しを発表したのは5日。5月には感染報告が1日2千人を下回る日もあったが、インドで見つかった変異株(デルタ株)の広がりで再び感染が急増。「19日までに5万人になるかも」との見方も示していた。その言葉通り、16日に5万人を突破。6万人を超えた今年1月のピークに迫る勢いだ。「夏に10万人に達する可能性がある」とみていたジャビド保健相も17日に自身の感染が確認された。ジョンソン首相まで自主隔離となったが、解除の決意は揺らがなかった。理由は「ワクチンの接種で感染者の重症化や死亡を減らせる」と判断しているからだ。英国では成人の68%が2回の接種を完了。死者数は増加傾向がみられるが、1日10~60人前後の水準で、1千人台が続いた1月より大幅に少ない。天候に恵まれ、学校が休みになる夏に、「社会をオープンにできなければ、いつ平常に戻れるんだ」(ジョンソン氏)という思いもある。規制解除を歓迎する声も根強い。英中部コベントリーの食糧配布所から出てきたチャーリーさん(22)は、16歳で学校を卒業して以来働いていた飲食店がコロナ禍で閉店し、無職に。規制が解除されれば、働き口を見つけやすくなると期待している。「政府の規制は厳しすぎる。1匹のハエを殺すのにハンマーで机までたたき壊しているようなもの。壊されたのは、私の暮らしだ」 北アイルランドでも26日に一部規制が緩和される予定。スコットランドでも今月19日に規制レベルが最も下がり、来月9日に主な規制が解除される見込みだ。「インフルエンザのような共存ウイルスに」>
Johns Hopkins University.のMaps & Trends(https://coronavirus.jhu.edu/data)のマップ(https://coronavirus.jhu.edu/map.html)のイギリス、スペイン、オランダでは新規陽性者数は急増しているが、新規死者数はほとんど増えていない。日本もそうである。新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(https://corona.go.jp/news/news_20200411_53.html)のR3.7.8「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kihon_h_20210708.pdf)p28「いわゆる超過死亡については、新型コロナウイルス感染症における超過死亡を推計し、適切に把握する。」について、「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)で「超過死亡」が継続的に評価され、「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」(https://covid19.mhlw.go.jp/)の基本統計にわかりやすく公表されるべきである。ちなみに、「人口動態統計月報年計(概数)」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/h6.pdf)の年間死亡数は、令和元年138万1093人から令和2年137万2648人と減少し、特に、肺炎死亡は令和元年9万5518人から令和2年7万8445人と大幅減少している。そういえば、R3.7.1女性自身「死者最多も“批判なし”吉村知事を支える大阪メディアの異常」(https://jisin.jp/domestic/1995826/?rf=2)が出ていた。新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)のR3.6.9資料2-3(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000790386.pdf)p78「HER-SYS上で死亡場所が「自宅」とされている事例」・p79「警察庁新型コロナウィルス陽性死体取扱い状況(令和3年4月)」について、R3.6.10NHK「自宅で死亡のコロナ感染者 先月末までの4か月間で54人 厚労省」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210610/k10013077121000.html)では「厚生労働省の専門家会合の座長で国立感染症研究所の脇田隆字所長は「初めて示されたデータなので、さらに分析を進めたうえでどう解釈すべきかを議論する必要がある」としています。」とあり、基本的なPDCAができていない感じかもしれない。例えば、「本来、病気は評価をしてそれから入院するものだが、それがコロナに関してはできていない」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210517/k10013026711000.html)の状況が在宅死亡増加を招いた可能性はないのであろうか。R3.7.16朝日新聞「大阪 第5波へ体制強化、2日後までに感染者に連絡」(https://www.asahi.com/articles/ASP7H73Z0P7HPTIL02X.html?iref=com_apitop)では「市保健所によると、第4波では保健所からの最初の連絡が感染判明から1週間以上かかる場合があった。市内で自宅・宿泊療養中に死亡したのは13人で、このうち2人には連絡したがつながらず、1人には連絡しなかったという。」とある。R3.4.21東洋経済「コロナ死亡患者の4割が「元々寝たきり」の波紋 療養型病院は注意!札幌市のデータが示すこと」(https://toyokeizai.net/articles/-/421720)では「新型コロナには「5つの死」;➀恐怖から来る混乱で通常の医療・介護ができなくなることによる死亡、➁負担の増加と感染によるスタッフ数の減少があいまって受給バランスの崩壊したことによる死亡、➂新型コロナ肺炎での死亡、➃元々状態がよくなくて最後の死因がたまたまコロナだった死亡(「最後の一滴死亡」と呼ぶ)、➄それ以外の死因がついた新型コロナ患者の死亡、があり、コロナ死亡患者の多くは、➃「最後の一滴死亡」に当たる」(https://toyokeizai.net/articles/-/421720?page=3)とされている。R3.7.5「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000801626.pdf)p29「HER−SYS上,COVID−19による死亡か,他原因による死亡かを選択可能である」について、「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)で分析評価・公表されるべきと感じる。そもそも死亡票に基づく人口動態統計での「新型コロナ死亡」はどうなのか、ICD-10の一部改正(https://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/)を受けた「疾病等統計分類改正」(https://www.mhlw.go.jp/content/10700000/000748940.pdf)を踏まえても良いであろう。緊急事態宣言地域(https://corona.go.jp/emergency/)における新規COVID死亡者数とともに、「療養状況等及び入院患者受入病床数等に関する調査」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00023.html)、「都道府県の医療提供体制等の状況(医療提供体制・監視体制・感染の状況)について(6指標)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00035.html)、日本集中治療医学会(https://www.jsicm.org/covid-19.html)の「COVID-19 重症患者状況」(https://crisis.ecmonet.jp/)の都道府県別「人工呼吸器装着数、ECMO装着数」による総合的な医療提供体制評価の行方が気になる。R3.7.6東スポ「三浦瑠麗氏がワクチン接種後の“世界”に言及「陽性者数より重症者数を基軸に報じるべき」」(https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3385215/)に賛同する方が少なくないかもしれない。R3.7.20夕刊フジ「「科学」よりも「感情」が優先の社会 コロナへの恐怖で政権も動揺…ワクチンと時間が解決するか」(http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210720/dom2107200002-n1.html)の「新型コロナへの恐怖が人々の正常な判断を阻害しているように思えてならない。」(http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210720/dom2107200002-n2.html)は同感である。一年余前のR2.5.29新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/jyoukyou_bunseki_0529.pdf)p23「検査体制の拡充とあわせ、早期診断により患者を軽症段階で確実に捕捉し、早期の介入によって、重症者・死亡者の発生を防ぐ。 ⇒過度に恐れずとも済む病気に変えていく。」の具体策の推進が急務と強く感じる。例えば、最近のR3.7.19「新型コロナウイルス治療薬の特例承認について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19940.html)(https://www.mhlw.go.jp/content/11123000/000807746.pdf)、R3.7.16「新型コロナウイルス感染症治療薬の治験に係る被験者募集の情報提供の取扱いについて」(https://www.mhlw.go.jp/content/000807637.pdf)は微妙に軌道修正されている感じかもしれない。
<新型コロナウイルスの感染報告が1日で5万人を超える英国が19日、人口の8割超を占め、首都ロンドンがあるイングランドでロックダウン(都市封鎖)の法的規制をほぼ解除した。政府は10万人に増える事態も想定するが、ワクチンで重症化は抑えられると判断した。ワクチン接種が進む米国でも、「コロナとの共生」への模索が始まっている。6万人以上の観客で盛り上がったスタジアム。大歓声が響くが、マスク姿の人はほとんど見当たらない。ロンドンで11日に開かれたサッカー欧州選手権の決勝は、規制解除を先取りしたような光景となった。ジョンソン英首相が規制解除の見通しを発表したのは5日。5月には感染報告が1日2千人を下回る日もあったが、インドで見つかった変異株(デルタ株)の広がりで再び感染が急増。「19日までに5万人になるかも」との見方も示していた。その言葉通り、16日に5万人を突破。6万人を超えた今年1月のピークに迫る勢いだ。「夏に10万人に達する可能性がある」とみていたジャビド保健相も17日に自身の感染が確認された。ジョンソン首相まで自主隔離となったが、解除の決意は揺らがなかった。理由は「ワクチンの接種で感染者の重症化や死亡を減らせる」と判断しているからだ。英国では成人の68%が2回の接種を完了。死者数は増加傾向がみられるが、1日10~60人前後の水準で、1千人台が続いた1月より大幅に少ない。天候に恵まれ、学校が休みになる夏に、「社会をオープンにできなければ、いつ平常に戻れるんだ」(ジョンソン氏)という思いもある。規制解除を歓迎する声も根強い。英中部コベントリーの食糧配布所から出てきたチャーリーさん(22)は、16歳で学校を卒業して以来働いていた飲食店がコロナ禍で閉店し、無職に。規制が解除されれば、働き口を見つけやすくなると期待している。「政府の規制は厳しすぎる。1匹のハエを殺すのにハンマーで机までたたき壊しているようなもの。壊されたのは、私の暮らしだ」 北アイルランドでも26日に一部規制が緩和される予定。スコットランドでも今月19日に規制レベルが最も下がり、来月9日に主な規制が解除される見込みだ。「インフルエンザのような共存ウイルスに」>
Johns Hopkins University.のMaps & Trends(https://coronavirus.jhu.edu/data)のマップ(https://coronavirus.jhu.edu/map.html)のイギリス、スペイン、オランダでは新規陽性者数は急増しているが、新規死者数はほとんど増えていない。日本もそうである。新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(https://corona.go.jp/news/news_20200411_53.html)のR3.7.8「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kihon_h_20210708.pdf)p28「いわゆる超過死亡については、新型コロナウイルス感染症における超過死亡を推計し、適切に把握する。」について、「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)で「超過死亡」が継続的に評価され、「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」(https://covid19.mhlw.go.jp/)の基本統計にわかりやすく公表されるべきである。ちなみに、「人口動態統計月報年計(概数)」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai20/dl/h6.pdf)の年間死亡数は、令和元年138万1093人から令和2年137万2648人と減少し、特に、肺炎死亡は令和元年9万5518人から令和2年7万8445人と大幅減少している。そういえば、R3.7.1女性自身「死者最多も“批判なし”吉村知事を支える大阪メディアの異常」(https://jisin.jp/domestic/1995826/?rf=2)が出ていた。新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)のR3.6.9資料2-3(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000790386.pdf)p78「HER-SYS上で死亡場所が「自宅」とされている事例」・p79「警察庁新型コロナウィルス陽性死体取扱い状況(令和3年4月)」について、R3.6.10NHK「自宅で死亡のコロナ感染者 先月末までの4か月間で54人 厚労省」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210610/k10013077121000.html)では「厚生労働省の専門家会合の座長で国立感染症研究所の脇田隆字所長は「初めて示されたデータなので、さらに分析を進めたうえでどう解釈すべきかを議論する必要がある」としています。」とあり、基本的なPDCAができていない感じかもしれない。例えば、「本来、病気は評価をしてそれから入院するものだが、それがコロナに関してはできていない」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210517/k10013026711000.html)の状況が在宅死亡増加を招いた可能性はないのであろうか。R3.7.16朝日新聞「大阪 第5波へ体制強化、2日後までに感染者に連絡」(https://www.asahi.com/articles/ASP7H73Z0P7HPTIL02X.html?iref=com_apitop)では「市保健所によると、第4波では保健所からの最初の連絡が感染判明から1週間以上かかる場合があった。市内で自宅・宿泊療養中に死亡したのは13人で、このうち2人には連絡したがつながらず、1人には連絡しなかったという。」とある。R3.4.21東洋経済「コロナ死亡患者の4割が「元々寝たきり」の波紋 療養型病院は注意!札幌市のデータが示すこと」(https://toyokeizai.net/articles/-/421720)では「新型コロナには「5つの死」;➀恐怖から来る混乱で通常の医療・介護ができなくなることによる死亡、➁負担の増加と感染によるスタッフ数の減少があいまって受給バランスの崩壊したことによる死亡、➂新型コロナ肺炎での死亡、➃元々状態がよくなくて最後の死因がたまたまコロナだった死亡(「最後の一滴死亡」と呼ぶ)、➄それ以外の死因がついた新型コロナ患者の死亡、があり、コロナ死亡患者の多くは、➃「最後の一滴死亡」に当たる」(https://toyokeizai.net/articles/-/421720?page=3)とされている。R3.7.5「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第5.1版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000801626.pdf)p29「HER−SYS上,COVID−19による死亡か,他原因による死亡かを選択可能である」について、「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00256.html)で分析評価・公表されるべきと感じる。そもそも死亡票に基づく人口動態統計での「新型コロナ死亡」はどうなのか、ICD-10の一部改正(https://www.mhlw.go.jp/toukei/sippei/)を受けた「疾病等統計分類改正」(https://www.mhlw.go.jp/content/10700000/000748940.pdf)を踏まえても良いであろう。緊急事態宣言地域(https://corona.go.jp/emergency/)における新規COVID死亡者数とともに、「療養状況等及び入院患者受入病床数等に関する調査」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00023.html)、「都道府県の医療提供体制等の状況(医療提供体制・監視体制・感染の状況)について(6指標)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00035.html)、日本集中治療医学会(https://www.jsicm.org/covid-19.html)の「COVID-19 重症患者状況」(https://crisis.ecmonet.jp/)の都道府県別「人工呼吸器装着数、ECMO装着数」による総合的な医療提供体制評価の行方が気になる。R3.7.6東スポ「三浦瑠麗氏がワクチン接種後の“世界”に言及「陽性者数より重症者数を基軸に報じるべき」」(https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3385215/)に賛同する方が少なくないかもしれない。R3.7.20夕刊フジ「「科学」よりも「感情」が優先の社会 コロナへの恐怖で政権も動揺…ワクチンと時間が解決するか」(http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210720/dom2107200002-n1.html)の「新型コロナへの恐怖が人々の正常な判断を阻害しているように思えてならない。」(http://www.zakzak.co.jp/soc/news/210720/dom2107200002-n2.html)は同感である。一年余前のR2.5.29新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/jyoukyou_bunseki_0529.pdf)p23「検査体制の拡充とあわせ、早期診断により患者を軽症段階で確実に捕捉し、早期の介入によって、重症者・死亡者の発生を防ぐ。 ⇒過度に恐れずとも済む病気に変えていく。」の具体策の推進が急務と強く感じる。例えば、最近のR3.7.19「新型コロナウイルス治療薬の特例承認について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19940.html)(https://www.mhlw.go.jp/content/11123000/000807746.pdf)、R3.7.16「新型コロナウイルス感染症治療薬の治験に係る被験者募集の情報提供の取扱いについて」(https://www.mhlw.go.jp/content/000807637.pdf)は微妙に軌道修正されている感じかもしれない。